表30-1 JMSQueue の属性
属性
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説明
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指定できる値とデフォルト値
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BytesMaximum
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BytesMaximum の値を返す。
送り先に保存可能な最大バイト数。値 -1 は送り先に保存可能なバイト数が制限されていないことを示す。
注意 : 分散送り先メンバーに JMS テンプレートが使用される場合、この設定は分散送り先セット全体ではなくその特定のメンバーのみに適用される。
値の範囲 : >= BytesThresholdHigh
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
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Administration Console のフィールド表示 : [最大バイト数]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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BytesPagingEnabled
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「true」、「false」、「default」のいずれかを返す。
送り先でバイト ページングを有効にするかどうかを指定するためのフラグ。
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Administration Console のフィールド表示 : [バイト ページングを有効化]
必須 : いいえ
デフォルト値 : default
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BytesThresholdHigh
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BytesThresholdHigh の値を返す。
送り先に保存されているバイト数に基づいてイベントを発生させる上限しきい値。バイト数がこのしきい値を超えた場合、発生するイベントは以下のとおり。
ログ メッセージ - 最大しきい値条件を示すメッセージがサーバに記録される。
バイト ページング - バイト ページングが有効化されている (およびページング ストアがコンフィグレーションされている) 場合、送り先レベルのバイト ページングが開始される。
フロー制御 - フロー制御が有効化されている場合、送り先が防御状態に入り、プロデューサに対してメッセージ フローを減らすよう指示する。
値 -1 を指定すると、送り先に対するバイト ページング、フロー制御、およびしきい値ログ メッセージが無効になる。
値の範囲 : <= BytesMaximum; >BytesThresholdLow
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
注意 : バイト ページングが有効になっている場合、BytesThresholdHigh を -1 にリセットすることでそれを動的に無効にすることはできない (例外が送出される)。 ページングを動的に無効にするには、BytesThresholdHigh を非常に大きな値に設定して、ページングがトリガされないようにする。
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Administration Console のフィールド表示 : [最大バイトしきい値]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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BytesThresholdLow
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BytesThresholdLow の値を返す。
送り先に保存されているバイト数に基づいてイベントを発生させる下限しきい値。バイト数がこのしきい値を下回った場合、発生するイベントは以下のとおり。
ログ メッセージ - しきい値条件が解除されたことを示すメッセージがサーバに記録される。
バイト ページング - バイト ページングが有効化されている場合、ページングが停止する (ページングが実行されている場合)。
フロー制御 - フロー制御が有効化されている場合、送り先が防御状態を解除して、プロデューサに対してメッセージ フローを増やすよう指示する。
値の範囲 : < BytesThresholdHigh
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
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Administration Console のフィールド表示 : [最小バイトしきい値]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
セキュアな値 : null
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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DeliveryModeOverride
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DeliveryModeOverride 値を返す。
メッセージ プロデューサによって指定された配信モードに関わりなく、送り先に届くすべてのメッセージに割り当てられる配信モード。
No-Delivery は、配信モードがオーバーライドされないことを示す。
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
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Administration Console のフィールド表示 : [配信モード オーバライド]
必須 : いいえ
デフォルト値 : No-Delivery
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DestinationKeys
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テンプレートまたは送り先の送り先キーの読み取り専用配列を返す。
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Administration Console のフィールド表示 : [送り先キー]
必須 : いいえ
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ErrorDestination
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再配信の上限に達したメッセージのエラー送り先の値を設定する。
再配信の上限に達したメッセージの送り先の名前を定義する。エラー送り先がコンフィグレーションされていない場合、このメッセージはそのまま削除される。
注意 : エラー送り先は、ローカル JMS サーバ上でコンフィグレーションされた送り先でなければならない。
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
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Administration Console のフィールド表示 : [エラー送り先]
必須 : いいえ
セキュアな値 : null
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JNDIName
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送り先の JNDI 名を返す。
この値は、JNDI ネームスペース内で送り先のルックアップに使用される名前。この属性を指定しない場合、JNDI ネームスペース内で送り先名が通知されないため、送り先名をルックアップおよび使用できない。
この属性は動的にコンフィグレーションできない。
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Administration Console のフィールド表示 : [JNDI 名]
必須 : いいえ
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JNDINameReplicated
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JNDINameReplicated 属性を true に設定すると、送り先の JNDI 名 (存在する場合) はクラスタ全体にレプリケートされる。JNDINameReplicated 属性を false に設定すると、送り先の JNDI 名 (存在する場合) は、その送り先が一部になっているサーバから参照できるだけになる。
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必須 : いいえ
デフォルト値 : true
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MessagesMaximum
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MessagesMaximum の値を返す。
送り先に保存可能なメッセージの最大数。値 -1 は送り先に保存可能なメッセージ数が制限されていないことを示す。
注意 : 分散送り先メンバーに JMS テンプレートが使用される場合、この設定は分散送り先セット全体ではなくその特定のメンバーのみに適用される。
値の範囲 : >= MessagesThresholdHigh
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
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Administration Console のフィールド表示 : [最大メッセージ数]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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MessagesPagingEnabled
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「true」、「false」、「default」のいずれかを返す。
送り先でメッセージ ページングを有効にするかどうかを指定するためのフラグ。
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Administration Console のフィールド表示 : [メッセージ ページングを有効化]
必須 : いいえ
デフォルト値 : default
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MessagesThresholdHigh
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MessagesThresholdHigh の値を返す。
送り先に保存されているメッセージ数に基づいてイベントを発生させる上限しきい値。メッセージ数がこのしきい値を超えた場合、発生するイベントは以下のとおり。
ログ メッセージ - 最大しきい値条件を示すメッセージがサーバに記録される。
メッセージ ページング - メッセージ ページングが有効化されている (およびページング ストアがコンフィグレーションされている) 場合、送り先レベルのメッセージ ページングが開始される。
フロー制御 - フロー制御が有効化されている場合、送り先が防御状態に入り、プロデューサに対してメッセージ フローを減らすよう指示する。
値 -1 を指定すると、送り先に対するメッセージ ページング、フロー制御、およびしきい値ログ メッセージが無効になる。
値の範囲 : <= MessagesMaximum; >MessagesThresholdLow
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
注意 : メッセージ ページングが有効になっている場合、MessagesThresholdHigh を -1 にリセットすることでそれを動的に無効にすることはできない (例外が送出される)。 ページングを動的に無効にするには、MessagesThresholdHigh を非常に大きな値に設定して、ページングがトリガされないようにする。
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Administration Console のフィールド表示 : [最大メッセージしきい値]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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MessagesThresholdLow
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MessagesThresholdLow の値を返す。
送り先に保存されているメッセージ数に基づいてイベントを発生させる下限しきい値。メッセージ数がこのしきい値を下回った場合、発生するイベントは以下のとおり。
ログ メッセージ - しきい値条件が解除されたことを示すメッセージがサーバに記録される。
メッセージ ページング - メッセージ ページングが有効化されている場合、ページングが停止する (ページングが実行されている場合)。
フロー制御 - フロー制御が有効化されている場合、送り先が防御状態を解除して、プロデューサに対してメッセージ フローを増やすよう指示する。
値の範囲 : < MessagesThresholdHigh
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
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Administration Console のフィールド表示 : [最小メッセージしきい値]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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Name
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このコンフィグレーションの名前。WebLogic Server では MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。
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Administration Console のフィールド表示 : [名前]
必須 : いいえ
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Notes
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このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。
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Administration Console のフィールド表示 : [メモ]
必須 : いいえ
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PriorityOverride
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PriorityOverride 値を返す。
メッセージ プロデューサによって指定された優先度に関係なく、送り先に届くすべてのメッセージに割り当てられる優先度。
デフォルト値 (-1) は、送り先が優先度の設定をオーバーライドしないことを示す。
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
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Administration Console のフィールド表示 : [優先順位オーバライド]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 9
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RedeliveryDelayOverride
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ロールバックおよび回復されたメッセージが再配信されるまでの再配信遅延の値 (単位はミリ秒) を返す。
コンシューマや接続ファクトリによって指定された再配信遅延に関わりなく、ロール バックまたは回復されたメッセージが再配信されるまでの遅延をミリ秒単位で定義する。
デフォルト値 (-1) は、送り先が再配信遅延の設定をオーバーライドしないことを示す。
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
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Administration Console のフィールド表示 : [再配信遅延のオーバライド]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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RedeliveryLimit
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メッセージがエラー送り先に置かれるまでに試行できる再配信の回数を返す。
エラー送り先がコンフィグレーションされているかどうかによって、再配信の制限に達したときに以下のことが発生する。
デフォルト値 (-1) は、送り先が再配信制限の設定をオーバーライドしないことを示す。
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
注意 : RedeliveryLimit の変更は、すでにこの制限に達しているメッセージには適用されない。このようなメッセージが次に再配信される場合、それらは即座にエラー送り先にリダイレクトされる。メッセージが再配信された回数は永続しない。つまり、再起動後は各メッセージの配信試行回数がゼロにリセットされる。
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Administration Console のフィールド表示 : [再配信の制限]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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StoreEnabled
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「true」、「false」、「default」のいずれかを返す。
JMS サーバによって指定された永続ストアを送り先が使用するかどうかを指定するフラグ。
この属性は動的にコンフィグレーションできない。
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Administration Console のフィールド表示 : [ストアを有効化]
必須 : いいえ
デフォルト値 : default
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Template
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送り先の派生元の JMS テンプレートを返す。
この属性が定義されていない場合、送り先の属性を送り先の一部として指定する必要がある。送り先ごとの Template 属性の設定は静的。ただし、動的に変更できる。
注意 : デフォルト値に設定された属性は、実行時の JMS テンプレートから送り先の値を継承する。この属性が定義されていない場合、送り先の属性を送り先の一部として指定する必要がある。
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Administration Console のフィールド表示 : [テンプレート]
必須 : いいえ
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TimeToDeliverOverride
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TimeToDeliver オーバーライド値 (ミリ秒単位またはスケジュール) を返す。
プロデューサおよび接続ファクトリによって指定された配信時間とは関係なく、メッセージが生成されてからその対象送り先で表示できるようになるまでのデフォルトの遅延時間 (ミリ秒単位) を定義する。
デフォルト値 (-1) は、送り先が配信時間の設定をオーバーライドしないことを示す。TimeToDeliverOverride は、長さまたはスケジュールとして指定できる。
注意 : TimeToDeliverOverride の変更は将来のメッセージ配信のみに適用され、すでに生成されたメッセージには適用されない。
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Administration Console のフィールド表示 : [配信時間のオーバライド]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
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TimeToLiveOverride
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TimeToLiveOverride 値を返す。
メッセージ プロデューサによって指定された生存時間に関係なく、送り先に届くすべてのメッセージに割り当てられる生存時間。
デフォルト値 (-1) は、送り先が生存時間の設定をオーバーライドしないことを示す。
この属性は動的にコンフィグレーションできるが、新しく配信されるメッセージにのみ適用され、すでに保存されているメッセージには影響しない。
|
Administration Console のフィールド表示 : [生存時間のオーバライド]
必須 : いいえ
デフォルト値 : -1
最小値 : -1
最大値 : 263-1
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