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概要

このタブでは、セキュリティ レルムの裁決プロバイダをコンフィグレーションします。1 つのセキュリティ レルムで複数の認可プロバイダがコンフィグレーションされている場合、各プロバイダは指定されたリソースに関する「アクセスを許可するかどうか」という問い合わせに対して異なる回答を返すことがあります。回答は、PERMIT、DENY、または ABSTAIN のいずれかです。複数の認可プロバイダの回答が一致しない場合の処理を決定することが裁決プロバイダの主要な機能です。裁決プロバイダは、各認可プロバイダの回答の重み付けを行い、最終的な回答を返すことで、認可の衝突を解決します。

デフォルトでは、WebLogic 裁決プロバイダがコンフィグレーションされています。WebLogic 裁決プロバイダは以下のように動作します。

• すべての認可プロバイダが PERMIT を返した場合、PERMIT であると決定します。

• すべての認可プロバイダが DENY を返した場合、DENY であると決定します。

• 一部の認可プロバイダが ABSTAIN を返し、それ以外のプロバイダが PERMIT を返した場合、全プロバイダが一致する必要がなければ PERMIT であると決定し、一致する必要があれば DENY であると決定します。

WebLogic 裁決プロバイダの代わりに、カスタム裁決プロバイダを使用することもできます。WebLogic Server Administration Console でカスタム裁決プロバイダを使用するには、そのプロバイダの MBean JAR ファイルが WL_HOME¥lib¥mbeantypes ディレクトリに入っている必要があります。

タスク

裁決プロバイダのコンフィグレーション

関連マニュアル

（インターネット接続が必要です）

『WebLogic Security の紹介』

『WebLogic セキュリティの管理』

『WebLogic Security プログラマーズ ガイド』

『WebLogic Security サービスの開発』

『プロダクション環境のロックダウン』

『BEA WebLogic Server 7.0 へのアップグレード』の「セキュリティのアップグレード」

「FAQ: セキュリティ」

WebLogic Server マニュアルのセキュリティのページ

属性