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リリース ノート

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WebLogic Server 8.1 に関する確認済みの問題

以下の節では、WebLogic Server 8.1 およびサービス パックにおける確認済みの問題、サポートのレベル、および一般的な問題について説明します。

 


WebLogic Server 8.1 SP6 に関する確認済みの問題

JDBC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR280439

Oracle 用の WebLogic Type 4 JDBC ドライバで、getAsciiStream() メソッドの呼び出しにおいて、ドライバの文字セット サポートの修正と拡張が原因のパフォーマンスの低下があります。通常、更新されたドライバは前のバージョンのドライバよりもパフォーマンスが高くなります。

回避策と解決策 :

getAsciiStream() の代わりに getCharacterStream() メソッドを使用します。

サーブレットと JSP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR262289

HttpsURLConnection クラスから取得した InputStreamclose() メソッドを呼び出す場合、disconnect() メソッドが呼び出されても、基底の SSL ソケットが閉じられないことがあります。その結果、ソケット リークが発生します。

回避策と解決策 :

ソケット リークを回避して基底のリソースがすべて閉じられるようにするには、InputStream#close() メソッドの代わりに HttpsURLConnection#disconnect() メソッドを使用してください。


 

 


WebLogic Server 8.1 SP5 に関する確認済みの問題

コア WebLogic Server に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR185820 CR185821

IP マッピングを使用する逆プロキシ サーバをクライアントでインストールした場合、サーバの IP アドレスおよびドメイン名が利用できなくなることがあります。

CR217067

[低メモリ粒度レベル] 属性が無効になっています。WebLogic Server では、空きメモリの平均値が [低メモリ粒度レベル] の値よりも小さい場合に警告メッセージがログに記録されます。

CR236083

クラスタ化された HttpSession レプリケーションにより、以下の条件がすべて揃っている場合に「Received a stale replication request」エラーがトリガされることがあります。

    1. クラスタにコンフィグレーションされた PersistentStoreType でレプリケート (またはクラスタ化されている場合にレプリケート) するように設定されている。

    2. 同時ユーザ数が数百に達する負荷の高いクライアントに対して、クラスタで HTTP セッションをレプリケートしている。

    3. クライアントのトラフィックを処理する一部のサーバ スレッドが、データベースからの応答の待機中に遅延している。

CR272727

開かれるファイル記述子の数を制限する ulimit -n コマンドは、HP-UX の ksh シェルではサポートされません。

ほとんどの UNIX プラットフォームにおいて、WebLogic Server を起動する前に、WL_HOME/common/bin/commEnv.sh スクリプトによって ulimit -n コマンドが呼び出され、開かれるファイル記述子の上限が 1024 に設定されます。ただし、ulimit コマンドの -n オプションは HP-UX の ksh シェルではサポートされません。そのため、WebLogic Server 8.1SP5 では、この HP-UX シェルの場合、commEnv.sh スクリプトによって、開かれるファイル記述子の上限が設定されません。

オペレーティング システム : PA-RISC 搭載の HP-UX 11.0、11i

回避策 : 開かれるファイル記述子の数を手動で制限できます。ただし、この回避策は ksh シェル環境では使用できません。

JDBC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR251945

接続プールがユーザ リクエストに対応しない場合、マルチプールでこのプールの無効化が試行されていました。しかし、無効化ができるのは「Admin」グループに属するユーザに限定されていました。現在のユーザが必要なパーミッションを持たない場合、ResourcePermissionsException が発生していました。

セキュリティに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR182523

Administration Console ヘルプで、ドメイン間トランザクション (つまり、すべての参加ドメインが WebLogic Server 9.x、8.x、7.x、および 6.x ドメインであるか、9.x、8.x、7.x および 6.x の組み合わせの上で動作している場合) を有効にするための、ドメインのコンフィグレーション方法に関する情報が正しくありませんでした。

回避策 : ドメイン間トランザクションを有効にするためのドメインのコンフィグレーションに必要な情報は、オンライン上にあります。Administration Console オンライン ヘルプの「ドメイン間トランザクションに対するドメインのコンフィグレーション」を参照してください。

サーブレットと JSP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR262289

HttpsURLConnection クラスから取得した InputStreamclose() メソッドを呼び出す場合、disconnect() メソッドが呼び出されても、基底の SSL ソケットが閉じられないことがります。その結果、ソケット リークが発生します。

回避策と解決策 :

ソケット リークを回避して基底のリソースがすべて閉じられるようにするには、InputStream#close() メソッドの代わりに HttpsURLConnection#disconnect() メソッドを使用してください。


 

 


WebLogic Server に関する問題における Spring Framework

変更要求番号

説明と回避策

CR236708

Hibernate 3 と WebLogic Server の間に Antlr 衝突があります。

回避策 :

CLASSPATH の weblogic.jar の前に、Antlr2.7.5.jar を挿入します。

CR237532

Spring Framework を使用した場合、WebApp クラスロードの問題があります。

回避策 :

BEA カスタマ サポートにご連絡の上、WebLogic Server と Spring Framework の併用に対応するパッチを入手してください。

 


WebLogic Server 8.1 SP4 に関する確認済みの問題

Administration Console に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR186747

言語プリファレンスが日本語か韓国語に設定されている Administration Console を表示している場合に、ページで表示される情報をカスタマイズするためのリンク (英語では [Customize this view...]) が機能しません。

回避策 : Administration Console の [コンソール|プリファレンス] タブの [言語] で、[English] を選択します。

クラスタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR172156

WebLogic Server 8.1 では、1 つのクラスタ内でおよそ 20 以上のチャネルを使用すると、ヘッダのマルチキャスト送信がデフォルトの最大パケット サイズを超過することがあります。config.xml の Server 要素に含まれる MTUSize 属性では、関連するネットワーク カードを使用して送信されるパケットの最大サイズを 1500 に設定しています。MTUSize 属性の値を超えるサイズのパケットを送信すると、次に示すような java.lang.NegativeArraySizeException が送出される場合があります。

java.lang.NegativeArraySizeException at
weblogic.common.internal.WLObjectOutputStreamBase2.writeBytes(WLObjectOutputStreamBase2.java:97)
at weblogic.cluster.MulticastSender.fragmentAndSend(MulticastSender.java:340)
at weblogic.cluster.MulticastSender.send(MulticastSender.java:156) at
weblogic.cluster.AttributeManager.sendAttributes(AttributeManager.java:52) at
weblogic.cluster.ClusterCommunicationService.resume(ClusterCommunicationService.java:79)
at weblogic.t3.srvr.T3Srvr.resume(T3Srvr.java:1042)
at weblogic.t3.srvr.T3Srvr.run(T3Srvr.java:359)
at weblogic.Server.main(Server.java:32)

1 つのクラスタで 22 のチャネルを使用していて、この問題が発生する場合には、MTUSize 属性を 2500 に設定すると解決されます。

回避策 : 1 つのクラスタで多数のチャネルを使用していて NegativeArraySizeExceptions が送出される場合には、この例外が発生しなくなるまで、少しずつ MTUSize 属性の値を増加します。

コア WebLogic Server に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR093104

以前のサービス パックの NT 用のパフォーマンス パックでは、特定の状況下でスレッドのデッドロックが発生していました。この問題は、JSP からデータベースへのアクセス テストにおいて、負荷の軽い状況下で確認されています。このとき、スレッド ダンプには「default」実行スレッドの多くが「waiting for monitor entry (モニタ エントリ待ち)」であることが示されていました。以下を参照してください。

"ExecuteThread: '10' for queue: 'default'" daemon prio=5 tid=0x273fb548 nid=0xadc waiting for monitor entry [0x2810f000..0x2810fdc4]

回避策 : このようなデッドロックが発生する場合には、JVM の起動ディレクトリに .hotspot_compiler というファイルを作成し、そのファイルに次のように記述します。

exclude weblogic/socket/NTSocketMuxer processSockets

exclude weblogic/socket/NTSocketMuxer trigger

exclude weblogic/socket/NTSocketMuxer cleanup

CR183137

デバッグを有効にしたプロダクション モード (-server) で JSP がプリコンパイルされている場合、Java コマンドライン オプションの特定の組み合わせでは、Sun JDK が HotSpot Virtual Machine エラーでクラッシュする恐れがあります。その場合、次のようなエラーが示されます。

# HotSpot Virtual Machine Error, Internal Error
# Please report this error at
# http://java.sun.com/cgi-bin/bugreport.cgi
#
# Java VM: Java HotSpot(TM) Server VM (1.4.2_04-b05 mixed mode)
#
# Error ID: 53484152454432554E54494D450E435050018D
#
# Problematic Thread: prio=5 tid=0x2d48f578 nid=0xc10 runnable

特に、次のような組み合わせの場合にこの問題が起こるおそれがあります。

  • ドメインのコンフィグレーションに (BEA JRockit® ではなく) Sun JDK 1.4.2_04 を使用している

  • サーバがプロダクション モード (-server オプションを使用) で実行されている

  • デバッグが有効になっている

  • JSP のプリコンパイルが有効になっている (Web アプリケーションの weblogic.xml ファイルで precompile=true が指定されている)

この問題に関係する Sun JVM コマンドライン オプションは以下のとおりです。

-server -Xdebug -Xnoagent
-Xrunjdwp:transport=dt_socket,address=8453,server=y,suspend=n
-java.compiler=NONE -ea -da:com.bea...-da:javelin...-da:weblogic...

回避策 : いくつかの方法でこの問題を回避できます (以下のいずれかを選択してください)。

  • Sun JVM の代わりに JRockit JVM を使用する。

  • Sun JDK でデバッグを行う際には、(-server ではなく) -client を使用して起動するように、サーバの起動スクリプトを編集する。

  • デバッグを無効にする (setDomainEnv を編集するか、JVM デバッグ引数を手動で削除する)。

  • デバッグを実施している場合にはプリコンパイルを行わない。

CR239324 CR239819

ソケットを登録解除してから登録し、この 2 つの呼び出し間にタイムアウト用のタイマーが動作しない場合、データ構造が同期しなくなり新しく登録されたソケットがタイムアウトしなくなります。

この問題は、8.1 SP5 で解決されました。

デプロイメントに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR210073

アプリケーションのすべてのモジュールがクラスタ内のサーバのいくつかに固定されていて (サーバにデプロイされるか、サーバで対象とされていて)、どのモジュールもそのクラスタ自体では対象にされていない場合、管理 RMI でスレッドのデッドロックが発生してアプリケーションのデプロイメントがハングすることがあります。

回避策 : RMI のプール サイズを増加します。それには、WebLogic の起動スクリプトの java コマンドで -Dweblogic.management.rmiQueueSize=xx のように指定します。ここで、xx にはドメイン内の管理対象サーバ数よりも 1 つ多い数を指定することをお勧めします。デフォルトでは、このプール サイズの値は 3 に設定されています。

ドキュメントに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR196210

このドキュメントの以前のバージョンおよび他のサンプルのドキュメントに、Administration Server で MBeanHome インタフェースをルックアップする方法として weblogic.management.Admin.getInstance().getAdminMBeanHome() を使用するという誤った説明がありました。

weblogic.management.Admin クラスはパブリックではありません。非パブリックなこのクラスを使用する代わりに、JNDI を使用して MBeanHome を取得します。『WebLogic JMX Service プログラマーズ ガイド』の「例 : アクティブなドメインとサーバの判別」を参照してください。

なし

Administration Console オンライン ヘルプにある JRockit のドキュメントへのリンクが、JRockit 1.4.2 のドキュメントではなく JRockit 8.1 SP3 のドキュメントと繋がっています。JRockit のドキュメント一覧は、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/more_jrockit.html で参照できます。

サンプルに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR175804

サンプル iiop.ejb.entity.tuxclient が正常に実行されません。

この問題は、ベクトルのマーシャリングに関する JVM の動作が変更されたために発生します。近くリリースされる BEA Tuxedo® 8.1 のローリング パッチでは、この問題が解決される予定です。

インストールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR182698

Itanium システムで Red Hat Enterprise Linux AS または ES 3.0 を使用する環境において WebLogic Server 8.1 SP3 へのアップグレードを行うと、Smart Update がハングし、インストールが完了しません (Smart Update は Red Hat Enterprise Linux 2.1 では動作しますが 3.0 では動作しません)。

回避策 : Red Hat Enterprise Linux 3.0 上で WebLogic Server 8.1 SP3 をアップグレードする場合には Smart Update を使用しないでください。アップグレード インストーラを使用するか、WebLogic Server 8.1 SP3 を新しくインストールしなおします。

アップグレード インストーラの使用方法の詳細については、『WebLogic Platform のインストール』の節「Service Pack とローリング パッチのインストール」の「ダウンロード可能なアップグレード インストーラを使用した Service Pack とローリング パッチのインストール」を参照してください。

JDBC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR184298

WebLogic Server クライアントで、プールされた JDBC 接続を使用している場合に、クライアントの CLASSPATH に指定されている JDBC ドライバ クラスのバージョンがサーバの CLASSPATH に指定されているバージョンと正確に同じでない場合、java.rmi.UnmarshalException が送出されることがあります。この問題は、BEA WebLogic Workshop® で RowSet コントロールを使用した場合に確認されました。

回避策 : クライアントおよびサーバの CLASSPATH に同一の JDBC ドライバ クラスを指定します。

CR190393

テストの失敗が指定した失敗回数に達した場合に、CountOfTestFailuresTillFlush によってすべての接続が閉じられるはずが閉じられないものがあり、さらにプールも無効化されません。

8.1SP4 ではこの問題の回避策はありません。

この問題は、8.1 SP5 で解決されました。

ノード マネージャに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR203668

管理対象サーバをノード マネージャと共に使用していて、管理対象サーバが [再起動間隔] 属性で指定されている時間内、および [期間内の最大再起動回数] で指定されている試行回数内に再起動できない場合、手動で再起動する必要があります。

CR209806

Administration Console でマシンがコンフィグレーションされていて、ノード マネージャのリスン ポートが未指定のままの場合、管理サーバはノード マネージャの有無を調べるのにデフォルトのポート 5555 をチェックします。その結果、管理サーバによるこの処理が、ポート 5555 で実行中の他の処理と衝突します。この現象は、ノード マネージャがデプロイされていない場合にも発生します。

セキュリティに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR187784

URLResource のコンテキスト パスと URI の引数が Windows では小文字で、UNIX では大文字と小文字が混在した状態で格納されます。そのため、あるオペレーティング システム上のドメインにロールおよびポリシーを定義し、それらをエクスポートして別のオペレーティング システム上のドメインにインポートすると、ロールおよびポリシーが正常に機能しないことがあります。結果として、ロールおよびポリシーを他のオペレーティング システム上のドメインにインポートした場合に、あるオペレーティング システム上では保護されている Web アプリケーション ページが、保護されない状態になることがあります。

CR206178

WLS8.1 SP3 を JDK 1.4.2 と併用している場合に、発信 SSL 接続を作成すると、次のエラーが発生します。

"java.lang.IllegalStateException: Cipher not initialized "

この問題は、すべての jar ファイルを JDK 1.4.1 の /jre/lib/ext フォルダから JDK 1.4.2 の /jre/lib/ext フォルダにコピーすることで解決します。

サーブレットと JSP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR262289

HttpsURLConnection クラスから取得した InputStreamclose() メソッドを呼び出す場合、disconnect() メソッドが呼び出されても、基底の SSL ソケットが閉じられないことがあります。その結果、ソケット リークが発生します。

回避策と解決策 :

ソケット リークを回避して基底のリソースがすべて閉じられるようにするには、InputStream#close() メソッドの代わりに HttpsURLConnection#disconnect() メソッドを使用してください。


 

トランザクションに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR201308

Oracle thin driver 10.1.0.3 と共に XA トランザクションを使用するアプリケーションでは、データベースを XA に対応させるための他の準備作業に加え、データベース ユーザに dbms_system テーブルに対する実行パーミッションを与える必要があります。このパーミッションはデータベースへの接続に使用されます。

1. 次のコマンドを実行します。@xaview.sql

2. 以下のパーミッションを与えます。

grant select on v$xatrans$ to public (or <user>);

grant select on pending_trans$ to public;

grant select on dba_2pc_pending to public;

grant select on dba_pending_transactions to public;

(Oracle Thin driver 10.1.0.3 以降をお使いの場合)
grant execute on dbms_system to <user>;

上の手順をデータベース サーバ上で実行しない場合、通常の XA データベース クエリと更新は正常に動作できます。ただし、クラッシュ後の再起動に続き、WebLogic Server トランザクション マネージャが回復処理を行うときに、Oracle リソースの回復は XAER_RMERR になり失敗します。クラッシュの回復は、XA リソースに対する標準的な処理です。

注意 : Weblogic Server 8.1SP4 には Oracle Thin driver 10.1.0.2 が同梱されています。したがって、dbms_system に対するパーミッションの付与は、別のバージョンのドライバを使用する場合にのみ必要になります。

WebLogic Server で Oracle Thin/XA ドライバを使用する場合の詳細については、『WebLogic JTA プログラマーズ ガイド』の「Oracle Thin/XA Driver の使い方」を参照してください。

CR220662

データベース サーバまたはデータベース ネットワークのクラッシュに続く特定の障害状況で、障害の発生している Oracle Real Application Clusters (RAC) インスタンス上の保留中のトランザクション ブランチが適切に解決されないことがあります。次のいずれかの方法でこの問題を修正します。

  • データの損失を防ぐには、調整を担当する管理対象サーバを再起動する

  • データの損失を容認できる場合、Oracle データベースの当該トランザクションを強制的にロールバックする

Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR107595

WebLogic Server 8.1 では、J2ME クライアントに対して SSL が機能しません。

Certicom の SSL ライブラリでは、J2ME ではサポートされていない追加機能が必要とされます。そのため、SSL は WebLogic Server 8.1 で動作する J2ME クライアントではサポートされていません。

WebLogic Tuxedo Connector (WTC) に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR185475

WTC では単一のトランザクションで複数の接続を扱えません。

単一のトランザクションの中で複数の TuxedoConnection がインスタンス化された場合、トランザクションでは、最初にインスタンス化された TuxedoConnection のみが使用されます。

CR179956

WTC でインポートされたサービスのリソース名は、リモート名と一致している必要があります。

WTC でインポートされたサービスのリソース名とリモート サービス名を別の名前にすることはできません。インポートされたサービスの Mbean をアップデートして (別のリソース名を与えて) も、WTCService のキャッシュはアップデートされません。

回避策 : WebLogic Server インスタンスを再起動します。

CR127660

VIEW クラスは接続ごとには設定されません。

2 つのアプリケーションが、定義は異なるが同じ VIEW 名を持つ VIEW クラスをそれぞれ指定した場合、BEA WebLogic Tuxedo ConnectorTM で共有されているハッシュ テーブルは、サーバに対して予期しない動作を行うことがあります。Resource セクション用のハッシュ テーブルに加えて、その接続における VIEW クラス用のハッシュ テーブルを用意する必要があります。

回避策 : すべての WebLogic Workshop アプリケーションで定義されている全 VIEW クラスに一貫性を持たせます。つまり、同じ VIEW クラスを表す場合にのみ同じ VIEW 名を用いるようにします。

WebLogic Type 4 JDBC ドライバに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR202674

DB2 用の WebLogic Type 4 JDBC ドライバは WebLogic Server 8.1 SP4 リリースには同梱されていません。WebLogic Server 8.1 SP4 では DB2 がまだサポートされていないため、このドライバは削除されました。DB2 のサポートが必要な場合、WebLogic Server 8.1 SP4 で DB2 がサポートされるまでは、WebLogic Server 8.1 SP3 を使用することをお勧めします。

--

Oracle ドライバ

現在の WebLogic JDBC Oracle ドライバでは、FLOAT または FLOAT(n) と定義されているカラムを SQL データ型の DOUBLE 型として記述します。以前のこのドライバでは、このようなカラムを SQL データ型の FLOAT 型として記述していました。この DOUBLE 型と FLOAT 型は、どちらも倍精度の浮動小数点数を表します。

--

SQL Server ドライバ

SendStringParameterAsUnicode 接続オプションはデフォルトで true に設定されています。このオプションが true に設定されていると、アプリケーションで SQL での文字列比較を行う際にデータベースに格納されているデータが Unicode でない場合、パフォーマンスが低下することがあります。一方このオプションが false に設定されていると、データがデータベースのデフォルトの文字セット以外で格納されている場合に、データが壊れたり、比較の結果が予期しないものになったりします。Microsoft SQL Server では、データベースのデフォルトの文字セットではない文字セットを使用するカラムをテーブル内に定義できます。パラメータのデータをサーバに送信する際、ドライバでは比較または変更するカラムにどの文字セットが指定されているかを認識できません。パラメータのデータを Unicode で送信すると常に機能しますが、変換の影響を受けやすく、またパフォーマンスの問題があることが Microsoft のドキュメント (http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;en-us;Q271566) に報告されています。

CR183190

特定の文が失敗した状況で、キャッシュされた文が閉じられずにリークされ、DBMS のリソース問題を引き起こします。DB2 データベースを使用している場合には、次に示すエラーが発生することがあります。

"java.sql.SQLException: [BEA][DB2 JDBC Driver]No more available statements.

Please recreate your package with a larger dynamicSections value."

8.1SP4 ではこの問題の回避策はありません。

この問題は、8.1 SP5 で解決されました。

 


WebLogic Server 8.1 SP3 に関する確認済みの問題

以下の節では、WebLogic Server 8.1 SP3 における確認済みの問題について説明します。

Administration Console に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR186747

言語プリファレンスが日本語か韓国語に設定されている Administration Console を表示している場合に、ページで表示される情報をカスタマイズするためのリンク (英語では [Customize this view...]) が機能しません。

回避策 : Administration Console の [コンソール|プリファレンス] タブの [言語] で、[English] を選択します。

クラスタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR172156

WebLogic Server 8.1 では、1 つのクラスタ内でおよそ 20 以上のチャネルを使用すると、ヘッダのマルチキャスト送信がデフォルトの最大パケット サイズを超過することがあります。config.xml の Server 要素に含まれる MTUSize 属性では、関連するネットワーク カードを使用して、送信されるパケットの最大サイズを 1500 に設定しています。MTUSize 属性の値を超えるサイズのパケットを送信すると、次に示すような java.lang.NegativeArraySizeException が送出される場合があります。

java.lang.NegativeArraySizeException at
weblogic.common.internal.WLObjectOutputStreamBase2.writeBytes(WLObjectOutputStreamBase2.java:97)
at weblogic.cluster.MulticastSender.fragmentAndSend(MulticastSender.java:340)
at weblogic.cluster.MulticastSender.send(MulticastSender.java:156) at
weblogic.cluster.AttributeManager.sendAttributes(AttributeManager.java:52) at
weblogic.cluster.ClusterCommunicationService.resume(ClusterCommunicationService.java:79)
at weblogic.t3.srvr.T3Srvr.resume(T3Srvr.java:1042)
at weblogic.t3.srvr.T3Srvr.run(T3Srvr.java:359)
at weblogic.Server.main(Server.java:32)

1 つのクラスタで 22 のチャネルを使用していて、この問題が発生する場合には、MTUSize 属性を 2500 に設定すると解決されます。

回避策 : 1 つのクラスタで多数のチャネルを使用していて NegativeArraySizeExceptions が送出される場合には、この例外が発生しなくなるまで、少しずつ MTUSize 属性の値を増加します。

コア WebLogic Server に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR093104

以前のサービス パックの NT 用のパフォーマンス パックでは、特定の状況下でスレッドのデッドロックが発生していました。この問題は、JSP からデータベースへのアクセス テストにおいて、負荷の軽い状況下で確認されています。このとき、スレッド ダンプには「default」実行スレッドの多くが「waiting for monitor entry (モニタ エントリ待ち)」であることが示されていました。

"ExecuteThread: '10' for queue: 'default'" daemon prio=5 tid=0x273fb548 nid=0xadc waiting for monitor entry [0x2810f000..0x2810fdc4]

回避策 : このようなデッドロックが発生する場合には、JVM の起動ディレクトリに .hotspot_compiler というファイルを作成し、そのファイルに次のように記述します。

exclude weblogic/socket/NTSocketMuxer processSockets

CR183137

デバッグを有効にしたプロダクション モード (-server) で JSP がプリコンパイルされている場合、Java コマンドライン オプションの特定の組み合わせでは、Sun JDK が HotSpot Virtual Machine エラーでクラッシュする恐れがあります。その場合、次のようなエラーが示されます。

# HotSpot Virtual Machine Error, Internal Error
# Please report this error at
# http://java.sun.com/cgi-bin/bugreport.cgi
#
# Java VM: Java HotSpot(TM) Server VM (1.4.2_04-b05 mixed mode)
#
# Error ID: 53484152454432554E54494D450E435050018D
#
# Problematic Thread: prio=5 tid=0x2d48f578 nid=0xc10 runnable

特に、次のような組み合わせの場合にこの問題が起こるおそれがあります。

  • ドメインのコンフィグレーションに (JRockit ではなく) Sun JDK 1.4.2_04 を使用している

  • サーバがプロダクション モード (-server オプションを使用) で実行されている

  • デバッグが有効になっている

  • JSP のプリコンパイルが有効になっている (Web アプリケーションの weblogic.xml ファイルで precompile=true が指定されている)

この問題に関係する Sun JVM コマンドライン オプションは以下のとおりです。

-server -Xdebug -Xnoagent
-Xrunjdwp:transport=dt_socket,address=8453,server=y,suspend=n
-java.compiler=NONE -ea -da:com.bea...-da:javelin...-da:weblogic...

回避策 : いくつかの方法でこの問題を回避できます (以下のいずれかを選択してください)。

  • Sun JVM の代わりに JRockit JVM を使用する。

  • Sun JDK でデバッグを行う際には、(-server ではなく) -client を使用して起動するように、サーバの起動スクリプトを編集する。

  • デバッグを無効にする (setDomainEnv を編集するか、JVM デバッグ引数を手動で削除する)。

  • デバッグを実施している場合にはプリコンパイルを行わない。

CR240499

HP-UX で、Administration Console から別のスレッド優先順位が設定された場合でも、オペレーティング システムによって割り当てられたデフォルトのスレッド優先順位を使用してスレッドが実行されました。

回避策 :

    1. ルート ユーザとして、以下のコマンドを実行します。

setprivgrp <user-group> RTSCHED

ここで、user-group は unix-group です。

    2. 以下の java コマンドライン オプションを追加して WebLogic スクリプトを起動します。

-XX:SchedulerPriorityRange=SCHED_RTPRIO

ドキュメントに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

Administration Console オンライン ヘルプにある JRockit のドキュメントへのリンクが、JRockit 1.4.2 のドキュメントではなく JRockit 8.1 SP3 のドキュメントと繋がっています。JRockit のドキュメント一覧は、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/more_jrockit.html で参照できます。

サンプルに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR175804

サンプル iiop.ejb.entity.tuxclient が正常に実行されません。

この問題は、ベクトルのマーシャリングに関する JVM の動作が変更されたために発生します。近くリリースされる Tuxedo 8.1 のローリング パッチでは、この問題が解決される予定です。

インストールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR182698

Itanium システムで Red Hat Enterprise Linux AS または ES 3.0 を使用する環境において WebLogic Server 8.1 SP3 へのアップグレードを行うと、Smart Update がハングし、インストールが完了しません (Smart Update は Red Hat Enterprise Linux 2.1 では動作しますが 3.0 では動作しません)。

回避策 : Red Hat Enterprise Linux 3.0 上で WebLogic Server 8.1 SP3 をアップグレードする場合には Smart Update を使用しないでください。アップグレード インストーラを使用するか、WebLogic Server 8.1 SP3 を新しくインストールしなおします。

アップグレード インストーラの使用方法の詳細については、『WebLogic Platform のインストール』の節「Service Pack とローリング パッチのインストール」の「ダウンロード可能なアップグレード インストーラを使用した Service Pack とローリング パッチのインストール」を参照してください。

JDBC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR179600

特定の文が失敗した状況で、キャッシュされた文が閉じられずにリークされ、DBMS のリソース問題を引き起こします。Oracle データベースを使用している場合には、これによって out-of-cursor 障害が発生するおそれがあります。

この問題に対応するパッチが用意されています。そのパッチを入手するには、BEA のカスタマ サポートに連絡し、番号 CR179600 を伝えてください。

この問題は、8.1 SP4 で解決されました。

CR183190

特定の文が失敗した状況で、キャッシュされた文が閉じられずにリークされ、DBMS のリソース問題を引き起こします。DB2 データベースを使用している場合には、次に示すエラーが発生することがあります。

"java.sql.SQLException: [BEA][DB2 JDBC Driver]No more available statements.

Please recreate your package with a larger dynamicSections value."

8.1SP3 ではこの問題の回避策はありません。

この問題は、8.1 SP5 で解決されました。

CR184298

WebLogic Server クライアントで、プールされた JDBC 接続を使用している場合に、クライアントの CLASSPATH に指定されている JDBC ドライバ クラスのバージョンがサーバの CLASSPATH に指定されているバージョンと正確に同じでない場合、java.rmi.UnmarshalException が送出されることがあります。この問題は、WebLogic Workshop で RowSet コントロールを使用した場合に確認されました。

回避策 : クライアントおよびサーバの CLASSPATH に同一の JDBC ドライバ クラスを指定します。

CR190393

テストの失敗が指定した失敗回数に達した場合に、CountOfTestFailuresTillFlush によりすべての接続が閉じられるはずが閉じられないものがあり、さらにプールも無効化されません。

8.1SP3 ではこの問題の回避策はありません。

この問題は、8.1 SP5 で解決されました。

RMI/IIOP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR124596
CR192252

CR124596 に記述されていた拡張は、WebLogic Server 8.1SP3 に完全には実装されていませんでした。BEA ORB を任意に拡張することで、ブートストラップ時に再接続が強制され、ハードウェア ロードバランサが接続の試行を適切にバランシングできるようになりました。

現在では、WebLogic Server 8.1SP3 用のパッチを利用できます。パッチを入手するには、BEA カスタマ サポートにご連絡の上 CR192252 用のパッチについてお尋ねください。

この問題は、8.1 SP4 の CR192252 で解決されました。

セキュリティに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR184421

セキュリティ データを新しいセキュリティ レルムにインポートすると、ユーザ weblogicAdministrators を除くすべてのグループへのメンバシップを失います。データをインポートした後には、weblogic を必要なすべてのグループに手動で追加する必要があります。

CR187784

URLResource のコンテキスト パスと URI の引数が Windows では小文字で、UNIX では大文字と小文字が混在した状態で格納されます。そのため、あるオペレーティング システム上のドメインにロールおよびポリシーを定義し、それらをエクスポートして別のオペレーティング システム上のドメインにインポートすると、ロールおよびポリシーが正常に機能しないことがあります。結果として、あるオペレーティング システム上では保護されている Web アプリケーション ページが、ロールおよびポリシーを他のオペレーティング システム上のドメインにインポートした場合に、保護されない状態になることがあります。

サーブレットと JSP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR262289

HttpsURLConnection クラスから取得した InputStreamclose() メソッドを呼び出す場合、disconnect() メソッドが呼び出されても、基底の SSL ソケットが閉じられないことがあります。その結果、ソケット リークが発生します。

回避策と解決策 :

ソケット リークを回避して基底のリソースがすべて閉じられるようにするには、InputStream#close() メソッドの代わりに HttpsURLConnection#disconnect() メソッドを使用してください。


 

トランザクションに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR193458

DB2 データベースと DataDirect Connect for BEA WebLogic JDBC DriversTM のバージョン 3.4 を併用している場合に、バージョン 3.3 の使用時にはエラーの発生しなかったアプリケーションで XAER_RMERR エラーが発生することがあります。これは、パフォーマンス向上のためにこのドライバに追加された機能によって、結果セットが暗黙的に閉じることに起因します。

回避策 : DataDirect には、結果セットが暗黙的に閉じるかどうかを制御する AllowImplicitResultSetCloseForXA という接続プロパティが追加されています。この機能はデフォルトで有効になっています。 暗黙的に結果セットが閉じないようにするには、AllowImplicitResultSetCloseForXA=false と設定します。これを、Administration Console の [JDBC 接続プール|コンフィグレーション|全般] タブにある接続プールの [プロパティ] 欄に追加すると、JDBC 接続プールに対してこの設定を有効にできます。この結果 config.xml ファイルは、以下の config.xml の抜粋に示されるように変更されます。

<JDBCConnectionPool
DriverName="com.ddtek.jdbcx.db2.DB2DataSource"
Name="myPool"
Properties="user=scott;
portNumber=50000;
databaseName=SAMPLE;
serverName=dbserver1.yourco.COM;
batchPerformanceWorkaround=true;
AllowImplicitResultSetCloseForXA=false"
...

URL="jdbc:datadirect:db2://dbserver1:50000;DatabaseName=SAMPLE" />

注意 : この問題は DB2 用の DataDirect Connect for JDBC のバージョン 3.4 にのみあてはまります。他のデータベース管理システムに対するドライバや、この DB2 用ドライバの以前のリリースで、この問題が確認されたことはありません。これらの問題の確認されないドライバでは AllowImplicitResultSetCloseForXA プロパティは無視されます。

Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR107595

WebLogic Server 8.1 では、J2ME クライアントに対して SSL が機能しません。

Certicom の SSL ライブラリでは、J2ME ではサポートされていない追加機能が必要とされます。そのため、SSL は WebLogic Server 8.1 で動作する J2ME クライアントではサポートされていません。

WebLogic Tuxedo Connector (WTC) に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR185475

WTC では単一のトランザクションで複数の接続を扱えません。

単一のトランザクションの中で複数の TuxedoConnection がインスタンス化された場合、トランザクションでは、最初にインスタンス化された TuxedoConnection のみが使用されます。

CR179956

WTC でインポートされたサービスのリソース名は、リモート名と一致している必要があります。

WTC でインポートされたサービスのリソース名とリモート サービス名を別の名前にすることはできません。インポートされたサービスの Mbean をアップデートして (別のリソース名を与えて) も、WTCService のキャッシュはアップデートされません。

回避策 : WebLogic Server インスタンスを再起動します。

CR127660

VIEW クラスは接続ごとには設定されません。

2 つのアプリケーションが、定義は異なるが同じ VIEW 名を持つ VIEW クラスをそれぞれ指定した場合、WebLogic Tuxedo Connector で共有されているハッシュ テーブルは、サーバに対して予期しない動作を行うことがあります。Resource セクション用のハッシュ テーブルに加えて、その接続における VIEW クラス用のハッシュ テーブルを用意する必要があります。

回避策 : すべての WebLogic Workshop アプリケーションで定義されている全 VIEW クラスに一貫性を持たせます。つまり、同じ VIEW クラスを表す場合にのみ同じ VIEW 名を用いるようにします。


 

 


WebLogic Server 8.1 SP2 に関する確認済みの問題

以下の節では、WebLogic Server 8.1 SP2 における確認済みの問題について説明します。

Sun Java 2 1.4.2 SDK、Oracle 10g ドライバ、SQL Server、Sybase、および DB2 データベースの使用時に利用可能なパッチについて

WebLogic Server または BEA WebLogic PlatformTM 8.1 SP2 を、Sun Java 2 1.4.2 SDK、Oracle 10g ドライバ、SQL Server、Sybase、または DB2 データベースと共に使用している場合、WebLogic Platform 8.1 SP2 SDK1.4.2/Oracle10gdriver/Database パッチのインストールが必要なことがあります。このパッチ、およびこのパッチを必要とする特定のコンフィグレーションの説明については、以下の dev2dev Web サイトを参照してください。

http://www.beasys.co.jp/dev2dev/products/wlplatform81/patch/wlplat81sp2_patch.html

Administration Console に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR125552

JDK バージョン 1.4.1_02 がインストールされているマシンで WebLogic Server 8.1 の Administration Console を使用すると、ナビゲーション アプレットがロードできず、システムがフリーズします。

回避策 : システムから JDK バージョン 1.4.1_02 をアンインストールし、JDK バージョン 1.4.2_01 以降を再インストールします。

CR129594

WebLogic Server Administration Console の JDBC 接続プールのコンフィグレーション タブには、接続を閉じるときにローカル トランザクションをロールバックするオプションがありません。

回避策 : このオプションを設定するには、config.xml の JDBCConnectionPool 属性 RollbackLocalTxUponConnClose を編集するか、コンフィグレーション ウィザードを使用します。

CR132229

BEA JoltTM 接続プールおよび WLEC 接続プールで、複数のアドレスを区切る区切り文字が誤ってセミコロンであると認識されます。

回避策 : Jolt および WLEC の [プライマリ アドレス] フィールドと [フェイルオーバ アドレス] フィールドをコンフィグレーションする際には、複数のアドレスの区切り文字にカンマを使用します。

コンフィグレーション ウィザードに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR125514

Solaris プラットフォームで BEA_HOME/wls81/common/bin ディレクトリから config_builder.sh スクリプトを実行すると、Configuration Template Builder が起動しません。「Unable to instantiate GUI, defaulting to console mode」というメッセージが表示されますが、コンソール モードで起動せずにコマンド プロンプトが表示されます。Configuration Template Builder は、コンソール モードではサポートされていません (グラフィックス環境が必要)。

回避策 : xWindows を使用してコンフィグレーション ウィザードを実行します。

注意 : 次のサービス パックでは、この制限をもっと正確に通知するようにエラー メッセージが修正されます。

コネクタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

クライアントが接続要求を行うと、接続オブジェクトをラップする Proxy オブジェクトが WebLogic Server から (リソース アダプタを介して) クライアントに返されます。WebLogic Server はこのプロキシを使用して、J2EE コネクタ アーキテクチャの WebLogic Server 実装を使用しているアプリケーションを支援する機能を提供します。この機能には、(1) 接続リーク検出機能と、(2) 接続要求後にその接続を使用するグローバル トランザクションが開始されたときの XAResource の遅延取得機能が含まれます。

接続リクエストで返された接続オブジェクトが Connection クラスにキャストされた場合、ClassCastException が発生することがあります。この例外が発生する原因には、(1) リソース アダプタがキャストしている場合と、(2) 接続要求時にクライアントがキャストした場合が考えられます。

WebLogic Server 8.1 SP2 では、上記 (1) に該当するリソース アダプタによって発生した ClassCastException の検出が試行されます。リソース アダプタでのキャストが失敗したことが検出された場合は、プロキシ ラッパー機能が無効にされ、接続要求時の接続オブジェクト (ラップされていない) を返すことで処理が進められます。また、プロキシ ラッパー機能が無効にされたことを示す警告メッセージがログに記録されます。このタイプのキャスト障害が発生したときは、接続リーク検出機能と XAResource の遅延取得機能も同様に無効にされます (現時点では、コンソールのモニタに、このことは表示されません)。

WebLogic Server では、コンテナ管理によるセキュリティを使用するクライアントとして動作することにより ClassCastException の検出を試行します。これを可能にするには、セキュリティ資格を定義してリソース アダプタをデプロイする必要があります。

クライアントでキャストを行った結果 ClassCastException が発生した場合は、カスタマ (クライアント) コードを次のように変更します。

回避策 : クライアントで接続オブジェクトを MyConnection にキャストした場合 (MyConnection がリソース アダプタの Connection インタフェースを実装するクラスではない場合)、MyConnection を Connection を拡張するインタフェースになるように修正します。その上で、MyConnection インタフェースを実装する MyConnectionImpl クラスを実装します。

CR100048

2 つのアダプタが同じエンタープライズ情報システム (EIS) とリソース マネージャを使用するようにコンフィグレーションされている場合、同じトランザクションでそれら 2 つのアダプタを使用すると、デッドロックになるか、長時間遅延してトランザクションが失敗します。原因は、Oracle を含むほとんどのリソース マネージャで、アダプタが EIS を共有することが許可されていないことにあります。

CR127127

IIOP シンクライアントは AIX (または IBM VM 搭載の他のプラットフォーム) ではサポートされていません。Sun VM に対する依存がその理由です。

注意 : クライアントのみがこの問題の影響を受けます。別のプラットフォームで動作するシンクライアントは、AIX で動作する WebLogic Server に対して適切に動作します。

CORE に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR106616

WebLogic Server Administration Console でのいくつかの操作の後に、Linux AS2.1 および HP-UX 上で動作する Netscape Version 4.79 がバス エラーで終了します (コア ダンプが伴うこともある)。

EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR112393

EJB の JAR は、マニフェスト クラスパスを通じて別のユーティリティの JAR を参照します。weblogic.appc ユーティリティを使用して EJB をコンパイルするときに、参照先の JAR 内のクラスが見つかりません。appc コンパイラはソース JAR を一時ディレクトリに展開し、依存する JAR はクラスファインダによってその一時ディレクトリ内で検索されますが、クラス群が一時ディレクトリにコピーされることはありません。

回避策 :

この問題は、EAR ファイルに属していないスタンドアロンのモジュールでのみ発生します。EJB の JAR ファイルとユーティリティの JAR ファイルは、EAR ファイルに一緒にパッケージ化することをお勧めします。そのようにすると、これらのファイルが常に連携するようになります。一緒にパッケージ化しない場合は、weblogic.appc ではなく weblogic.ejbc ユーティリティを使用することをお勧めします。

注意 : weblogic.ejbc ユーティリティは非推奨とされているユーティリティであり、将来のリリースでは利用できなくなります。

CR126613

トランザクション コンテキストで動作している MDB は (LDAP サーバなどの) 外部システムと対話し、メッセージの処理はトランザクションのタイムアウト値よりも長くかかります。MDB は次の例外を送出し、メッセージの処理は終了します。

weblogic.utils.AssertionError: ***** ASSERTION FAILED *****[ Left-over JTA transaction found on MDB listener thread ] at
weblogic.utils.Debug.assertion(Debug.java:57) at
weblogic.ejb20.internal.MDListener.onMessage(MDListener.java:245) at
weblogic.jms.client.JMSSession.onMessage(JMSSession.java:2596) at
weblogic.jms.client.JMSSession.execute(JMSSession.java:2516) at
weblogic.kernel.ExecuteThread.execute(ExecuteThread.java:197) at
weblogic.kernel.ExecuteThread.run(ExecuteThread.java:170)

回避策 : トランザクションのタイムアウト値を増やします。

サンプルに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR104550

サンプル銀行業務アプリケーションのドメインの config.xml ファイルにおいて、EJB の名前に誤りがあります。この誤りにより、アプリケーションで EJB を見つけることができません。

<Application Deployed="true" Name="app_banking"
 Path=".\config\migrationdomain\applications"
 StagedTargets="migrationserver">
<EJBComponent Name="app_banking"
 Targets="migrationserver"
 URI="app_banking.jar"/>
</Application>

適切な名前は次のとおりです。

<Application Deployed="true"
 Name="containerManaged"
 Path=".\config\migrationdomain\applications"
 StagedTargets="migrationserver">
<EJBComponent Name="containerManaged"
 Targets="migrationserver"
 URI="app_banking.jar"/>
</Application>

回避策 : EJB をアンデプロイし、正しい名前 containerManaged で再デプロイします。

全般に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR128912

HP-UX SDK 1.4.1.05 の文字セット API で確認されている問題により、Charset.availableCharsets() が常に失敗します。この問題は、JVM 1.4.1.05 を使用した WebLogic Server SP2 で生じます。

回避策 : HP の 1.4.1.06 JVM (http://www.hp.com/products1/unix/java/ にある JDK 1.4.1.06 に付属) をダウンロードして使用します。

インストールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR127350

アップグレードの過程で、WebLogic Platform 8.1 SP2 のインストール プログラムは WL_HOME に作成されているすべてのファイル (アプリケーションを含む) を自動的に上書きします。

回避策 : Service Pack 2 をインストールする前に、WL_HOME に作成したすべてのファイルやアプリケーションのバックアップ コピーを作成します。

JMS に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR125979

クラスタ内で JMS ブリッジを設定すると、そのブリッジを起動するときに管理対象サーバから次の例外が送出され、JMS メッセージを目的地に送信できないことがあります。

<Oct 16, 2003 3:12:49 PM PDT> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000360>
<Server started in RUNNING mode>
<Oct 16, 2003 3:23:17 PM PDT> <Error> <JMS> <BEA-040368> <The following exception has occurred: java.lang.NullPointerException at weblogic.jms.bridge.internal.MessagingBridge.startInternal(MessagingBridge.java:519) at
weblogic.jms.bridge.internal.MessagingBridge.execute(MessagingBridge.java:956) at
weblogic.kernel.ExecuteThread.execute(ExecuteThread.java:197) at
weblogic.kernel.Kernel.execute(Kernel.java:336) at
weblogic.kernel.Kernel.execute(Kernel.java:321) at
...

回避策 :

クラスタ全体ではなく個々のサーバにアダプタをデプロイします。アダプタは、ブリッジが向けられている同じサーバにデプロイする必要があります。手順については、「http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/ConsoleHelp/messaging_bridge.html#1109910」 を参照してください。

この問題は、8.1 SP3 で解決されました。

CR128596

受信側クラスタの管理対象サーバを再起動した後に、送信側クラスタの JMS ブリッジのソース キューにメッセージが残ることがあります。

回避策 : CR128596 のパッチをすべての WebLogic Server インスタンスに適用します。

この問題は、8.1 SP3 で解決されました。

JVM に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR131717

Sun JDK バージョン 1.4.2_02 のバグが原因で、JDK バージョン 1.4.2_02 を日本語エンコーディング ISO-2022-JP および ISO2022JP と使用した場合にサーバの ExecuteThread はフリーズし、クライアントの JVM はハングします。日本語エンコーディングを使用しない場合は、このバグの影響を受けません。

回避策 : このバグは、JDK バージョン 1.4.2_04 (2004 年 2 月 12 日から入手可能) で修正される予定です (http://developer.java.sun.com/developer/bugParade/bugs/4879522.html を参照)。それまでの間、日本語ユーザは JDK バージョン 1.4.1 を利用できます。

CR132292

JDK バージョン 1.4.2 で javac の動作が変更されたことにより、内部クラスとして記述されたタグ ハンドラ クラスはコンパイル エラーを生成します。生成されたコードで型名に「$」が含まれています (JDK バージョン 1.4.2 では許可されていない)。

回避策 : タグ ハンドラ クラスを内部クラスではなくパブリック クラスとして宣言します。あるいは、サポートに連絡して、WebLogic Server 8.1 SP2 のパッチを入手してください。

CR135783

認証プロバイダの MBean をパッケージ化するために WebLogicMBeanMaker を呼び出したときの結果が、JDK のバージョン 1.4.1_05 とバージョン 1.4.2_03 で異なります。

JDK 1.4.1_05 の場合、ソース フォルダにクラス ファイルが格納されていない状態で WebLogicMBeanMaker を呼び出した場合に、そのエラーが何の通知もなく無視されて、MBean の JAR ファイルが作成されます。

JDK 1.4.2_03 の場合は、ソース パスにクラス ファイルがない場合には WebLogicMBeanMaker は失敗します。

CR136167

JDK 1.4.2_03 および JDK 1.4.2 の問題が原因で、ロケールが日本の場合に Administration Console でサーバ ログが表示されません。

回避策 : Sun JDK1.4.2_04 または JRockit JDK1.4.2_04 を使用します。

プラグインに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR130088

IIS プロキシ プラグインは、[HTTP キープアライブを有効にする] チェック ボックスがチェックされている場合は実行速度が非常に遅くなります。通常のパフォーマンスと比べて、20 倍から 40 倍速度が落ちます。特定のキープアライブ コンフィグレーションでは、PROTOCOL_ERROR メッセージを受け取る場合もあります。

回避策 : IIS プロキシ プラグインでパフォーマンスが低下するか、PROTOCOL_ERROR メッセージを受け取った場合は、次の IIS またはプロキシ プラグインのキープアライブ コンフィグレーションに切り替えます。

    1. [HTTP キープアライブを有効にする] チェック ボックスがチェックされていないように IIS をコンフィグレーションします。

IIS をコンフィグレーションできるようにインターネット サービス マネージャを開きます。

左ペインで、サーバのアクティビティをプロキシする Web サイトを右クリックします。

[プロパティ] を選択して、[Web サイト] タブを選択します。

[HTTP キープアライブを有効にする] チェック ボックスがチェックされていないことを確認します。

[適用] をクリックして、[OK] をクリックします。

    2. iis_proxy.ini ファイルで KeepAliveEnabled が false であるようにプロキシ プラグインをコンフィグレーションします。

テキスト エディタで iis_proxy.ini ファイルを編集し、KeepAliveEnabled=false を設定します。

    3. IIS を再起動します。

左ペインで IIS サーバ名を右クリックして、[IIS を再起動します...] を選択します。

[<IIS サーバ名> のインターネット サービスを再起動します] を選択します。

[OK] をクリックします。

IIS が再起動したら、プロキシのパフォーマンスは通常レベルに改善されているはずです。

この問題は、8.1 SP3 で解決されました。

セキュリティに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR064593

WebLogic Server の新しい Security フレームワークでは、SSL でセッションがキャッシュされずにリクエストごとに新しいハンドシェークが開始され、その結果パフォーマンスの問題やメモリ不足例外が発生します。

WebLogic 7.0 および 8.1 SP2 では、SSL セッションの生存期間を管理する weblogic.security.SSL.sessionCache.ttl が追加されました。デフォルトの値は 90000 ミリ秒 (90 秒) で、つまり 90 秒以内に (同じセッション ID で) クライアントからサーバにアクセスした場合、既存の SSL セッションが使用されることになります。この値は、サーバの起動スクリプト内に -Dweblogic.security.SSL.sessionCache.ttl を設定することで変更可能です。

CR126610

BEA WebLogic ExpressTM のライセンスを使用する場合は、WebLogic Server Administration Console でグローバル セキュリティ ロールまたはグローバル セキュリティ ポリシーをコンフィグレーションすることができません。この動作は設計どおりであり、この制限はマニュアルで更新される予定です。

CR130185

JDK の cacerts ファイルと WebLogic Server の cacerts ファイルは、信頼性のある認証局 (CA) の証明書 (そのままで使用可能) が格納されたキーストア ファイルです。それらの信頼性ある CA 証明書は、SSL の使用時に証明書チェーンの検証で使用します。

信頼性のある CA を含むすべての証明書には、NotBeforeNotAfter の日付が設定されています。証明書は、それらの日付の前または後では検証できません。

このサービス パックでは、JDK と WebLogic Server の cacerts ファイルにある各信頼性ある CA 証明書について NotAfter の日付がチェックされます。信頼性のある CA が 30 日以内に期限切れになる場合 (つまり NotAfter の日付を過ぎる場合) は、期限切れが迫っていることに関する警告メッセージが出力されます。信頼性のある CA の期限がすでに切れている場合は、その信頼性のある CA の NotAfter の日付を過ぎていることを表す警告メッセージが例外と共に出力されます。

JDK の cacerts キー ストア ファイルには、このサービス パックのリリース日前後に期限切れになる予定の信頼性ある CA が 2 つあります。このため、WebLogic Server の起動時に上記の警告メッセージの 1 つまたは両方が出力される場合があります。

回避策 : サーバの証明書チェーンでこれらの 2 つの信頼性のある CA のいずれかを使用する場合は、最適な認証局 (Verisign、Certicom など) から、新しい信頼性のある CA または証明書を入手してください。証明書の期限切れと更新の詳細については、適当な認証局に問い合わせてください。

現在の JDK cacerts ファイルには、期限切れになっている Verisign 発行の証明書が少なくとも 1 つ含まれています (Class 4 Certificate Authority、エリアス verisignclass4ca)。この信頼性のある CA がロードされたときに、証明書の期限切れメッセージは出力されません。

詳細については、http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/retrieve.pl?doc=fsalert%2F57436 の Sun Alert 57436 を参照してください。

サーブレットと JSP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR125201

セキュアな URL を使用して WebLogic Server 8.1 SP2 にセッションを移行するときに、ClassNotFoundException が発生します。

注意 : WebLogic Server は、このような方法で対話する異なるリリースの 2 つのサーバをサポートしていません。

CR126809

Web アプリケーションの最大セッション数は正確ではなく、サーバが起動した時点からの数を示すだけです。

注意 : 以前にこの問題が生じていたオープン セッション数は最近修正され、現在は正確です。

CR172752

Web アプリケーションのアンデプロイ中に、サーブレットから NPE (NullPointerException) が送出されます。これは Sun のサーブレット仕様の制限です。この問題を回避するには、サーブレットの init() 呼び出しで「super.init(ServletConfig)」を呼び出すようにアプリケーション側でコーディングする必要があります。

注意 : これは確認済みの制限です。

CR262289

HttpsURLConnection クラスから取得した InputStreamclose() メソッドを呼び出す場合、disconnect() メソッドが呼び出されても、基底の SSL ソケットが閉じられないことがあります。その結果、ソケット リークが発生します。

回避策と解決策 :

ソケット リークを回避して基底のリソースがすべて閉じられるようにするには、InputStream#close() メソッドの代わりに HttpsURLConnection#disconnect() メソッドを使用してください。

トランザクションに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR130269

デフォルトでは、XA ドライバを使用するデータベース接続は autoCommitfalse に設定されています。読み込み専用のオペレーションで XA ドライバに基づくデータベース接続を使用する場合、その接続は暗黙的にローカル トランザクションを作成します。接続が接続プールに返されても、その接続でローカル トランザクションは存在し続けます。次に接続が使用されるときには、内部的に XAResource.start() が呼び出されますが、接続にすでにトランザクションがあるために失敗します。

回避策 : autoCommittrue に設定するか、接続を接続プールに返す前に connection.commit() を呼び出します。

WebLogic JDBC Type 4 ドライバに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

DB2 ドライバ

  • DB2 UDB v8.1 以外のすべてのプラットフォームの DRDA リスナでサポートされていないので、ResultSetMetaData は BIGINT カラムを DECIMAL として記述し、入力パラメータとして BIGINT を受け入れるストアド プロシージャは変換エラーで実行に失敗します。

  • スクロールセンシティブな結果セットがサポートされていません。 スクロールセンシティブな結果セットに対する要求は、可能な場合はスクロール非センシティブな結果セットにダウングレードされます。その場合は、結果セットのスクロール可能性がダウングレードされたことを示す警告が生成されます。

  • WebLogic Type 4 JDBC DB2 ドライバは、カラムまたはストアド プロシージャの引数のデータ型を指定して暗黙的にパラメータ値を変換できる必要があります。prepared statement のパラメータ メタデータの取得は、DB2 データベースのすべてのバージョンでサポートされているわけではありません。暗黙的な変換は、prepared statement のパラメータ メタデータを提供しないデータベースのバージョンではサポートされません。

なし

Windows および UNIX 上の DB2 ドライバ

  • DB2 UDB 8.1 を除き、CLOB データ型は DRDA リスナの制限が原因で 3 万 2 千字に制限されます。

  • DB2 UDB 8.1 を除き、BLOB データ型は DRDA リスナの制限が原因でサポートされていません。

なし

iSeries および AS/400 上の DB2 ドライバ

  • DB2 iSeries V5R2 を除き、BLOB および CLOB データ型はサポートされていません。

なし

MS SQL Server ドライバ

  • 文字パラメータが正確に処理されるようにするには、SQL Server 7 ではサービス パック 2 以降をインストールします。

CR111002

WebLogic Type 4 JDBC driver for MS SQL Server を使用する接続プールが複数あるコンフィグレーションを使用する場合は、トランザクションの回復時に WebLogic Server がハングすることがあります。これは、Microsoft Distributed Transaction Coordinator (DTC) と SQL Server の問題が原因です。

Microsoft から公式にホットフィクスが提供されるまでは、BEA のサポートに問い合わせてください。

なし

Oracle ドライバ

  • Oracle ドライバを使用して JTA を介して JDBC 分散トランザクションを利用するには、Oracle のバージョン 8.1.7 以降をインストールし、Oracle JAVA_XA パッケージをデータベース サーバにインストールします。

  • JDBC はカーソル データ型をサポートしていないため、Oracle ドライバでは結果セットとして refcursor 出力パラメータをアプリケーションに返します。アプリケーションで、パラメータ マーカを含めたり、refcursor 出力パラメータを宣言したりしないでください。ドライバにより透過的に refcursor が結果セットに変換されます。この結果セットは、getResultSet または getMoreResults を使用して取得できます。

  • デフォルトでは、TIMESTAMP WITH TIME ZONE カラムの値は ResultSet.getTimestamp メソッドでは取得できません。これは、タイムゾーン情報が失われてしまうためです。TIMESTAMP WITH TIME ZONE カラムで getTimestamp メソッドが呼び出されると、ドライバから NULL が返されます。その場合、SQLException が生成されます。Oracle ドライバで TIMESTAMP WITH TIME ZONE データ型を使用する場合の詳細については、『WebLogic Type 4 JDBC ドライバ ガイド』の「TIMESTAMP WITH TIME ZONE データ型」を参照してください。

CR120330

Sybase ドライバ

getDatabaseProductName メソッドは、Sybase データベース サーバによって内部的に返される文字列である「SQL Server」を返します。この値は、Sybase JConnect JDBC ドライバなどの他の JDBC ドライバで見られるものと同じ戻り値ではないかもしれません。

回避策 : 返される文字列に「Sybase」が含まれるようにするには、getDriverName メソッドを使用します。

CR123475

Sybase XA ドライバ

Sybase XA ドライバを使用して Sybase 12.5.0.3 データベースに接続し、DDL 操作の後に getMetaData() を呼び出すと、このメソッドから誤って null が返されます。

回避策 :

接続プロパティで、useAlternateMetaData=true と設定します。次に例を示します。

接続プールでのコンフィグレーション例を次に示します。

<JDBCConnectionPool DriverName="weblogic.jdbcx.sybase.SybaseDataSource" Name="MyJDBCConnectionPool" Password="{3DES}x1KgkDjghuQ=" Properties="user=scott;url=jdbc:bea:sybase://sybserver:4100; useAlternateMetaData=true;PortNumber=4100;ServerName=sybserver;DatabaseName=wl" Targets="mycluster" URL="jdbc:bea:sybase ://sybserver:4100"/>

プールされない接続でのコードは次のようになります。

SybaseDataSource ds = new SybaseDataSource();
ds.setUser("USER");
ds.setPassword("PASSWORD");
ds.setServerName("SERVER");
ds.setPortNumber(5000);
ds.setExtendedOptions("useAlternateMetaData=true");
xaConn = ds.getXAConnection();
conn = xaConn.getConnection();

なし

すべてのドライバ

  • WebLogic Type 4 JDBC ドライバは、すべての結果セットおよび更新件数が完全に処理される前の、ストアド プロシージャからの出力パラメータの取得をサポートしています。CallableStatement.getXXX が呼び出されると、アプリケーションでまだ処理されていない結果セットと更新件数が破棄されて、出力パラメータ データを使用できるようになります。結果が破棄されると警告が生成されます。

  • WebLogic Type 4 JDBC ドライバでは、JDBC 仕様で規定されているものの他に、BLOB/CLOB データ型に対して PreparedStatement.setXXX メソッドと ResultSet.getXXX メソッドを使用できます。サポートされる変換は、通常 LONGVARBINARY/LONGVARCHAR に対する変換と同じですが、データベース サポートによって制限されます。

  • sqlType Types.NUMERIC または Types.DECIMALCallableStatement.registerOutputParameter(parameterIndex, sqlType) を呼び出すと、出力パラメータのスケールがゼロに設定されます。JDBC の仕様では、CallableStatement.registerOutputParameter(parameterIndex, sqlType, scale) を呼び出す方法が、NUMERIC または DECIMAL 出力パラメータを登録する手段として推奨されています。

  • カラムの 1 つとして式を含むクエリの更新可能、スクロールセンシティブな結果セットを作成しようとする場合、ドライバはスクロール センシティブなリクエストに応答できません。ドライバは、返される結果タイプをスクロール非センシティブにダウングレードします。

  • 結果セットと更新件数を生成するストアド プロシージャの実行方法としては、CallableStatement.execute() の使用が推奨されます。executeUpdate を使用して複数の結果が生成される場合は、最初の更新件数が返されます。最初の更新件数より前の結果セットはすべて破棄されます。executeQuery を使用して複数の結果が生成される場合は、最初の結果セットが返されます。最初の結果セットより前の更新件数はすべて破棄されます。結果セットまたは更新件数が破棄されると警告が生成されます。

  • 結果セットのメソッド getTimestampgetDate、および getTime は、可変オブジェクトの参照を返します。これらのメソッドの 1 つから返されたオブジェクト参照が変更された場合、同じメソッドでカラムを再取得すると変更された値が返されます。この値はメモリ内でのみ変更され、データベース値は変更されません。

CR124744

すべてのドライバ

Statement.setQueryTimeout() を呼び出した場合、SQL 文がタイムアウトになるまでに指定された時間の 2 倍かかります。

回避策 : 目的の時間の半分にクエリ タイムアウトを設定します。

この問題は、8.1 SP3 で解決されました。

CR178619

DB2 および Microsoft SQL Server 用の XA ドライバ

ドライバは NOTA (-4) ではなく RMERR (-3) というエラー コードを返しました。その結果、トランザクションは回復時に解決される代わりに、AbandonTimoutSeconds まで再試行されました。

Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR127610

clientgen Ant タスクで生成されたスタブを利用して WebLogic Web サービスのオペレーションを呼び出す際に、そのオペレーションを実装するメソッドがグローバル複合型のグローバル要素を使用する場合、クライアント アプリケーションから ClassCastException エラーが送出されることがあります。この問題は、提供された types.xml ファイルのデータ型マッピング情報が JAX-RPC のデフォルトで上書きされているために、clientgen Ant タスクでスタブの生成時に間違ったパラメータ クラスが使用されるために発生します。

CR128123

SSL 転送を使用する、WebLogic Server 8.1 の clientgen で生成された Web サービスは、JDK 1.4.1 より前のバージョンの JVM に基づく対象クライアント プラットフォームではサポートされていません。

CR131690

暗号化されたマルチバイトの文字列が含まれている SOAP リクエストを Web サービスに送信するときに、Web サービスのクライアントでメッセージのエンコーディング weblogic.webservice.i18n.charsetShift_JIS または EUC-JP を指定することができません。このようなエンコーディングを指定すると、Web サービスから SOAPFaultException が返されます。UTF-8 を指定した場合、この問題は発生しません。

回避策 : 暗号化されたマルチバイトの文字列を送信するときには、weblogic.webservice.i18n.charsetShift_JIS および EUC-JP を設定しないでください。代わりに UTF-8 を設定します。

CR175036

1 つまたは複数の文字で大文字と小文字に違いがあるが名前は同じである複数の要素が WSDL にある場合、その WSDL で clientgen を実行すると次のようなエラーで失敗します。

C:\mydir\resources>java weblogic.webservice.clientgen -packageName cargoPackage -wsdl

WSDLName.wsdl -clientJar case.jar C:\DOCUME~1\anurag\LOCALS~1\Temp\case.jar-1007802369\org\openuri\www\FooCodec.java:14:

class FOOCode

c is public, should be declared in a file named FOOCodec.java public final class FOOCodec

これは、Windows の 32 ビット オペレーティング システムのシステム制限です。オペレーティング システムで大文字と小文字が区別されないため、Windows (32 ビット) の同じディレクトリに FOO.java と Foo.java を生成することはできません。2 番目のファイルが常に最初のファイルを上書きすることになります。

 


WebLogic Server 8.1 SP1 に関する確認済みの問題

以下の節では、WebLogic Server 8.1 SP1 における確認済みの問題について説明します。

Administration Console に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR111676

以下のコンフィグレーションのシステム上で WebLogic Server Administration Console を直接実行している場合、左ペインのナビゲーション ツリーが表示されません。

  • Windows 64 ビット プラットフォームおよび Internet Explorer 6

  • Linux 64 ビット プラットフォームおよび Mozilla 1.0.1

回避策 :

  • オペレーティング システムの Web サイトから Java プラグインを入手します。プラグインを使用できない場合、Java プラグインをサポートするコンフィグレーションで Administration Console を実行します。

  • 異なるコンフィグレーションのシステム上で Administration Console を実行します。

クラスタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR105861

Web アプリケーションと EJB が 2 つの別々のクラスタにデプロイされており、EJB スタブが HTTP セッションに置かれている場合、java.lang.ClassCastException が送出されます。

回避策 :

スタブを HTTP セッションに配置する代わりに Handle を HTTP セッションに配置し、すべてのカスタム アプリケーション クラスがシステム クラスパスに存在することを確認します。その後で、この Handle から EJBObject を取得します。

コネクタに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR091818

バックエンド システムに初めて接続したときに自動的に呼び出されるプロキシ テストを無効にしたいのですが。

この問題は、8.1 SP2 で解決されました。

EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR105964

XML Spy をインストールした場合、DTD ファイル タイプが自動的にその XML Spy に関連付けられます。このため、ブラウザで DTD を開くと、XML Spy が DTD を検証しようとして次のエラーが生成されます。

=== Error message === The XML page cannot be displayed Cannot view XML input using style sheet.Please correct the error and then click the Refresh button, or try again later.------------------------------------------------------------------------------- Cannot have a DTD declaration outside of a DTD.Error processing resource 'http://www.bea.com/servers/wls810/dtd/weblogic-rdbms20-persistence-810.dtd'.Line 13, Position 11 <!ELEMENT weblogic-rdbms-jar ( ----------^

回避策 :

  • XML Spy でファイルを表示します ([ツール|編集] オプションを使用する)。XML Spy でファイルを表示する場合、[名前を付けて保存] オプションでディスクに保存できます。

  • DTD ファイル タイプの関連付けを削除します (エクスプローラの [ツール|フォルダ オプション|ファイル タイプ] オプションを使用する)。

CR106907

一部の XA JDBC ドライバはローカル トランザクション操作をサポートしないため、これらのドライバと一緒にオプティミスティックな同時実行性を使用した場合に次のようなエラーが発生します。

SQL operations are not allowed with no global transaction by default for XA drivers.

つまり、このエラーは、JDBCConnectionPool に対して SupportsLocalTransactions="true" が指定されている場合に発生します。

この問題が発生するのは、データベースが Oracle 以外の場合、オプティミスティックな同時実行性によってグローバル トランザクションがサスペンドされ、ローカル トランザクションが読み込まれるためです。Oracle を使用する場合、CMP デプロイメント記述子に <database-type>Oracle</database-type> を明示的に設定することによってこの問題を回避できます。

回避策 : JDBCConnection に対して「RollbackLocalTxUponConnClose」を使用します。

サンプルに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR072190

Tuxedo に関する確認済みの問題 (CR050182) のため、HP プラットフォーム上で Tuxedo クライアントとサーバが以下のサンプル パッケージをコンパイルできません。

  • iiop.ejb.stateless.tuxclient

  • iiop.ejb.stateless.txtuxclient

  • iiop.ejb.entity.tuxclient

  • iiop.ejb.statelss.tux

回避策 : HP 以外のプラットフォームを使用します。

CR108402

examples.jsp.tagext.form_validation サンプルの package-summary.html ファイルの手順 3 で、変更すべきディレクトリが正しくありません。正しいディレクトリは SAMPLES_HOME\server\examples\src\examples\jsp\tagext\form_validation です。

この問題は、8.1 SP2 で解決されました。

CR121588

Solaris 8 および Windows 2003 SP3 上の WebLogic Server 8.1 SP1 で、jarkarta.apache.org:80 への接続の試行中に MedRec サーバが起動できません。これは Struts のバグにより発生する問題で、http://www.mail-archive.com/struts-user@jakarta.apache.org/msg60534.html で説明されています。

回避策 : apache.org への接続は、サーバの起動時にできなくてはなりません。

JVM に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR099962

IA64 プラットフォームおよび JRockit JVM 上で、複雑な Web アプリケーション (複雑な JSP を使用するアプリケーションなど) が最初にロードされるときにパフォーマンスの問題が発生します。

この問題が発生するのは、JRockit がコンパイル専用 JVM であるためです。このため、複雑な JSP から生成されるメソッドのような非常に大規模なメソッドを最初に扱うときに問題が発生します。こうした JSP に初めて直面した場合、JVM はメソッドのネイティブ コードを生成します。これには 10 秒ほどかかります。リロードは遅くありません。この問題は、一般にサーバが最初に起動したときに発生します。

回避策 : 複雑な Web アプリケーションは IA64 プラットフォームで動作する JRockit 上では実行しないでください。実行した場合、通常よりパフォーマンスが低下します (最初のロード時のみ)。

その他の確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR104392

Linux 64 上での高負荷状態で、明示的に閉じたソケットが CLOSE_WAIT 状態のままになる場合があります。主な原因はソケット バッファ オーバーフローであり、その場合、最終 TCP ハンドシェーク中のパケット損失によって接続が閉じられる場合があります。

回避策 :

回避策は、TCP ソケット接続ごとにシステムが割り当てるメモリ量を次のとおりに増やすことです。

  • tcp_rmem?128388607

  • tcp_wmem?128388607

  • rmem_max?4194303

  • wmem_max?4194303

  • tcp_keepalive_time?1800

  • tcp_window_scaling?0

  • tcp_sack?0

  • tcp_timestamps?0

ノード マネージャに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR109093

再起動時に、ノード マネージャは生成された NodeManagerLogs/NodeManagerInternal/NodeManagerProperties ファイルを要求します。このファイルのシードを使用してパスワードを復号化します。

このファイルは削除しないでください。このファイルは logs ディレクトリに存在するため、誤って削除してしまう場合があります。

プラグインに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR102290

このバージョンの WebLogic Server は、Windows 64 プラットフォーム用の Apache プラグインをサポートしていません。Apache バイナリ配布がまだ提供されていないためです。

セキュリティに関する確認済みの問題

BEA のセキュリティ勧告についての情報は、dev2dev Web サイトの「BEA Advisories & Notifications」ページを参照してください。このページでは、セキュリティ関連のパッチをダウンロードでき、新しいセキュリティ勧告についての通知を受け取るように登録できます。「BEA Advisories & Notifications」ページの URL は、http://dev2dev.bea.com/advisories です。

BEA では、BEA Products に関するセキュリティ問題をご報告いただくための電子メール アドレス (security-report@bea.com) も用意しています。

次の表に、8.1 SP1 リリースにおけるセキュリティ関連の確認済みの問題をまとめます。

変更要求番号

説明

CR100789

IIOP シン クライアント用に nCipher と JRockit を適切に使用できません。

回避策 : nCipher をこの環境で使用しないでください。

CR103330

PolicyEditorMBean オプション SSPI から継承された createPolicy メソッドで大文字と小文字が区別されません。このため、大文字と小文字だけが異なる resourceIDs を持つ 2 つのリソースを WebLogic 認可プロバイダ内に作成できません。

CR110389

weblogic.Admin および weblogic.Deployer メソッドをユーザ名およびパスワードを利用して使用できます。コマンドラインでユーザ名を指定し、パスワードを指定しない場合、パスワードを指定するよう求められます。デフォルトによって、入力したパスワードは画面に表示されません。クライアントのパスを設定して、...\weblogic81\server\bin を PATH に追加していない場合、admin コマンドを実行すると、非エコー入力を実行するネイティブ ライブラリが見つからず、weblogic.Admin および weblogic.Deployer は入力したパスワードを画面に表示します。デフォルトによって、すべての WebLogic Server 起動スクリプトはパスにこのディレクトリを追加します。このため、これはカスタム スクリプトを使用する場合か、またはスクリプトをまったく使用しない場合にのみ問題となります。

CR113469

ソース コードが変更されたので、WebLogic Server 8.1 より前のリリース向けにコンパイルされたセキュリティ プロバイダは、8.1 用に再コンパイルしないと実行することができなくなりました。

サーブレットと JSP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR106460

WebLogic Server の以前のバージョンでは、余分なスペースを含んでいる URI が解決されました。WebLogic Server 8.1 では余分なスペースが解決されず、URI リクエストに余分なスペースが含まれていると 404 エラーになります。たとえば WebLogic Server の旧バージョンでは、http://server:port/mywebapp/foo%20%20 が Web アプリケーション mywebapp のリソース foo として解決されましたが、8.1 以降ではこれは行われません。

CR111102

再デプロイメント中に HttpSession の状態を保持するための save-sessions-enabled オプションは、セッション永続タイプが Replicated に設定されている場合に機能しません。

CR262289

HttpsURLConnection クラスから取得した InputStreamclose() メソッドを呼び出す場合、disconnect() メソッドが呼び出されても、基底の SSL ソケットが閉じられないことがあります。その結果、ソケット リークが発生します。

回避策と解決策 :

ソケット リークを回避して基底のリソースがすべて閉じられるようにするには、InputStream#close() メソッドの代わりに HttpsURLConnection#disconnect() メソッドを使用してください。

システム管理に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR110835

サーバ起動時に作成されるコンフィグレーション オブジェクトは常に永続的であるとは限りません。

起動クラスを使用してコンフィグレーション オブジェクト (JDBC 接続プールや、コンフィグレーションが MBean によって表されるその他のリソース) を作成した場合、コンフィグレーション データはサーバ起動サイクル後にコンフィグレーションを変更しない限り config.xml に保存されません。

回避策 : 起動クラスを使用してコンフィグレーション オブジェクトを作成する代わりに、サーバの起動サイクルが完了したあとに weblogic.Adminwlconfig、または Administration Console を使用します。

MS SQL Server 用の WebLogic JDBC Type 4 ドライバに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

MS SQL Server 用の WebLogic JDBC Type 4 ドライバと一緒に分散トランザクションを使用する前に、JDBC XA ストアド プロシージャをデータベースにインストールする必要があります。『WebLogic Type 4 JDBC ドライバ ガイド』の「JTA 用ストアド プロシージャのインストール」を参照してください。

なし

Microsoft SQL Server 7 は、コミットまたはロールバックを行うまでトランザクションへの接続を解放しないため、リソース共有を行うことができません。たとえば、次のコードは正常に実行されません。

xaResource.start(xid1, TMNOFLAGS)
...
xaResource.end(xid1, TMSUCCESS)
xaResource.start(xid2, TMNOFLAGS) ---> fail

回避策 : JDBC 接続プールに対して keepXAConnTillTxComplete=true を設定します。

なし

Microsoft SQL Server データベースへの接続でグローバル トランザクションがサスペンドまたは終了した場合、データベースはトランザクションと以後のデータベース操作の関連付けを解除しません。グローバル トランザクションがロールバックされた場合、そのトランザクションの開始以来行われた他のすべてのデータベース操作がロールバックされます。たとえば、次のコードでは、Table2 に対する insert 操作は、トランザクションのスコープに含まれていないにもかかわらずロールバックされます。

xaResource.start(xid1, TMNOFLAGS)
stmt.executeUpdate("insert into table1 values (1)");
xaResource.end(xid1, TMSUCCESS)

stmt.executeUpdate("insert into table2 values (2)");

xaResource.prepare(xid1);
xaResource.rollback(xid1);

なし

更新可能な ResultSet を (ResultSet.CONCUR_UPDATEABLE を指定することによって) 要求し、サーバサイド カーソルが作成された場合、更新可能な ResultSet はペシミスティック ロックのセマンティクスを持ちます。サーバサイド カーソルが作成されない場合、更新可能な ResultSet はオプティミスティック ロックのセマンティクスを持ちます。サーバサイド カーソルは、selectMethod がカーソルに設定されているか、またはスクロール可能な ResultSet が要求された場合に作成されます。最終的には、トランザクション アイソレーション レベルを使用して同時実行性の問題を処理する必要があります。

なし

MS SQL Server 用の WebLogic JDBC Type 4 ドライバは、すべての ResultSets または更新件数が完全に処理される前にストアド プロシージャから出力パラメータを取得できます。CallableStatement.getXXX が呼び出されると、アプリケーションによってまだ処理されていない ResultSets と更新件数が破棄されて、出力パラメータ データが使用できるようになります。結果が破棄されると警告が生成されます。

なし

カラムの 1 つとして式を含むクエリに対して、更新可能でスクロールセンシティブな ResultSet を作成しようとする場合、ドライバはスクロール センシティブなリクエストに応答できません。ドライバは、返される結果タイプをスクロール非センシティブにダウングレードします。

なし

ResultSets と更新件数を生成するストアド プロシージャの実行方法としては、CallableStatement.execute() の使用が推奨されます。executeUpdate または executeQuery を使用して複数の結果が生成された場合、複数の結果の最初の更新件数または ResultSet がそれぞれ返されます。それ以外のすべての結果は破棄されます。結果が破棄されると警告が生成されます。

なし

MS SQL Server 用の WebLogic JDBC Type 4 ドライバでは、JDBC 仕様に定義されている型よりも上位の BLOB/CLOB 型に対して PreparedStatement.setXXX メソッドおよび ResultSet.getXXX メソッドを使用できます。サポートされる変換は、通常 LONGVARBINARY/LONGVARCHAR に対する変換と同じですが、データベース サポートによって制限されます。

なし

Microsoft SQL Server 7 を使用する場合、文字パラメータを適切に処理するために、データベース サーバに Service Pack 2 以上をインストールする必要があります。

なし

CHAR、VARCHAR、および LONGVARCHAR データ型はドライバによって内部的に処理されるので、これらのデータ型のパラメータが 4000 字を超える場合、その比較やソートができません (IS NULL または LIKE 演算子を使用する場合を除く)。

なし

ResultSet のメソッド getTimestampgetDate、および getTime は、可変オブジェクトの参照を返します。これらのメソッドの 1 つから返されたオブジェクト参照が変更された場合、同じメソッドでカラムを再取得すると変更された値が返されます。この値はメモリ内でのみ変更され、データベース値は変更されません。

WebLogic Workshop に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

WebLogic Workshop ソフトウェアは WebLogic Server ソフトウェアと一緒に配布されますが、WebLogic Workshop IDE および WebLogic Workshop 実行時フレームワークは IA64 システムではどのオペレーティング システム上でもサポートされません。

Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

デフォルトでは、WebLogic Server 8.1 で clientgen を実行した結果は .java ファイルではなく .class ファイルです。この動作は、WebLogic Server 7.0 で clientgen を実行した場合とは異なります。WebLogic Server 8.1 で clientgen を実行して .java ファイルを生成するには、clientgenkeepgenerated="true" 属性を使用します。この属性については、『WebLogic Web サービス プログラマーズ ガイド』の「clientgen」を参照してください。

CR100413

Web サービスと双方向 SSL を使用する場合、Web サービス リソースが保護されているかどうかに関係なく ID アサーションが必要です。WebLogic Server をコンフィグレーションして、認証を必要としない Web サービスに対して ID アサーションを行わずにリンクレベルの信頼関係を確立できるようにする必要があります。

回避策 : クライアントでは、サービスへのアクセスが必要な場合にのみ証明書を使用し (不必要なオーバーヘッドを回避するため)、すべての有効なクライアント証明書が有効な WebLogic Server ユーザにマップされるようにします。

CR105388

XML エンコーディングが SOAP 添付ファイルとして送信された場合、メッセージは適切に送信されません。

CR107934

<servicegen> タスクの一部として encryptKeyName が指定されていない場合にも、生成される web-services.xml ファイルに EncryptBody 属性が追加され、この属性に「true」に相当する値が指定されます。これは、SOAP メッセージを暗号化する必要があることを示します。

回避策 : 生成された Web サービス用の web-services.xml デプロイメント記述子を編集して、EncryptBody="false" を設定します。

この問題は、8.1 SP3 で解決されました。

CR108646

<servicegen> タスクは、マニュアルで説明されているとおりに「mergewithexistingws」属性をサポートしません。

回避策 : 異なる destEar を指定し、2 つの web-services.xml ファイルを手動で結合します。

WLEC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR106393

バージョン 8.1 では、wleorb.jar にパッケージ化されているクラスは JDK (rt.jar) のクラスと競合します。WLEC (非推奨) を使用する場合、WLEC 接続が試行されたときに例外が発生します。

回避策 :

WLEC が正常に動作するためには、-Xbootclasspath/p:$WL_HOME/lib/wleorb.jar を使用して、wleorb.jar を JVM 起動クラスパスに追加します。ただし、これを行うと、IIOP を使用する場合に問題が発生します。この場合、代わりに WebLogic Tuxedo Connector を使用してください。

WTC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR106305

CR111102

examples/wtc/atmi/simpview サンプルを実行できません。

回避策 :

WebLogic Server コンフィグレーション セクションで、手順 1 の完了前に infoenc VIEW テーブルをサーバ クラスパスに追加します。

そのためには、SAMPLES_HOME\domains\examples にある startExamplesServer スクリプトを変更することによってサーバ クラスパスを更新します。NT/2000 ユーザの場合、startExamplesServer.cmd スクリプトを変更します。Unix ユーザの場合、startExamplesServer.sh スクリプトを変更します。

例 :set CLASSPATH=%WEBLOGIC_CLASSPATH%;%CLASSPATH%;%SAMPLES_HOME%\server\examples\src\examples\wtc\atmi\simpview\infoenc

CR109849

WTC 8.1 は、Tuxedo 6.5 サービスの VIEW バッファを処理しません。この問題が発生するのは、Tuxedo 6.5 互換性を処理する内部 WTC ルーチンの 1 つに論理エラーがあるためです。

この問題は、8.1 SP2 で解決されました。

 


WebLogic Server 8.1 に関する確認済みの問題

以下の節では、WebLogic Server 8.1 における確認済みの問題について説明します。

Administration Console に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR079374

Web アプリケーションなどのアプリケーション モジュールを、ドメインにすでにデプロイされているエンタープライズ アプリケーション (EAR) に追加する場合は、ドメイン コンフィグレーションからエンタープライズ アプリケーションを削除してから、モジュールがアクティブになるように再度追加する必要があります。

CR080476

デフォルト Web アプリケーションは Web アプリケーションのデプロイメント記述子で指定します。Administration Console は使用できなくなりました。Administration Console オンライン ヘルプの「デフォルト Web アプリケーションのデプロイ」を参照してください。

CR088462

Internet Explorer バージョン 5.0 を使用して EJB デプロイメントの対象を設定する場合に問題があります。Internet Explorer バージョン 5.0 は Administration Console でサポートされません。バージョン 5.5 または 6.0 を使用してください。

CR091141

Netscape バージョン 4.79 は Linux AS 2.1 上で正しく動作しません。Linux AS 2.1 上の Netscape 4.79 は Administration Console で使用できません。

回避策 : Linux AS2.1 でサポートされる Mozilla 1.0 ブラウザを使用してください。

CR099866

Administration Console の拡張機能 (『Administration Console の拡張』を参照) は、ドメイン全体の管理ポートを有効にすると正しく動作しません。Administration Console オンライン ヘルプの「ドメイン全体の管理ポートの有効化」を参照してください。

CR100159

Administration Console オンライン ヘルプの「セキュリティ」の節では、ユーザ アカウントのロック解除の手順が正しくありません。

回避策 :

ユーザ アカウントのロックを解除するには、次の手順に従います。

    1. [サーバ|モニタ] タブを展開します。

    2. [セキュリティ] タブをクリックします。

    3. [ユーザのロック解除] 属性に、このサーバでロック アウトされているユーザのユーザ名を入力します。

    4. [適用] をクリックします。

    5. ロック解除に成功すると、[モニタ|セキュリティ] ページの上部に確認のメッセージが表示されます。

CR100460

Administration Console を使用して、既存の JMS 分散キューまたはトピックの対象となっているサーバを複製すると、コンソールに次の例外が表示されます。

javax.management.InvalidAttributeValueException:
Illegal target

新しく複製したサーバは作成されますが、ナビゲーション ツリーに表示されません。ただし、サーバのテーブルには表示されます。

回避策 : 既存のキューまたはトピックの対象となっているサーバを正常に複製するには、[クローン] 機能を使用しないでください。代わりに、新しいサーバを作成して、サーバを手動でコンフィグレーションします。

CR101317

Internet Explorer 5.5 で Administration Console を使用する場合、「Object does not support this property or method」という JavaScript エラー メッセージが表示されます。Internet Explorer 6.0 にアップグレードするとこの問題が修正されます。このエラーは、指定されていない Internet Explorer パッチを適用した一部のコンピュータでのみ発生する可能性があります。

クラスローダに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR094307

クラスローダの階層を変更すると ClassCastException が発生する場合があります。たとえば、Web アプリケーションと EJB を持つアプリケーションを考えてみます。Web アプリケーションには EJB の ejb-local-ref があります。デフォルトのクラスローダ構造を使用する場合、Web アプリケーションではその ejb-ref を使用して EJB にアクセスできます。ただし、Web アプリケーションのクラスローダと EJB のクラスローダがピアになるようにクラスローダ構造を変更すると、EJB クラスは共通の親クラスローダからロードされなくなるため、ClassCastException が送出されます。

回避策 : Web アプリケーションと EJB でクラスローダを共有するか、呼び出されるモジュールに呼び出し側モジュールの祖先のクラスローダを持たせる必要があります。呼び出し側モジュールとピアのクラスローダ、または呼び出し側モジュールの子孫のクラスローダに、モジュールのローカル参照を提供すると、サーバはデプロイメントに失敗します。

コンフィグレーション ウィザードに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

JDBC 接続プールをコンフィグレーションするときに、WebLogic Server と共にインストールされる JDBC ドライバを使用する場合にのみ、接続のコンフィグレーション パラメータをテストできます。

回避策 :

他のドライバで接続のコンフィグレーション パラメータをテストするには、コンフィグレーション ウィザードを起動するスクリプトを変更して、CLASSPATH に他のドライバを追加します。次の手順に従います。

    1. WL_HOME\common\bin\config.cmd をテキスト エディタで開きます。WL_HOME は WebLogic Server をインストールしたフォルダで、通常は C:\bea\weblogic81 です。

    2. 次の行を見つけます。

if "%1" NEQ "" goto java

"%JAVA_HOME%\bin\javaw" %JAVA_VM% -jar "c:\bea\weblogic81\common\lib\config.jar"

goto end

:java

"%JAVA_HOME%\bin\java" %JAVA_VM% -jar "c:\bea\weblogic81\common\lib\config.jar" %*

    3. 上記の行を以下の 1 行で置き換えます。

"%JAVA_HOME%\bin\java" %JAVA_VM% -cp .;config.jar;3rdparty.jar;comdev.jar;wizard.ja r;%WL_HOME%\server\lib\weblogic.jar;%WL_HOME%\ common\eval\pointbase\lib\pbserver44.jar;%WL_H OME%\common\eval\pointbase\lib\pbtools44.jar;% WL_HOME%\common\eval\pointbase\lib\pbclient44. jar com.bea.plateng.wizard.WizardController

    4. 追加の Type 4 JDBC ドライバのパスを -cp 文字列の末尾 (pbclient44.jar の後) に追加します。

注意 : この変更は、config.cmd ファイルを使用してコンフィグレーション ウィザードを起動する場合にのみ影響します。[スタート] メニューからコンフィグレーション ウィザードを起動する場合には影響しません。

この指示は Windows プラットフォームに適用されるものです。UNIX プラットフォームにも適用できます。

CORE に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR101946

Java ソケット リーダーの実装を使用する場合、JMS の拡張機能を使用するとメモリ不足エラーが発生する可能性があります。

回避策 : ネイティブ WebLogic Server パフォーマンス パックを使用します。『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』を参照してください。

CR102874

デフォルトでは、ネットワーク チャネルのトンネリングが有効になっています。このため、WebLogic Server インスタンス用にネットワーク チャネルを明示的にコンフィグレーションした場合にセキュリティ リスクが生じる可能性があります。

この問題は、8.1 SP1 で解決されました。8.1 SP1 では、デフォルトでネットワーク チャネルは無効になっています。

デプロイメントに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR096834

大きなアプリケーションをクラスタにデプロイしているときに、WebLogic Server クラスタのメンバーがシャットダウンするか使用できなくなると、デプロイメント タスクがハングしたように見えることがあります。これは、2 フェーズ デプロイメント プロトコルが、シャットダウンしたサーバからの応答を待機しているために発生します。タスクはデフォルトのタイムアウト長の 1 時間が経過するまでハングします。

回避策 : デプロイメント中にクラスタを変更する予定がある場合は、weblogic.Deployer-timeout オプションを使用して、タイムアウト期間をより短く指定します。

CR100540

WebLogic Server では、アーカイブ ファイルをデプロイする場合と展開されたアーカイブ ディレクトリをデプロイする場合で、整合性のないモジュール名を使用します。アーカイブ ファイルをデプロイする場合、そのモジュール名はファイル拡張子を使用して登録されません。たとえば、モジュール myejb.jar を含むエンタープライズ アプリケーション myapp.ear をデプロイする次のような場合を考えてみます。

java weblogic.Deployer -adminurl http://localhost:7001 -username weblogic -password weblogic -name myappdeployment -source ./myapp.ear -deploy

後で EJB モジュールをそのパッケージ名を使用して新しいサーバに割り当てようとすると、次のようなエラーを受け取ります。

java weblogic.Deployer -adminurl http://localhost:7001 -username weblogic -password weblogic -name myappdeployment -targets myejb.jar@newserver -deploy

Application, myappdeployment, does not define the module, myejb.jar. Respecify the source to deploy additional modules for an application.

これは、myejb.jar モジュールの名前が myejb.jar ではなく myejb であるために発生します。

回避策 : 展開されたアーカイブ ディレクトリを使用してデプロイします。

EJB に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR061938

特定の条件で、EJB QL クエリが SQL クロス積の結果である疑似重複を返す可能性があります。これは、以下の条件で発生する可能性があります。

  • EJB-QL クエリに関係をナビゲートするパス表現が含まれている。この場合、生成された SQL SELECT 句において複数のテーブルが生成されます。

  • WHERE 句に関係をナビゲートする OR オペランドが含まれていて、OR オペランド内の一連のパス表現と、生成されたクエリの SQL SELECT 句におけるテーブルとのマップが不完全である。この場合、その OR オペランドの結果にクロス積が発生します。

次の例に、この問題を示します。

EJB QL:

SELECT OBJECT(c)
FROM CustomerBean AS c, IN(c.accounts)accts
WHERE c.name = '100' OR c.accts.bal = 300

データ : 顧客「100」は存在するがアカウントを持っていない

期待される結果 : 一番目の句から顧客「100」が返される

実際の結果 : 顧客「100」X accts の数

SQL:

DROP TABLE thorick_customers;

CREATE TABLE thorick_customers (
cust_name VARCHAR(10),
cust_interests VARCHAR(10),
cust_rating INTEGER, acct_id INTEGER,
PRIMARY KEY (cust_name));


DROP TABLE thorick_accounts;

CREATE TABLE thorick_accounts
(acct_id INTEGER,
bal FLOAT,
PRIMARY KEY (acct_id));


INSERT INTO thorick_accounts VALUES (100, 100.0);
INSERT INTO thorick_accounts VALUES (200, 200.0);
INSERT INTO thorick_accounts VALUES (300, 300.0);
INSERT INTO thorick_accounts VALUES (400, 400.0);
INSERT INTO thorick_accounts VALUES (500, 500.0);
INSERT INTO thorick_customers VALUES('100', 'jazz', 2, null);
INSERT INTO thorick_customers VALUES('900', 'punk', 3, 400);


SELECT WL0.cust_name, WL0.cust_interests, WL0.acct_id
FROM thorick_Customers WL0, thorick_Accounts WL1
WHERE WL0.cust_name = '100'
OR ( wl1.bal = 300 AND wl0.acct_id=wl1.acct_id );


CUST_NAME CUST_INTER ACCT_ID
---------- ---------- ----------
100 jazz
100 jazz
100 jazz
100 jazz
100 jazz

CR093615

クラスタ内のステートフル セッション Bean の削除に関する問題があります。EJBHome.remove を含む Bean を削除しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

<Dec 19, 2002 4:51:46 PM PST> <Info> <EJB> <BEA-010049> <EJB Exception in method : remove: java.rmi.NoSuchObjectException: Bean has been deleted.

回避策 :EJBHome.remove の代わりに EJBObject.remove を使用して、クラスタ内にデプロイされているステートフル セッション Bean を削除します。


 

サンプルに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR068247

WebLogic Server に付属の JSP は、最初にアクセスされる前にコンパイルされていませんでした。プリコンパイルされた JSP をデプロイする場合、WebLogic Server ではそうした JSP を再コンパイルして /wlnotdelete/ ディレクトリに格納する場合がありました。

回避策 :

    1. クラスを WEB-INF/classes ディレクトリ (または WEB-INF/lib 内の jar ファイル) にプリコンパイルします。

    2. weblogic.xml で、jsp-descriptorworkingDir を設定します。

<jsp-descriptor>
   <jsp-param>
     <param-name>workingDir</param-name>
     <param-value>d:\jsp_store</param-value>
   </jsp-param>
</jsp-descriptor>

CR099174

インストールされている WebLogic Server 8.1 で新しいドメインおよびサーバをコンフィグレーションする場合、セキュリティ レルムのプロバイダとして MedRec サンプル認証プロバイダを使用できます。ただし、このプロバイダは MedRec サンプル アプリケーションと PointBase データベースを含むドメインでのみ使用できます。

新しくインストールしたドメインから MedRec サンプル認証プロバイダを削除する場合は、次の手順に従います。

1) WL_HOME\server\lib\mbeantypes ディレクトリから wlMedRecSampleAuthProvider.jar ファイルを削除します。

2) Administration Console で、[セキュリティ|レルム|プロバイダ] に移動して、MedRec サンプル認証プロバイダの参照を削除します。

注意 : この手順に従ってプロバイダを削除すると、MedRec サンプル アプリケーションの Patient Web アプリケーションにログインできなくなります。Patient アプリケーションでは、MedRec RDBMS に患者のユーザ名、パスワード、および割り当てられたグループを問い合わせるために MedRec サンプル認証プロバイダが必要です。

CR101326

IIOP サンプルの C++ クライアントはこのリリースでは提供されていません。このクライアントが製品の以降のリリースまたは http://www.beasys.co.jp/dev2dev/index.html サイトで提供されるまで、ビルドやドキュメントの参照はできません。

この問題は、8.1 SP1 で解決されました。

CR101713

examples.cluster.ejb サンプルの実行中に、フェイルオーバが適切に実行されませんでした。代わりに、セカンダリ サーバが次の例外を送出しました。

Trouble while getting database connection java.sql.SQLException: Pool connect failed: java.lang.Exception: Weblogic Pool Driver doesn't support XA driver, Please change your config to use a Non-XA driver at weblogic.jdbc.common.internal.JDBCUtil.wrapAndThrowResourceException(JDBCUtil.java:161) at weblogic.jdbc.pool.Driver.connect(Driver.java:155 at weblogic.jdbc.jts.Driver.getNonTxConnection(Driver.java:394) at weblogic.jdbc.jts.Driver.connect(Driver.java:137) at .....

このエラーは、サンプル手順に誤りがあるために発生します。package.html に、接続プールのコンフィグレーションに関する誤った手順が記述されていました。手順にはデフォルトの XA Pointbase プールを使用するとありますが、代わりに非 XA プールとしてコンフィグレーションしてください。この手順は、WebLogic Server 8.1 SP2 で修正されます。

インストールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR101518

日本語版のインストールの場合、Windows スタート メニューのオンライン ドキュメントのショートカットが日本語版の e-docs ではなく英語版の e-docs にリンクされます。

相互運用性に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR092181

エンティティ Bean と EJB ハンドルのフェイルオーバでは、クラスタ アドレスに対して、クラスタ内のすべてのサーバ インスタンスだけにマップされる DNS 名を指定する必要があります。クラスタのメンバーではないサーバ インスタンスにクラスタの DNS 名をマップすることはできません。

CR095479

7.0 SP1 サーバと 8.1 サーバを相互運用する場合、MarshalException/UnmarshalException を送出するリモート メソッドでアンマーシャリングの問題が発生することがあります。この問題は、MarshalException および UnmarshalException が 8.1 では正しい完了ステータスにマップされているものの、7.0 SP1 では誤った完了ステータスにマップされていることが原因で発生します。

CR100713

WebLogic Server 6.1 SP04 以前のバージョンは、t3 を介して WebLogic Server 8.1 とトランザクションを相互運用できない場合があります。6.1 と 8.1 のサーバ インスタンス間の t3 を介したトランザクションは、6.1 サーバ インスタンス上で ArrayIndexOutOfBoundsException によりタイムアウトします。

CR101186

WebLogic Server 8.1 で送出された例外は、WebLogic Server 7.0 SP02 以前ではデコードできません。WebLogic Server 7.0 から MARSHAL 例外が送出されます。

CR101324

WebLogic Server 6.1 のクラスを使用して構築したオブジェクトを WebLogic Server 7.0 以上にバインドしてデプロイすることは、サポートされていないため、起動時にエラーが発生する場合があります。

WebLogic Server 8.1 の相互運用性について

WebLogic Server 8.1 では、バージョンが混在するドメインはサポートしていません。ドメイン内のすべての管理対象サーバは、同じバージョン (8.1) でなければなりません。

WebLogic Server 6.1 は、IIOP プロトコルを介して WebLogic Server 8.1 のクライアントとして機能するときに若干の制限を受けます。これは、WebLogic Server 6.1 はクラスの変更をサポートしていないため、WebLogic Server 6.1 と WebLogic Server 8.1 間では同一のクラスしか受け渡しできないためです。これらの問題は、クラス変更をサポートする WebLogic Server 7.0 で部分的に解決され、WebLogic Server 7.0 SP3 で完全に解決されました。WebLogic Server 7.0 IIOP クライアントと WebLogic Server 8.1 を相互運用する場合、WLS RMI-IIOP ランタイムを使用する必要があります。そのためには、クライアントのコマンドラインで -Dweblogic.system.iiop.enableClient="true" と指定します。このオプションは、WebLogicServer 6.1 ではサポートされず、WebLogic Server 8.1 では必要ありません。

WebLogic Server バージョン 6.1 と相互運用するには、WebLogic Server 8.1 の config.xml ファイルの <Domain> セクションに、以下の要素を追加する必要があります。

<!-- START OF 70 INTEROP SPECIFIC SETTING -->
<Security CompatibilityMode="true" GuestDisabled="false"
InteropEnabled="true"
InteropPassword="{3DES}OuQN48TIXRYFVVez4VBFTA=="
InteropUsername="system" Name="@DOMAIN1"
PasswordPolicy="wl_default_password_policy" Realm="wl_default_realm"
RealmSetup="true" SystemUser="system"/>
<!-- START PER CR071185, ADDING BELOW SETTING TO 70 ONLY -->
<SecurityConfiguration Credential="gumby1234" Name="@DOMAIN1" />
<!-- END PER CR071185, ADDING BELOW SETTING TO 70 ONLY -->
<!-- END OF 70 INTEROP SPECIFIC SETTING -->

(上記の要素は、WebLogic Server バージョン 7.0 が WebLogic Server バージョン 6.1 と相互運用する場合にも必要です。)

JVM の相互運用性

WebLogic Server インスタンスと他の WebLogic Server インスタンスを相互運用する場合、各サーバ インスタンスは動作確認されている JVM を使用する必要があります。たとえば WebLogic Server 8.1 と相互運用するには、WebLogic Server バージョン 6.1 および 7.0 で Sun's JDK バージョン 1.3.1_x を使用し、WebLogic Server 8.1 は JDK version 1.4.1_02 を使用する必要があります。動作確認されている JVM の詳細については、「サポート対象のコンフィグレーション」を参照してください。

サーバ インスタンスではなくスタンドアロン クライアントの場合も上記と同じです。

JDK 1.4.1 が動作する WebLogic Server 8.1 は、JDK 1.3.1 が動作する 7.0 SP2 と相互運用できます。

J2EE に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR076513

同じディレクトリに関連のない META-INF/application.xml ファイルがある場合、スタンドアロンのエンタープライズ アプリケーション モジュール (Web アプリケーション、EJB、またはリソース アダプタ) をデプロイできません。たとえば、関連のない c:\mydeployment\META-INF\application.xml ファイルがある場合は、.rar ファイルを c:\mydeployment\myadapter.rar からデプロイすることはできません。

回避策 : 関連のない META-INF ディレクトリを削除するか、モジュールを専用のディレクトリに配置します。

JDBC に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR177621

PointBase Server は、WebLogic Server 評価版でのみサポートされ WebLogic Server 配布キットに含まれる完全な Java DBMS 製品で、試用版のカスタム アプリケーションとして、または WebLogic Server に付属するサンプル アプリケーションの一部として提供されます。評価目的以外で開発を行う、またはプロダクション モードで PointBase Server を利用する場合、エンド ユーザは直接 PointBase から別のライセンスを取得する必要があります。

なし

接続プールの接続作成の再試行オプションでは、JDBC ドライバから返されるメッセージによって、データベース接続の作成を試行し続けるかどうかが決まります。場合によっては、WebLogic Server はデータベース接続の作成を再試行しません。

回避策 : データベースの問題を修正した上で、Administration Console で接続プールの割り当てを解除してから、再度割り当てます。Administration Console オンライン ヘルプの「1 つまたは複数のサーバまたはクラスタへの JDBC 接続プールのデプロイメント」を参照してください。

接続作成の再試行オプションの詳細については、Administration Console オンライン ヘルプ[接続作成の再試行頻度] が説明されているページ、および『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』の「接続作成の再試行の有効化」を参照してください。

なし

Administration Console の JDBC 接続プール アシスタントは、選択する JDBC ドライバの DBMS に基づいて、接続プールの [テスト テーブル名] 属性を自動的に設定します。[テスト テーブル名] 属性は、接続プールのコンフィグレーション方法によって、オプションで定期的に実行される接続のテストや、接続の作成、予約、または解放で使用されます。テストが成功するには、接続プールでデータベース接続の作成に使用されるデータベース ユーザが、データベース テーブルへアクセスできなければなりません。アクセスできない場合は、DBMS でユーザにアクセス権を付与するか、WebLogic Server Administration Console で [テスト テーブル名] 属性をユーザがアクセスできるテーブルの名前に変更する必要があります。デフォルト値の一覧については、Administration Console オンライン ヘルプの「デフォルトのテスト テーブル名」を参照してください。

CR082336

WebLogic Server 8.1 では、配布キットから dbKona が削除されました。これは以前のリリースで非推奨になりました。

CR086874

プロセス間で接続プールの接続の参照を共有できなくなりました。たとえば、JSP は EJB からの接続を要求したり受け取ったりできません。WebLogic Server の以前のリリースでは可能でしたが、複数のスレッドが 1 つの接続にアクセスしたり、接続がクローズされるかガベージ コレクションされたことが原因で無効な参照が発生したりするため、許可されなくなりました。

CR086902

PointBase データベースに接続する接続プールの場合、PointBase はキャッシュされた prepared statement または callable statement をデータベースの削除や再作成後に効率的に処理しないため、文のキャッシングはデフォルトで無効になっています。このような DDL 操作がコードに含まれない場合は、Administration Console で文のキャッシングを有効にできます。Administration Console オンライン ヘルプの「Statement キャッシュによるパフォーマンス向上」を参照してください。

CR093175

JDBCDataSourceMBean は WebLogic Server 8.1 で非推奨になりました。代わりに JDBCTxDataSourceMBean を使用してください。JDBCTxDataSourceMBean で利用できない属性 (WaitForConnectionEnabled および ConnectionWaitPeriod) は非推奨となり、JDBCConnectionPoolMBeanConnectionReserveTimeoutSeconds 属性で置き換えられました。

CR099442

WebLogic Server ソフトウェアと共にインストールされる Administration Console オンライン ヘルプでは、2 フェーズ コミットのエミュレートに関する説明が正しくありません。この機能では、説明されているような最後のエージェントによるコミットの最適化を使用しません。正しいドキュメントは Administration Console オンライン ヘルプの e-docs 版で確認できます。

CR100625

weblogic.Admin JDBC コマンドの一部の動作が『WebLogic Server コマンド リファレンス』の「JDBC 接続プールを管理するためのコマンド」の説明とは異なります。マニュアルでは実際の動作ではなく最適の動作が説明されています。コマンドは将来のリリースでマニュアルと一致するように修正される予定です。説明とは動作が異なるコマンドは次のとおりです。

  • SUSPEND_POOL - このコマンドは true または false パラメータを取りません。代わりに、デフォルトで false オプションの動作になります。構文は次のとおりです。

java [SSL trust options] weblogic.Admin
[ [-url | -adminurl]
URL] -username username-password password SUSPEND_POOL -poolNameconnection_pool_name

  • SHUTDOWN_POOL - このコマンドは true または false パラメータを取りません。代わりに、デフォルトで false オプションの動作になります。構文は次のとおりです。

java [SSL trust options] weblogic.Admin
[ [-url | -adminurl]
URL] -username username
-password
password SHUTDOWN_POOL -poolName
connection_pool_name

CR101419

クラスタ内の DataSource および TxDataSource のフェイルオーバは、このリリースでは機能しません。この問題は、Service Pack 1 で解決されます。

JMS に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR097038

ソース JMS ブリッジ送り先がメッセージング ブリッジと同じ WebLogic Server 8.1 ドメインで動作していない場合、ドメイン間にセキュリティの信頼関係を確立する必要があります。確立しない場合は、メッセージング ブリッジを同期モードで動作するようにコンフィグレーションする ([非同期モードを有効化] を無効にする) 必要があります。

メッセージング ブリッジのセキュリティの相互運用性をコンフィグレーションする方法については、Administration Console オンライン ヘルプの「メッセージング ブリッジ」を参照してください。

CR098975

分散送り先をアンデプロイした後で WebLogic Server が起動に失敗することがあります。このエラーは、分散メンバーおよび分散送り先自体を削除して、基底の物理的送り先を削除しない場合に発生します。Administration Console で次のような操作を行うと、この問題が発生します。

    1. 分散送り先の [コンフィグレーション|メンバー] タブで、ごみ箱アイコンをクリックしてメンバーを削除します。

    2. プロンプトが表示されても、メンバーの基底の物理的送り先は削除しません。

    3. [削除] をクリックしてメンバーを削除します。

    4. 必要に応じて、分散送り先のすべてのメンバーを続けて削除します。

    5. 分散送り先を削除します。

この時点でサーバを停止すると、再起動できなくなります。

回避策 : Administration Console でプロンプトが表示されたら、各分散送り先メンバーの基底の物理的送り先を削除してください。

JVM に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR099314

JDK 1.3.1_04 と nohup コマンドに関して http://developer.java.sun.com/developer/bugParade/bugs/4755829.html に説明されている問題があります。nohup コマンドは失敗します。nohup コマンドの呼び出しに関係なく、親シェルが終了すると WebLogic Server プロセスが終了します。この問題は ksh (デフォルトの Solaris 8 シェル) で確認されましたが、他のシェルでも発生する場合があります。この問題は bash シェルでは発生しません。

回避策 :

  • nohup startWeblogic & の代わりに (startWeblogic >output 2>&1 &) を使用します。

Oracle Thin Driver に関する確認済みの問題

注意 : 以下に示す問題の他に、『WebLogic JTA プログラマーズ ガイド』の「Oracle Thin Driver に関する確認済みの問題」を参照してください。Oracle Thin Driver 9.2.0 に関する確認済みの問題の情報と問題の回避策が示されています。WebLogic Server 8.1 には Oracle Thin Driver のバージョン 9.2.0.2 が付属しています。この節や『WebLogic JTA プログラマーズ ガイド』に示されていない一部の問題が修正されています。

変更要求番号

説明

なし

サーバの再起動からのトランザクションの回復が完了した後で、一部のユーザでは ORA-1591 例外が頻繁に発生しました。この例外に続いて ORA-24756 または ORA-24776 例外が発生する場合もあります。

回避策 :

このエラーが発生する場合は、Oracle の注意事項 Note:100664.1 および Doc ID: 231196.1 を参照してください。

アプリケーションが JDBC 接続プールからの接続をリークしていないことも確認してください。次の手順で確認できます。

    1. Administration Console の [JDBC 接続プール|コンフィグレーション|接続] タブ ([詳細オプション] の下) で、接続リークのプロファイリングを有効にします。

    2. Administration Console のナビゲーション ツリーで、アプリケーションで使用される接続プールを右クリックして、[リークされた接続を表示] を選択します。

詳細については、Administration Console オンライン ヘルプで [接続リークプロファイルを有効化] について参照してください。

引き続き ORA-1591 エラーが発生する場合は、データベースのチューニングに関して Oracle のサポートに問い合わせることもできます。Oracle のサポートに問い合わせる前に、次の事項を考慮してください。

  • ORA-1591 のトレース ファイルを生成する。

  • statspack レポートを実行して、データベース内の競合を分析する。

CR101709

アプリケーション コードは接続オブジェクト上でローカル トランザクションを意図せずに開始する可能性があり、その場合は XAER_PROTO エラーが発生します。SQL の仕様では、任意の DDL/DML 操作がローカル トランザクションを開始する可能性があります。これらのトランザクションをコミットまたはロールバックするのはアプリケーションの役目です。

Oracle Thin Driver の以前のバージョンでは、グローバル トランザクションの開始前にアクティブなローカル トランザクションがないか、またはローカル トランザクションの開始前にアクティブなグローバル トランザクションがないかをチェックしていなかったため、このことは問題ではありませんでした。しかし、Oracle Thin Driver のバージョン 920 ではこのチェックが導入されました。ローカル トランザクションがすでにアクティブになっている接続上でアプリケーション (または WebLogic Server) がグローバル トランザクションを開始しようとすると (XAResource.start())、XAER_PROTO エラーが送出されます。

回避策 :

アプリケーション コードで、接続をクローズする (接続を接続プールに返す) 前に、追加の手順としてローカル トランザクションを終了する必要があります。

この問題は、8.1 SP1 で解決されました。


 

RMI/RMI-IIOP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR095810

シン クライアント .jar ファイル (wlclient.jar および wljmsclient.jar) と IIOP または IIOPS を使用する場合、ファイアウォール経由のコールバックを使用できません。

回避策 : コールバックはトンネリングを使用する場合に機能します。

この問題は、8.1 SP1 で解決されました。

CR101476

シン クライアント .jar ファイル (wlclient.jar および wljmsclient.jar) を使用するアプレットは、WebLogic Server と共にインストールされる Sun Java2 SDK 1.4.1_02 を使用してトンネリングを実行できません。この問題は Sun の SDK バージョン 1.4.1_03 および 1.4.2 で修正されます。

CR124265

WebLogic Server 8.1 は、J2SE 1.4 に付属の ORB の代わりに独自の ORB 実装を提供します。この ORB は、プログラムが ORB.init() を呼び出したとき、または JNDI で「java:comp/ORB」が参照されたときにデフォルトでインスタンス化されます。デフォルトで別の ORB を使用したい場合は、以下のプロパティを設定します。

org.omg.CORBA.ORBSingletonClass=<classname>
org.omg.CORBA.ORBClass=<classname>

ORBSingletonClass はサーバのコマンドラインで設定する必要がありますが、ORBClassORB.init() のプロパティ引数として設定できます。別の RMI-IIOP 実装を使用したい場合は、以下の 2 つのプロパティを設定する必要があります。

javax.rmi.CORBA.UtilClass=<classname>
javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClass=<classname>

この設定を行うと、サーバの起動時に以下のエラーが表示されます。

<Sep 19, 2003 9:12:03 AM CDT> <Error> <IIOP> <BEA-002015> <Using javax.rmi.CORBA.UtilClass <classname>; The IIOP subsystem requires a WebLogic Server-compatible UtilClass.>

<Sep 19, 2003 9:12:03 AM CDT> <Error> <IIOP> <BEA-002016> <Using javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClass <classname>, the IIOP subsystem requires a WebLogic Server-compatible PortableRemoteObjectClass.>

これらのエラーは、WebLogic RMI-IIOP ランタイムが機能しないことを示しています。

上記のプロパティの J2SE のデフォルトは以下のとおりです。

org.omg.CORBA.ORBSingletonClass=com.sun.corba.se.internal.corba.ORBSingleton
org.omg.CORBA.ORBClass=com.sun.corba.se.internal.Interceptors.PIORB
javax.rmi.CORBA.UtilClass=com.sun.corba.se.internal.POA.ShutdownUtilDelegate
javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClass=com.sun.corba.se.internal.javax.rmi.PortableRemoteObject

この問題は、8.1 SP2 で解決されました。

CR186728

JMS IIOP シン クライアントが失敗し、以下の例外が送出されます。

JMSServer "add JMS Dispatcher peerGone".Unhandled exception.

詳細については、「ネットワーク チャネル アドレスの設定」を参照してください。

セキュリティに関する確認済みの問題

BEA のセキュリティ勧告についての情報は、dev2dev Web サイトの「BEA Advisories & Notifications」ページを参照してください。このページでは、セキュリティ関連のパッチをダウンロードでき、新しいセキュリティ勧告についての通知を受け取るように登録できます。「BEA Advisories & Notifications」ページの URL は、http://dev2dev.bea.com/advisories です。

BEA では、BEA Products に関するセキュリティ問題をご報告いただくための電子メール アドレス (security-report@bea.com) も用意しています。

次の表に、8.1 リリースにおけるセキュリティ関連の確認済みの問題をまとめます。

変更要求番号

説明

CR090469

WebLogic Server 6.1 以前からアップグレードして、WebLogic Server 7.0 で導入されたセキュリティ機能を使用する場合は、ドメインの config.xml ファイルで、コンフィグレーションのバージョンが 7.0 以降であることを宣言する必要があります。次に例を示します。

<Domain ConfigurationVersion="8.1.0.0" Name="mydomain">

WebLogic Server 6.1 以前で作成した config.xml ファイルを使用する場合は、テキスト エディタで config.xml を開いて、<Domain> 要素に ConfigurationVersion="8.1.0.0" を追加する必要があります。

CR091648

CR099358

MedRec 認証プロバイダは MedRec サンプル アプリケーションの認証を実装しており、プロダクション モードでは使用できません。

回避策 :

WL_HOME\lib\mbeantypes ディレクトリから MedRec 認証プロバイダ (wlMedRecSampleProvider) の JAR ファイルを削除して、WebLogic Server を再起動します。MedRec 認証プロバイダは、WebLogic Server Administration Console の [プロバイダ|認証プロバイダ] タブにある使用可能な認証プロバイダのリストに表示されなくなります。

CR097038

メッセージング ブリッジを使用する場合、信頼性のないドメインは同期モード通信を使用する場合にのみ動作します。

回避策 : WebLogic Server は同期処理に対してのみ、ドメイン間の相互運用性をサポートします。

CR100783

プライベート キーをロック解除するためのパスワードを誤って入力した場合、次のような例外が発生する可能性があります。

ImportPrivateKey failed,
java.security.KeyManagementException:ASN.1:
Lengths longer than 32 bits are not supported
java.security.KeyManagementException:ASN.1:
Lengths longer than 32 bits are not supported at
com.certicom.security.cert.internal.x509.SSLPlusSupport.
getLocalIdentityPartial(Unknown Source) at com.certicom.net.ssl.CerticomContextWrapper.
inputPrivateKey(Unknown Source) at utils.ImportPrivateKey.importKey(ImportPrivateKey.java:67) at utils.ImportPrivateKey.main(ImportPrivateKey.java:23)

プライベート キーが破損している場合、または WebLogic Server に認識されないフォーマットの場合にも、この例外を取得する可能性があります。

回避策 : 正しいパスワードを再入力してください。プライベート キーのパスワードを忘れた場合、またはプライベート キーが破損している場合は、新しいプライベート キーを入手してください。

この問題は、8.1 SP1 で解決されました。

CR101274

http://www.ncipher.com/support/advisories のセキュリティ勧告を参照してください。

この問題は、8.1 SP1 で解決されました。

CR101299

『WebLogic Security の紹介』の図 4-7「監査プロセス」は、WebLogic Server によって生成されるすべての監査イベントが表示されていないため不完全です。

監査イベントは、認証の成功および失敗 (ID が認証、なりすまし、およびアサートされる場合) に対してだけでなく、認可プロバイダの例外、裁決プロバイダの決定、ユーザ ロックアウトのロック解除、ロック、およびロックアウトの期限切れ、ロール マッピング プロバイダの例外、セキュリティ ロールの取得時などに対しても記述することができます。

図 4-7 に誤りはありませんが、認証だけを表しており、認証アクションが、発生する内容に応じたさまざまな監査イベントを引き起こす点には触れていないため、完全ではありません。

CR101770

[SSL ログイン タイムアウト] 属性が WebLogic Server Administration Console から誤って削除されました。この属性のサポートは WebLogic Server 8.1 SP1 で追加されました。

この問題は、8.1 SP1 で解決されました。

サーブレットと JSP に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR100068

CR110324

JSTL タグは、日本語を含む JSP では使用できません。このような JSP を実行すると、次のエラーが発生します。

java.io.IOException: javax.servlet.jsp.JspException: The taglib validator rejected the page: "org.xml.sax.SAXParseException: An invalid XML character (Unicode: 0x82) was found in the CDATA section."

...

この問題は、次の競合する条件のために発生します。

    1. JSP のページ エンコーディングが次のように Shift_JIS で定義されている
    <%@ page pageEncoding="Shift_JIS" %>

    2. JSP でマルチバイト文字 (日本語) を使用している

    3. JSTL タグを使用している

CR262289

HttpsURLConnection クラスから取得した InputStreamclose() メソッドを呼び出す場合、disconnect() メソッドが呼び出されても、基底の SSL ソケットが閉じられないことがあります。その結果、ソケット リークが発生します。

回避策と解決策 :

ソケット リークを回避して基底のリソースがすべて閉じられるようにするには、InputStream#close() メソッドの代わりに HttpsURLConnection#disconnect() メソッドを使用してください。

システム管理に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR085065

すべての WebLogic Server MBean によって継承される WebLogicMBean.setName メソッドはサポートされなくなりました。このメソッドは MBean インスタンスの WebLogicObjectName のうち Name の要素を変更するものです。この要素は WebLogicObjectName の主キー部分であるため、値の変更は不適切な動作につながります。

MBean の Name 属性の値を設定する代わりに、API から InvalidAttributeValueException を送出します。

回避策 : MBean インスタンスの名前を変更する場合は、現在のインスタンスを破棄して、新しい名前で新しいインスタンスを作成してください。

CR094188

servername/applications ディレクトリにアプリケーションを配置してから開発モードでサーバを起動すると、サーバによりアプリケーションが自動的にデプロイされますが、アプリケーションのコンフィグレーションは config.xml ファイルに保存されません。サーバをプロダクション モードで起動した場合、アプリケーションのデプロイも config.xml ファイルへのコンフィグレーションの保存も行われません。

回避策 : まずサーバを起動して、それからアプリケーションをデプロイします。開発モードでは、アプリケーションを servername/applications ディレクトリにコピーすることでデプロイできます。

CR100089

ドメインの内部では、サーバ、マシン、クラスタ、JDBC 接続プール、仮想ホスト、およびその他のリソース タイプのそれぞれにユニークな名前を付ける必要があり、ドメインと同じ名前を使用することはできません。

ユニークでない名前のリソースを作成すると、WebLogic Server はエラー メッセージを送信します。

この要件は WebLogicObjectNameName の部分にも適用されます。たとえば、WebLogic Server API を使用してコンフィグレーション MBean を作成する場合、Name 部分の値はドメイン内のすべての MBean に渡ってユニークでなければなりません。

ツールに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR097668

cygwin バージョン 1.3.20(0.73/3/2) を使用する場合、cygdrive プレフィックスを変更すると (たとえば、/cygdrive/c/windows を mount -c / so /c/windows に変更)、シェル スクリプトでエラーが発生します。これは、値「/cygdrive」がスクリプトにハードコード化されているためです。影響があるのは次のスクリプトです。

weblogic700/common/bin/commEnv.sh

weblogic700/server/bin/setWLSEnv.sh

weblogic700/server/bin/startNodeManager.sh

weblogic700/server/bin/startWLS.sh

回避策 : これらのスクリプトで /cygdrive の値を置き換えて適切な cygdrive プレフィックスに修正します。

CYGDRIVE=\Qmount -ps | tail -1 | awk '{print $1}' | sed -e 's%/$%%'\Q

たとえば、startWLS.sh には次のような行があります。

    if [ -n "\Quname -s |grep -i cygwin_\Q" ]; then
    WL_HOME=\Qecho $WL_HOME | sed "s#\([a-zA-Z]\):#/cygdrive/\1#g"\Q
    JAVA_HOME=\Qecho $JAVA_HOME | sed "s#\([a-zA-Z]\):#/cygdrive/\1#g"\Q
    fi

これを次のように変更します。

    if [ -n "\Quname -s |grep -i cygwin_\Q" ]; then
    CYGDRIVE=\Qmount -ps | tail -1 | awk '{print $1}' | sed -e 's%/$%%'\Q
    WL_HOME=\Qecho $WL_HOME | sed "s#\([a-zA-Z]\):#${CYGDRIVE}/\1#g"\Q
    JAVA_HOME=\Qecho $JAVA_HOME | sed "s#\([a-zA-Z]\):#${CYGDRIVE}/\1#g"\Q
    fi

他のスクリプトを同様に変更してください。

WebLogic jDriver for Oracle に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

windows-31j コンバータに lib/charsets.jar がないという Sun Java 2 SDK 1.4.1 の既知の制限 (Bug Id 4715330) があるため、BEA WebLogic JDriverTM for Oracle では windows-31j エンコーディングを使用できません。WebLogic jDriver for Oracle のエンコーディングは lib/charsets.jar に基づいているので、この文字エンコーディングは Sun Java 2 SDK 1.4.1 ではサポートされません。Sun は Java 2 SDK 1.4.1_05 および 1.4.2 リリースでこの問題を修正する予定です。BEA では、この問題を WebLogic JRockit 8.1 サービス パック 1 で修正しました。

WebLogic Tuxedo Connector に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR067275

RMI over IIOP を使用するクラスタの WebLogic Tuxedo Connector では、ロード バランシングとフェイルオーバはサポートされていません。

CR079630

ほとんどの WebLogic Tuxedo Connector tBridge ユーザは、setJMSCorrelationID(String) メソッドを使用して相関 ID を設定しようとします。このメソッドでは 32 文字の文字列を使用し、それを 64 バイトの配列に格納します。JMS では文字列は UTF-16BE として格納されます。tBridge が Tuxedo から受け取る相関 ID も 32 文字ですが、こちらは 32 バイトです。tBridge では setJMSCorrelationIDAsBytes(byte[]) を使用して、受信側の JMS キュー用のメッセージが設定されます。この 2 つの文字列は ASCII では同じ文字列になることもありますが、長さが異なるために同じ文字列とは見なされません。

回避策 :

相関 ID を、Tuxedo から受信 JMS キュー内に返された ID と比較する必要がある場合には、バイト配列を作成して相関 ID の 16 進数値を格納します。その後 setJMSCorrelationIDAsBytes() および getJMSCorrelationIDAsBytes()methods メソッドを使用して ID を作成し、Tuxedo から受信 JMS キュー内に返された ID と比較します。

たとえば相関 ID の文字列が "1234567890ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUV" の場合、次のようになります。

private byte[] coridbyte={0x31,0x32,0x33,0x34,0x35,0x36,0x37,
                                          0x38,0x39,0x30,0x41,0x42,0x43,0x44,
                                          0x45,0x46,0x47,0x48,0x49,0x4a,0x4b,
                                          0x4c,0x4d,0x4e,0x4f,0x50,0x51,0x52,
                                          0x53,0x54,0x55,0x56};
msg.setJMSCorrelationIDAsBytes(coridbyte);
corIDasBytes = msg.getJMSCorrelationIDAsBytes();

corIDasBytes に Tuxedo から返された相関 ID と正しく比較できる値が格納されます。

CR095050

WTCMigrateCF ユーティリティを使用して WebLogic Server 6.1 WTC コンフィグレーション ファイルを移行する場合、-deploy オプションを使用すると、WebLogic Server は NameNotFoundException を送出します。サーバ ログにあるこの例外は無視してください。

CR095807

Linux および AIX コンパイラでは、Tuxedo ベースの IDL で一部の値型を使用する場合、コンパイル エラーが発生する可能性があります。この問題は Tuxedo 8.1 PR001 で解決されます。

WebLogic Workshop に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

なし

WebLogic Server 8.1 には WebLogic Workshop IDE のベータ版と開発フレームワークが付属しています。ベータ版の WebLogic Workshop では 1 GB のシステム RAM が必要です。

なし

WebLogic Workshop は WebLogic Server 8.1 の日本語版では使用できません。

CR097002

WebLogic Workshop 8.1 には、元の WebLogic JSP コンパイラと WebLogic Workshop で使用するために最適化されたコンパイラの 2 つの JSP コンパイラが付属しています。WebLogic Workshop 用に最適化された JSP コンパイラのインターナショナライゼーションは、WebLogic Server 8.1 の最初のリリース後に完了する予定です。

CR102094

WebLogic Workshop のサンプル サーバを起動するスクリプト WL_HOME\samples\workshop\startWebLogic.cmd が、このリリースではインストールされません。Windows の [スタート] メニューの項目はこの不足ファイルを参照するため、サンプル サーバの起動には使用できません。

Web サービスに関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR063817

xsd:schema タイプの要素が含まれる複合型は、autotype 中に例外を引き起こします。

CR074740

WebLogic Server は、リストの項目にリストを含む Java データ構造体を XML スキーマへ変換しません。

CR083527

autotype の typeMappingBase 属性は、ホルダ クラスの生成時に無視されます。

CR086326

-Dweblogic.webservice.verbose=true は SSL クライアントに対して機能しません。冗長出力を取得するための回避策として、-Dweblogic.webservice.binding.verbose=true を使用してください。

CR092184

セキュリティの拡張機能を使用するようにコンフィグレーションされたサービスには、Web サービスのテスト ページからアクセスできません。

CR101160

サービス固有例外の複合データ型は、Java API for XML-Based RPC (JAX-RPC) 1.0 仕様に厳密に従って処理されません。

  • セクション 4.3.6 WSDL Fault、サービス固有の例外 : clientgen Ant タスクで、メッセージ部分が xsd:complexType である wsdl:fault 要素を含む WSDL から JAX-RPC スタブを生成する場合、生成されたスタブは xsd:complexType を誤って単純 Java 型にマップします。このため、クライアント アプリケーションがスタブを使用して Web サービスを呼び出し、サービスが (javax.xml.rpc.SOAPFaultException ではなく) サービス固有例外を送出する場合、クライアント アプリケーションは例外から複合データにアクセスできません。

この問題の回避策はありません。

  • セクション 5.5.5 Methods、例外、4 番目の項目 : WebLogic Web サービス ランタイムは、サービス固有 Java 例外クラスの複数のフィールドを xsd:complexType ではなく誤って単純 XML データ型にマップします。

回避策 : WebLogic Web サービスを実装するときには、サービス固有例外ではなく常に javax.xml.rpc.SOAPFaultException を送出します。

XML に関する確認済みの問題

変更要求番号

説明

CR102744

weblogic.xml.xpath.XMLNodeXPath クラスはパブリックでないにもかかわらず、その Javadoc が誤って公開されてしまいました。BEA は、この内部クラスはサポートしていません。

 

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