WebLogic Server のコンフィグレーションと管理
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以下の節では、アプリケーションの可用性、パフォーマンス、およびセキュリティの管理と最適化を支援する WebLogic Server のモニタ機能について説明します。
以下の節では、WebLogic Server ドメインの状態とパフォーマンスをモニタする WebLogic Server の機能について説明します。
WebLogic Server Administration Console では、幅広い範囲のコンフィグレーションおよびステータス情報が表示されます。
Administration Console では、ドメイン リソースについての情報をドメインの管理サーバから取得します。管理サーバでは、Sun の Java Management Extension (JMX) 規格に基づく Management Bean (MBean) を使用します。JMX 規格は、管理を目的としてドメイン リソースにアクセスする方法を定めています。
Administration Console で特定のリソースのモニタ ページにアクセスすると、現在の属性値を取り出すための GET 処理が管理サーバによって実行されます。
特定のコンソール ページでどのデータが表示されるのかについては、「Administration Console を使用した WebLogic Server のモニタ」を参照してください。
WebLogic Server には、ドメイン内のサーバ インスタンスの信頼性と可用性を向上させるための自動状態モニタ機能が用意されています。各サーバ インスタンス内の選択されたサブシステムは、そのサブシステムに固有の条件に基づいて自身の状態をモニタします。個々のサブシステムは、整合性および信頼性のある状態で動作できないと判断した場合、ホスト サーバ インスタンスに自己の状態を「障害」として登録します。
各サーバ インスタンスは登録されているすべてのサブシステムの状態をチェックして、サーバの全体的な有効性を調べます。1 つまたは複数の重要なサブシステムが「障害」状態に達している場合、サーバ インスタンスは自己の状態を「障害」に設定して、アプリケーションを適切にホストできないことを示します。
ノード マネージャと一緒に使用すると、サーバ自動状態モニタでは障害が発生したサーバを自動的に再起動します。これにより、ドメインの全体的な信頼性が向上し、管理者の介入が不要になります。詳細については、「ノード マネージャの機能」を参照してください。
ServerRuntimeMBean
の getHealthState()
メソッドを呼び出すと、サーバ インスタンスの自己申告による状態をプログラム的にチェックできます。同様に、その MBean の getHealthState()
メソッドを呼び出すことによって、登録済み WebLogic Server サブシステムの状態を取得できます。以下の MBean は、自動的にその状態をホスト サーバに登録します。
詳細については、WebLogic クラスの Javadoc を参照してください。
WebLogic Server は、コンフィグレーションの変更、アプリケーションのデプロイメント、およびサブシステムの障害といったイベントについての情報をログ ファイルに記録します。ログ ファイルの情報は、問題の検出とトラブルシューティング、およびパフォーマンスと可用性のモニタに役立ちます。
ログ ファイルおよび WebLogic Server ロギング サブシステムの詳細については、Administration Console オンライン ヘルプの「サーバ ログ」を参照してください。
WebLogic Server では、ステータスおよびエラー メッセージが以下の場所に出力されます。
ノード マネージャで管理対象サーバを起動すると、ノード マネージャはそのサーバ インスタンスの標準出力をファイルにリダイレクトします。その場合は、[ドメイン|サーバ|リモート スタートの出力|サーバ出力を表示] を使用して管理対象サーバの出力を表示できます。
ノード マネージャで管理対象サーバを起動すると、ノード マネージャはそのサーバ インスタンスの標準エラーをファイルにリダイレクトします。その場合は、[ドメイン|サーバ|リモート スタートの出力|サーバのエラー出力を表示] を使用して管理対象サーバの出力を表示できます。
複数の管理対象サーバが同時にログ ファイルを作成する場合、ドメイン ログに誤ったタイムスタンプが表示される可能性があります。また、複数のコンポーネントがログを作成すると、同じ管理対象サーバがそれらを作成する場合でも、タイムスタンプが異なる可能性があります。
\common\nodemanager\NodeManagerLogs\NodeManagerInternal
ディレクトリのログ ファイルに書き込みます。ノード マネージャのログ ファイルは、NodeManagerInternal_
timestamp
という名前が付けられます。timestamp
は、ノード マネージャが起動した時刻を示します。
Administration Console の左ペインはツリー コントロールであり、コンフィグレーションされている主要なエンティティのノードがあります。以下の節では、各ノードのモニタ ページに表示される属性を示します。
Administration Console では、1 度に 1 つの WebLogic ドメインにアクセスできます。[ドメイン|モニタ] タブでは、主要なコンフィグレーション属性にアクセスしたり、現在のドメインのサーバおよびクラスタの現在の状態を表示したりできます。次の表は、ドメインのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
各ドメインレベルのモニタ ページには、次の項目を表示するリンクがあります。
[サーバ] ノードを展開すると、現在のドメインの各サーバ インスタンスがリストされます。サーバ インスタンスの主要な実行時属性をモニタするには、その名前をクリックしてから、モニタ タブを選択します。利用可能なモニタ ページは、サーバ インスタンスにデプロイされたアプリケーション オブジェクトによって異なります。次の表は、サーバ インスタンスのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
サーバ インスタンスの各最上位タブ ページ ([パフォーマンス]、[セキュリティ]、[JMS]、[JTA]) には、以下の項目を表示するリンクがあります。
次の表は、クラスタのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
次の表は、マシンのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
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次の表は、[デプロイメント] ノードのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
次の表は、デプロイされたコネクタのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
次の表は、デプロイされた EJB のモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
次の表は、デプロイされた Web サービスのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
次の表は、デプロイされた Web アプリケーションのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
次の表は、[サービス] ノードのモニタ ページと、各ページで表示される属性を示しています。
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