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WebLogic jDriver for Oracle のコンフィグレーションと使い方 (非推奨)

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WebLogic jDriver for Oracle のコンフィグレーション

注意 : WebLogic jDriver for Oracle は非推奨となりました。将来のリリースでは削除されます。BEA では、BEA WebLogic Type 4 JDBC Oracle ドライバの使用をお勧めします。 詳細については、『WebLogic Type 4 JDBC ドライバ ガイド』を参照してください。

この章では次の内容について説明します。

 


WebLogic jDriver for Oracle の使用準備

WebLogic jDriver for Oracle を使用する前に、以下の作業が必要です。

WebLogic jDriver for Oracle のソフトウェア要件のチェック

WebLogic jDriver がサポートするプラットフォーム、オペレーティング システム、JVM、DBMS バージョン、およびクライアント ライブラリの詳細については、『サポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

WebLogic jDriver for Oracle の使用環境の設定

WebLogic jDriver を使用する環境を設定するには、パス変数の設定に以下の情報を入れる必要があります。

WebLogic Server は、Oracle Call Interface (OCI) バージョン 8 API で作成された dll ファイル、so ファイル、または sl ファイルを、Oracle DBMS にアクセスするためのネイティブ インタフェースとして使用します。

プラットフォームごとにまとめた以降の節の表は、適切なバージョンのドライバにアクセスするために、Oracle クライアント バージョンに基づいてシステム PATH に指定する必要があるディレクトリの一覧です。

Windows

WebLogic 共有ライブラリ (.dll) ディレクトリのパス名と Oracle クライアントのインストール先ディレクトリを、次のように、PATH に追加します。

構文

次の構文で指定します。

上記の構文に従って Oracle 8.1.7 用の実際の例を作成すると、パスは次のようになります。

$set PATH=%WL_HOME%\server\bin\oci817_8;%ORACLE_HOME%\bin;%PATH%

次の表は、Windows 用のディレクトリと Oracle クライアントのバージョンを示します。

表 2-1 Windows NT 上の Oracle

Oracle クライアント バージョン

OCI API バージョン

共有ライブラリ (.dll) ディレクトリ

メモ

8.1.7

8

oci817_8

Oracle 8 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

9.0.1

8

oci901_8

Oracle 9.0 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

9.2.0

8

oci920_8

Oracle 9.2 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

Windows 64 ビット

WebLogic 共有ライブラリ (.dll) ディレクトリのパス名と Oracle クライアントのインストール先ディレクトリを、次のように、PATH に追加します。

構文

次の構文で指定します。

上記の構文に従って Oracle 9.2.0 用の実際の例を作成すると、パスは次のようになります。

set PATH=%WL_HOME%\server\bin\win64\oci920_8;%ORACLE_HOME%\bin;%PATH%

Solaris

Solaris 環境を設定して WebLogic jDriver をサポートするには、ネイティブ インタフェース ファイル (ドライバ ファイル) が入っているディレクトリと、Oracle クライアントをインストールしたディレクトリを、環境変数 LD_LIBRARY_PATH の設定に入れる必要があります。

構文

次の構文で指定します。

上記の構文に従って Oracle 8.1.7 用の実際のパスを作成すると次のようになります。

export LD_LIBRARY_PATH=$WL_HOME/server/lib/solaris/oci817_8:$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH

次の表は、Solaris 用のディレクトリと Oracle クライアントのバージョンを示します。

表 2-2 Solaris 上の Oracle

Oracle クライアント バージョン

OCI API バージョン

共有ライブラリ (.so) ディレクトリ

メモ

8.1.7

8

oci817_8

Oracle 8 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

9.0.1

8

oci901_8

Oracle 9 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

9.2.0

8

oci920_8

Oracle 9.2 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

次の表は、Solaris 上の 32 ビットおよび 64 ビットのインストールで Oracle が提供するライブラリが格納されるディレクトリを示します。

表 2-3 Solaris 上でインストールされる Oracle ライブラリのパス

Oracle クライアント バージョン

アーキテクチャ

Oracle ライブラリのパス

8.1.7

32 ビット

ORACLE_HOME/lib

8.1.7

64 ビット

ORACLE_HOME/lib64

9.0.1

32 ビット

ORACLE_HOME/lib32

9.0.1

64 ビット

ORACLE_HOME/lib

9.2.0

32 ビット

ORACLE_HOME/lib32

9.2.0

64 ビット

ORACLE_HOME/lib


 

IBM AIX

注意 : 実行中の WebLogic Server のリリースで、ご使用のプラットフォームがサポートされているかどうかを確認するには、『サポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

AIX 環境を設定して WebLogic jDriver for Oracle をサポートするには、ネイティブ インタフェース ファイル (ドライバ ファイル) が入っているディレクトリと、Oracle クライアントをインストールしたディレクトリを、環境変数 LIBPATH の設定に入れる必要があります。

構文

次の構文で指定します。

上記の構文に従って Oracle 9.2.0 用の実際のパスを作成すると次のようになります。

export LIBPATH=$WL_HOME/server/lib/aix/oci920_8:$ORACLE_HOME/lib:$LIBPATH

次の表は、AIX 用のディレクトリと Oracle クライアントのバージョンを示します。

表 2-4 AIX 上の Oracle

Oracle クライアント バージョン

OCI API バージョン

共有ライブラリ (.so) ディレクトリ

メモ

8.1.7

8

oci817_8

Oracle 8 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

9.2.0

8

oci920_8

Oracle 9.2 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

次の表は、AIX 上の 32 ビットのインストールで Oracle が提供するライブラリが格納されるディレクトリを示します。

表 2-5 AIX 上でインストールされる Oracle ライブラリのパス

Oracle クライアント バージョン

アーキテクチャ

Oracle ライブラリのパス

8.1.7

32 ビット

ORACLE_HOME/lib

9.2.0

32 ビット

ORACLE_HOME/lib32

HP-UX 11

HP 環境を設定して WebLogic jDriver をサポートするには、ネイティブ インタフェース ファイル (ドライバ ファイル) が入っているディレクトリと、Oracle クライアントをインストールしたディレクトリを、環境変数 SHLIB_PATH の設定に入れる必要があります。

注意 : HP-UX 用の Oracle 9 は、Oracle クライアントを含め 64 ビット バージョンでのみ利用でき、64 ビット マシンにのみインストールできます。WebLogic jDriver for Oracle は Type-2 JDBC ドライバであるため、データベース アクセス用の Oracle クライアントが必要です。したがって、Oracle 9 で WebLogic jDriver for Oracle を使用するには、WebLogic Server を 64 ビット マシンで実行する必要があります。Oracle 9 のインストールには、32 ビットと 64 ビットの両方のライブラリが含まれています。WebLogic jDriver では 32 ビットのライブラリが使用されるので、SHLIB_PATH を次のように設定する必要があります。

構文

Oracle 8 では、次の構文を使用します。

Oracle 9i では、次の構文を使用します。

上記の構文に従って Oracle 8.1.7 用の実際のパスを作成すると次のようになります。

export SHLIB_PATH=
$WL_HOME/server/lib/hpux11/oci817_8:$ORACLE_HOME/lib:$SHLIB_PATH

Oracle 9.0.1 では、パスは次のようになります。

export SHLIB_PATH=
$WL_HOME/server/lib/hpux11/oci901_8:$ORACLE_HOME/lib32:$SHLIB_PATH

次の表は、HP-UX 用のディレクトリと Oracle クライアントのバージョンを示します。

表 2-6 HP 上の Oracle

Oracle クライアント バージョン

OCI API バージョン

共有ライブラリ

(.sl) ディレクトリ

メモ

8.1.7

8

oci817_8

Oracle 8 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

9.0.1

8

oci901_8

Oracle 9 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

9.2.0

8

oci920_8

Oracle 9.2 と JDBC 2.0 コア API およびオプション パッケージ API (分散トランザクション機能を含む) にアクセス可能。

次の表は、HP 上の 32 ビットおよび 64 ビットのインストールで Oracle が提供するライブラリが格納されるディレクトリを示します。

表 2-7 HP 上でインストールされる Oracle ライブラリのパス

Oracle クライアント バージョン

アーキテクチャ

Oracle ライブラリのパス

8.1.7

32 ビット

ORACLE_HOME/lib

8.1.7

64 ビット

ORACLE_HOME/lib64

9.0.1

32 ビット

ORACLE_HOME/lib32

9.0.1

64 ビット

ORACLE_HOME/lib

9.2.0

32 ビット

ORACLE_HOME/lib32

9.2.0

64 ビット

ORACLE_HOME/lib


 

SGI IRIX

ご使用のプラットフォームがサポートされているかどうかを確認するには、『サポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

Siemens MIPS

ご使用のプラットフォームがサポートされているかどうかを確認するには、『サポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

Compaq Tru64 UNIX

ご使用のプラットフォームがサポートされているかどうかを確認するには、『サポート対象のコンフィグレーション』を参照してください。

 


Oracle データベースとの接続の確認

WebLogic jDriver for Oracle をインストールしたら、このドライバを使ってデータベースに接続できるかどうか確認します。確認するには、WebLogic Server ソフトウェアに付属の dbping を使用します。

環境を設定し dbping を使用するには、次のコマンドをコマンドラインに入力します。

WL_HOME\server\bin\setWLSEnv.cmd 
set path=WL_HOME\server\bin\oci817_8;%PATH%
java utils.dbping ORACLE user password server

WL_HOME は、WebLogic プラットフォームがインストールされているディレクトリで、通常は c:\bea\weblogicXX です。

dbping ユーティリティの使用方法の詳細については、『WebLogic Server コマンド リファレンス』の「WebLogic Server Java ユーティリティの使い方」を参照してください。

問題がある場合は、『WebLogic JDBC プログラマーズ ガイド』の「JDBC 接続のテストとトラブルシューティング」を参照してください。

 


接続プールの設定

WebLogic Server または WebLogic Express で WebLogic jDriver for Oracle を使用している場合、WebLogic Server の起動時に Oracle DBMS との接続を確立する接続プールを設定できます。接続はユーザ間で共有されるので、接続プールを使用すると、ユーザごとに新規のデータベース接続を開くオーバーヘッドをなくすことができます。

アプリケーションは次に、JNDI ツリーで DataSource をルックアップし、接続プールに接続を要求します。データベース接続の終了時には、アプリケーションがその接続を接続プールに返します。

WebLogic Server ソフトウェアでの接続プールのコンフィグレーション

  1. ベンダ提供のネイティブ ライブラリと、WebLogic Server 用の WebLogic ネイティブ ライブラリを、WebLogic Server を起動するシェルの PATH (Windows) またはロード ライブラリ パス (UNIX) に入れます。詳細については、Administration Console オンライン ヘルプの「サーバの起動と停止」を参照してください。
  2. Administration Console を使用して、接続プールを設定します。接続プールの詳細については、Administration Console オンラインヘルプの「JDBC コンポーネントの作成とデプロイメント - 接続プール、マルチプール、データソース」、および Administration Console オンラインヘルプの「JDBC 接続プールのコンフィグレーション」を参照してください。

アプリケーションでの接続プールの使い方

表 2-8

接続プールを使用するアプリケーションのタイプ . .

データベース接続に使用するドライバ . .

詳細の参照先 . .

サーバサイド (サーブレットとして使用)

JNDI ツリー上のデータソース、または WebLogic の RMI、Pool、および JTS ドライバ

『WebLogic HTTP サーブレット プログラマーズ ガイド』の「JDBC 接続プールを用いたデータベースへの接続

クライアント アプリケーションでの JDBC アクティビティのロギング

WebLogic jDriver for Oracle を使用してデータベース接続を作成している接続プールの接続をクライアント アプリケーションで使用している場合、クライアント上の JDBC アクティビティはサーバ上の JDBC ログに自動的には含まれません。JDBC のロギングを有効にし、クライアント上の JDBC アクティビティをサーバ上の JDBC ログに含めるには、次の手順に従います。

  1. JDBC のロギングを有効にします。Administration Console で次の手順に従います。
    1. 左ペイン内で [サーバ] のノードをクリックします。
    2. 左ペインで特定のサーバを選択します。
    3. [ログ] タブを選択します。
    4. [JDBC] タブを選択します。
    5. [JDBC ログ記録を有効化] を選択します。
    6. 必要に応じて、JDBC ログ ファイルのパスと名前を変更します。
  2. 接続プールのプロパティに JDBCDebug=true を追加します。Administration Console で次の手順に従います。
    1. 左ペインで、[JDBC] ノード、[接続プール] ノードを順にクリックして展開し、クライアントの JDBC アクティビティのログを記録する接続プールを選択します。
    2. 右ペインで、[コンフィグレーション|全般] タブを選択します。
    3. [プロパティ] ボックスで、新しい行に次のテキストを追加します。
    4. JDBCDebug=true

      [適用] をクリックします。

 


WebLogic jDriver での IDE またはデバッガの使い方

統合開発環境 (IDE) またはデバッガを使用している場合、WebLogic 付属のネイティブ ライブラリ (ドライバ ファイル) を新しいファイルにコピーし、ファイル拡張子の前が _g で終わるファイル名に変えてください。次に例を示します。

 


開発環境を設定して WebLogic jDriver for Oracle を使用する準備

詳細については、以下を参照してください。

表 2-9

内容 . .

参照先 . .

ドライバの使い方

『WebLogic jDriver for Oracle のコンフィグレーションと使い方』(このガイド) の「WebLogic jDriver for Oracle の使い方

 

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