WebLogic Tuxedo Connector 管理ガイド
以下の節では、WebLogic Tuxedo Connector のトラブルシューティング情報について説明します。
WebLogic Tuxedo Connector は、WebLogic Server ログ ファイルを使用してログ情報を記録します。ログ情報を記録するには、次のことを行ってください。
注意 : WebLogic Server のプロパティ設定の詳細については、「WebLogic Tuxedo Connector プロパティの設定方法」を参照してください。
トレースを有効にするには、サーバ起動スクリプトにある JAVA_OPTIONS
変数を必要なレベルに変更します。
例 :
JAVA_OPTIONS=-Dweblogic.wtc.TraceLevel=100000
ログ ファイルにトレース情報を書き込む指定は、以下の手順で行います。
この節では、よくあるユーザからの質問に対する解決策について説明します。
simpserv
サンプルを構築すると、次のようなエラーが表示されます。
<date> <Error> <EJB> <EJB Deployment: Tolower has a class weblogic.wtc.jatmi.tpserviceHome which is in the classpath.This class should only be located in the ejb-jar file.>
このエラー メッセージは、このリリースの WebLogic Tuxedo Connector では無視できます。EJB は、EJB jar ファイルの EJB 呼び出しにすべてのインタフェースを要求します。しかし、WebLogic Tuxedo Connector のインタフェースのいくつかは CLASSPATH で実装されるため、コンパイラが例外を発生します。EJB をデプロイするとき、コンパイラはクラスのいくつかが CLASSPATH で検出されるために再デプロイできないことを示します。
WebLogic Server 7.0 より前のリリースでは、WebLogic Tuxedo Connector のセッションの開始に WebLogic Server の起動クラスを、またセッションの終了に WebLogic Server の停止クラスを使用していました。WebLogic Server 8.1 では、WTC サービスを使用して WebLogic Tuxedo Connector セッションが管理されます。
Tuxedo キュー ブリッジは、WTC サービスに Tuxedo キュー ブリッジおよびリダイレクトのコンフィグレーションが存在し、選択したサーバに WTC サービスを割り当てる場合に開始されます。
WTC サービスをサーバに割り当てようとすると、コンソールに例外メッセージが表示されます。どうすればよいでしょうか。
コンフィグレーション済みの有効な WTC サービスがあることを確認します。WTC サービスをサーバに割り当てるには、各 WTC サービスに 1 つ以上のローカル Tuxedo アクセス ポイントがコンフィグレーションされている必要があります。サーバのログに、次のように表示されます。
<Apr 22, 2002 4:21:35 PM EDT> <Error> <WTC> <180101> <At least one local domain has to be defined.>
WebLogic Tuxedo Connector と Tuxedo 間で接続の確立中に問題が発生します。どうすればよいでしょうか。
TraceLevel
を設定し、デバッグ モードを有効にします。接続テストを再度行い、WebLogic Tuxedo Connector と Tuxedo ログ ファイルにエラー メッセージがないかチェックします。AclPolicy
属性と CredentialPolicy
属性をチェックします。AclPolicy
が LOCAL
なら、リモート ドメイン DOMAINID
を WebLogic Server ユーザとして登録する必要があります。詳細については、「ユーザ認証」を参照してください。PasswordKey
を WebLogic Server プロパティとして設定する必要があります。詳細については、「WebLogic Tuxedo Connector プロパティの設定方法」を参照してください。
WebLogic Server 8.1 で使用する場合、WebLogic Tuxedo Connector 6.x アプリケーション (WebLogic Tuxedo Connector 1.0 も含めて) の変更が何箇所か必要になります。詳細については、『WebLogic Server 8.1 へのアップグレード』を参照してください。