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WebLogic Server コマンド リファレンス

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QUERY

指定するパターンと WebLogicObjectName が一致する WebLogic Server MBean を検索します。

WebLogic Server MBean タイプから作成されるすべての MBean は、weblogic.management.WebLogicObjectName 規約に準拠した名前で MBean サーバに登録されます。weblogic.Admin コマンドを使用して特定の MBean インスタンスを取得または変更する場合は、MBean の WebLogicObjectName を知っておく必要があります。詳細については、『WebLogic JMX Service プログラマーズ ガイド』の「WebLogic Server の管理用ネームスペース」を参照してください。

このコマンドの出力は、次のとおりです。

{MBeanName object-name {property1 value} {property2 value}. . .} 
. . .

プロパティと値は名前と値のペアとして表され、各ペアは中括弧で囲まれています。この形式によって、スクリプトが出力を解析しやすくなります。

-pretty を指定した場合、プロパティと値のペアが 1 行に 1 組ずつ表示され、ペアを区切るための中括弧は使用されません。

MBeanName: object-name
property1
: value
property2
: value
.
.
.
MBeanName:
object-name
property1
: value
abbribute2
: value

構文

java [ SSL の引数 ] weblogic.Admin 
[ {-url URL} |
{-adminurl
[protocol://]Admin-Server-listen-address:listen-port}
]
[ ユーザ資格の引数 ]
QUERY -pretty -pattern object-name-pattern

引数

定義

{-url [protocol://]listen-address:listen-port}

または

{-adminurl [protocol://]Admin-Server-listen-address:listen-port}

管理 MBean のオブジェクト名を検索する場合は、-url を使用して管理サーバのリスン アドレスとリスン ポートを指定する。

ローカル コンフィグレーション MBean または実行時 MBean のオブジェクト名を検索する場合は、以下のいずれかを使用する。

  • -url を使用して、検索するサーバ インスタンスのリスン アドレスとリスン ポートを指定する。

  • -adminurl を使用して、ドメイン内のすべてのサーバ インスタンスを検索する。

詳細については、表 1-3  の -url エントリと -adminurl エントリおよび 「プロトコルのサポート」を参照。

-pretty

プロパティと値のペアを 1 行に 1 組ずつ配置する。

-pattern

QUERY コマンドで検索する WebLogicObjectName の一部。値は次のパターンに準拠する必要がある。

domain-name:property-list

パターンの domain-name 部分には、すべての文字列と一致する * 文字を使用できる。-url 引数または -adminurl 引数で指定したサーバ インスタンスはそのドメインに属する MBean にしかアクセスできないので、* 文字で十分である。たとえば、-url 引数で MedRec ドメイン内のサーバを指定すると、QUERY は MedRec ドメイン内にある MBean しか返すことができない。mydomain というドメインにある MBean は検索できない。

パターンの property-list 部分には、WebLogicObjectName の 1 つまたは複数のコンポーネント (プロパティと値のペア) を指定する。WebLogicObjectName のすべてのプロパティと値のペアのリストについては、『WebLogic JMX Service プログラマーズ ガイド』の「WebLogic Server の管理用ネームスペース」を参照。たとえば、すべての WebLogicObjectName には、Name=value および Type=value のプロパティと値のペアが含まれる。

これらのプロパティと値のペアは任意の順序で指定できる。

指定したプロパティと値のペアの内部ではパターン マッチングは行われない。パターン マッチングでは、完全なプロパティと値のペアしか使用されない。ただし、1 つまたは複数のプロパティと値のペアの代わりに * ワイルドカード文字を使用できる。

たとえば、Name=Med* は無効だが、Name=MedRecServer,* は有効である。

少なくとも 1 つのプロパティと値のペアを property-list に指定していれば、property-list がカンマ区切りのリストになっている限り、どこでもワイルドカードを置くことができる。


 

次の例では、ManagedHost:8001 でリスンするサーバ インスタンス上にあるすべての JDBCConnectionPoolRuntime MBean が検索されます。

java weblogic.Admin -url ManagedHost:8001 -username weblogic 
-password weblogic QUERY
-pattern *:Type=JDBCConnectionPoolRuntime,*

コマンドが成功すると、次のようなメッセージが返されます。

Ok

この例が実行される環境の詳細については、「例における環境」を参照してください。

次の例では、現在のドメイン内のすべてのサーバ上にある MedRecPool MBean のすべてのインスタンスが検索されます。-adminurl が使用されており、管理サーバに管理 MBeanHome インタフェースをクエリするよう指示が行われます。このインタフェースはドメイン内のすべての MBean へのアクセス権を持っています。

java weblogic.Admin -adminurl AdminHost:7001 -username weblogic 
-password weblogic QUERY -pattern *:Name=MedRecPool,*

コマンドが成功すると、すべての対応するローカル コンフィグレーション MBean、および実行時 MBean とともに MedRecPool という JDBCConnectionPool 管理 MBean のインスタンスが返されます。

 

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