ポータル開発入門
ポータル開発入門
このマニュアルでは、BEA WebLogic Workshop Platform Edition を使用してポータルを開発するための概要について説明します。内容は以下のとおりです。
始める前に
これらの手順は、BEA WebLogic Workshop Platform 8.1 が正常にインストールされていることを前提としています。
WebLogic Portal 8.1 の開発ツール
以前のリリースの開発機能は、WebLogic Workshop に置き換えられました。ポータルおよびポートレットの作成、アプリケーションのプレビュー、およびサーバまたはクラスタへのデプロイメントの結果のパッケージ化はすべて、WebLogic Workshop 内部で行います。
開発環境の起動
Windows の [スタート] メニューから、[プログラム|BEA WebLogic Platform 8.1|WebLogic Workshop 8.1] を選択します。
これにより開発環境が起動しますが、サーバは起動しません。
新規ポータルの作成
開発マシンにまだポータル ドメインが作成されていない場合は、Configuration Wizard を使用して作成します。手順については、BEA ドキュメント Web サイトでプラットフォームのコンフィグレーションの概要を参照してください。
新しいポータル アプリケーションを作成します。WebLogic Workshop Platform Edition で、[ファイル|新規作成|アプリケーション] を選択します。
この手順を実行することにより、使用するポータル アプリケーションのサーバ (config.xml) があることを確認できます。
[新しいアプリケーション] ウィンドウの右ペインで、[Portal アプリケーション] を選択します。
[ディレクトリ] フィールドで [参照] をクリックして、新しいアプリケーションの場所を設定します。選択したディレクトリのサブディレクトリに、アプリケーションが作成されます。
[名前] フィールドにアプリケーションの名前が入力されていることを確認します。この名前がアプリケーション ディレクトリになります。
[サーバ] フィールドで [参照] をクリックして、使用するサーバ (ドメイン) の config.xml ファイルを選択します。
config.xml ファイルは、作成したポータル ドメインのディレクトリ内にあります。
[作成] をクリックします。[アプリケーション] ウィンドウにアプリケーション ディレクトリが表示されます。アプリケーションには WebLogic Administration Portal (モジュール/adminPortal.war に含まれています)、対話管理開発の datasync ディレクトリ (data)、およびアプリケーションレベル EJB と API が組み込まれています。
アプリケーション用のポータル Web プロジェクトを作成します。[アプリケーション] ウィンドウのアプリケーション ディレクトリを右クリックして、[新規作成|プロジェクト] を選択します。
[新しいプロジェクト] ウィンドウの右ペインで、[Portal Web プロジェクト] を選択します。
[プロジェクト名] フィールドに、ポータル Web プロジェクトの名前を入力します。これが Web アプリケーション ディレクトリの名前になります。
[作成] をクリックします。[アプリケーション] ウィンドウにプロジェクト フォルダが表示されます。ポータル Web プロジェクトは、WebLogic Portal JSP タグ、Web アプリケーションレベル API、およびデフォルトのポータル フレームワーク ファイルで構成されています。
ポータル アプリケーションに外部プロジェクトまたは外部ファイルを組み込む場合は、以下のいずれかの手順を実行します。
プロジェクトをインポートするには、[アプリケーション] ウィンドウの <app-name> ディレクトリを右クリックして、[プロジェクトのインポート] を選択します。[プロジェクトのインポート] ウィンドウでインポートするプロジェクトの種類を選択し、プロジェクト フォルダを参照して選択して、[インポート] をクリックします。
既存の datasync ファイル (ユーザ セグメント、キャンペーン、プレースホルダなど)、ポータルで使用する Workshop Portal Extension のサンプル ポートレットなどのファイルをインポートするには、[アプリケーション] ウィンドウで該当するディレクトリを右クリックして [インポート] を選択します。[ファイルのインポート] ウィンドウでインポートするディレクトリまたはファイルを選択して、[インポート] をクリックします。
サンプル ポートレットは、<BEA_HOME>¥<WEBLOGIC_HOME>¥samples¥portal¥portalApp¥sampleportal¥portlets にあります。<BEA_HOME>¥<WEBLOGIC_HOME>¥samples ディレクトリには、他にも便利なサンプル ファイルがあります。
これで、対話管理機能の開発、およびアプリケーションを表示するポータルを作成するためのリソースとディレクトリが設定されました。
ポータルを作成するには、ポータル Web プロジェクト フォルダを右クリックして、[新規作成|ポータル] を選択します。ポータルのファイル名 (.portal 拡張子を使用) を入力して、[作成] をクリックします。
ポータルのプレビュー
WebLogic Workshop では、作業中に現在のプロジェクトをブレビューすることができます。
WebLogic Workshop メニューで、[ポータル|現在のポータルを開く] を選択します。
サーバが起動していない場合は、サーバを起動するよう求められます。[はい] をクリックします。
サーバが起動すると、.portal ファイルから現在のポータルをプレビューすることができます。
関連情報
関連情報およびポータル管理の手順については、以下のドキュメントを参照してください。