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WebLogic Server コマンド リファレンス

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BATCHUPDATE

一連の weblogic.Admin コマンドを実行します。BATCHUPDATE によって実行されたコマンドのすべての結果は、標準出力に出力されます。

このコマンドを使用する方が、一連の weblogic.Admin コマンドを個別に発行するよりもパフォーマンスが向上します。詳細については、前節の「バッチ モードでのコマンドの実行」を参照してください。

構文

java [ SSL の引数 ] weblogic.Admin 
[ {-url URL} |
{-adminurl
[protocol://]Admin-Server-listen-address:listen-port}
]
[ ユーザ資格の引数 ]
BATCHUPDATE -batchFile fileLocation
[-continueOnError] [-batchCmdVerbose]

引数

定義

{-url [protocol://]listen-address:listen-port}

または

{-adminurl [protocol://]Admin-Server-listen-address:listen-port}

管理 MBean にアクセスするコマンドがバッチ ファイル内にある場合は、-url を使用して管理サーバのリスン アドレスとリスン ポートを指定する。

ローカル コンフィグレーション MBean または実行時 MBean にアクセスするコマンドがバッチ ファイル内にある場合は、以下のいずれかを使用する。

  • -url を使用して、アクセスする MBean のあるサーバ インスタンスのリスン アドレスとリスン ポートを指定する。

  • -adminurl を使用して、ドメイン内のすべてのローカル コンフィグレーション MBean または実行時 MBean にアクセスする。

セキュア リスン ポートを指定する場合は、セキュア プロトコルを指定する必要がある。

値を指定しない場合、コマンドでは、t3://localhost:7001 が想定される。

詳細については、表 1-3  の -url エントリと -adminurl エントリおよび「プロトコルのサポート」を参照。

-batchfile fileLocation

weblogic.Admin コマンドのリストを含むテキスト ファイルの名前。相対パス名を使用する場合、ルート コンテキストは weblogic.Admin BATCHUPDATE コマンドを発行するディレクトリ。

ファイルには、次のような形式で 1 つまたは複数のコマンドを含める必要がある。

COMMAND-NAME arguments

各コマンドは別々の行に入れること。

バッチ ファイル内で # 文字で始まる行は、BATCHUPDATE コマンドではすべて無視される。

注意 : バッチ ファイルでは、引用符で囲まれた MBean 名を使用できる。

-continueOnError

コマンドの 1 つが失敗したり、エラーを送出したりしても、weblogic.Admin はそのエラーを無視し、次のコマンドを続行する。

デフォルトでは、weblogic.Admin はエラーを検出するとすぐに、コマンドの処理を停止する。

-batchCmdVerbose

BATCHUPDATE が現在呼び出しているコマンドを示すようにする。コマンドを呼び出すと、BATCHUPDATE は次のメッセージを標準出力に出力する。

Executing command: command-from-batchfile


 

この例では、ドメイン内の一連のサーバ インスタンスのリスン ポートを返す BATCHUPDATE コマンドが使用されます。commands.txt というファイルに以下の行が含まれます。

get -mbean MedRec:Name=MedRecServer,Type=Server -property ListenPort
get -mbean MedRec:Name=MedRecManagedServer,Type=Server -property ListenPort

次のコマンドによって、commands.txt 内のコマンドが呼び出されます。

java weblogic.Admin -url AdminHost:7001 -username weblogic -password weblogic BATCHUPDATE -batchFile c:\commands.txt -continueOnError -batchCmdVerbose

コマンドが成功すると、次のようなメッセージが標準出力に出力されます。

Executing command: get -mbean MedRec:Name=MedRecServer,Type=Server -property ListenPort
{MBeanName="MedRec:Name=MedRecServer,Type=Server"{ListenPort=7001}}
Executing command: get -mbean MedRec:Name=MedRecManagedServer,Type=Server -property ListenPort
{MBeanName="MedRec:Name=MedRecManagedServer,Type=Server"{ListenPort=7021}}

この例が実行される環境の詳細については、「例における環境」を参照してください。

 


クラスタを操作するためのコマンド

表 1-8 に、クラスタを操作するコマンドの概要を示します。以降の節では、コマンドの構文と引数を説明し、各コマンドの例を紹介します。

表 1-8 MBean 管理コマンドの概要 

コマンド

説明

CLUSTERSTATE

クラスタ内のサーバの数と状態を返す。

CLUSTERSTATE」を参照。

MIGRATE

クラスタ内のあるサーバ インスタンスから別のサーバ インスタンスに JMS サービスまたは JTA サービスを移行する。

MIGRATE」を参照。

STARTCLUSTER

クラスタ内のすべてのサーバを起動する。

STARTCLUSTER」を参照。

STOPCLUSTER

クラスタ内のすべてのサーバを強制的に停止する。

STOPCLUSTER」を参照。

VALIDATECLUSTERCONFIG

ドメインのコンフィグレーション ファイルを解析し、すべてのクラスタ関連要素の矛盾を報告する。

VALIDATECLUSTERCONFIG」を参照。


 

 

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