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WebLogic Server コマンド リファレンス

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CREATE_POOL

指定した URL で実行されている WebLogic Server インスタンス上に接続プールを作成します。詳細については、『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』の「接続プールの動的作成」を参照してください。

構文

java [ SSL の引数 ] weblogic.Admin 
[ 接続の引数 ]
[ ユーザ資格の引数 ]
CREATE_POOL poolName props=myProps,initialCapacity=1,maxCapacity=1,
capacityIncrement=1,allowShrinking=true,shrinkPeriodMins=15,
driver=myDriver,url=myURL, testConnsOnReserve=true,
testTableName=tablename, testFrequencySeconds=0

引数

定義

poolName

必須。接続プールのユニークな名前。ドメイン内でユニークな名前でなければならない。

aclName

(非推奨)。サーバのコンフィグレーション ディレクトリにある fileRealm.properties 内の異なるアクセス リストを識別する。ペアになる名前は dynaPool でなければならない。

props

必須。データベース接続プロパティ。通常は、「データベース ログイン名; サーバ ネットワーク ID」の形式をとる。必要なエントリは DBMS によって異なる。 プロパティと値のペアはセミコロンで区切られる。

password

省略可能。データベースのログイン パスワード。 この値は、props で指定されたデータベース パスワードをオーバーライドする。

initialCapacity

省略可能。プール内の接続の初期数。このプロパティが定義済みの場合、WebLogic Server は起動時にこの数の接続を作成する。 デフォルトは 1。maxCapacity より大きい値は指定できない。

maxCapacity

省略可能。プールで許可される接続の最大数。デフォルトは 1。定義する場合、maxCapacity は =>1 でなければならない。

capacityIncrement

省略可能。接続プールの拡張時に追加される接続数。デフォルトは 1。

allowShrinking

省略可能。接続が使用中でないことが検出されたときに、プールを縮小できるかどうかを指定する。
デフォルトは true。

shrinkPeriodMins

省略可能。縮小の間隔。単位は分。最小値は 1。allowShrinking = True の場合、デフォルトは 15 分。

driver

必須。JDBC ドライバの完全修飾ドライバ クラス名。

url

必須。JDBC ドライバで必要になるデータベースの URL。形式は DBMS によって異なる。

testConnsOnReserve

省略可能。予約される接続をテストすることを示す。デフォルトは False。

testConnsOnRelease

省略可能。解放されるときに接続をテストすることを示す。デフォルトは False。

testTableName

省略可能。接続をテストするときに使用されるデータベース名。テストを正常に行うには、指定されている必要がある。testConnsOnReserve または testConnsOnRelease が定義されている場合は必須。データベース テーブル名の代わりに SQL クエリを指定することもできる。SQL クエリを使用する場合は、SQL と入力し、その直後にスペース、次に標準的なテストの代わりに実行する SQL クエリを入力する。

refreshPeriod

省略可能。接続の更新間隔を分単位で設定する。未使用の接続がすべて testTableName を使用してテストされる。テストに合格しない接続は閉じられ、有効な物理データベース接続を再確立する中で再び開かれる。TestTableName が設定されていない場合、テストは実行されない。

loginDelaySecs

省略可能。各物理データベース接続を作成するまでにかかる遅延時間 (秒数)。この遅延は、最初にプールが作成されるときにも、プールの生存期間中に物理データベース接続が作成されるときにも発生する。データベース サーバによっては、複数の接続リクエストが短い間隔で繰り返されると処理できないものもある。このプロパティを使用すると、データベース サーバの処理が追いつくように、少しの間隔をあけることができる。この遅延は、最初にプールが作成されるときにも、プールの生存期間中に物理データベース接続が作成されるときにも発生する。

testFrequencySeconds

省略可能。データベース接続テストの周期の秒数。この値で指定された間隔が過ぎるたびに、未使用のデータベース接続が testTableName を使ってテストされる。テストに合格しない接続は閉じられ、有効な物理データベース接続を再確立するために再び開かれる。

注意 : testTableName が設定されていない場合は、データベース接続をテストできない。

testFrequencySeconds が 0 (デフォルト値) に設定された状態では、周期的なデータベースのテストは無効である。


 

次の例では、ManagedHost というホスト マシン上で実行され、ポート 7001 でリスンしているインスタンス MedRecManagedServer に demoPool という接続プールが作成されます (1 行のコマンドラインで入力)。

java weblogic.Admin -url t3://ManagedHost:7001 -username weblogic
-password weblogic CREATE_POOL demoPool
url=jdbc:pointbase:server://localhost:9092/demo,
driver=com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver,
testConnsOnReserve=true,
testTableName=SYSTABLES,
initialCapacity=2,
maxCapacity=10,
capacityIncrement=2,
allowShrinking=true,
props=user=examples;password=examples

コマンドが成功すると、次のような出力が返されます。

Connection pool "demoPool" created successfully.

JDBC 接続プールを作成したら、アプリケーションが JDBC 接続プールへアクセスする際に使用できるデータ ソースやトランザクション データ ソースを作成できます。

次のコマンドでは、MedRecManagedServer インスタンスに demoDS というトランザクション データ ソースを作成します。

java weblogic.Admin -url t3://ManagedHost:7001 -username weblogic -password weblogic CREATE -mBean "medrec:Type=JDBCTxDataSource,Name=demoDS"
java weblogic.Admin -url t3://ManagedHost:7001 -username weblogic -password weblogic SET -mBean "medrec:Name=demoDS,Type=JDBCTxDataSource" -property "JNDIName" "demoDS" -property "PoolName" "demoPool"

 

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