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WebLogic Tuxedo Connector 管理ガイド

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CORBA アプリケーションの管理

注意 : CORBA アプリケーションの詳細については、「CORBA のトピック」を参照してください。

以下の節では、Tuxedo CORBA クライアントおよびサービスをサポートする WebLogic Tuxedo Connector の管理およびコンフィグレーション方法について説明します。

 


CORBA サービス アプリケーション用 WebLogic Tuxedo Connector のコンフィグレーション方法

注意 : WTC サービスのコンフィグレーション方法の詳細については、「アプリケーション用の WebLogic Tuxedo Connector のコンフィグレーション」を参照してください。

この節では、WebLogic Server EJB から Tuxedo CORBA サーバへの呼び出しをサポートする WTC サービスのコンフィグレーション方法について説明します。以下の手順に従って、WTC サービスをコンフィグレーションします。

  1. WebLogic Server アプリケーションのローカル Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。
  2. Tuxedo CORBA ドメインのリモート Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。
  3. インポートされたサービスをコンフィグレーションします。

WebLogic Server EJB を使用して Tuxedo CORBA サービスを呼び出すクライアント アプリケーションの開発方法については、『WebLogic Tuxedo Connector プログラマーズ ガイド』を参照してください。

WTC サービスおよび Tuxedo UBB ファイルの例

次の WTC サービス (config.xml ファイルの WTCServer MBean で表現) には、TUXEDO CORBA サーバ用のインポートされたサービス コンフィグレーションをコンフィグレーションする方法の例が適用されています。

コード リスト 4-1 CORBA サーバ アプリケーションの WTCServer MBean の例

<WTCServer Name="WTCsimpappCNS" 
     <WTCImport LocalAccessPoint="examples"
          Name="myImportedResources" RemoteAccessPointList="TUXDOM"
          ResourceName="//simpapp"/>
     <WTCLocalTuxDom AccessPoint="examples" AccessPointId="examples"
          ConnectionPolicy="ON_DEMAND" NWAddr="//123.123.123.123:5678"
          Name="myLoclTuxDom" Security="NONE"/>
     <WTCRemoteTuxDom AccessPoint="TUXDOM" AccessPointId="TUXDOM"
          LocalAccessPoint="examples" NWAddr="//123.123.123.123:1234"
          Name="myRTuxDom"/>
</WTCServer>

以下のサンプル Tuxedo UBB コンフィグレーション ファイルには、simpapp という DOMAINID 名が定義されています。DOMAINID 名は、WTC サービスのインポートされたサービス コンフィグレーションの [リソース名] 属性で使用されます。

コード リスト 4-2 CORBA サーバ アプリケーションのサンプル Tuxedo UBB ファイル

*RESOURCES 
     IPCKEY     55432
     DOMAINID   simpapp
     MASTER     SITE1
     MODEL      SHM
     LDBAL      N
*MACHINES
     "YODA"
     LMID=SITE1
     APPDIR="your APPDIR"
     TUXCONFIG="APPDIR\tuxconfig"
     TUXDIR="your TUXDIR"
     MAXWSCLIENTS=10
*GROUPS
     SYS_GRP
          LMID=SITE1
          GRPNO=1
     APP_GRP
          LMID=SITE1
          GRPNO=2
*SERVERS
     DEFAULT:
          RESTART=Y
          MAXGEN=5
     TMSYSEVT
          SRVGRP=SYS_GRP
          SRVID=1
     TMFFNAME
          SRVGRP=SYS_GRP
          SRVID=2
          CLOPT="-A -- -N -M"
     TMFFNAME
          SRVGRP=SYS_GRP
          SRVID=3
          CLOPT= "-A -- -N"
     TMFFNAME
          SRVGRP=SYS_GRP
          SRVID=4
          CLOPT="-A -- -F"
     ISL
          SRVGRP=SYS_GRP
          SRVID=5
          CLOPT="-A -- -n <// 自分の tux マシン : 2468>"
     cns
          SRVGRP=SYS_GRP
          SRVID=6
          CLOPT="-A --"
     DMADM SRVGRP=SYS_GRP SRVID=7
     GWADM SRVGRP=SYS_GRP SRVID=8
     GWTDOMAIN SRVGRP=SYS_GRP SRVID=9
     simple_server
          SRVGRP=APP_GRP
          SRVID=1
          RESTART = N
*SERVICES

 


着信 RMI-IIOP の WebLogic Tuxedo Connector を管理およびコンフィグレーションする方法

この節では、アプリケーション環境の管理方法および Tuxedo CORBA オブジェクトが RMI-IIOP API を使用して WebLogic Server にデプロイした EJB を呼び出すことを可能にする WTC サービスのコンフィグレーション方法について説明します。

着信 RMI-IIOP 用の WTC サービスのコンフィグレーション

注意 : WTC サービスのコンフィグレーション方法の詳細については、「アプリケーション用の WebLogic Tuxedo Connector のコンフィグレーション」を参照してください。

使用する環境に合わせて、ローカル Tuxedo アクセス ポイントおよびリモート Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。RMI-IIOP API を使用して、Tuxedo CORBA オブジェクトが WebLogic Server にデプロイした EJB を呼び出すことを可能にするために必要な特別な管理手順は必要ありません。

Tuxedo アプリケーション環境の管理

注意 : Tuxedo アプリケーション環境のコンフィグレーション方法の詳細については、「管理」を参照してください。

Tuxedo アプリケーション環境をコンフィグレーションする場合は、さらに次の手順を実行する必要があります。

  1. 環境の TOBJADDR を設定します。
  2. 例 : //<hostname>:2468

  3. 次のコマンドを入力して、Tuxedo ドメインの CosNaming ネームスペースに WebLogic Server (WLS) ネーミング サービスを登録します。
  4. cnsbind -o ior.txt your_bind_name

    各要素の説明は次のとおりです。

    your_bind_name は、使用する Tuxedo アプリケーションから得た CosNaming サービス オブジェクト名です。

ior.txt ファイルには、WebLogic Server のドメイン ネーミング サービスの URL が含まれています。

コード リスト 4-3 iiop.ejb.stateless.server.tux Tuxedo クライアントの ior.txt ファイルの例

corbaloc:tgiop:myServer/NameService

各要素の説明は次のとおりです。

myServer は、サーバ名です。

  1. Tuxedo ドメイン コンフィグレーション ファイルの *DM_REMOTE_SERVICES を変更します。以前は DOMAINID であった WebLogic Server サービス名を、使用している WebLogic Server の名前で置き換えます。

コード リスト 4-4 ドメイン コンフィグレーション ファイル

*DM_RESOURCES
     VERSION=U22

*DM_LOCAL_DOMAINS
     TDOM1 GWGRP=SYS_GRP
     TYPE=TDOMAIN
     DOMAINID="TDOM1"
     BLOCKTIME=20
     MAXDATALEN=56
     MAXRDOM=89

*DM_REMOTE_DOMAINS
     TDOM2 TYPE=TDOMAIN
     DOMAINID="TDOM2"

*DM_TDOMAIN
     TDOM1 NWADDR="//123.123.123.123:1234"
     TDOM2 NWADDR="//234.234.234.234:5678"

*DM_REMOTE_SERVICES
"//myServer"

各要素の説明は次のとおりです。

myServer は、WTC サービスを実行しているサーバ名です。

  1. dmloadcf を使用して、修正したドメイン コンフィグレーション ファイルをロードします。

オブジェクト参照としてのサーバ名使用に関するガイドライン

この節では、オブジェクト参照として使用するサーバ名を作成する際に、覚えておく必要のあるガイドラインを示します。

 


送信 RMI-IIOP の WebLogic Tuxedo Connector をコンフィグレーションする方法

注意 : WTC サービスのコンフィグレーション方法の詳細については、「アプリケーション用の WebLogic Tuxedo Connector のコンフィグレーション」を参照してください。

この節では、RMI-IIOP API を使用して WebLogic Server EJB が Tuxedo CORBA オブジェクトを呼び出すことを可能にする方法について説明します。以下の手順に従って、WTC サービスを変更します。

  1. ローカル Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。
  2. リモート Tuxedo アクセス ポイントをコンフィグレーションします。送信 RMI-IIOP では、[フェデレーション URL] および [フェデレーション名] という 2 つの要素を追加する必要があります。
  1. インポートされたサービスをコンフィグレーションします。

WebLogic Server EJB を使用して Tuxedo サービスを呼び出す RMI-IIOP を使用するアプリケーションの開発方法については、『WebLogic Tuxedo Connector プログラマーズ ガイド』を参照してください。

送信 RMI-IIOP コンフィグレーション例

config.xml ファイルにある次の WTCServer MBean には、送信 RMI-IIOP 用にコンフィグレーションされている WTC サービスの例が提供されています。

コード リスト 4-5 送信 RMI-IIOP の WTCServer MBean の例

.
.
.
<WTCServer Name="WTCtrader">
   <WTCImport LocalAccessPoint="TDOM2" Name="myImportedResources"
   RemoteAccessPointList="TDOM1" ResourceName="//simpapp"/>
   <WTCLocalTuxDom AccessPoint="TDOM2" AccessPointId="TDOM2"
   ConnectionPolicy="ON_DEMAND" NWAddr="//123.123.123.123:5678"
   Name="myLoclTuxDom" Security="NONE"/>
   <WTCRemoteTuxDom AccessPoint="TDOM1" AccessPointId="TDOM1"
   FederationName="tuxedo.corba.remote"
   FederationURL="corbaloc:tgiop:simpapp/NameService"
   LocalAccessPoint="TDOM2" NWAddr="//123.123.123.123:1234"    Name="myRTuxDom"/>
</WTCServer>
.
.
.

 

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