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Administration Console オンライン ヘルプ

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クラスタ

[クラスタに関する属性と Administration Console 画面のリファレンス]

クラスタとは、スケーラビリティと信頼性を向上させるために、同時に動作して互いに連携する、複数の WebLogic Server インスタンスのことです。クラスタは、クライアントでは単一の WebLogic Server インスタンスとして認識されます。クラスタを構成するサーバ インスタンスは、同じマシン上で、または別々のマシン上で動作できます。クラスタの能力は、クラスタにサーバ インスタンスを追加することによって強化できます。

詳細については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』を参照してください。

以下のトピックでは、Administration Console で実行できるクラスタのコンフィグレーション タスクとモニタ タスクについて説明します。

 


タスク

クラスタのコンフィグレーション

クラスタ コンフィグレーションを作成して管理するには、複数の方法とツールがあります。一覧については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「クラスタをコンフィグレーションする方法」を参照してください。

新しいドメインで新しいクラスタをコンフィグレーションする場合は、コンフィグレーション ウィザードの使用をお勧めします。詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「 例:管理サーバとクラスタ化された管理対象サーバで構成されるドメインの作成」を参照してください。

Administration Console を使用してクラスタをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。

  1. 左ペインで、[クラスタ] ノードをクリックします。
  2. 右ペインで、[新しいクラスタのコンフィグレーション] をクリックします。
  3. 以下の値を入力します。
  4. [作成] をクリックして、クラスタを作成します。
  5. [マルチキャスト] タブをクリックします。
  6. 必要に応じて、以下のデフォルト値を編集します。
  7. [適用] をクリックします。
  8. 右ペインで、[サーバ] タブをクリックします。
  9. [選択可] カラムで、1 つまたは複数のサーバをクラスタに割り当てます。
  10. 右矢印ボタンをクリックします。
  11. [適用] をクリックします。

クラスタのクローンの作成

クラスタのクローンを作成して、既存のクラスタのコンフィグレーションに基づいて新しいクラスタをコンフィグレーションします。クラスタ名やクラスタ アドレスのような、ドメイン内のクラスタごとにユニークでなければならない属性を編集します。

  1. 左ペインで、[クラスタ] をクリックします。
  2. クローンを作成するクラスタの行の [クローン] アイコンをクリックします。
  3. 以下の値を入力します。
  4. [クローン] をクリックして、新しいクラスタを作成します。
  5. [マルチキャスト] タブをクリックします。
  6. 必要に応じて、以下の値を編集します。
  7. [適用] をクリックします。
  8. 右ペインで、[サーバ] タブをクリックします。
  9. [選択可] カラムで、1 つまたは複数のサーバをクラスタに割り当てます。
  10. 右矢印ボタンをクリックします。
  11. [適用] をクリックします。

クラスタの削除

  1. 左ペインで、[クラスタ] をクリックします。
  2. 削除するクラスタの行の [削除] アイコンをクリックします。
  3. 確認のダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。
  4. [続行] をクリックします。

クラスタへのサーバの割り当て

クラスタにサーバ インスタンスを割り当てるには、次の手順に従います。

  1. 左ペインで、[クラスタ] を展開します。
  2. サーバを追加するクラスタの名前をクリックします。
  3. 右ペインで、[サーバ] タブをクリックします。
  4. [選択可] カラムで、1 つまたは複数のサーバをクラスタに割り当てます。
  5. 右矢印ボタンをクリックします。
  6. [適用] をクリックします。

クラスタのモニタ

[クラスタ|モニタ] ページには、クラスタの現在の状態およびクラスタ内の各管理対象サーバのアクティビティに関する統計が表示されます。

  1. 左ペインで、[クラスタ] を展開します。
  2. モニタするクラスタの名前をクリックします。
  3. 右ペインで [モニタ] タブをクリックします。
  4. [モニタ] ページには、このクラスタに対してコンフィグレーションされているサーバ数、このクラスタに現在参加しているサーバ数、および各管理対象サーバの最近のアクティビティに関する主要な統計 (テーブル形式) が表示されます。

クラスタのコンフィグレーションに関するメモの追加

  1. 左ペインで、[クラスタ] を展開します。
  2. メモを追加するクラスタの名前をクリックします。
  3. [メモ] タブをクリックします。[メモ] フィールドにメモを入力します。
  4. [適用] をクリックして変更を保存します。

サーバのクラスタ レプリケーション グループの指定

クラスタとは、スケーラビリティと信頼性を向上させるために、同時に動作して互いに連携する、一連の WebLogic Server インスタンスのことです。クラスタ レプリケーション グループの詳細については、「レプリケーション グループを使用する」を参照してください。

サーバのクラスタ レプリケーション グループを指定するには、次の手順に従います。

  1. Administration Console の左ペインで、[サーバ] ノードを展開します。サーバを選択します。
  2. [コンフィグレーション] タブをクリックします。[クラスタ] タブをクリックします。
  3. 右ペインの [レプリケーション グループ] フィールドに、セッション ステート レプリカを保存するクラスタ化されたインスタンスの名前のリストを入力します。
  4. [セカンダリ プリファレンス グループ] フィールドにセッション ステート レプリカを保存するクラスタ化されたインスタンスの名前のセカンダリ リストを入力します。
  5. [適用] をクリックして変更を保存します。
  6. サーバを再起動します。

サーバに対するクラスタの重みの指定

サーバに対するクラスタの重みは、サーバにかかる負荷をクラスタ内の他のサーバとの比率で指定します。すべてのサーバに同じ重みが指定されている場合、各サーバに同じ割合で負荷がかかります。あるサーバの重みが 50 で他のサーバの重みがすべて 100 になっている場合は、重みが 50 のサーバには他のサーバの半分の負荷がかかります。このアルゴリズムを使うと、均一でないクラスタに対してラウンドロビン アルゴリズムの利点を活かすことができます。詳細については、「重みベースのロード バランシング」を参照してください。

サーバのクラスタの重みを指定するには、次の手順に従います。

  1. Administration Console の左ペインで、[サーバ] ノードを展開します。サーバを選択します。
  2. [コンフィグレーション] タブをクリックします。[クラスタ] タブをクリックします。
  3. 右ペインの [クラスタの重み] フィールドに、1 〜 100 の範囲で値を入力します。
  4. [適用] をクリックして変更を保存します。
  5. サーバを再起動します。

サーバのクラスタ通信用 NIC カード アドレスの指定

サーバがクラスタ内での通信に使用する NIC カードのアドレスを指定するには、次の手順に従います。

  1. Administration Console の左ペインで、[サーバ] ノードを展開します。サーバを選択します。
  2. [コンフィグレーション] タブをクリックします。[クラスタ] タブをクリックします。
  3. 右ペインの [インターフェイス アドレス] フィールドに、マルチキャスト トラフィックを処理するインタフェース アドレスを入力します。
  4. [適用] をクリックして変更を保存します。
  5. サーバを再起動します。

すべての管理対象サーバの起動

[すべての管理対象サーバを起動...] コマンドを使用すると、ノード マネージャを介して、クラスタ化された管理対象サーバを起動できます。

注意: Administration Console からノード マネージャを使用して管理対象サーバを起動するには、クラスタ内の管理対象サーバをホストする各マシンでノード マネージャ プロセスが実行されていることが必要です。詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャの起動と停止」を参照してください。

クラスタ内のすべての管理対象サーバを起動するには、次の手順に従います。

  1. ドメインの管理サーバを起動します。
  2. Administration Console の左ペインで [クラスタ] ノードを展開します。
  3. メンバーを起動するクラスタをクリックします。
  4. 右ペインで [すべての管理対象サーバを起動...] リンクをクリックします。
  5. 確認を求めるダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。
  6. ノード マネージャが各管理対象サーバを起動するにつれて、処理の状態が [トランジション アクティビティ] テーブルに表示されます。1 つの管理サーバに対する処理が完了すると、[状態] カラムに「TASK COMPLETED」と表示されます。

すべての管理対象サーバの再開

[すべての管理対象サーバを再開...] コマンドを使用すると、ノード マネージャを介して、クラスタ メンバーをスタンバイ モードで再開できます。サーバのスタンバイ モードについては、STANDBY 状態での管理対象サーバの起動を参照してください。

注意: Administration Console からノード マネージャを使用して管理対象サーバを管理するには、クラスタ内の管理対象サーバをホストする各マシンでノード マネージャ プロセスが実行されていることが必要です。詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャの起動と停止」を参照してください。

クラスタ化された管理対象サーバを再開するには、次の手順に従います。

  1. ドメインの管理サーバを起動します。
  2. Administration Console の左ペインで [クラスタ] ノードを展開します。
  3. メンバーを再開するクラスタをクリックします。
  4. 右ペインで [すべての管理対象サーバを再開...] リンクをクリックします。
  5. 確認を求めるダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。
  6. ノード マネージャが各管理対象サーバを再開するにつれて、処理の状態が [トランジション アクティビティ] テーブルに表示されます。1 つの管理サーバに対する処理が完了すると、[状態] カラムに「TASK COMPLETED」と表示されます。

すべてのサーバの正常な停止

[すべてのサーバを正常に停止...] コマンドを使用すると、ノード マネージャを介して、クラスタ内の管理対象サーバを正常に停止できます。正常なシャットダウン時には、WebLogic Server サブシステムは、処理中の作業を完了し、特定のシーケンスで同期を取りながらサスペンド状態になります。詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「正常な停止」を参照してください。

注意: Administration Console からノード マネージャを使用して管理対象サーバを管理するには、クラスタ内の管理対象サーバをホストする各マシンでノード マネージャ プロセスが実行中されていることが必要です。詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャの起動と停止」を参照してください。

クラスタ化された管理対象サーバを正常に停止するには、次の手順に従います。

  1. ドメインの管理サーバを起動します。
  2. Administration Console の左ペインで [クラスタ] ノードを展開します。
  3. メンバーを停止するクラスタをクリックします。
  4. 右ペインで [すべてのサーバを正常に停止...] リンクをクリックします。
  5. 確認を求めるダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。
  6. 右ペインに停止の設定が表示されます。
  7. [適用] をクリックします。

  8. 停止プロセスが進行するにつれて、状態が [トランジション アクティビティ] テーブルに表示されます。1 つの管理サーバに対する処理が完了すると、[状態] カラムに「TASK COMPLETED」と表示されます。

すべてのサーバの強制停止

[すべてのサーバを強制停止...] コマンドを使用すると、ノード マネージャを介して、クラスタ内の管理対象サーバを強制停止できます。

注意: Administration Console からノード マネージャを使用して管理対象サーバを管理するには、クラスタ内の管理対象サーバをホストする各マシンでノード マネージャ プロセスが実行中されていることが必要です。詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャの起動と停止」を参照してください。

クラスタ化された管理対象サーバを強制停止するには、次の手順に従います。

  1. ドメインの管理サーバを起動します。
  2. Administration Console の左ペインで [クラスタ] ノードを展開します。
  3. メンバーを停止するクラスタをクリックします。
  4. 右ペインで [すべてのサーバを強制停止...] リンクをクリックします。
  5. 確認を求めるダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。
  6. 停止プロセスが進行するにつれて、状態が [トランジション アクティビティ] テーブルに表示されます。1 つの管理サーバに対する処理が完了すると、[状態] カラムに「TASK COMPLETED」と表示されます。

サーバの起動または停止

[トランジション アクティビティ] テーブルにある [起動/停止] ボタンを使用すると、停止している管理対象サーバを起動したり、実行中の管理対象サーバを正常に停止したりできます。

注意: Administration Console からノード マネージャを使用して管理対象サーバを管理するには、クラスタ内の管理対象サーバをホストする各マシンでノード マネージャ プロセスが実行中されていることが必要です。詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャの起動と停止」を参照してください。

クラスタ内の管理対象サーバを起動または停止するには、次の手順に従います。

  1. ドメインの管理サーバを起動します。
  2. Administration Console の左ペインで [クラスタ] ノードを展開します。
  3. 管理対象サーバが属するクラスタをクリックします。
  4. [トランジション アクティビティ] テーブルに、クラスタ内の管理対象サーバが表示されます。
  5. 右ペインで [すべてのサーバを強制停止...] リンクをクリックします。
  6. 確認を求めるダイアログが表示されたら、[はい] をクリックします。
  7. 右ペインに停止の設定が表示されます。
  8. [適用] をクリックします。

  9. 停止プロセスが進行するにつれて、状態が [トランジション アクティビティ] テーブルに表示されます。1 つの管理サーバに対する処理が完了すると、[状態] カラムに「TASK COMPLETED」と表示されます。

 

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