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WebLogic Server コマンド リファレンス

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snmptrapd

トラップを受信してトラップについての情報を出力するデーモンを起動します。

構文

java snmptrapd [-d] [-c snmpCommunity] [-p TrapDestinationPort]

引数

定義

-c snmpCommunity

SNMP エージェント (または snmpv1trap コマンド) がトラップを生成するために使用したコミュニティ名を指定する。

値を指定しない場合、コマンドは -c public であると仮定する。

-p TrapDestinationPort

トラップ デーモンがトラップを受信するポート番号を指定する。

値を指定しない場合、コマンドは -p 162 であると仮定する。


 

以下のコマンドでは、トラップ デーモンを起動して、リクエストをポート 165 でリスンするように指示します。デーモンは、プロセスを強制終了するかシェルを終了するまで、そのシェルで実行されます。

java snmptrapd -p 165

コマンドが成功すると、トラップ デーモンはカーソルのある空白行を返します。トラップ デーモンは、トラップを出力する位置で、トラップを受信するまでこの状態で待機します。

例 : トラップ デーモンへのトラップの送信

WebLogic Server トラップを生成し、トラップ デーモンを介してトラップを受信するには、次の手順に従います。

  1. コマンド プロンプト (シェル) を開いて、次のスクリプトを呼び出します。
  2. WL_HOME\server\bin\setWLSEnv.sh (Windows では setWLSEnv.cmd)
    WL_HOME は WebLogic Server のインストール ディレクトリです。

  3. トラップ デーモンを起動するには、次のコマンドを入力します。
  4. java snmptrapd

  5. 別のシェルを開いて、次のスクリプトを呼び出します。
  6. WL_HOME\server\bin\setWLSEnv.sh (Windows では setWLSEnv.cmd)

  7. トラップを生成するには、次のコマンドを入力します。
  8. java snmpv1trap localhost .1.3.6.1.4.140.625 localhost 6 60 1000

snmpv1trap コマンドは serverStart トラップを生成して、ポート 162 からブロードキャストします。

トラップ デーモンが動作するシェルでは、デーモンが次のように出力します。

Trap received from: /127.0.0.1, community: public
Enterprise: .1.3.6.1.4.140.625
Agent: /127.0.0.1
TRAP_TYPE: 6
SPECIFIC NUMBER: 60
Time: 1000
VARBINDS:

 

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