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コンフィグレーション リファレンス

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VirtualHost

 


説明

この Bean は、WebLogic Server 内の仮想 Web サーバのコンフィグレーションを表します。サーバは、仮想ホストをサポートするために複数の Web サーバを定義する場合があります。

この MBean は、仮想ホストを表します。

 


構文

<VirtualHost
AcceptContextPathInGetRealPath=( "true" | "false" )
AuthCookieEnabled=( "true" | "false" )
Charsets="java.util.Map"
ChunkedTransferDisabled=( "true" | "false" )
ClusteringEnabled=( "true" | "false" )
DefaultServerName="String"
DefaultWebApp="WebAppComponent name"
DeploymentOrder="number"
FrontendHTTPPort="number"
FrontendHTTPSPort="number"
FrontendHost="String"
HttpsKeepAliveSecs="number of seconds"
KeepAliveEnabled=( "true" | "false" )
KeepAliveSecs="number of seconds"
LogFileBufferKBytes="number of kilobytes"
LogFileCount="number"
LogFileFlushSecs="number of seconds"
LogFileFormat=( "common" | "extended" )
LogFileLimitEnabled=( "true" | "false" )
LogFileName="String"
LogRotationPeriodMins="number of minutes"
LogRotationTimeBegin="String"
LogRotationType=( "size" | "date" )
LogTimeInGMT=( "true" | "false" )
LoggingEnabled=( "true" | "false" )
MaxLogFileSizeKBytes="number of kilobytes"
MaxPostSize="number of bytes"
MaxPostTimeSecs="number of seconds"
Name="String"
Notes="String"
PostTimeoutSecs="number of seconds"
SendServerHeaderEnabled=( "true" | "false" )
SingleSignonDisabled=( "true" | "false" )
Targets="list of Target names"
URLResource="java.util.Map"
UseHeaderEncoding=( "true" | "false" )
UseHighestCompatibleHTTPVersion=( "true" | "false" )
VirtualHostNames="list of Strings"
WAPEnabled=( "true" | "false" )
/>

 


親要素

 


属性

表 71-1 VirtualHost の属性

属性

説明

指定できる値とデフォルト値

AcceptContextPathInGetRealPath

このリリースから context.getRealPath() を呼び出す際に、virtualPath 内に contextPath を含めることは許されなくなった。サブディレクトリが contextPath と同名の場合にこのケースが崩れるためである。古い動作に従って開発された古いアプリケーションをサポートするために、互換性スイッチを提供する。このスイッチは将来のリリースでは非推奨になる予定。

Administration Console のフィールド ラベル : [実際のパスによるコンテキスト パスを許可]

デフォルト値 : false

AuthCookieEnabled

セキュリティ制約のある https ページへのアクセスをよりセキュアにするために、追加のセキュア AuthCookie を使用できるようにする。セッション クッキーは、アクセスを得るのに十分ではない。

Web サイトの設計者は、この機能を使用してセッションが盗用されるのを防ぐことができる。この機能を有効にした場合、設計者がいったん https でログインすると、ネットワーク上では暗号化されたセキュアなクッキーのみが送信されるため転送中に傍受されることはない。 したがって、すべての機密データに https を使用することでセッションの盗用を確実に防止できる。http セッション クッキー (JSESSIONID) がまだ無防備で傍受されるおそれがある場合は、すべての機密操作にセキュアな AuthCookie (_wl_authcookie_ cookie) を使用することで傍受を防ぎ、それらの操作を保護できる。

注意 : Service Pack 5 より前のバージョンでこの機能を使うには、ブラウザでクッキーを使用する必要がある。ブラウザでクッキーがサポートされていない場合、この機能を有効にしてもユーザが HTTPS でログインすることはできない。一方、Service Pack 5 がインストールされている場合、この機能はクッキーが無効になっていても動作する。URL 中の authCookieID を JSESSIONID と共にエンコードするために、セキュアな接続に対して URL 書き換えが行われ、セキュアな URL が書き換えられる。

デフォルト値 : true

セキュアな値 : true

Charsets

インターネットと Java 文字セット名の間のユーザ定義マッピング。

必須 : いいえ

ChunkedTransferDisabled

HTTP/1.1 でチャンク転送エンコーディングを使用できないようにする。

デフォルト値 : false

ClusteringEnabled

HTTP のクラスタ化を有効にする。

デフォルト値 : false

セキュアな値 : false

DefaultServerName

HTTP defaultServerName を設定する。

Administration Console のフィールド ラベル : [デフォルト サーバ名]

必須 : いいえ

DefaultWebApp

デフォルトのサーブレット コンテキスト (ContextPath = "/") にマップするサーブレット 2.3 Web アプリケーション。このパラメータは、8.1 リリースから非推奨になっている。 代わりに、weblogic.xml または application.xml で context-root="/" を設定する。

Administration Console のフィールド ラベル : [デフォルト Web アプリケーション]

必須 : いいえ

DeploymentOrder

デプロイの優先順位。サーバではこれを使って項目のデプロイ順を決定する。優先順位は、同じタイプの他のデプロイ可能な項目に対する相対的な順位。 たとえば、サーバはすべての EJB を優先順位に従ってデプロイしてから、起動クラスを優先順位に従ってデプロイする。

デプロイ順の値が小さい項目から順にデプロイされる。デプロイ順の値が等しい項目のデプロイメント順序は保証されていない。クラスタ間の順序付けは保証されていない。

デフォルト値 : 1000

最小値 : 0

最大値 : 231-1

FrontendHTTPPort

frontendHTTPPort を設定する。リクエストがファイアウォールまたはプロキシを経由する場合でも、webapp が常に正しい PORT 情報を持つようにする手段を提供する。このパラメータがコンフィグレーションされている場合は、HOST ヘッダが無視され、このパラメータの情報が代わりに使用される。

デフォルト値 : 0

FrontendHTTPSPort

frontendHTTPSPort を設定する。リクエストがファイアウォールまたはプロキシを経由する場合でも、webapp が常に正しい PORT 情報を持つようにする手段を提供する。このパラメータがコンフィグレーションされている場合は、HOST ヘッダが無視され、このパラメータの情報が代わりに使用される。

デフォルト値 : 0

FrontendHost

HTTP frontendHost を設定する。リクエストがファイアウォールまたはプロキシを経由する場合でも、webapp が常に正しい HOST 情報を持つようにする手段を提供する。このパラメータがコンフィグレーションされている場合は、HOST ヘッダが無視され、このパラメータの情報が代わりに使用される。

必須 : いいえ

HttpsKeepAliveSecs

リクエストをタイム アウトするまで HTTPS キープアライブを維持する秒数。

Administration Console のフィールド ラベル : [HTTPS 持続時間]

単位 : 秒

デフォルト値 : 60

セキュアな値 : 60

最小値 : 30

最大値 : 360

KeepAliveEnabled

HTTP キープアライブを有効にするかどうかを返す。

Administration Console のフィールド ラベル : [Keep Alive を有効化]

デフォルト値 : true

セキュアな値 : true

KeepAliveSecs

リクエストをタイム アウトするまで HTTP キープアライブを維持する秒数。

Administration Console のフィールド ラベル : [持続時間]

単位 : 秒

デフォルト値 : 30

セキュアな値 : 30

最小値 : 5

最大値 : 300

LogFileBufferKBytes

HTTP リクエストを格納するバッファの最大サイズ (単位 : KB)。バッファがこのサイズに達すると、データが HTTP ログ ファイルに書き込まれる。サーバがバッファ サイズをチェックする頻度を指定するには、LogFileFlushSecs プロパティを使用する。

Administration Console のフィールド ラベル : [ファイル バッファ サイズ]

単位 : KB

デフォルト値 : 8

最小値 : 0

最大値 : 1024

LogFileCount

ログをローテーションする場合にサーバが作成するログ ファイルの最大数。isLogFileLimitEnabled が true で、setLogRotationType が [サイズ] または [時間] の場合にのみ有効。

デフォルト値 : 7

最小値 : 1

最大値 : 9999

LogFileFlushSecs

サーバが HTTP リクエスト バッファのサイズをチェックする間隔 (単位 : 秒)。バッファのサイズが LogFileBufferKBytes プロパティで指定されたサイズを超えると、サーバはバッファ内のデータを HTTP リクエスト ログ ファイルに書き込む。

Administration Console のフィールド ラベル : [ファイル更新間隔]

単位 : 秒

デフォルト値 : 60

最小値 : 1

最大値 : 360

LogFileFormat

HTTP ログ ファイルのフォーマットを指定する。どちらのフォーマットも W3C で定義されている。拡張ログ フォーマットでは、ログ ファイルでサーバのディレクティブを使用して、サーバが記録する情報をカスタマイズする。

Administration Console のフィールド ラベル : [ファイル フォーマット]

必須 : いいえ

デフォルト値 : common

LogFileLimitEnabled

ログのローテーションで作成するログ ファイルの数をサーバが制限するかどうかを示す。制限は getLogFileCount に基づく。

デフォルト値 : false

LogFileName

HTTP リクエストのログを格納するファイルの名前。パス名が絶対パスではない場合、そのパスはサーバのルート ディレクトリを基準とする相対パスであると見なされる。

この値は、HTTP ログが有効化されている場合にのみ意味を持つ。

現在のログ ファイルは常にこの属性の値と等しい名前のファイルである。ログ ファイルのローテーションを有効化した場合、現在のファイルがサイズまたは時間制限を超過していると、名前は変更される。

ログ ファイルがローテーションされるときにファイル名に日付と時刻のスタンプを含めるには、ファイル名に java.text.SimpleDateFormat 変数を追加する。各変数はパーセント記号 (%) で囲む。

たとえば、ファイル名を access_%yyyy%_%MM%_%dd%_%hh%_%mm%.log と定義すると、ログ ファイルの名前は access_yyyy_mm_dd_hh_mm.log になる。

ログ ファイルがローテーションされると、ローテーション後のファイル名に日付と時刻のスタンプが含まれる。たとえば、ファイルが 2003 年 4 月 2 日の午前 10:05 にローテーションされると、古いメッセージを格納するログ ファイルの名前は access_2003_04_02_10_05.log になる。

日付と時刻のスタンプを含めない場合は、ローテーション後のログ ファイル名に作成順の番号が追加される。 たとえば、access.log0007 のようになる。

Administration Console のフィールド ラベル : [ファイル名]

必須 : いいえ

デフォルト値 : access.log

LogRotationPeriodMins

古い HTTP リクエストが別のログ ファイルに移される間隔 (単位 : 分)。この値は、[日付] ベースのローテーション タイプを使用する場合にのみ意味を持つ。

Administration Console のフィールド ラベル : [ローテーション間隔]

単位 : 分

デフォルト値 : 1440

最小値 : 1

最大値 : 231-1

LogRotationTimeBegin

時間ベースのローテーションの開始時間を指定する。この値によって指定された間隔で、現在のログ ファイル名が変更される。以後、LogRotationPeriodMins に指定した間隔でログ ファイル名が変更される。

MM-dd-yyyy-k:mm:ss の形式を使って指定する。

  • MM はグレゴリアン暦の表現による月。

  • dd は日。

  • yyyy は年。

  • k は 24 時間形式における時間。

  • mm は分。

  • ss は秒。

指定した時間がすでに経過している場合、サーバはローテーションの開始時間とその間隔に基づいて開始時間を計算する。 たとえば、[ローテーション開始時間] を 08-03-2004-15:30:00、[ローテーション間隔] を 10 分に指定して、WebLogic Server を 08-03-2004-15:45:00 に起動したとする。この場合、ローテーションの開始時間は、15:30 + (10 * 2) 分となり、ファイルのローテーションは 15:50 に開始する。

デフォルトでは、ローテーションはサーバ インスタンスを再起動した時間にローテーション間隔を足した時間に基づいて開始する。

Administration Console のフィールド ラベル : [ローテーション開始時間]

必須 : いいえ

LogRotationType

古い HTTP リクエストを別のログ ファイルに移すための条件。

  • [サイズ]。ログ ファイルが MaxLogFileSizeKBytes に指定したサイズに達すると、ファイル名が LogFileName.n に変更される。

  • [日付]。LogRotationPeriodMin に指定した間隔で、ファイル名が LogFileName.n に変更される。

ファイル名が変更されると、以後のメッセージは LogFileName に指定した名前の新しいファイルに蓄積される。

Administration Console のフィールド ラベル : [ローテーション タイプ]

必須 : いいえ

デフォルト値 : size

LogTimeInGMT

ホスト コンピュータで指定されたローカル タイム ゾーンに関係なく、HTTP ログ メッセージのタイム スタンプがグリニッジ標準時 (GMT) であるかどうかを指定する。

この方法を使用すると、拡張フォーマット ログ ファイルの W3C 仕様に準拠できる。その仕様では、拡張フォーマット ログ エントリのタイム スタンプはすべて GMT でなければならないとされている。

これは、メッセージ フォーマットとして [拡張] を指定している場合にのみ適用される。

デフォルト値 : false

LoggingEnabled

HTTP リクエストのログを有効化する。

Administration Console のフィールド ラベル : [ログを有効化]

デフォルト値 : true

セキュアな値 : true

MaxLogFileSizeKBytes

サーバが独立したファイルにログ メッセージを移動するきっかけとなるサイズ (1 ~ 65535KB)。ログ ファイルが指定のサイズに達した後、次にファイル サイズがサーバによってチェックされるときに、現在のログ ファイルが FileName.n としてリネームされ、以降のメッセージを格納する新しいファイルが作成される。

0 を指定すると、ファイル サイズは無限に大きくなる。

このプロパティは、ファイルを [サイズ] でローテーションする場合にのみ意味を持つ。

Administration Console のフィールド ラベル : [最大ログファイル サイズ]

単位 : KB

デフォルト値 : 5000

最小値 : 0

MaxPostSize

サーブレット リクエスト中の HTTP POST データの読み込みに対する最大 POST サイズ (単位 : KB)。MaxPostSize < 0 は無制限。

Administration Console のフィールド ラベル : [最大 POST サイズ]

単位 : バイト

デフォルト値 : -1

MaxPostTimeSecs

サーブレット リクエスト中の HTTP POST データの読み込みに対する最大 POST 時間 (単位 : 秒)。MaxPostTime < 0 は無制限。

Administration Console のフィールド ラベル : [最大 POST 時間]

単位 : 秒

デフォルト値 : -1

Name

このコンフィグレーションの名前。WebLogic Server では MBean を使用してコンフィグレーションを実装および保持する。

Administration Console のフィールド ラベル : [名前]

必須 : いいえ

Notes

このコンフィグレーションの説明として任意に入力できる情報。

Administration Console のフィールド ラベル : [メモ]

必須 : いいえ

PostTimeoutSecs

サーブレット リクエスト中の HTTP POST データの読み込みに対するタイムアウト (単位 : 秒)。

Administration Console のフィールド ラベル : [POST タイムアウト]

単位 : 秒

デフォルト値 : 30

セキュアな値 : 30

最小値 : 0

最大値 : 120

SendServerHeaderEnabled

このサーバ インスタンスがその名前と WebLogic Server バージョン番号を HTTP 応答ヘッダに含めるかどうかを指定する。この情報を提供すると、攻撃者が特定バージョンの WebLogic Server の脆弱性を知っている場合にセキュリティ上のリスクが生じることになる。

デフォルト値 : false

セキュアな値 : false

SingleSignonDisabled

Web アプリケーションでシングル サインオンを無効にする。

デフォルト値 : false

Targets

現在のドメイン内で、この項目のデプロイ先となる対象。

Administration Console のフィールド ラベル : [対象]

必須 : いいえ

URLResource

JNDI に URL 接続ファクトリ リソースを追加する。

必須 : いいえ

UseHeaderEncoding

非 ISO-8859_1 文字の含まれることがわかっている特定のヘッダで Content-Type エンコーディングを使用できるようにする。

デフォルト値 : false

セキュアな値 : false

UseHighestCompatibleHTTPVersion

互換性の最も高い HTTP プロトコル バージョン文字列を応答で使用できるようにする。たとえば、HTTP 仕様では、HTTP/1.0 を使用したリクエストに対する応答では HTTP/1.1 バージョン文字列を使用するように提案されている。これは必ずしも応答フォーマットに影響しない。

デフォルト値 : true

VirtualHostNames

この Web サーバが代わりにリクエストを処理するホスト名を返す。

Administration Console のフィールド ラベル : [仮想ホスト名]

必須 : いいえ

WAPEnabled

WAP を有効化する。

Administration Console のフィールド ラベル : [WAP 有効化]

デフォルト値 : false

 

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