データベース管理ガイド

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データベース コンフィグレーションの概要

この章では、WebLogic Portal でデータベース管理システム (dabase management system : DBMS) を設定して使用する方法について説明します。

WebLogic Portal で提供されているサンプル データベースは、PointBase DBMS を使用しています。PointBase は、サンプルのユーザ アカウントおよびデータを使用するために WebLogic Server に付属しているデモンストレーション用データベースです。PointBase の詳細については、「PointBase の使い方」を参照してください。

注意 : PointBase は、アプリケーションの設計、開発、および検証用にのみサポートされており、業務レベルのデプロイメント用にはサポートされていません。PointBase の評価ライセンスでは、データベースのサイズが 30MB に制限されます。

データベース コンフィグレーションのパフォーマンスを最大化するには、「パフォーマンスの考慮事項」を参照してください。

この章の内容は以下のとおりです。


WebLogic Portal のエンタープライズ品質データベース コンフィグレーションの概要

WebLogic Portal で使用するデータベースをコンフィグレーションするには、いくつかの方法があります。これらのタスクを用意されたサンプル スクリプトを使用して手動で実行するか、または特定の手順については WebLogic Configuration Wizard を使用することができます。

WebLogic Portal で使用できるようにデータベースをコンフィグレーションするには、以下の手順に従います。

  1. 次の関連ドキュメントを参照し、各自のコンフィグレーションがサポートされていることを確認します。
  1. データベースまたはデータベース インスタンスを作成します。エンタープライズ品質環境で行動イベント追跡を行う場合は、行動イベント追跡用に別個のデータベースを使用することを検討してください。詳細については、このガイドのデータベース ベンダに関連する章を参照してください。
  2. WebLogic Portal で使用するデータベースを準備します。BEA ではサンプル初期化スクリプトを提供しています。WebLogic Portal でデータベースを使用する前に、これらのスクリプトを修正してベンダ データベース上で実行する必要があります。
  3. これらの初期化スクリプトと使用方法の詳細については、このガイドのデータベース ベンダに関連する章を参照してください。サンプル スクリプトとその実行内容の詳細については、「プロパティ ファイルおよびデータベース スクリプト」を参照してください。

  4. Configuration Wizard を使用するか、またはサンプル スクリプトを変更し、実行して、適切なデータベース オブジェクトを作成し、JDBC ドライバ設定を設定します。
  5. Configuration Wizard を使用してこの手順を実行する場合は、WebLogic Server のドキュメント「コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成」を参照してください。

    この手順を手動で実行する場合は、次の「手動によるデータベース オブジェクトの作成と JDBC の設定」を参照してください。

  6. Configuration Wizard を使用するか、またはサンプル スクリプトを変更し、実行して、GroupSpace リポジトリ データベース オブジェクトを作成し、JDBC ドライバ設定を設定します (省略可能)。
  7. Configuration Wizard を使用してこの手順を実行する場合は、WebLogic Server のドキュメント「コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成」を参照してください。

    この手順を手動で実行する場合は、次の「手動によるデータベース オブジェクトの作成と JDBC の設定」を参照してください。

  8. 追加のコンテンツ管理リポジトリを手動で作成します (省略可能)。


手動によるデータベース オブジェクトの作成と JDBC の設定

場合によっては、WebLogic Configuration Wizard を使用せずに、データベース オブジェクトと JDBC 設定を手動で作成することが必要です。

データベース コンフィグレーションを手動で実行する必要のある理由は次のとおりです。

警告 : BEA のデータベース作成スクリプトでは、すべてのデータベース オブジェクトを削除した後、それらを再作成します。つまり、元のインストール以降に追加されたすべてのデータが失われます。データベース コンフィグレーション スクリプトの終了時には、製品に必要なベース コンフィグレーション データのみが存在することになります。

データベースを手動でコンフィグレーションする手順については、このガイドのデータベース ベンダに関連する章を参照してください。

GroupSpace データベースの作成

PointBase (デフォルトで作成される) 以外のすべてのデータベースでは、GroupSpace を使用する場合、GroupSpace データベースまたはデータベース ユーザを作成する必要があります。これを実行する手順については、このガイドの特定のデータベース ベンダに関連する章を参照してください。

追加のコンテンツ管理データベースの作成

追加のコンテンツ リポジトリは手動で作成する必要があります。これを実行する手順については、『コンテンツ管理ガイド』を参照してください。


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