WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド
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この節では、このマニュアル『WebLogic Server パフォーマンス チューニング ガイド』の内容と構成について説明します。
このマニュアルは、WebLogic Server プラットフォームでパフォーマンスのモニタとコンポーネントのチューニングを担当する方を対象としています。サーバの管理とハードウェアのパフォーマンス チューニングの基礎、WebLogic Server プラットフォーム、XML、および Java プログラミング言語について読者が理解していることを前提としています。
WebLogic Server 9.1 では、以下のパフォーマンス機能が拡張されました。
WebLogic Server 9.1 では、Administration Console または JMSClientParamsBean MBean を介してコンシューマの JMS 接続ファクトリの [同期コンシューマのプリフェッチ モード] オプションを有効化することにより、同期コンシューマが非同期コンシューマと同じ効率的な動作を利用できるようになります。非同期メッセージ パイプラインと同様に、接続ファクトリでプリフェッチ モードが有効になっている場合、対象指定された JMS サーバは、接続ファクトリの [セッションあたりの最大メッセージ数] パラメータを使用してバッチごとのプリフェッチされたメッセージの最大数を定義し、プロアクティブに未消費のメッセージのバッチを同期メッセージ コンシューマへ送信します。詳細については、『WebLogic JMS プログラマーズ ガイド』の「メッセージの同期受信」を参照してください。
JMS 送り先の [メッセージング パフォーマンスのオプション] オプションを使用すると、送り先によるメッセージ処理をきめ細かくチューニングできます。JMS 送り先には、コンシューマへの配信用にメッセージをグループ化してバッチにすることで、自動的にパフォーマンスを最適化しようとする内部アルゴリズムが組み込まれています。メッセージ レートやその他の要因の変更に応じて、これらのアルゴリズムはバッチ サイズと配信時間を変更します。しかし、これらのアルゴリズムであらゆるメッセージング環境についてパフォーマンスを最適化することは不可能です。[メッセージング パフォーマンスのオプション] チューニング オプションでは、これらのアルゴリズムがメッセージ レートやその他の要因の変更に対してどのように反応するかを修正し、お使いのシステムのパフォーマンスをきめ細かくチューニングすることが可能です。[メッセージング パフォーマンスのオプション] オプションのコンフィグレーションの詳細については、「送り先のパフォーマンスのチューニング」を参照してください。
WebLogic Server 9.0 では多数の新機能が導入されました。これらの機能の詳細については、『WebLogic Server Performance and Tuning』の「Performance Features of this Release」を参照してください。
WebLogic Server の管理とチューニングの関連情報については、「関連情報 : パフォーマンス ツールと情報」を参照してください。
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