表 19-1 IIOP の属性
属性
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説明
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指定できる値とデフォルト値
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CompleteMessageTimeout
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非推奨。完全な IIOP メッセージを取得するまでの最大秒数を指定する。この属性は、サービス拒否攻撃に対する防御として有用である。サービス拒否攻撃では、いつまでも送信が終了しない一定のサイズのメッセージを、呼び出し側が送信することが示される。
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単位 : 秒
デフォルト値 : -1
最小値 : 0
最大値 : 480
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DefaultCharCodeset
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デフォルトのネイティブ文字コードセットに使用するコードセットを指定する。コードセット ネゴシエーションを行わない、または不適切に行う Orb との相互運用に必要である。これを US-ASCII 以外に設定すると、JDK 1.3.1 クライアントに対して障害が生じる。
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Administration Console のフィールド ラベル : [デフォルト文字コードセット]
必須 : いいえ
デフォルト値 : US-ASCII
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DefaultMinorVersion
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IIOP メッセージのデフォルト マイナー GIOP バージョンを指定する。この属性は、GIOP 1.2 実装が壊れているクライアント orb に便利。
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Administration Console のフィールド ラベル : [デフォルト GIOP バージョン]
デフォルト値 : 2
最小値 : 0
最大値 : 2
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DefaultWideCharCodeset
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デフォルトのネイティブ ワイド文字コードセットに使用するコードセットを指定する。コードセット ネゴシエーションを行わない、または不適切に行う Orb との相互運用に必要である。これを UCS-2 以外に設定すると、JDK 1.3.1 クライアントに対して障害が生じる。
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Administration Console のフィールド ラベル : [デフォルト ワイド文字コードセット]
必須 : いいえ
デフォルト値 : UCS-2
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IdleConnectionTimeout
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サーバによって閉じられるまで、IIOP 接続がアイドルであることが許可される最大秒数を指定する。この属性は、開いている接続が多すぎることによって発生するサーバのデッドロックの防止に有用である。
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単位 : 秒
デフォルト値 : -1
最小値 : 0
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MaxMessageSize
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非推奨。メッセージ ヘッダ内の最大 IIOP メッセージ サイズを指定する。この属性で、サービス拒否攻撃の回避を試みる。サービス拒否攻撃とは、呼び出し側が使用できる以上のメモリを割り当てるようサーバに強制して、他の要求への迅速な応答を妨げようとする攻撃である。
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単位 : バイト
デフォルト値 : -1
最小値 : 4096
最大値 : 2000000000
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Name
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このコンフィグレーションの名前。WebLogic Server では MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。
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必須 : いいえ
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Notes
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このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。
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必須 : いいえ
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TxMechanism
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IIOP が WebLogic Server 固有の JTA を使用してトランザクションを伝播するか、OMG の OTS を使用するかを指定する。トランザクションの処理方法に影響するので、両方は使用できない。
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Administration Console のフィールド ラベル : [トランザクション メカニズム]
必須 : いいえ
デフォルト値 : OTS
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