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eDocs ホーム > BEA WebLogic Server 8.1 ドキュメント > WebLogic Server のコンフィグレーションと管理 > コンフィグレーション ウィザードを使用したドメインの作成とコンフィグレーション

WebLogic Server のコンフィグレーションと管理

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コンフィグレーション ウィザードを使用したドメインの作成とコンフィグレーション

アプリケーションの開発またはテストを開始する準備ができたら、コンフィグレーション ウィザードを使用してドメインを作成およびコンフィグレーションします。ドメインとは、1 つのまとまりとして管理する、サーバ、クラスタ、データベース接続、セキュリティ サービス、J2EE アプリケーションなどのリソースの集合のことです。ドメインには、管理サーバと管理ユーザの定義が最低限必要です。リソースは、ドメイン作成プロセスの過程で、またはドメインの作成後にいつでも追加定義できます。

ドメインを作成するには、コンフィグレーション ウィザードを起動し、ドメイン コンフィグレーションのテンプレートを選択します。標準のテンプレートと同様に、ドメイン コンフィグレーション テンプレートは必要に応じて修正できるドメインの基本構造を提供します。

以下の節では、ドメインの作成とコンフィグレーションについて説明します。

詳細については、以下を参照してください。

 

コンフィグレーション ウィザードの起動

コンフィグレーション ウィザードは、WebLogic Server をインストールした後にいつでも起動できます。ウィザードは、それがインストールされたコンピュータ上でのみドメインを作成します。リモート ホストに接続してそこでドメインを作成することはできません。ドメインを作成した後は、リモートの WebLogic Server ホストにログインし、そのホストを使用して、ドメインで作成した 1 つまたは複数のサーバを実行することができます。サーバ起動の詳細については、Administration Console オンライン ヘルプの「サーバの起動と停止」を参照してください。

インストール プログラムは、コンフィグレーション ウィザードの起動を促すプロンプトを表示します。ウィザードは、以下のいずれかのタスクを遂行することで起動することもできます。

GUI 環境での起動

Windows コンピュータ上でコンフィグレーション ウィザードを起動および実行するには、Windows の [スタート] メニューで BEA プログラム グループから [コンフィグレーション ウィザード] オプションを選択します。

UNIX プラットフォーム上の GUI 環境で (または Windows コマンド プロンプトから) コンフィグレーション ウィザードを起動および実行するには、次の手順に従います。

  1. WebLogic Server ソフトウェアがインストールされている Windows または UNIX システムにログインします。
  2. コマンドライン シェルを開きます。
  3. ディレクトリ WL_HOME/common/bin に移動します。

    4. WL_HOME は WebLogic Server のインストール ディレクトリです。次に例を示します。

    cd ~/bea/weblogic810/common/bin

  4. config.cmd または config.sh スクリプトを呼び出します。

グラフィカル表示がサポートされないシステム上でコンフィグレーション ウィザードを起動した場合、ウィザードは自動的にコンソール モードで起動します。

テキストベース環境での起動

テキストベース環境 (コンソール モード) でコンフィグレーション ウィザードを起動するには、次の手順に従います。

  1. WebLogic Server ソフトウェアがインストールされている Windows または UNIX システムにログインします。
  2. コマンドライン シェルを開きます。
  3. ディレクトリ WL_HOME/common/bin に移動します。

    4. WL_HOME は WebLogic Server のインストール ディレクトリです。次に例を示します。

    cd ~/bea/weblogic810/common/bin

  4. -mode=console 引数を指定して、config.cmd または config.sh スクリプトを起動します。たとえば UNIX の bash シェルでは、次のように入力します。

    5. . config.sh -mode=console

 

ドメイン コンフィグレーション テンプレートの選択

コンフィグレーション ウィザードの最初のページでは、[新しい WebLogic コンフィグレーションの作成] を選択してから [次へ] をクリックします。

コンフィグレーション ウィザードの 2 番目のページでは、ドメイン コンフィグレーション テンプレートを選択します。ドメイン コンフィグレーション テンプレートは、必要に応じて修正できるドメインの基本構造を提供します。BEA 提供のテンプレートか、独自のテンプレートを選択できます。

BEA のテンプレート

表 3-1 は、WebLogic Server に付属のドメイン コンフィグレーション テンプレートの概要を示しています。これらのテンプレートや他の BEA Products で提供されるテンプレートの詳細については、『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「テンプレート リファレンス」を参照してください。

表 3-1 WebLogic Server のテンプレート

テンプレート

説明

Basic WebLogic Server Domain

サンプル アプリケーションをインストールせずに、基本的な WebLogic Server ドメインを作成する。

WebLogic Server Examples Domain

インストールされたキットの外部に WebLogic Server サンプル ドメインを作成する。WebLogic Server サンプル ドメインには、個々の J2EE API をコード化するためのベスト プラクティスを説明するサンプル群が含まれている。

Avitek Medical Records Sample Domain

インストールされたキットの外部に Avitek Medical Records ドメインを作成する。Avitek Medical Records は、J2EE プラットフォームのすべての側面を簡潔に例示する WebLogic Server サンプル アプリケーション。


 

追加テンプレート

テンプレートは、組織で追加することもできます。たとえば、各開発チームは、開発中のアプリケーションに固有の JDBC 接続プールなどのリソースを定義するドメイン コンフィグレーション テンプレートを作成できます。

追加テンプレートから選択するには、[テンプレートの場所] で [参照] ボタンをクリックし、追加テンプレートが配置されているディレクトリを選択します。

テンプレートの作成については、『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「WebLogic Configuration Template Builder によるコンフィグレーション テンプレートの作成」および「WebLogic Configuration Template Builder による拡張テンプレートの作成」を参照してください。

 

コンフィグレーション ウィザードの残りの手順の遂行

ドメイン コンフィグレーション テンプレートを選択した後は、以下のいずれかを選択します。

残りの手順については、コンフィグレーション ウィザードのオンライン ヘルプまたは『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「新規 WebLogic ドメインの作成」を参照してください。

 

例 : 1 つのサーバ インスタンスで構成されるドメインの作成

開発環境において、アプリケーションを開発するための可能な限りシンプルなドメインが必要な場合は、コンフィグレーション ウィザードを使用して、1 つのサーバ インスタンスで構成されるドメインを作成できます。このドメインでは、作成した 1 つのサーバが管理サーバとなります。開発環境では、管理サーバにアプリケーションをデプロイしてもかまいませんが、プロダクション環境では管理サーバはドメイン管理専用に使用し、アプリケーションは管理対象サーバのみにデプロイすることをお勧めします。

1 つの WebLogic Server インスタンスで構成される新しいドメインを作成するには、次の手順に従います。

  1. ドメイン コンフィグレーション ウィザードを起動します。詳細については、「コンフィグレーション ウィザードの起動」を参照してください。

    2. ドメイン コンフィグレーション ウィザードで、[コンフィグレーションの作成または拡張] ページが表示されます。

    注意 : これ以降の説明は、ドメイン コンフィグレーション ウィザードが GUI モードで実行されているものと想定して行われます。

  2. [コンフィグレーションの作成または拡張] ページで、[新しい WebLogic コンフィグレーションの作成] ボタンをクリックします。[次へ] をクリックします。
  3. [コンフィグレーション テンプレートの選択] ページで、Basic WebLogic Server Domain テンプレートを選択します。[次へ] をクリックします。
  4. [エクスプレスまたはカスタム コンフィグレーションの選択] ページで、[エクスプレス] を選択します。[次へ] をクリックします。
  5. [管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション] ページで、ユーザ名とパスワードを入力します。このユーザがドメインの初期管理ユーザとなります。[次へ] をクリックします。

    6. Administration Console オンライン ヘルプの「ドメインの初期管理ユーザの指定」を参照してください。

  6. [サーバの起動モードおよび Java SDK のコンフィグレーション] ページでデフォルトの選択を受け入れ、[次へ] をクリックします。

    7. サーバのモードの詳細については、「プロダクション モードと開発モード」を参照してください。

  7. [WebLogic コンフィグレーションを作成] ページで、[作成] をクリックします。

デフォルトでは、以下の特性を持つドメインが作成されます。

このドメインのサーバを起動するには、コマンド プロンプトを開き、ディレクトリを WL_HOME\user_projects\domains\mydomain に変更して、startWebLogic.cmd (Windows) または startWebLogic.sh (UNIX) スクリプトを実行します。サーバ起動の詳細については、Administration Console オンライン ヘルプの「サーバの起動と停止」を参照してください。

ドメインの Administration Console にアクセスするには、以下の URL のいずれかを使用します。

この単純なドメインへのリソース追加については、以下を参照してください。

 

例 : 管理サーバとクラスタ化された管理対象サーバで構成されるドメインの作成

このタイプのドメイン コンフィグレーションは、WebLogic Server クラスタのフェイルオーバとロード バランシングで提供される高度な可用性とパフォーマンスを必要とするプロダクション環境で使用します。クラスタの詳細については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「WebLogic Server のクラスタ化の概要」を参照してください。

管理対象サーバのクラスタと管理サーバで構成された新しいドメインを作成するには、次の手順に従います。

  1. ドメイン コンフィグレーション ウィザードを起動します。詳細については、「コンフィグレーション ウィザードの起動」を参照してください。

    2. ドメイン コンフィグレーション ウィザードで、[コンフィグレーションの作成または拡張] ページが表示されます。

    注意 : これ以降の説明は、ドメイン コンフィグレーション ウィザードが GUI モードで実行されているものと想定して行われます。

  2. [コンフィグレーションの作成または拡張] ページで、[新しい WebLogic コンフィグレーションの作成] ボタンをクリックします。[次へ] をクリックします。
  3. [コンフィグレーション テンプレートの選択] ページで、Basic WebLogic Server Domain テンプレートを選択します。[次へ] をクリックします。
  4. [エクスプレスまたはカスタム コンフィグレーションの選択] ページで、[カスタム] を選択します。[次へ] をクリックします。
  5. [管理サーバのコンフィグレーション] ページで、次のように管理サーバをコンフィグレーションします。
  6. [次へ] をクリックします。
  7. [管理対象サーバ、クラスタ、およびマシン オプション] ページで、[はい] をクリックします。[次へ] をクリックします。
  8. [管理対象サーバのコンフィグレーション] ページで [追加] をクリックし、[サーバを追加] 行のフィールドに以下のように入力します。
  9. 手順 8 を繰り返して管理対象サーバをさらに追加し、[次へ] をクリックして [クラスタのコンフィグレーション] ページに移動します。
  10. [クラスタのコンフィグレーション] ページで [追加] をクリックし、クラスタの追加行のフィールドに以下のように入力します。
  11. [次へ] をクリックして、[サーバのクラスタへの割り当て] ページを表示します。
  12. [サーバのクラスタへの割り当て] ページで、次のように設定します。
    1. [対象] リストで、作成したクラスタを選択します。
    2. [ソース] リストで、管理対象サーバを選択します。

      3. 管理サーバはクラスタに属すことができません。

    3. 右矢印ボタンをクリックして、サーバをクラスタに割り当てます。
    4. [次へ] をクリックして、[マシンのコンフィグレーション] ページを表示します。
  13. [マシンのコンフィグレーション] ページで、ドメイン内のサーバを実行する WebLogic Server ホストごとに次の手順を行います。
    1. [追加] ボタンをクリックします。
    2. [名前] カラムで、サーバ インスタンスを実行するコンピュータを識別する名前を入力します。
    3. そのコンピュータ上でノード マネージャを使用する場合は、[Node Manager Listen Address] カラムでコンピュータの DNS 名を入力します。[Node Manager Listen Port] で、ノード マネージャがリクエストをリスンするポートを入力します。

      4. 管理サーバは、このリスン アドレスとリスン ポートを使用してリモート コンピュータ上のノード マネージャに接続します。接続した管理サーバは、そのコンピュータ上のサーバ インスタンスを起動するようにノード マネージャに依頼できます。

    クラスタ内のサーバについては、WebLogic Server はコンフィグレーションされているマシンを使用して、特定のタスク (HTTP セッション レプリケーションなど) が委託される最適なサーバを指定します。

  14. [次へ] をクリックして、[サーバのマシンへの割り当て] ページを表示します。
  15. [サーバのマシンへの割り当て] ページで、次のように設定します。
    1. [対象] リストで、作成したマシンを選択します。
    2. [ソース] リストで、サーバを選択します。
    3. 右矢印をクリックして、サーバをマシンに割り当てます。
    4. すべてのサーバの関連付けが完了したら、[次へ] をクリックします。
  16. [管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション] ページが表示されるまで、次以降のページをスキップします。
  17. [管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション] ページで、ユーザ名とパスワードを入力します。このユーザがドメインの初期管理ユーザとなります。[次へ] をクリックします。

    18. Administration Console オンライン ヘルプの「ドメインの初期管理ユーザの指定」を参照してください。

  18. Windows システムの場合は、Windows の [スタート] メニューに項目を作成するかどうかを尋ねられます。ウィザードでドメイン内のサーバのショートカットをコンフィグレーションする場合は、[はい] をクリックします。
  19. Windows システムでは、管理サーバを Windows サービスとしてインストールするかどうかも尋ねられます。Windows コンピュータの起動時に管理サーバを自動的に起動する場合は、[はい] を選択します。「WebLogic Server インスタンスの Windows サービスとしての設定」を参照してください。

    20. [次へ] をクリックして次に進みます。

  20. [サーバの起動モードおよび Java SDK のコンフィグレーション] ページで、プロダクション モードを選択します。[次へ] をクリックします。

    21. サーバのモードの詳細については、「プロダクション モードと開発モード」を参照してください。

  21. [WebLogic コンフィグレーションを作成] ページで、[作成] をクリックします。

デフォルトでは、以下の特性を持つドメインが作成されます。

このドメインの管理サーバを起動するには、コマンド プロンプトを開き、ディレクトリを WL_HOME\user_projects\domains\mydomain に変更して、startWebLogic.cmd (Windows) または startWebLogic.sh (UNIX) スクリプトを実行します。管理対象サーバを起動するには、ノード マネージャまたは startManagedWebLogic スクリプトを使用します。Administration Console オンライン ヘルプの「サーバの起動と停止」を参照してください。

ドメインの Administration Console にアクセスするには、以下の URL のいずれかを使用します。

 

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