ナビゲーションをスキップ

WebLogic Server コマンド リファレンス

  前 次 前/次ボタンと目次ボタンとの区切り線 目次  

 


SET

指定されたプロパティ (属性) 値を、コンフィグレーション MBean に対して設定します。このコマンドは実行時 MBean では使用できません。

コマンドが成功すると、OK が返されます。

このコマンドを管理 MBean に対して使用すると、新しい値が config.xml ファイルに保存されます。

このコマンドはローカル コンフィグレーション MBean の値の設定には使用しないことをお勧めします。このコマンドをローカル コンフィグレーション MBean に対して使用した場合、新しい値は config.xml ファイルに保存されません。設定する属性によっては、MBean を使用するサブシステムで、新しい値に従って操作を変更できない場合があります。さらに、一部のサブシステムでは、ローカル コンフィグレーション MBean のドメイン全体へのレプリケートが必要になります。1 つのサーバ上のローカル コンフィグレーション MBean の値を変更しても、新しい値はドメイン全体にレプリケートされません。また、サブシステムが正常に動作しなくなることもあります。

構文

java [ SSL の引数 ] weblogic.Admin 
[-url URL]
[ ユーザ資格の引数 ]
SET {-type mbeanType|-mbean objectName}
-property property1 property1_value
[-property property2 property2_value] . . .

引数

定義

-url [protocol://]listen-address:listen-port

管理サーバのリスン アドレスとリスン ポートを指定する。管理 MBean にアクセスできるのは管理サーバのみである。

セキュア リスン ポートを指定する場合は、セキュア プロトコルを指定する必要がある。

値を指定しない場合、コマンドでは、t3://localhost:7001 が想定される。

詳細については、表 1-2-url エントリおよび「プロトコルのサポート」を参照。

SET コマンドは -adminurl 引数もサポートしているが、ローカル コンフィグレーション MBean の値の設定にはこのコマンドを使用しないことをお勧めする。

-type mbeanType

指定したタイプのすべての MBean のプロパティを設定する。 詳細については、「MBean タイプの指定」を参照。

-mbean objectName

MBean の完全修飾オブジェクト名を WebLogicObjectName 形式で指定する。次に例を示す。
"domain:Type=type,Name=name"

詳細については、WebLogicObjectName の「Javadoc」を参照。

-property property

設定するプロパティの名前。

property _value

設定する値。

  • プロパティによっては、WebLogic Server MBean の名前を指定する必要がある。この場合、MBean の完全修飾オブジェクト名を WebLogicObjectName 形式で指定する。次に例を示す。
    "domain:Type=type,Name=name"
    詳細については、WebLogicObjectName の「Javadoc」を参照。

  • プロパティ値が MBean の配列の場合は、各 MBean オブジェクト名をセミコロンで区切り、プロパティ値のリスト全体を引用符で囲む。

"domain:Name=name,Type=type;domain:Name=name,Type=type"

  • プロパティ値が文字列の配列の場合は、各文字列をセミコロンで区切り、プロパティ値のリスト全体を引用符で囲む。

"String1;String2;. . . "

  • プロパティ値が文字列または文字列の配列の場合は、以下のいずれかを使用して値を null に設定できる。

-property property-name ""
-property property-name

たとえば、-property ListenAddress ""-property ListenAddress も、リスン アドレスを null に設定する。

  • プロパティ値にスペースが含まれる場合は、値を引用符で囲む。

"-Da=1 -Db=3"

例 :
SET -type ServerStart -property Arguments "-Da=1 -Db=3"

  • JDBC 接続プールのプロパティを設定する場合、引数は以下の形式で渡さなければならない。

"user:username;password:password;server:servername"


 

次の例では、MedRecManagedServer というサーバにある ServerMBean のローカル コンフィグレーション インスタンスの StdoutSeverityLevel プロパティが 64 に設定されます。

java weblogic.Admin -url http://ManagedHost:8001 
-username weblogic -password weblogic
SET -mbean
MedRec:Location=MedRecManagedServer,Name=MedRecManagedServer,
Type=ServerConfig
-property StdoutSeverityLevel 64

この例が実行される環境の詳細については、「例における環境」を参照してください。

コマンドが成功すると、サーバ インスタンスは次のようなログ メッセージを書き込みます。

<Sep 16, 2002 12:11:27 PM EDT> <Info> <Logging> <000000> <Log messages of every severity will be displayed in the shell console.>

コマンドによって標準出力に Ok と出力されます。

次の例では、現在のドメインにある ServerMBean のすべての管理インスタンスの StdoutSeverityLevel プロパティが 64 に設定されます。

java weblogic.Admin -url http://AdminHost:7001 
-username weblogic -password weblogic
SET -type Server -property StdoutSeverityLevel 64

 


バッチ モードでのコマンドの実行

デフォルトでは、呼び出された各 weblogic.Admin コマンドは JVM を起動し、サーバ インスタンス上で動作した後、JVM を停止します。 連続したシーケンスで複数の weblogic.Admin コマンドを発行する場合のパフォーマンスを向上させるために、BATCHUPDATE コマンドを使用して、複数のコマンドをバッチ モードで実行できます。 BATCHUPDATE コマンドは JVM を起動し、一連のコマンドを実行した後、JVM を停止します。

たとえば、ドメイン内に複数のサーバ インスタンスがある場合、ドメイン内のすべての管理対象サーバのリスン ポートを返すファイルを作成できます。 作成したファイルを weblogic.Admin BATCHUPDATE コマンドの引数として指定します。

 

フッタのナビゲーションのスキップ  ページの先頭 前 次