検索の統合

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検索に関するアーキテクチャの考慮事項

アーキテクチャ段階では、ポータルで使用できるようにするエンタープライズ コンテンツを決定し、この情報を検索できるようにするポータル環境内のユーザを決定します。

この章の内容は以下のとおりです。

 


検索の実装方法について

WebLogic Portal は、Autonomy 検索コンポーネントを使用して検索機能を実装し、ポータル ユーザが外部 Web サイト、統合データベース、使用可能なファイルシステムを検索できるようにします。以上を実現するために、WebLogic Portal 付属の検索ポートレットを組み込むか、独自のポートレットを記述します。どのように検索を実装するにしても、同じツールを使用することになります。ポータル内に検索を統合する前に、これらのツールをインストールしてコンフィグレーションする必要があります。

使用する Autonomy フェッチが作成するインデックスを管理するために、Autonomy IDOL Server が使用されます。WebLogic Portal 付属のポートレットを使用することで、または Autonomy API を使用して独自のポートレットを記述することで、ポータル アプリケーションでこのインデックス付きのデータを使用できます。ポートレットの使用および開発については、「ポータルの開発時の検索の使用」を参照してください。

図 2-1 は、Autonomy 検索ツールと WebLogic Portal の統合方法を表した図です。

図 2-1 Autonomy 検索ツールと WebLogic Portal の統合を表した図

Autonomy 検索ツールと WebLogic Portal の統合を表した図

 


インデックスを作成する情報の決定

ポータル ユーザがポータルからさまざまな情報ソースを検索できるようにすることができます。ポータルを開発してデプロイする前に、インデックスを作成する情報ソースを決定する必要があります。詳細については、『Autonomy の各ドキュメント』を参照してください。たとえば、Web サイトを含める場合は、『Autonomy HTTP Fetch Administrator's Guide』を参照してください。

インデックスを作成できるコンテンツの最大数

WebLogic Portal に付属している Autonomy ライセンスでは、500,000 ピースのコンテンツに対してインデックスを作成できます。500,000 アイテムを超えるコンテンツに対してインデックスを作成する必要がある場合は、Autonomy から別のライセンスを取得する必要があります。

 


アーキテクチャに関する推奨事項

インデックス作成およびポータル クライアントからのクエリ リクエストに対して最大限の処理能力でサービスできるようにするために、BEA では、Autonomy サーバに個別のマシンを使用することを推奨しています。また、追加のリソースが必要になった場合、各 Autonomy エンジン (HTTP フェッチ、File System フェッチ、IDOL サーバなど) を個別のサーバにインストールすることもできます。

Autonomy では、デュアルプロセッサ サーバで IDOL サーバおよび DiSH Handler をホストすることを推奨しています。システム要件の詳細については、『WebLogic Portal 検索のサポート対象のコンフィグレーション ガイド』を参照してください。

オペレーティング システムの選択

Autonomy サービスを実行するサーバには、Autonomy のバージョンに対応するバージョンのオペレーティング システムをインストールする必要があります。

WebLogic Portal をインストールすると、対象オペレーティング システムの Autonomy エンジンが組み込まれます。WebLogic Portal をインストール済みのオペレーティング システムとは異なるオペレーティング システム用の Autonomy のバージョンが必要な場合は、WebLogic Portal をダウンロードして、Autonomy を使用するオペレーティング システムにインストールする必要があります。次に、それぞれのオペレーティング システム用の Autonomy ファイルを取得できます。

たとえば、WebLogic Portal をダウンロードして Windows サーバにインストールした場合は、Windows バージョンの Autonomy がそのダウンロードに含まれています。Autonomy を Linux サーバにインストールする場合は、Linux マシンに適したバージョンの Autonomy を使用するために、Linux バージョンの WebLogic Portal をダウンロードしてインストールする必要があります。

注意 : どのオペレーティング システムでも、Autonomy のバイナリ実行ファイルの名前には拡張子 .exe (Windows スタイル) が付きます。

Autonomy サービスのインストールとデプロイについては、「ステージングの検索機能」を参照してください。


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