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WebLogic Server コマンド リファレンス

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snmpv1trap

SNMPv1 トラップを作成して、指定したホスト上で動作し、指定したポート番号でリスンする SNMP マネージャまたはトラップ デーモンに、そのトラップを配信します。トラップ デーモンの詳細については、「snmptrapd」を参照してください。

このコマンドの呼び出しの一部として、送信するトラップ パケット内のフィールドに対する値を指定できます。指定する値は、WebLogic Server MIB で定義されているトラップに解決されなければなりません。WebLogic Server トラップとトラップ パケットに必要なフィールドの詳細については、『WebLogic SNMP 管理ガイド』の「WebLogic トラップ通知のフォーマット」を参照してください。

構文

java snmpv1trap [-d] [-c snmpCommunity] [-p TrapDestinationPort]
          TrapDestinationHost .1.3.6.1.4.140.625
          agent-addr generic-trap specific-trap timestamp
          [OID {INTEGER | STRING | GAUGE | TIMETICKS | OPAQUE |
          IPADDRESS | COUNTER} value] ...

引数

定義

-c snmpCommunity

トラップ内のデータを保護するパスワード (コミュニティ名) を指定する。

値を指定しない場合、コマンドは -c public であると仮定する。

-p TrapDestinationPort

SNMP マネージャまたはトラップ デーモンがリスンするポート番号を指定する。

値を指定しない場合、コマンドは -p 162 であると仮定する。

TrapDestinationHost

SNMP マネージャまたはトラップ デーモンをホストするコンピュータの DNS 名または IP アドレスを指定する。

.1.3.6.1.4.140.625

トラップの enterprise フィールドの値を指定する。このフィールドには、すべての WebLogic Server トラップの OID の最初の部分が含まれる。

agent-addr

トラップの agent address フィールドの値を指定する。

このフィールドは、トラップが生成されたコンピュータを示す。

snmpv1trap コマンドを使用してトラップを生成する場合、有効な DNS 名または IP アドレスを指定できる。

generic-trap

トラップの generic trap type フィールドの値を指定する。

有効な値のリストについては、『WebLogic SNMP 管理ガイド』の「WebLogic トラップ通知のフォーマット」を参照。

specific-trap

トラップの specific trap type フィールドの値を指定する。

有効な値のリストについては、『WebLogic SNMP 管理ガイド』の「WebLogic トラップ通知のフォーマット」を参照。

timestamp

トラップの timestamp フィールドの値を指定する。

このフィールドは、SNMP エージェントが最後に再初期化したときからトラップが発行されたときまでの時間を示す。

snmpv1trap コマンドを使用してトラップを生成する場合、任意の秒数を指定できる。

OID {INTEGER | STRING | GAUGE | TIMETICKS | OPAQUE | IPADDRESS | COUNTER} value

(省略可能) トラップの variable bindings フィールドの値を指定する。このフィールドは、トラップ通知をより詳細に記述するための名前と値の組み合わせで構成される。

名前と値の組み合わせごとに、OID、値のタイプ、値を指定する。

たとえば、ログ メッセージ トラップには、トラップが生成される時刻を示すために trapTime バインドが含まれる。生成するテスト トラップにこの変数バインドを含めるには、trapTime 変数バインドの OID、STRING キーワード、および時刻を表す文字列を指定する。

.1.3.6.1.4.1.140.625.100.5 STRING "2:00 pm"


 

以下の例では、trapTime および trapServerName 変数バインドを含むログ メッセージ トラップを生成します。ポート 165 からトラップをブロードキャストします。例では以下の値が使用されます。

java snmpv1trap -p 165 localhost .1.3.6.1.4.140.625 localhost 6 60 1000
.1.3.6.1.4.1.140.625.100.5 STRING "2:00 pm" .1.3.6.1.4.1.140.625.100.10
STRING localhost

ポート番号 165 でリスンする SNMP マネージャ (またはトラップ デーモン) がトラップを受信します。 トラップ デーモンが 165 でリスンしている場合は、次のように返します。

Trap received from: /127.0.0.1, community: public
Enterprise: .1.3.6.1.4.140.625
Agent: /127.0.0.1
TRAP_TYPE: 6
SPECIFIC NUMBER: 60
Time: 1000
VARBINDS:
Object ID: .1.3.6.1.4.1.140.625.100.5
STRING: 2:00 pm
Object ID: .1.3.6.1.4.1.140.625.100.10
STRING: localhost

 

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