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WebLogic Java ユーティリティの使い方

WebLogic には、インストールおよびコンフィグレーション タスクを簡素化したり、サービスを提供したり、便利なショートカットを提供したりする Java プログラムが用意されています。以下の節では、WebLogic Server に用意されている各 Java ユーティリティについて説明します。ここでは、すべてのユーティリティのコマンドライン構文を示し、一部のユーティリティについては使用例を紹介します。

これらのユーティリティを使用するには、CLASSPATH を正しく設定する必要があります。詳細については、「クラスパスの設定」を参照してください。

 


AppletArchiver

AppletArchiver ユーティリティは、別のフレームにあるアプレットを実行し、ダウンロードされたクラスと、そのアプレットによって使用されたリソースの記録をすべて保持し、.jar ファイルまたは .cab ファイルにパッケージ化します (cabarc ユーティリティは、Microsoft から入手できます)。

構文

$ java utils.applet.archiver.AppletArchiver URL filename

引数

定義

URL

アプレットの URL

filename

.jar/.cab アーカイブの送り先であるローカル ファイル名


 

 


CertGen

CertGen ユーティリティは、プロダクション環境用ではなくデモまたはテスト目的専用の証明書を生成します。

構文

$ java utils.CertGen password certfile keyfile [export]

引数

定義

password

プライベート キーのパスワードを定義する。

certfile

生成された証明書ファイルをコピーするディレクトリを定義する。

keyfile

生成されたプライベート キー ファイルをコピーするディレクトリを定義する。

export

デフォルトでは、CertGen ユーティリティは国内向けレベルの証明書を生成する。ツールで国外向けレベルの証明書を生成する場合は、[export] オプションを指定する。


 

証明書を生成するには、以下の操作を行います。

  1. CertGen ツールを実行しているディレクトリに、次のファイルをコピーします。

  2. 次のコマンドを入力すると、testcert という名前の証明書ファイルと testkey という名前のプライベート キー ファイルが生成されます。
$ java utils.CertGen mykeypass testcert testkey
Creating Domestic Key Strength - 1024
Encoding
................................................................
................................................................
................................................................
Created Private Key files - testkey.der and testkey.pem
Encoding
................................................................
................................................................
................................................................
Created Certificate files - testcert.der and testcert.pem
................................................................

 


ClientDeployer

J2EE EAR ファイルからクライアントサイド JAR ファイルを展開して、デプロイ可能な JAR ファイルを作成するには、weblogic.ClientDeployer を使用します。 weblogic.ClientDeployer クラスは、Java コマンド ラインで次の構文を使用して実行します。

java weblogic.ClientDeployer ear-file client

ear-file 引数は、1 つまたは複数のクライアント アプリケーション JAR ファイルが格納されている展開されたディレクトリか、または拡張子 .ear を持つ Java アーカイブ ファイルです。

次に例を示します。

java weblogic.ClientDeployer app.ear myclient

ここで、app.ear は、myclient.jar にパッケージ化された J2EE クライアントを格納する EAR ファイルです。

EAR ファイルからクライアントサイドの JAR ファイルが展開されたら、weblogic.j2eeclient.Main ユーティリティを使用してクライアントサイド アプリケーションをブートストラップし、次のように WebLogic Server インスタンスを示すようにします。

java weblogic.j2eeclient.Main clientjar URL [application args]

次に例を示します。

java weblogic.j2eeclient.Main helloWorld.jar t3://localhost:7001 Greetings

 


Conversion

以前のバージョンの WebLogic を使用していた場合は、weblogic.properties ファイルを変換する必要があります。変換スクリプトを使用してファイルを変換する手順については、Administration Console オンライン ヘルプの「変換」を参照してください。

 


der2pem

der2pem ユーティリティを使用すると、X509 証明書を DER 形式から PEM 形式に変換できます。.pem ファイルは、変換元の .der ファイルと同じディレクトリに書き込まれます。

構文

$ java utils.der2pem derFile [headerFile] [footerFile]

引数

説明

derFile

変換するファイルの名前。ファイル名は .der 拡張子で終わり、ファイルには .der 形式の有効な証明書が含まれている必要がある。

headerFile

PEM ファイルに配置されるヘッダ。デフォルトのヘッダは、"-----BEGIN CERTIFICATE-----"。

変換中の DER ファイルがプライベート キー ファイルの場合は、ヘッダ ファイルを使用する。以下のいずれかを含むヘッダ ファイルを作成する。

  • "-----BEGIN RSA PRIVATE KEY-----" (暗号化されていないプライベート キーの場合)

  • "-----BEGIN ENCRYPTED PRIVATE KEY-----" (暗号化されているプライベート キーの場合)

注意: ファイル内のヘッダ行の最後には、改行が必要になる。

footerFile

PEM ファイルに配置されるヘッダ。デフォルトのヘッダは、"-----END CERTIFICATE-----"。

変換中の DER ファイルがプライベート キー ファイルの場合は、フッタ ファイルを使用する。ヘッダに以下のいずれかを含むフッタ ファイルを作成する。

  • "-----END RSA PRIVATE KEY-----" (暗号化されていないプライベート キーの場合)

  • "-----END ENCRYPTED PRIVATE KEY-----" (暗号化されているプライベート キーの場合)

注意: ファイル内のヘッダ行の最後には、改行が必要になる。


 

$ java utils.der2pem graceland_org.der
Decoding
................................................................

 


dbping

dbping コマンドライン ユーティリティを使用すると、JDBC ドライバを使用した DBMS とクライアント マシンの間の接続をテストできます。このユーティリティを使用する前に、ドライバをインストールしておく必要があります。ドライバのインストール方法の詳細については、「WebLogic jDrivers」を参照してください。

構文

$ java -Dbea.home=license_location utils.dbping DBMS user password DB

引数

定義

license_location

WebLogic Server ライセンス (license.bea) が格納されているディレクトリ (たとえば、d:¥beaHome¥)。BEA 提供の JDBC ドライバを使用する場合は必ず指定しなければならない。

DBMS

JDBC ドライバに合わせて以下のいずれかを選択する。

WebLogic jDriver for Microsoft SQL Server :
MSSQLSERVER4

WebLogic jDriver for Oracle :
ORACLE

Oracle Thin Driver :
ORACLE_THIN

Sybase JConnect ドライバ :
JCONNECT

Sybase JConnect 5.5 (JDBC 2.0) ドライバ :
JCONN2

user

ログインに使用する有効なユーザ名。isql または sqlplus で使用する値と同じ値を使用する。

password

ユーザの有効なパスワード。isql または sqlplus で使用する値と同じ値を使用する。

DB

データベースの名前。使用する JDBC ドライバに応じて次の形式で指定する。

WebLogic jDriver for Microsoft SQL Server :
DBNAME@HOST:PORT

WebLogic jDriver for Oracle :
DBNAME

Oracle Thin Driver :
HOST:PORT:DBNAME

Sybase JConnect ドライバ : JCONNECT:
HOST:PORT/DBNAME

Sybase JConnect ドライバ : JCONN2:
HOST:PORT/DBNAME


各値の説明は次のとおり。

  • HOST は、DBMS のホスト マシンの名前

  • PORT は、DBMS が接続をリスンするデータベース ホストのポート

  • DBNAME は、DBMS のデータベースの名前 (Oracle の場合は、tnsnames.ora ファイルで定義された DBMS の名前)


 

$ C:¥bea¥weblogic700b¥samples¥server¥config¥examples>java utils.dbping ORACLE_THIN scott tiger lcdbsol1:1561:lcs901

**** Success!!! ****

You can connect to the database in your app using:

java.util.Properties props = new java.util.Properties();
props.put("user", "scott");
props.put("password", "tiger");

java.sql.Driver d = (java.sql.Driver)Class.forName("oracle.jdbc.driver.OracleD
river").newInstance();
java.sql.Connection conn = d.connect("jdbc:oracle:thin:@lcdbsol1:1561:lcs901",
props);

// 特にサーバサイド クラスでは、こちらのモードの方が適している。これは、
// DriverManager 呼び出しでクラスの同期を回避できるためである。ただし、
// 接続済みの状態でも、サーバ内の他の JDBC ドライバのボトルネックになる
// 可能性がある。これは、すべての JDBC ドライバが DriverManager.println() を使用して、
// 情報および例外のログを記録し、その呼び出しでもクラスの同期が取られるためである
// 接続を繰り返す場合、1 つのドライバ インスタンスを再利用できる

**** or ****

Class.forName("oracle.jdbc.driver.OracleDriver").newInstance();
java.sql.Connection conn =
Driver.connect("jdbc:oracle:thin:@lcdbsol1:1561:lcs901", "scott", "tiger");

**** or ****

java.util.Properties props = new java.util.Properties();
props.put("user", "scott");
props.put("password", "tiger");
Class.forName("oracle.jdbc.driver.OracleDriver").newInstance();
java.sql.Connection conn =
Driver.connect("jdbc:oracle:thin:@lcdbsol1:1561:lcs901", props);

 


Deployer

weblogic.Deployer は、J2EE アプリケーションおよびコンポーネントを WebLogic Server にデプロイします。詳細については、「デプロイメント ツールおよび手順」を参照してください。

weblogic.Deployer ユーティリティは、WebLogic Server 7.0 で新たに導入され、非推奨になっている従来の weblogic.deploy ユーティリティに代わるものです。非推奨の weblogic.deploy ユーティリティの詳細については、『管理者ガイド』の「アプリケーションのデプロイメント」を参照してください。

構文

% java weblogic.Deployer [options] [-activate|-deactivate|-remove|-cancel|-list] [files]

アクション (以下のいずれかを選択)


 

アクション

説明

activate

-name で指定したアプリケーションを、-targets で指定したサーバにデプロイまたは再デプロイする。

cancel

-id で示されているタスクの取り消しを試行する。

deactivate

対象サーバ上のアプリケーションを非アクティブ化する。非アクティブ化では、デプロイされたコンポーネントがサスペンドされる。ステージングされたデータは、再びアクティブ化されることを前提に、元の場所に格納されたままとなる。このコマンドは、2 フェーズ デプロイメント プロトコルでのみ機能する。

delete_files

ファイル リストに指定されたファイルを削除し、アプリケーションをアクティブ化されたままとする。このコマンドは、アーカイブされていないアプリケーションでのみ有効。対象サーバを指定する必要がある。

deploy

-activate の便利なエリアス。

examples

ツールの使用例を表示する。

help

ヘルプ メッセージを出力する。

list

-id で特定されるタスクのステータスを示す。

remove

アプリケーションおよびステージングされたすべてのデータを、対象サーバから物理的に削除する。コンポーネントは非アクティブ化され、対象がアプリケーション コンフィグレーションから削除される。アプリケーションを完全に削除すると、関連付けられている MBean もシステム コンフィグレーションから削除される。このコマンドは、2 フェーズ デプロイメント モデルでのみ機能する。

undeploy

-unprepare に便利なエリアス。

unprepare

対象サーバ上の -name で示されているアプリケーションのクラスを非アクティブ化してアンロードする。ステージングされたアプリケーション ファイルは、編集またはすぐに再ロードできる状態で残す。

upload

指定したソース ファイルを管理サーバに転送する。このオプションは、リモート システムを使用しているときに、リモート システムに常駐するアプリケーションをデプロイする場合に使用する。アプリケーション ファイルは、指定された対象サーバに配布される前に WebLogic Server 管理サーバにアップロードされる。

version

バージョン情報を出力する。


 

オプション


 

オプション

説明

adminurl

管理サーバの URL (https://<server>:<port>)、デフォルトは http://localhost:7001。

debug

出力ログのデバッグ メッセージをオンにする。

external_stage

アプリケーション Mbean の作成時に stagingMethod 属性を設定する。これにより、アプリケーションはステージングされないが、アプリケーションを準備する際にステージング パスの値が使用される。

id

タスク識別子 -id は、デプロイメント タスクのユニークな識別子。-id は、-activate、-deactivate、-remove の各コマンドで指定でき、後で -cancel または -list の引数として使用する。-id を、既存の他のデプロイメント タスクと重複させることはできない。-id を指定しなかった場合は、システムによって自動生成される。

name

アプリケーションの -name には、デプロイされるアプリケーションの名前を指定する。この名前は、既存ないしコンフィグレーション済みのアプリケーション名、または新しいコンフィグレーション作成時に使用する名前でも可。

nostage

ApplicationMBean の no-staging 属性を設定することにより、そのアプリケーションにはステージングが不要であることを示す。このアプリケーションは、対象サーバの Path 属性で指定された場所に既に存在するものとみなされる。

nowait

アクションが開始されると、ツールがタスク ID を出力して終了する。これは複数のタスクを開始し、-list アクションを使用して後でモニタするために用いる。

password

パスワードをコマンドラインで指定する。パスワードを指定しないと、パスワードの入力が求められる。

remote

weblogic.Deployer が管理サーバ と同じマシンで動作していないこと、およびソース パスはリモート サーバ上のパスを表すため変更せずに渡す必要があることを示す。

source

アーカイブまたはディレクトリ。デプロイするファイルまたはディレクトリの場所を指定する。このオプションは、アプリケーション パスの設定に使用する。source オプションはルート ディレクトリまたはデプロイされるアーカイブを参照する必要がある。アップロードを使用すると、ソース パスはカレント ディレクトリに対する相対パスになる。アップロードを使用しない場合は、管理サーバのルート ディレクトリ、すなわち config.xml ファイルのあるディレクトリに対する相対パスとなる。

stage

アプリケーションの作成時に stagingMethod 属性を設定する。これにより、アプリケーションは常にステージングされる。この値は対象サーバの stagingMethod 属性をオーバライドする。

targets

<server1>,<component>@<serverN>。サーバ名やクラスタ名のカンマ区切りリストを表示する。各対象は、J2EE コンポーネント名で修飾できる。これによりアーカイブの各種コンポーネントをさまざまなサーバにデプロイできる。

既にデプロイされているアプリケーションに対して指定された場合、このリストが既存の対象に追加される。既存の対象が再度指定された場合、アプリケーションはそれらの既存の対象に再デプロイされると同時に、新しい対象にもデプロイされる。

timeout

秒数。デプロイメント タスクの完了までの最長時間 (単位 : 秒) を指定する。時間が経過すると、weblogic.Deployer がデプロイメントの現在のステータスを出力して終了する。

user

ユーザ名。

verbose

進行状況を示す追加メッセージを表示する。

以下に、weblogic.Deployer コマンドの例を示します。

新しいアプリケーションのデプロイ

java weblogic.Deployer -adminurl http://admin:7001 -name app -source /myapp/app.ear -targets server1,server2 -activate

アプリケーションの再デプロイ

java weblogic.Deployer -adminurl http://admin:7001 -name app -activate

アプリケーションの一部の再デプロイ

java weblogic.Deployer -adminurl http://admin:7001 -name appname -targets server1,server2 -activate jsps/*.jsp

アプリケーションの非アクティブ化

java weblogic.Deployer -adminurl http://admin:7001 -name app -targets server1 -deactivate 

アプリケーションのアンデプロイ

java weblogic.Deployer -adminurl http://admin:7001 -name app -targets server -remove -id tag 

デプロイメント タスクの取り消し

java weblogic.Deployer -adminurl http://admin:7001 -cancel -id tag

すべてのデプロイメント タスクの表示

java weblogic.Deployer -adminurl http://admin:7001 -list

 


EJBGen

EJBGen は、エンタープライズ JavaBean 2.0 コード ジェネレータです。Bean クラス ファイルに javadoc タグでコメントを記述して、EJBGen でリモート クラスとホーム クラス、および EJB アプリケーションのデプロイメント記述子ファイルを生成することができます。これにより、編集および管理する必要のある EJB ファイルを 1 つに減らすことができます。

BEA WebLogic 7.0 のサンプルをインストールしている場合、EJBGen を使用したサンプル アプリケーションについては、SAMPLES_HOME¥server¥src¥examples¥ejb20¥ejbgen¥ を参照してください。

このツールの完全なマニュアルについては、「WebLogic Server EJB のユーティリティ」の「EJBGen」を参照してください。

 


getProperty

getProperty ユーティリティを使用すると、Java の設定およびシステムに関する詳細情報を表示できます。引数はありません。

構文

$ java utils.getProperty

$ java utils.getProperty
-- listing properties --
user.language=en
java.home=c:¥java11¥bin¥..
awt.toolkit=sun.awt.windows.WToolkit
file.encoding.pkg=sun.io
java.version=1.1_Final
file.separator=¥
line.separator=
user.region=US
file.encoding=8859_1
java.vendor=Sun Microsystems Inc.
user.timezone=PST
user.name=mary
os.arch=x86
os.name=Windows NT
java.vendor.url=http://www.sun.com/
user.dir=C:¥weblogic
java.class.path=c:¥weblogic¥classes;c:¥java¥lib¥cla...
java.class.version=45.3
os.version=4.0
path.separator=;
user.home=C:¥

 


ImportPrivateKey

ImportPrivateKey ユーティリティを使用すると、プライベート キーストア ファイルにプライベート キーをロードできます。

構文

$ java utils.ImportPrivateKey keystore keystorepass alias keypass certfile keyfile

引数

定義

keystore

キーストア ファイルの名前を定義する。キーストアが存在しない場合は、新しいキーストアが作成される。

keystorepass

キーストア ファイルを開くためのパスワードを定義する。

alias

キーストア内の証明書およびキーのルックアップに使用する名前を定義する。

keypass

キーストアにあるプライベート キー ファイルのロック解除、およびプライベート キーの保護に使用するパスワードを定義する。

certfile

プライベート キーに関連付けられている証明書の名前。

keyfile

保護されたプライベート キーを保持するファイルの名前。


 

次の操作を行うには、以下の手順に従います。

  1. WL_HOME/server/lib/CertGenCA.der ファイル、および WL_HOME/server/lib/CertGenCAkey.der ファイルを作業ディレクトリにコピーします。

  2. utils.CertGen を使用して、証明書およびプライベート キーを生成します。「CertGen ツールの使い方」を参照してください。
java utils.CertGen mykeypass testcert testkey
Creating Domestic Key Strength - 1024
Encoding
................................................................
................................................................
................................................................
Created Private Key files - testkey.der and testkey.pem
Encoding
................................................................
................................................................
................................................................
Created Certificate files - testcert.der and testcert.pem
................................................................

  1. 証明書を DER 形式から PEM 形式に変換します。
D:¥bea2¥weblogic700¥samples¥server¥src>java utils.der2pem CertGenCA.der
Encoding
................................................................
................................................................

  1. 証明書と認証局 (CA) を連結します。
D:¥bea2¥weblogic700¥samples¥server¥src>type testcert.pem CertGenCA.pem >> newcerts.pem

  1. mykeystore という名前のキーストアを新たに作成し、testkey.pem ファイルにあるプライベート キーをロードします。
D:¥bea2¥weblogic700¥samples¥server¥src>java utils.ImportPrivateKey mykeystore mypasswd mykey mykeypass newcerts.pem testkey.pem
Keystore file not found, creating it

 


logToZip

logToZip ユーティリティは、HTTP サーバ ログ ファイルの内容 (共通ログ形式) を検索し、その中でサーバによってロードされる Java クラスを検出してから、それらの Java クラスを含む非圧縮の .zip ファイルを作成します。このユーティリティは、HTTP サーバのドキュメント ルート ディレクトリから実行します。

このユーティリティを使用するには、HTTP サーバによって作成されたログ ファイルへのアクセスが必要です。

構文

$ java utils.logToZip logfile codebase zipfile

引数

定義

logfile

必須。ログ ファイルの完全修飾パス名。

codebase

必須。アプレットの CODEBASE、または CODEBASE がない場合は ""。CODEBASE をアプレットの完全パッケージ名と連結することで、HTTP ドキュメント ルートからアプレットへのフル パスを取得する。

zipfile

必須。作成する .zip ファイルの名前。.zip ファイルは、プログラムを実行しているディレクトリ内に作成される。入力されるファイル名のパスは、相対パスでも絶対パスでもよい。例では、相対パス名が使用されているので、.zip ファイルはカレント ディレクトリに作成される。


 

次の例に、ドキュメント ルート自体に存在するアプレット用の .zip ファイルの作成方法を示します (CODEBASE なしの例)。

$ cd /HTTP/Serv/docs
$ java utils.logToZip /HTTP/Serv/logs/access "" app2.zip

次の例に、ドキュメント ルートのサブディレクトリに存在するアプレット用の .zip ファイルの作成方法を示します。

C:¥>cd ¥HTTP¥Serv
C:¥HTTP¥Serv>java utils.logToZip ¥logs¥applets¥classes app3.zip

 


MulticastTest

MulticastTest ユーティリティは、WebLogic クラスタのコンフィグレーション時にマルチキャストに関する問題をデバッグする場合に便利です。このユーティリティは、マルチキャスト パケットを送信し、ネットワーク上で、マルチキャストがどのくらい効果的に機能しているかについての情報を返します。特に、MulticastTest は標準出力を通して以下のタイプの情報を表示します。

  1. このサーバが送信する各メッセージの確認およびシーケンス ID

  2. このサーバを含む、任意のクラスタ化されたサーバから受信した各メッセージのシーケンスと送信者 ID

  3. メッセージを受信したがシーケンスがない場合は、シーケンス紛失警告

  4. 予期されていたメッセージが受信されなかった場合は、メッセージ紛失警告

MulticastTest を使用するには、まず、マルチキャスト トラフィックのテストを行う各ノードにこのユーティリティをコピーします。

警告: 現在実行している WebLogic クラスタのアドレスと同じマルチキャスト アドレス (-a パラメータ) を指定して MulticastTest ユーティリティを実行しないでください。このユーティリティは、クラスタ化された WebLogic Server を起動する前に、マルチキャストが正しく機能することを確認することを目的にしています。

マルチキャストの設定に関する情報については、WebLogic Server ホストの特定のオペレーティング システムまたはハードウェアのコンフィグレーションに関するドキュメントを参照してください。クラスタの詳細については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』を参照してください。

構文

$ java utils.MulticastTest -n name -a address [-p portnumber]
[-t timeout] [-s send]

引数

定義

-n name

必須。シーケンスされたメッセージの送信者を示す名前。開始するテスト プロセスごとに、異なる名前を使用すること。

-a address

必須。シーケンスされたメッセージがブロードキャストされるマルチキャスト アドレス。または、クラスタ内のサーバが互いに通信するマルチキャスト アドレス (マルチキャスト アドレスが設定されていないクラスタのデフォルトは、237.0.0.1)。

-p portnumber

省略可能。クラスタ内のすべてのサーバが通信するマルチキャスト ポート (マルチキャスト ポートは、WebLogic Server に設定されたリスン ポートと同じである。設定されていない場合のデフォルトは、7001)。

-t timeout

省略可能。マルチキャスト メッセージが受け取れない場合のアイドル タイム アウト (秒単位)。この引数を設定しない場合、デフォルトは 600 秒 (10 分)。タイムアウトを経過すると、タイムアウトの確認情報が stdout に出力される。

-s send

省略可能。送信間の時間間隔 (秒単位)。この引数を設定しない場合、デフォルトは 2 秒。送信された各メッセージの確認情報が、stdout に出力される。


 

$ java utils.MulticastTest -N server100 -A 237.155.155.1
Set up to send and receive on Multicast on Address 237.155.155.1 on port 7001
Will send a sequenced message under the name server100 every 2 seconds.
Received message 506 from server100
Received message 533 from server200
I (server100) sent message num 507
Received message 507 from server100
Received message 534 from server200
I (server100) sent message num 508
Received message 508 from server100
Received message 535 from server200
I (server100) sent message num 509
Received message 509 from server100
Received message 536 from server200
I (server100) sent message num 510
Received message 510 from server100
Received message 537 from server200
I (server100) sent message num 511
Received message 511 from server100
Received message 538 from server200
I (server100) sent message num 512
Received message 512 from server100
Received message 539 from server200
I (server100) sent message num 513
Received message 513 from server100

 


myip

myip ユーティリティを使用すると、ホストの IP アドレスを取得できます。

構文

$ java utils.myip

$ java utils.myip
Host toyboat.toybox.com is assigned IP address: 192.0.0.1

 


pem2der

pem2der ユーティリティを使用すると、X509 証明書を PEM 形式から DER 形式に変換できます。.der ファイルは、変換元の .pem ファイルと同じディレクトリに書き込まれます。

構文

$ java utils.pem2der pemFile

引数

説明

pemFile

変換するファイルの名前。ファイル名は .pem 拡張子で終わり、ファイルには .pem 形式の有効な証明書が含まれている必要がある。


 

$ java utils.pem2der graceland_org.pem
Decoding
................................................................
................................................................
................................................................
................................................................
................................................................

 


Schema

Schema ユーティリティを使用すると、WebLogic JDBC ドライバを使用してデータベースに SQL 文をアップロードできます。データベース接続の詳細については、『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』を参照してください。

構文

$ java utils.Schema driverURL driverClass [-u username]
[-p password] [-verbose] SQLfile

引数

定義

driverURL

必須。JDBC ドライバの URL。

driverClass

必須。JDBC ドライバ クラスのパス名。

-u username

省略可能。有効なユーザ名。

-p password

省略可能。ユーザの有効なパスワード。

-verbose

省略可能。SQL 文とデータベースのメッセージを出力する。

SQLfile

必須。SQL 文を記述したテキストファイル。


 

次のコードでは、examples.utils パッケージの Schema コマンドラインを示します。

D:¥bea¥weblogic700¥samples¥server¥src>java utils.Schema
"jdbc:pointbase:server://localhost/demo"
"com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver" -u "examples"
-p "examples" examples/utils/ddl/demo.ddl
utils.Schema will use these parameters:
url: jdbc:pointbase:server://localhost/demo
driver: com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver
dbserver: null
user: examples
password: examples
SQL file: examples/utils/ddl/demo.ddl

 


showLicenses

showLicenses ユーティリティを使用すると、このマシンにインストールされている BEA 製品に関するライセンス情報を表示できます。

構文

$ java -Dbea.home=license_location utils.showLicenses

引数

説明

license_location

license.bea ファイルがあるディレクトリの完全修飾名。


 

$ java -Dbea.home=d:¥bea utils.showLicense

 


system

system ユーティリティを使用すると、コンピュータの操作環境に関する基本的な情報を表示できます。この情報には、JDK の製造メーカーとバージョン、CLASSPATH、オペレーティング システムに関する情報などがあります。

構文

$ java utils.system

$ java utils.system
* * * * * * * java.version * * * * * * *
1.1.6

* * * * * * * java.vendor * * * * * * *
Sun Microsystems Inc.

* * * * * * * java.class.path * * * * * * *
¥java¥lib¥classes.zip;¥weblogic¥classes;
¥weblogic¥lib¥weblogicaux.jar;¥weblogic¥license
...

* * * * * * * os.name * * * * * * *
Windows NT

* * * * * * * os.arch * * * * * * *
x86

* * * * * * * os.version * * * * * * *
4.0

 


verboseToZip

verboseToZip ユーティリティは、HTTP サーバのドキュメント ルート ディレクトリから実行されると、verbose モードで実行されている Java アプリケーションから標準出力を取得し、参照されている Java クラスを検出してから、それらの Java クラスを含む非圧縮の .zip ファイルを作成します。

構文

$ java utils.verboseToZip inputFile zipFileToCreate

引数

定義

inputFile

必須。verbose モードで実行されているアプリケーションの出力が含まれる一時ファイル。

zipFileToCreate

必須。作成する .zip ファイルの名前。.zip ファイルは、プログラムを実行しているディレクトリ内に作成される。


 

UNIX の例

$ java -verbose myapplication > & classList.tmp
$ java utils.verboseToZip classList.tmp app2.zip

NT の例

$ java -verbose myapplication > classList.tmp
$ java utils.verboseToZip classList.tmp app3.zip

 


version

version ユーティリティは、インストールされている WebLogic に関する情報を stdout を介して表示します。

構文

$ java weblogic.Admin -url host:port -username username -password password VERSION

$ java weblogic.Admin
-url localhost:7001 -username system -password foo VERSION

 


writeLicense

writeLicense ユーティリティを使用すると、WebLogic ライセンスすべてに関する情報を、カレント ディレクトリにある writeLicense.txt というファイルに書き込むことができます。このファイルは、たとえば WebLogic のテクニカル サポートなどへ電子メールで送信できます。

構文

$ java utils.writeLicense -nowrite -Dweblogic.system.home=path

引数

定義

-nowrite

必須。writeLicense.txt ではなく、stdout に出力を送る。

-Dweblogic.system.home

必須。WebLogic システム ホーム (インストールされている WebLogic のルート ディレクトリ) を設定する。

この引数は、WebLogic システム ホームから writeLicense を実行しない場合に必要となる。


 

$ java utils.writeLicense -nowrite

UNIX の出力例

* * * * * * System properties * * * * * *

* * * * * * * java.version * * * * * * *
1.1.7

* * * * * * * java.vendor * * * * * * *
Sun Microsystems Inc.

* * * * * * * java.class.path * * * * * * *
c:¥weblogic¥classes;c:¥weblogic¥lib¥weblogicaux.jar;
c:¥java117¥lib¥classes.zip;c:¥weblogic¥license
...

Windows NT の出力例

* * * * * * * os.name * * * * * * * 
Windows NT

* * * * * * * os.arch * * * * * * *
x86

* * * * * * * os.version * * * * * * *
4.0

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Host myserver is assigned IP address: 192.1.1.0

* * * * * * Location of WebLogic license files * * * * * *
No WebLogicLicense.class found

No license.bea license found in
weblogic.system.home or current directory

Found in the classpath: c:/weblogic/license/license.bea
Last Modified: 06/02/1999 at 12:32:12

* * * * * * Valid license keys * * * * * *
Contents:
Product Name :WebLogic
IP Address : 192.1.1.0-255
Expiration Date: never
Units : unlimited
key : b2fcf3a8b8d6839d4a252b1781513b9
...

* * * * * * All license keys * * * * * *
Contents:
Product Name :WebLogic
IP Address : 192.1.1.0-255
Expiration Date: never
Units : unlimited
key : b2fcf3a8b8d6839d4a252b1781513b9
...

* * * * * * WebLogic version * * * * * *
WebLogic Build: 4.0.x xx/xx/1999 10:34:35 #xxxxx

 

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