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| e-docs > WebLogic Server > コンフィグレーション リファレンス > config.xml の概要 |
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コンフィグレーション リファレンス
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以降の節では、WebLogic Server コンフィグレーション ファイル (config.xml) の概要について説明します。
WebLogic Server の管理と config.xml ファイルについて
WebLogic Server の管理とコンフィグレーションのサービスは、Sun Microsystems の Java Management Extensions (JMX) API に基づきます。 config.xml ファイルは、WebLogic Server がその実行時に JMX API の BEA 実装を使用して作成および修正する管理対象オブジェクトの永続性ストアです。 config.xml の目的は、WebLogic Server が再起動されたときに利用できるよう管理対象オブジェクトに対する変更を格納することです。
通常は、Administration Console を使用して WebLogic Server の管理可能オブジェクトおよびサービスをコンフィグレーションし、WebLogic Server で config.xml ファイルを保持できるようにします。 Administration Console などの WebLogic Server ユーティリティを使用して config.xml ファイルを修正するたびに、古いバージョンが WebLogic Server によってアーカイブに配置されます。 WebLogic Server で保持されるアーカイブ ファイルの数をコンフィグレーションできます。 詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「前バージョンの config.xml のアーカイブ」を参照してください。
config.xml はテキスト エディタで修正できる整形式の XML ドキュメントですが、このファイルのことは、特殊な環境でのみ直接更新するデータベースであると考えるべきです。
config.xml ファイルは、その内容を検証するための文書型定義 (DTD) を持つ正式な XML ドキュメントではありません。 正確にはリポジトリであり、各 XML 要素に、WebLogic Server の管理オブジェクトのインメモリ オブジェクトが要求されたときに保存されたデータが格納されます。 ただし、config.xml にデータを格納するオブジェクトは WebLogic Server Management API の範囲内で定義されるので、config.xml ファイルの内容は実質的に文書化することが可能です。 実際、このマニュアルのリファレンス情報は、WebLogic Server 管理 MBean の含まれる weblogic.management.configuration パッケージの Javadoc から抽出されています。 Javadoc と Administration Console オンライン ヘルプ システムでは、同じ情報を異なる表示で参照できます。
config.xml には、このマニュアルで説明されていないデータを格納できる場合があります。
他の BEA 製品を WebLogic Server またはサードパーティ アプリケーションと一緒に使用する場合は、その製品に付属のドキュメントで config.xml 要素および属性に関する追加情報を参照してください。
Administration Console を使用せず、config.xml ファイルを直に編集する状況はいくつかあります。 そのような状況では、変更は特定的かつ最小限である必要があります。 config.xml ファイルを新たに作成して新しい WebLogic Server コンフィグレーションを作成することはしないでください。
警告: WebLogic Server は config.xml を定期的に書き換えるので、WebLogic Server の実行中は編集できません。 行った変更は失われ、プラットフォームによっては、WebLogic Server に障害が発生します。
config.xml ファイルを修正する前には、必ずバックアップ コピーを作成してください。
以下の状況では、config.xml を編集するのが適切です。
config.xml は整形式の XML ファイルなので、Apache Xerces や JDOM などの XML パーサ アプリケーションを使用して、config.xml に対する特定の反復的な変更をスクリプト化することができます。 作成したスクリプトは必ず徹底的にテストし、変更の前には必ず config.xml のバックアップ コピーを作成してください。
config.xml ファイルは XML 要素群で構成されています。Domain 要素はトップレベルの要素であり、Domain 内のすべての要素は Domain 要素の子です。Domain 要素には、Server 要素、Cluster 要素、Application 要素などの子要素があります。子要素の中にさらに子要素がある場合もあります。
たとえば、Server 要素には、子要素として WebServer、SSL、および Log があります。Application 要素には EJBComponent と WebAppComponent という子要素があります。
各要素には 1 つまたは複数のコンフィグレーションできる属性があります。 属性には、それに対応する属性がコンフィグレーション API にあります。 たとえば、Server 要素には ListenPort 属性があり、weblogic.management.configuration.ServerMBean クラスにも ListenPort 属性があります。 コンフィグレーション可能な属性は、読み書き可能です。つまり、ServerMBean には getListenPort() メソッドと setListenPort() メソッドがあります。
属性が config.xml の別の要素 (Server の SSL 属性など) を参照する場合、その属性の値は参照される要素の Name 属性の値です (すべての config.xml 要素に Name 属性がある)。 属性が他の要素の集合またはリストを参照する場合、その属性の値は参照される要素の名前のカンマ区切りのリストです。
属性値はすべて引用符で囲む必要があります。 ブール属性の値は、"true" または "false" です。 数値の属性は、指定されたデータ型に解析できる、引用符で囲まれた一続きの数字および記号として記述されます。 たとえば、整数値にカンマや小数点は含まれてはなりませんが、属性で負の値が許可される場合は先頭にマイナス記号を置くことができます。
ドメイン コンフィグレーションの変更やモニタには、Administration Console を使用することをお勧めします。また、次の方法でも config.xml ファイルを変更できます。
BEA XML エディタは、XML ファイルを作成および編集するためのシンプルでユーザフレンドリなツールです。 BEA XML エディタでは、DTD または XML スキーマと照らし合わせて XML ドキュメントを検証できます。 config.xml に DTD または XML スキーマはありませんが、XML エディタを使用すれば、少なくとも、WebLogic Server で解析できる整形式の XML ドキュメントを作成することはできます。 ただし、要素と属性の名前の綴りが適切かどうか、属性の値が有効かどうかを検証することはできません。
BEA dev2dev Online の「BEA XML Editor」を参照してください。
コンフィグレーション ファイルを手動で編集する場合、あらかじめ次の点に注意してください。
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