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Administration Console オンライン ヘルプ

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マシン

[マシンに関する属性と Administration Console 画面のリファレンス]

マシンは、WebLogic Server インスタンスのホストとして機能する物理的なマシン (コンピュータ) を論理的に表します。

プロダクション環境のように、管理サーバをホストしないマシン上でノード マネージャを実行する場合、ノード マネージャ プロセスを実行する各コンピュータについてマシンのコンフィグレーションを作成する必要があります。マシンのコンフィグレーションには、マシン上で実行されるノード マネージャ プロセスとの接続に管理サーバが使用するリスン アドレスとポート番号に関する情報が含まれます。

クラスタでは、WebLogic Server はサーバのセッション データをハードウェアの別の部分にレプリケートするためにマシンを使用します。

コンピュータで UNIX オペレーティング システムを実行している場合、UNIX マシンのコンフィグレーションを作成し、WebLogic Server インスタンスが実行されるプロセスをユーザ ID (UID) またはグループ ID (GID) に割り当てることができます。WebLogic Server プロセスは、コンピュータがすべての特権起動アクションを実行した後に、UID または GID に割り当てられます (バインドされます)。

 


タスク

マシンのコンフィグレーション

  1. [マシン] ノードをクリックします。右ペインに [マシン] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべてのマシンが示されます。
  2. [新しいマシンのコンフィグレーション] リンクをクリックします (UNIX マシンをコンフィグレーションする場合は、[新しい Unix マシンのコンフィグレーション] リンクをクリックします)。右ペインにダイアログが表示され、新しいマシンに関連するタブが示されます。
  3. [名前] 属性フィールドに新しいマシンの名前を入力します。この名前は WebLogic Server ドメイン内でマシンを特定するためのものであり、マシンのネットワーク名と同じでなくてもかまいません。

注意: この名前はドメイン内にある他のすべてのコンフィグレーション可能なリソースに対してユニークである必要があります。

  1. UNIX マシンを作成し、WebLogic Server インスタンスが実行されるプロセスをユーザ ID またはグループ ID にバインドする場合は、以下のいずれかを実行してください。
  2. [作成] をクリックして、指定した名前でマシン インスタンスを作成します。左ペインの [マシン] ノードに、新しいインスタンスが追加されます。
  3. [ノード マネージャ] タブをクリックし、マシンのノード マネージャ接続属性および認証属性を定義します。
  4. [リスン アドレス] ボックスに、ノード マネージャがリスンする DNS 名または IP アドレスを入力します。リスン アドレスを IP アドレスで定義する場合は、ノード マネージャにアクセスする管理サーバのホスト名検証を無効にする必要があります。『WebLogic Security の管理』の「ホスト名検証の使い方」を参照してください。

    [適用] をクリックして変更を保存します。

  5. [サーバ] タブをクリックして、このマシン上で実行される管理対象サーバを指定します。既存のサーバをこのマシンに割り当てるには、[選択可] カラムからサーバを選択し、矢印ボタンをクリックして [選択済み] カラムに移動します。
  6. [適用] をクリックして変更を保存します。新しいマシン エントリでは、ここで、マシン上で実行される WebLogic Server インスタンスの指定に加えて、マシン上で実行されるノード マネージャ プロセスへの接続に必要な属性を指定します。

マシンのクローンの作成

  1. [マシン] ノードをクリックします。右ペインに [マシン] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべてのマシンが示されます。
  2. クローンを作成するマシンの行で [クローン] アイコンをクリックします。右ペインにダイアログが表示され、マシンのクローンの作成に関連するタブが示されます。
  3. [名前] 属性フィールドに新しいマシンの名前を入力します。
  4. [クローン] をクリックして、[名前] フィールドに指定した名前でマシン インスタンスを作成します。左ペインの [マシン] ノードの下に、新しいインスタンスが追加されます。
  5. 必要に応じて、[ノード マネージャ] タブをクリックして接続情報を変更します。
  6. [サーバ] タブをクリックして、このマシンがホストになるサーバのリストを変更します。
  7. [適用] をクリックして変更を保存します。

マシンの削除

  1. [マシン] ノードをクリックします。右ペインに [マシン] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべてのマシンが示されます。
  2. 削除するマシンの行で [削除] アイコンをクリックします。削除要求の確認を求めるダイアログが右ペインに表示されます。
  3. [はい] をクリックして、マシンを削除します。左ペインの [マシン] ノードからマシン インスタンスが削除されます。

マシンへの WebLogic Server インスタンスの割り当て

  1. [マシン] ノードをクリックします。右ペインに [マシン] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべてのマシンが示されます。
  2. サーバ インスタンスに割り当てるマシンの名前をクリックします。
  3. 右ペインで [サーバ] タブをクリックします。
  4. [選択可] ボックスから、サーバを選択します。
  5. 右矢印ボタンをクリックして、サーバを [選択済み] ボックスに移動します。
  6. [適用] をクリックします。

ノード マネージャの状態のモニタ

  1. [マシン] ノードをクリックします。右ペインに [マシン] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべてのマシンが示されます。
  2. ノード マネージャをモニタするマシンの名前をクリックします。
  3. 右ペインで [モニタ] タブをクリックします。マシン上でノード マネージャが実行されている場合、ノード マネージャ プロセスに関する以下の情報が [ノード マネージャの状態] タブに表示されます。
  4. ノード マネージャ ログの内容を表示するには、右ペインで [ノード マネージャのログ] タブをクリックします。ノード マネージャがマシン上で実行されている場合、ログ ファイルの内容が表示されます。

ノード マネージャのログのモニタ

  1. [マシン] ノードをクリックします。右ペインに [マシン] テーブルが表示され、ドメインで定義されているすべてのマシンが示されます。
  2. ノード マネージャをモニタするマシンの名前をクリックします。
  3. 右ペインで [モニタ] タブをクリックします。
  4. ノード マネージャ ログの内容を表示するには、右ペインで [ノード マネージャのログ] タブをクリックします。ノード マネージャがマシン上で実行されている場合、ログ ファイルの内容が表示されます。

UNIX での保護されたポートへのバインド

UNIX システムでは、特権を持つユーザ アカウント (ほとんどの場合、root) で実行されるプロセスのみを、1024 より小さいポートにバインドできます。 ただし、WebLogic Server のような長時間実行するプロセスは、こうした特権を持つアカウントでは実行しないようにする必要があります。

WebLogic Server インスタンスを保護されたポート (ポート 80 など) にバインドする場合は、以下のいずれかの手順を行います。

UNIX で保護されたポートにバインドするようにサーバ インスタンスをコンフィグレーションするには、次の手順に従います。

  1. ドメインの管理サーバを起動します。
  2. 管理サーバの起動を参照してください。

  3. コンフィグレーションするサーバ インスタンスを停止します。
  4. 次のように UNIX マシンを作成し、サーバをそのマシンに割り当てます。
    1. Administration Console の左ペインで [マシン] フォルダをクリックします。
    2. 右ペインで [新しい Unix マシンのコンフィグレーション] リンクを選択します。
    3. [新しい Unix マシンの作成] ページで、[名前] フィールドに新しいマシンの名前を入力します。
    4. マシンは、1 つまたは複数の WebLogic Server インスタンスをホストする物理的なマシンを表します。 WebLogic Server インスタンスを実行する UNIX ホストごとに 1 つの UNIX マシンを作成することをお勧めします。

      マシン名は WebLogic Server ドメイン内でマシンを特定するためのものであり、マシンのネットワーク名と同じでなくてもかまいません。

      注意: マシンにはユニークな名前を割り当ててください。 WebLogic Server 環境のコンフィグレーション可能な各リソースには、ユニークな名前を付ける必要があります。

    5. サーバ インスタンスを実行する、特権を持たないユーザ アカウントを指定するには、[Post-Bind UID を有効化] フィールドをチェックして [Post-Bind UID] フィールドにユーザ ID を入力します。
    6. 入力するユーザ ID には、BEA ホーム ディレクトリ、WebLogic Server 製品ディレクトリ ツリー、およびドメイン ディレクトリ内での読み込み、書き込み、および実行の特権が付与されている必要があります。

      [Post-Bind UID] フィールドのデフォルト値 nobody は、最低限の特権しか持たない標準的な UNIX アカウントです。 nobody アカウントは開発環境では使用できますが、プロダクション環境では、WebLogic Server インスタンスの実行専用のオペレーティング システム ユーザ アカウントを作成することをお勧めします。 「WebLogic Server ホストのセキュリティ」を参照してください。

    7. ユーザ ID を指定する代わりに (またはユーザ ID に加えて) 特権を持たないグループを指定するには、[Post-Bind GID を有効化] フィールドをチェックして [Post-Bind GID] フィールドにグループ ID を入力します。
    8. [作成] をクリックします。
    9. [サーバ] タブを選択します。 この UNIX マシン上で実行する各サーバ インスタンスを、[選択可] リストから [選択済み] リストに移動します。[適用] をクリックします。
    10. ノード マネージャを使用して、この UNIX マシン上でサーバ インスタンスを起動する場合は、[ノード マネージャ] タブをクリックして、ノード マネージャにアクセスするためのアドレスとリスン ポートを指定します。
    11. プロダクション環境では、SSL で保護されているリスン ポートを指定することをお勧めします。 ノード マネージャによって起動されるサーバの保護されたポートへのバインドを参照してください。

      [適用] をクリックして変更を保存します。

  5. 保護されたポートへのアクセス権を持つアカウントで WebLogic Server ホスト コンピュータにログインします。
  6. UNIX マシンに割り当てたサーバ インスタンスに対して、以下のいずれかの手順を行います。

WebLogic Server インスタンスは特権を持つユーザ ID で起動されます。 WebLogic Server インスタンスは、ポートにバインドした後、ネイティブ コードを呼び出してそのユーザ ID またはグループ ID を UNIX マシンのコンフィグレーションで指定した ID に変更します。

ノード マネージャによって起動されるサーバの保護されたポートへのバインド

ノード マネージャは WebLogic Server ホスト上で実行される、小さい Java アプリケーションであり、WebLogic Server インスタンスを起動および停止できます。 ノード マネージャがサーバ インスタンスを起動する場合、サーバ インスタンスはノード マネージャが実行されているユーザ アカウントと同じユーザ アカウントで起動されます。

ノード マネージャを使用して、保護されたポートにバインドするサーバ インスタンスを起動する場合は、ノード マネージャを特権を持つユーザ アカウントで実行する必要があります。 サーバ インスタンスのバインド後のユーザ ID またはグループ ID をコンフィグレーションしておくと、サーバ インスタンスは、ノード マネージャによって起動された後、ポートにバインドしてからユーザ アカウントを変更します。

プロダクション環境では、ノード マネージャを保護するために次の手順を行うことをお勧めします。

  1. SSL で保護されているポートをリスンするようにノード マネージャをコンフィグレーションします。
  2. ノード マネージャの nodemanager.hosts ファイルで、管理サーバのみのホスト名を指定します。

ノード マネージャのコンフィグレーション」を参照してください。

上記のコンフィグレーションでは、ノード マネージャは、1 つの認識済みホストからの要求だけをセキュアなポートのみで受信します。

 

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