表17-1 JDBCConnectionPool の属性
属性
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説明
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指定できる値とデフォルト値
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ACLName
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非推奨。当該接続プールへのアクセスを制御するための ACL を返す。
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Administration Console のフィールド表示 : [ACL 名]
必須 : いいえ
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CapacityIncrement
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接続プール容量の拡張単位となる増加量。サービス リクエストに提供するための利用可能な物理接続が他にないとき、接続プールはこの数の物理データベース接続を追加作成して、それらを接続プールに追加する。 接続プールは MaxCapacity で設定された物理接続の最大数を超えない。
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Administration Console のフィールド表示 : [増加容量]
必須 : いいえ
デフォルト値 : 1
最小値 : 1
最大値 : 231-1
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ConnLeakProfilingEnabled
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このプロパティによって JDBC 接続リーク プロファイルが有効になる。
接続リークは、プールからの接続が close() の呼び出しで明示的にクローズされていないときに発生する。
接続リーク プロファイルがアクティブの場合、プールは接続オブジェクトがプールから割り当てられ、クライアントに与えられたときにスタック トレースを格納する。接続リークが検出されたとき (接続オブジェクトのガベージ コレクションが行われたとき) に、このスタック トレースが報告される。
この機能はリソースを余計に使用し、接続プール処理を遅くする可能性があるので、プロダクション環境では使用しないほうがよい。
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必須 : いいえ
デフォルト値 : false
セキュアな値 : false
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CountOfRefreshFailuresTillDisable
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切断されたプール接続の置き換えに連続して失敗できる回数を設定する。この回数を超えると、プールが無効になる。 ゼロに設定すると、プールは無効にならない。
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必須 : いいえ
デフォルト値 : 0
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CountOfTestFailuresTillFlush
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プール接続のテストに連続して失敗できる回数を設定する。この回数を超えると、プールのすべての接続がクローズされる。 ゼロに設定すると、プールの接続はクローズされない。
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必須 : いいえ
デフォルト値 : 0
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DeploymentOrder
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デプロイの優先順位。サーバではこれを使って項目のデプロイ順を決定する。優先順位は、同じタイプの他のデプロイ可能な項目に対する相対的な順位。 たとえば、サーバはすべての EJB を優先順位に従ってデプロイしてから、起動クラスを優先順位に従ってデプロイする。
デプロイ順の値が小さい項目から順にデプロイされる。デプロイ順の値が等しい項目のデプロイメント順序は保証されていない。クラスタ間の順序付けは保証されていない。
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必須 : いいえ
デフォルト値 : 1000
最小値 : 0
最大値 : 231-1
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DriverName
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当該接続プール用に WebLogic Server と DBMS 間の物理接続を作成するのに使われる JDBC 2 層ドライバの完全パッケージ名。次に例を示す。
com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver
これは、java.sql.Driver インタフェースを実装するクラスの名前である必要がある。絶対パス名については、使用する JDBC ドライバのマニュアルを参照。
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Administration Console のフィールド表示 : [ドライバ クラス名]
必須 : いいえ
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EnableResourceHealthMonitoring
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この XA 接続プールで JTA リソース状態モニタが有効になっている場合に true を返す。
このプロパティは XA 接続プールにのみ適用され、XA 以外のドライバを使用する接続プールの場合は無視される。
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必須 : いいえ
デフォルト値 : true
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InitialCapacity
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接続プールの作成時に作成する物理データベース接続の数。
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Administration Console のフィールド表示 : [初期容量]
必須 : いいえ
デフォルト値 : 1
最小値 : 0
最大値 : 231-1
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LoginDelaySeconds
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各物理データベース接続を作成するまでにかかる遅延時間 (秒数)。この遅延は、最初にプールが作成されるときにも、プールの生存期間中に物理データベース接続が作成されるときにも発生する。
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Administration Console のフィールド表示 : [ログイン遅延時間]
必須 : いいえ
単位 : 秒
デフォルト値 : 0
最小値 : 0
最大値 : 231-1
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MaxCapacity
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当該接続プールが保有できる物理データベース接続の最大数。JDBC ドライバおよびデータベース サーバによっては、可能な物理的接続の数が制限されている場合もある。
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Administration Console のフィールド表示 : [最大容量]
必須 : いいえ
デフォルト値 : 15
最小値 : 1
最大値 : 231-1
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Name
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このコンフィグレーションの名前。WebLogic Server では MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。
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Administration Console のフィールド表示 : [名前]
必須 : いいえ
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Notes
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このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。
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Administration Console のフィールド表示 : [メモ]
必須 : いいえ
セキュアな値 : false
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Password
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setPassword() で設定されるか、またはsetProperties() で key=value ペアとして設定されるデータベース パスワードを返す。
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Administration Console のフィールド表示 : [パスワード]
必須 : いいえ
暗号化 : はい
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PreparedStatementCacheSize
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prepared statement キャッシュのサイズを設定する。 このキャッシュ サイズは、特定の接続から作成される prepared statement の数を表し、後で使用できるようにキャッシュに格納される。 prepared statement キャッシュのサイズを 0 に設定する。後で使用するためにキャッシュに格納される prepared statement の数。WebLogic Server では、再ロードせずにキャッシュ内の prepared statement を再利用できるため、サーバのパフォーマンスが向上する。prepared statement キャッシュのサイズを 0 (デフォルト) にすると、キャッシュは使用されない。
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Administration Console のフィールド表示 : [Prepared Statement キャッシュ サイズ]
必須 : いいえ
デフォルト値 : 5
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Properties
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物理データベース接続の作成時に 2 層 JDBC ドライバに渡されるプロパティのリストを返す。
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Administration Console のフィールド表示 : [プロパティ (key=value)]
必須 : いいえ
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RefreshMinutes
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データベース接続テストの周期の分数。 RefreshMinutes の間隔が過ぎるたびに、未使用のデータベース接続が、TestTableName を使ってテストされる。テストに合格しない接続は閉じられ、有効な物理データベース接続を再確立するために再び開かれる。 TestTableName が設定されていない場合、テストは実行されない。
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Administration Console のフィールド表示 : [更新間隔]
必須 : いいえ
単位 : 分
デフォルト値 : 0
最小値 : 0
最大値 : 35791394
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ShrinkPeriodMinutes
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要求に合わせてインクリメンタルに容量が増大した接続プールを縮小するまでの待ち時間 (分)。 接続プールを縮小するには、ShrinkingEnabled が true に設定されている必要がある。
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Administration Console のフィールド表示 : [縮小間隔]
必須 : いいえ
単位 : 分
デフォルト値 : 15
最小値 : 1
最大値 : 231-1
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ShrinkingEnabled
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トラフィックの増加時に作成された接続が未使用であることが検出されたときにプールが InitialCapacity の値まで縮小できるかどうかを示す。
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Administration Console のフィールド表示 : [縮小可]
必須 : いいえ
デフォルト値 : true
セキュアな値 : false
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SqlStmtProfilingEnabled
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SQL ラウンドトリップ プロファイルに、SQL 文のテキストや実行時間などのメトリックを格納する。
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必須 : いいえ
デフォルト値 : false
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SupportsLocalTransaction
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物理データベース接続を作成するための XA ドライバが、グローバル トランザクションを使用しない SQL をサポートしている場合は、true に設定する。XA ドライバが、グローバル トランザクションを使用しない SQL をサポートしていない場合は、false (デフォルト) に設定する。
このプロパティは XA ドライバのみを使用する接続プールに適用され、XA 以外のドライバを使用する接続プールでは無視される。
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Administration Console のフィールド表示 : [ローカル トランザクションのサポート]
必須 : いいえ
デフォルト値 : false
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Targets
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現在のドメイン内で、この項目のデプロイ先となる対象。
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Administration Console のフィールド表示 : [対象]
必須 : いいえ
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TestConnectionsOnRelease
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Administration Console のフィールド表示 : [リリースされたときに接続をテスト]
必須 : いいえ
デフォルト値 : false
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TestConnectionsOnReserve
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Administration Console のフィールド表示 : [リザーブされたときに接続をテスト]
必須 : いいえ
デフォルト値 : false
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TestTableName
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物理データベース接続のテスト時に使われるテーブルの名前。接続をテストする際に使用されるデフォルト SQL コードは、次の通り。
"select count(*) from TestTableName"
TestTableName が存在し、接続を使用するデータベース ユーザがアクセスできる必要がある。 ほとんどのデータベース サーバはこの SQL を最適化して、テーブル スキャンを回避する。それでも、TestTableName を、行が少ない (またはまったくない) テーブルの名前に設定することは有益である。
TestTableName が「SQL」で始まる場合、「SQL」より後の文字列は、接続をテストするリテラルの SQL 文として扱われる。
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Administration Console のフィールド表示 : [テスト テーブル名]
必須 : いいえ
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URL
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当該接続プールで接続を作成するためのデータベース URL を返す。
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Administration Console のフィールド表示 : [URL]
必須 : いいえ
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XAPassword
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設定されている場合、この値はオープン文字列のパスワードをオーバーライドする。このパスワードは、物理データベース接続の作成に使用される。 値は、config.xml ファイルに暗号化されて格納される。 この値は、Properties で定義されたオープン文字列のパスワード値をオーバーライドする。
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Administration Console のフィールド表示 : [オープン文字列のパスワード]
必須 : いいえ
暗号化 : はい
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XAPreparedStatementCacheSize
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Administration Console のフィールド表示 : [XAPrepared Statement Cache Size]
必須 : いいえ
デフォルト値 : 5
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