![](../images/logo_with_line.gif) |
|
ドキュメントのダウンロード |
サイト マップ |
|
|
クラスタ
クラスタとは、スケーラビリティと信頼性を向上させるために、複数の WebLogic Server インスタンスが同時に動作して互いに連携する 1 つのデプロイメントです。クラスタは、クライアントでは単一の WebLogic Server インスタンスとして認識されます。クラスタを構成するサーバ インスタンスは、同じマシン上で、または別々のマシン上で動作できます。既存のマシン上のクラスタにサーバ インスタンスを追加することによって、クラスタの能力を向上させることができます。または、クラスタにマシンを追加して、追加のサーバ インスタンスをホストすることもできます。
クラスタのコンフィグレーション情報は、クラスタが含まれるドメインの config.xml に格納されます。この XML ドキュメントは、一連の XML 要素で構成されます。Domain 要素が最上位要素です。ドメイン内のすべての要素は Domain 要素から派生します。Domain 要素には Server 要素、Cluster 要素、および Application 要素などの子要素が含まれます。これらの子要素がそれぞれの子要素を持つこともあります。
各要素には 1 つまたは複数のコンフィグレーション可能属性があります。Administration Console の [クラスタ] タブを使用すると、クラスタのコンフィグレーション可能属性の値を設定できます。
以下のトピックでは、Administration Console で実行できるコンフィグレーション タスクとモニタ タスクについて説明します。
タスク
クラスタのコンフィグレーション
クラスタ コンフィグレーションを作成して管理するには、複数の方法とツールがあります。一覧については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「クラスタをコンフィグレーションする方法」を参照してください。
新しいドメインで新しいクラスタをコンフィグレーションする場合は、コンフィグレーション ウィザードの使用をお勧めします。 詳細については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「クラスタ化されたドメインを作成する」を参照してください。
Administration Console を使用してクラスタをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。
- 左ペインで、[クラスタ] ノードをクリックします。
- 右ペインで、[新しい Cluster のコンフィグレーション] をクリックします。
- 以下の値を入力します。
- [名前] − クラスタにユニークな名前を割り当てます。 WebLogic Server 環境でコンフィグレーション可能な各リソースにはユニークな名前が必要です。
- [クラスタ アドレス] − クラスタ内の管理対象サーバを識別するクラスタ アドレスを指定します。クラスタ アドレスは、URL のホスト名部分を構築するためにエンティティ Bean およびステートレス Bean で使用されます。クラスタ アドレスが設定されていない場合、EJB ハンドルは正しく動作しません。
- [デフォルトのロード バランス アルゴリズム]
- [サービス期間しきい値]
- [クライアント証明書プロキシを有効化]
- [作成] をクリックして、クラスタを作成します。
- [マルチキャスト] タブをクリックします。
- 必要に応じて、以下のデフォルト値を編集します。
- [マルチキャスト アドレス] (224.0.0.1 から 239.255.255.255 までの値を使用)
- [マルチキャスト ポート] の番号
- [マルチキャスト送信遅延]
- [マルチキャスト生存時間]
- [マルチキャスト バッファ サイズ]
- [適用] をクリックします。
クラスタのクローンの作成
クラスタのクローンを作成して、既存のクラスタのコンフィグレーションに基づいて新しいクラスタをコンフィグレーションします。クラスタ名やクラスタ アドレスのような、ドメイン内のクラスタごとにユニークでなければならない属性を編集します。
- 左ペインで、[クラスタ] をクリックします。
- クローンを作成するクラスタの行の [クローン] アイコンをクリックします。
- 以下の値を入力します。
- [名前]
- [クラスタ アドレス]
- [デフォルトのロード バランス アルゴリズム]
- [サービス期間しきい値]
- [クライアント証明書プロキシを有効化]
- [クローン] をクリックして、新しいクラスタを作成します。
- [マルチキャスト] タブをクリックします。
- 必要に応じて、以下の値を編集します。
- [マルチキャスト アドレス] (224.0.0.1 から 239.255.255.255 までの値を使用)
- [マルチキャスト ポート] の番号
- [マルチキャスト送信遅延]
- [マルチキャスト生存時間]
- [マルチキャスト バッファ サイズ]
- [適用] をクリックします。
クラスタの削除
- 左ペインで、[クラスタ] をクリックします。
- 削除するクラスタの行の [削除] アイコンをクリックします。
- 確認のダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。
- [続行] をクリックします。
クラスタへのサーバの割り当て
クラスタにサーバ インスタンスを割り当てるには、次の手順に従います。
- 左ペインで、[クラスタ] を展開します。
- サーバを追加するクラスタの名前をクリックします。
- 右ペインで、[サーバ] タブをクリックします。
- [選択可] カラムで、1 つまたは複数のサーバをクラスタに割り当てます。
- 右矢印ボタンをクリックします。
- [適用] をクリックします。
クラスタのモニタ
クラスタをモニタすると、クラスタ内の各サーバのアクティビティに関する統計を参照できます。
- 左ペインで、[クラスタ] を展開します。
- モニタするクラスタの名前をクリックします。
- 右ペインで、[モニタ] タブをクリックします。
- [このクラスタを構成するサーバをモニタ] をクリックします。
- クラスタ内の各サーバに関する統計を示すテーブルを確認します。
- 表示を変更するには、[このビューをカスタマイズ] をクリックします。
- [行のソート] で、右矢印ボタンをクリックして、[選択済み] カラムにフィールドを移動します。これにより、行が表示される順序を定義します。
- [表示するカラム] でも同様に操作します。これにより、テーブル内のカラムを定義します。
- 必要に応じて、[この設定をデフォルトとして使用] をクリックします。
- [適用] をクリックします。
クラスタのコンフィグレーションに関するメモの追加
- 左ペインで、[クラスタ] を展開します。
- メモを追加するクラスタの名前をクリックします。
- [メモ] タブをクリックします。 [メモ] フィールドにメモを入力します。
- [適用] をクリックして変更を保存します。
クラスタの開始
- 左ペインで、[クラスタ] を展開します。
- 開始するクラスタの名前を右クリックします。
- [このクラスタを開始 ...] を選択します。
- [はい] をクリックします。
クラスタの強制停止
- 左ペインで、[クラスタ] を展開します。
- 強制停止するクラスタの名前を右クリックします。
- [このクラスタを強制停止 ...] を選択します。
- [はい] をクリックします。