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WebLogic Server コマンド リファレンス

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dbping

dbping コマンドライン ユーティリティを使用すると、JDBC ドライバを使用した DBMS とクライアント マシンの間の接続をテストできます。このユーティリティを使用する前に、ドライバをインストールしておく必要があります。 ドライバのインストール方法の詳細については、ドライバ ベンダのドキュメントを参照してください。『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』の「Type 4 サードパーティ JDBC ドライバに対する環境設定」も参照してください。

dbping を使用して DB2 パッケージを作成する

DB2 用の WebLogic Type 4 JDBC ドライバを使用する場合は、dbping ユーティリティを使用して、DB2 サーバ上にパッケージを作成することもできます。dbping ユーティリティを使用してデータベースに対して ping を実行すると、データベース サーバ上にデフォルトのパッケージがドライバによって自動的に作成されます (まだ存在していない場合)。データベース サーバ上にデフォルトのパッケージがすでに存在している場合、dbping ユーティリティでは既存のパッケージが使用されます。

デフォルトの DB2 パッケージには 200 の動的セクションが含まれます。-d オプションを使用して、異なる動的セクション数を指定して DB2 パッケージに作成できます。また、-d オプションは、接続テストで使用される接続に対し、CreateDefaultPackage=true および ReplacePackage=true も設定します。これにより、DB2 ドライバによって DB2 サーバ上の DB2 パッケージが強制的に置き換えられます。詳細については、『DB2 接続プロパティ』の接続プールの説明を参照してください。動的セクション数が 200 に設定された -d オプションを使用することで、DB2 サーバ上でデフォルトのパッケージを強制的に再作成できます。

注意 : -d オプションを指定すると、dbping ユーティリティによってデフォルトのパッケージが再作成され、動的セクション数として指定する値が使用されます。既存のパッケージが変更されるわけではありません。

DB2 パッケージを作成するには、指定するユーザがデータベースに対する CREATE PACKAGE 特権を持っていなければなりません。

構文

$ java utils.dbping DBMS [-d dynamicSections] user password DB

引数

定義

DBMS

DBMS および JDBC ドライバによって異なる。

DB2B - DB2 用の WebLogic Type 4 JDBC ドライバ

JCONN2 - Sybase JConnect 5.5 (JDBC 2.0) ドライバ

JCONNECT - Sybase JConnect ドライバ

INFORMIXB - Informix 用の WebLogic Type 4 JDBC ドライバ

MSSQLSERVER4 - WebLogic jDriver for Microsoft SQL Server

MSSQLSERVERB - Microsoft SQL Server 用の WebLogic Type 4 JDBC ドライバ

ORACLE - WebLogic jDriver for Oracle

ORACLEB - Oracle 用の WebLogic Type 4 JDBC ドライバ

ORACLE_THIN - Oracle Thin ドライバ

POINTBASE - PointBase Universal Driver

SYBASEB - Sybase 用の BEA WebLogic Type 4 JDBC ドライバ

[-d dynamicSections]

DB2 パッケージに作成する動的セクション数を指定する。このオプションは、DB2 用の WebLogic Type 4 JDBC ドライバを使用する場合のみ使用する。

-d オプションが指定されると、ドライバによって、接続に対して CreateDefaultPackage=true および ReplacePackage=true が自動的に設定され、指定する動的セクション数で DB2 パッケージが作成される。

user

ログインに使用する有効なデータベース ユーザ名。isqlsqlplus などの SQL コマンドライン ツールで使用する値と同じ値を使用する。

-d オプションが指定されている DB2 の場合、ユーザはデータベースに対する CREATE PACKAGE 特権を持っていなければならない。

password

ユーザの有効なデータベース パスワード。isql または sqlplus で使用する値と同じ値を使用する。

DB

データベースの名前と場所。使用する JDBC ドライバに応じて次の形式で指定する。

DB2B - Host:Port/DBName

JCONN2 - Host:Port/DBName

JCONNECT - Host:Port/DBName

INFORMIXB - Host:Port/DBName/InformixServer

MSSQLSERVER4 - Host:Port/DBName または [DBName@]Host[:Port]

MSSQLSERVERB - Host:Port/DBName

ORACLE - DBName (tnsnames.ora に表示されているもの)

ORACLEB - Host:Port/DBName

ORACLE_THIN - Host:Port/DBName

POINTBASE - Host[:Port]/DBName

SYBASEB - Host:Port/DBName


各要素の説明は次のとおり。

  • Host は、DBMS のホスト マシンの名前

  • Port は、DBMS が接続をリスンするデータベース ホストのポート

  • DBName は、DBMS のデータベースの名前

  • InformixServer は、Informix DBMS サーバを識別する Informix 固有の環境変数


 

C:\>java utils.dbping ORACLE_THIN scott tiger dbserver1:1561:demo

**** Success!!! ****

You can connect to the database in your app using:

java.util.Properties props = new java.util.Properties();
  props.put("user", "scott");
  props.put("password", "tiger");
  props.put("dll", "ocijdbc9");
  props.put("protocol", "thin");
  java.sql.Driver d =
Class.forName("oracle.jdbc.driver.OracleDriver").newInstance();
  java.sql.Connection conn =
    Driver.connect("jdbc:oracle:thin:@dbserver1:1561:demo", props);

 

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