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WebLogic Server コマンド リファレンス

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FORCESHUTDOWN

アクティブなセッションが完了するのを待たずにサーバ インスタンスを終了します。詳細については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「強制停止」を参照してください。

サーバ インスタンスがデッドロック状態でも、ドメイン全体の管理ポートを有効にしている場合に限り、サーバ インスタンスは weblogic.Admin コマンドに応答できます。デッドロックされているサーバとは、別のスレッドによって保持されているロックを取得しようとしてすべてのスレッドがスタック状態になっているサーバのことです。ドメイン全体の管理ポートを有効にしていない場合は、サーバを実行している Java プロセスを強制停止することでそのサーバ インスタンスを停止するしかありません。この場合、すべてのセッション データが失われます。ドメイン全体の管理ポートの有効化については、Administration Console オンライン ヘルプの「ドメイン全体の管理ポートの有効化」を参照してください。

構文

java [ SSL の引数 ] 
[-Dweblogic.system.BootIdentityFile=filename
[-Dweblogic.RootDirectory=path]
]
weblogic.Admin
[ 接続の引数 ]
[ ユーザ資格の引数 ]
FORCESHUTDOWN [targetServer]

引数

定義 

-Dweblogic.system.BootIdentityFile=filename
[-Dweblogic.RootDirectory=path]

暗号化されたユーザ資格を起動 ID ファイルから取得する。Administration Console オンライン ヘルプの「起動 ID ファイル」を参照。

これらの引数は、このコマンドをスクリプトから呼び出し、ユーザ コンフィグレーション ファイルを作成していないときに、そのスクリプトにユーザ資格を格納しない場合に使用する。

-username 引数も、ユーザ コンフィグレーション ファイルも使用しないで資格を指定する場合 (「ユーザ資格の引数」を参照)、コマンドは次のように boot.properties ファイルからユーザ資格を取得する。

  • サーバのルート ディレクトリからコマンドを呼び出し、サーバのルート ディレクトリに有効な boot.properties ファイルが存在する場合、デフォルトによってこのファイルから資格を取得する。サーバのルート ディレクトリについては、「サーバのルート ディレクトリ」を参照。

  • サーバのルート ディレクトリからコマンドを呼び出すが、サーバのルート ディレクトリに起動 ID ファイルが存在しないか、またはそのファイル名が boot.properties ではない場合、次の引数を指定するとコマンドは起動 ID ファイルを使用できる。

-Dweblogic.system.BootIdentityFile=filename

filename は有効な起動 ID ファイルの完全修飾パス名。

  • サーバのルート ディレクトリからコマンドを呼び出さない場合、次の両方の引数をコマンドで指定するとコマンドは起動 ID ファイルを使用できる。

-Dweblogic.system.BootIdentityFile=filename
-Dweblogic.RootDirectory=path

filename は有効な起動 ID ファイルの完全修飾パス名で、
path はサーバのルート ディレクトリの相対パスまたは完全修飾パス名。

  • サーバ用の起動 ID ファイルを作成していないか、または使用しない場合、-username および -password 引数を使用してユーザ資格を指定する必要がある。

  • -Dweblogic.system.BootIdentityFile=filename、および -username-password をすべて指定する場合、コマンドは -username 引数および -password 引数に指定されている資格を使用する。

targetServer

停止するサーバの名前。

値を指定しない場合、-url 引数で指定したサーバが停止される。


 

次のコマンドでは、管理対象サーバを停止するよう、管理サーバに指示が行われます。

java weblogic.Admin -url AdminHost:7001 -username weblogic 
-password weblogic FORCESHUTDOWN MedRecManagedServer

コマンドの発行後に、MedRecManagedServer はログ ファイルと標準出力にメッセージを出力します。メッセージには、サーバの状態が変更されることと停止シーケンスが開始されることが示されます。

コマンドが成功すると、次のような最終的なメッセージが対象サーバによって出力されます。

<Oct 12, 2002 11:28:59 AM EDT> <Alert> <WebLogicServer> <000219> <The
shutdown sequence has been initiated.>

さらに、コマンドが成功すると、weblogic.Admin ユーティリティによって次のメッセージが返されます。

Server "MedRecManagedServer" was force shutdown successfully ...

この例が実行される環境の詳細については、「例における環境」を参照してください。

次の例では管理サーバが使用不能であるため、管理対象サーバに対して自身を停止するよう指示が行われます。

java weblogic.Admin -url ManagedHost:8001 -username weblogic 
-password weblogic FORCESHUTDOWN

次の例では、起動 ID ファイルを参照することによってユーザ資格が取得されます。この例では、サーバのルート ディレクトリと起動 ID ファイル名が指定されるので、任意のディレクトリから呼び出せます。

java -Dweblogic.system.BootIdentityFile=c:¥mydomain¥boot.properties
-Dweblogic.RootDirectory=c:¥mydomain
weblogic.Admin -url AdminHost:7001 FORCESHUTDOWN

 

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