[同期書き込みポリシー]
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JMS ファイル ストアのディスクへのデータ書き込み方法を決定するユーザ定義ポリシー。このポリシーは、JMS ファイル ストアのパフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性に影響を与える。有効なポリシーは以下のとおり。
使用不可 - このポリシーでは書き込みがディスクに完全に到達するのを待たずに、メモリにキャッシュされた時点でトランザクションが完了する。このポリシーは最も高速だが、信頼性(トランザクションの安全性)は最も低い。他のポリシーに比べ、処理速度は 100 倍以上になることもあるが、オペレーティング システムや電源の障害が発生した場合には、メッセージが失われたり、同じメッセージが重複したりする可能性がある。
Cache-Flush - このポリシーでは、すべての書き込みがディスクにフラッシュされるまでトランザクションは完了できない。このポリシーは、信頼性が高く、同時ユーザが増加した場合のスケーラビリティも高い。
Direct-Write - ファイル ストアのデータはディスクに直接書き込まれる。このポリシーは、Solaris および Windows でサポートされている。サポートされていないプラットフォームでこのポリシーが設定されると、ファイル ストアでは自動的に Cache-Flush ポリシーが使用される。
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デフォルト値 : weblogic.management.configuration.JMSConstants.SYNCWRITE_CACHEFLUSH
有効な値 :
コンフィグレーション可能 : はい
動的 : はい
読み取り可能 : はい
書き込み可能 : はい
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[同期書き込みポリシー] (続き)
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警告 : Direct-Write ポリシーが設定されている場合、Solaris システムで はトランザクションの信頼性があるが、Windows システムではトランザクション データが直接ディスクに書き込まれずにオンディスク キャッシュに残される場合がある。この場合トランザクションに信頼性がないと見なされ、電源の障害が発生した場合にはオンディスク キャッシュのデータが失われて、その結果、メッセージが失われたり、同じメッセージが重複したりする可能性がある。Windows で Direct-Write を使用して信頼性のある書き込みを実現するには、ディスクの書き込みキャッシュをすべて無効にするか(デフォルトでは有効)、またはバッテリー バックアップ キャッシュのあるディスクを使用する。ただし、ファイル システムによってはこの値を変更できない(たとえば、信頼性の高いキャッシュを持つ RAID システムなど)。
注意 : JMS ファイルストアが非永続的メッセージのディスクへのページングにのみ使用される場合、[同期書き込みポリシー] は無視される。
MBean: weblogic.management. configuration. JMSFileStoreMBean
属性 : SynchronousWritePolicy
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