Administration Console オンライン ヘルプ

  前 次 前/次ボタンと目次ボタンとの区切り線 目次  

サーバ : コンフィグレーション : サーバの起動

コンフィグレーション オプション     関連タスク     関連トピック

Node Manager は、正常または予期しない状態にあるサーバを起動、中断、停止、および再起動するのに使用する WebLogic Server ユーティリティです。このページでは、Node Manager がリモート マシンでこのサーバを起動する際に使用する起動設定をコンフィグレーションします。

コンフィグレーション オプション

名前 説明
Java ホーム

このサーバの起動時に使用する Java のホーム ディレクトリ (ノード マネージャを実行しているマシン上のパス)。

JDK の bin ディレクトリの親ディレクトリを指定します。たとえば、c:\bea\jdk141 です。

MBean 属性:
ServerStartMBean.JavaHome

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

Java ベンダ

このサーバの起動時に使用する Java ベンダ値 (BEASunHP など)

サーバがクラスタの一部で、異なるベンダの JDK を使用する別のプラットフォームにまたがって自動移行するように構成されている場合は、このプロパティを使用する代わりに、生成されたコンフィグレーション ファイルで JavaVendor と JavaHome の両方を設定する必要があります。

MBean 属性:
ServerStartMBean.JavaVendor

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

BEA ホーム

このサーバの起動時に使用する BEA のホーム ディレクトリ (ノード マネージャを実行しているマシン上のパス)。

すべての BEA 製品およびライセンスがインストールされた、ノード マネージャ マシン上のディレクトリを指定します。たとえば、c:\bea です。

MBean 属性:
ServerStartMBean.BeaHome

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

ルート ディレクトリ

このサーバがルート ディレクトリとして使用するディレクトリ。このディレクトリは、ノード マネージャをホストするコンピュータ上に存在している必要があります。ルート ディレクトリ値を指定しない場合は、ノード マネージャのデフォルトの作業ディレクトリ (通常は WL_HOME\common\nodemanager) が使用されます。

MBean 属性:
ServerStartMBean.RootDirectory

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

クラス パス

このサーバの起動時に使用するクラスパス (ノード マネージャを実行しているマシン上のパス)。

クラスパス オプションには最低限、以下の値を指定する必要があります。WL_HOME/server/lib/weblogic_sp.jar;WL_HOME/server/lib/weblogic.jar

WL_HOME は、ノード マネージャ マシン上の WebLogic Server をインストールしたディレクトリです。

パス要素を区切るために使用する文字はシェル環境によって決まります。Windows では通常、セミコロン (;) を使用します。BASH シェルでは通常、コロン (:) を使用します。

MBean 属性:
ServerStartMBean.ClassPath

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

引数

このサーバを起動する際に使用される引数。

起動コマンドの java 部分の直後に付加される最初の引数です。たとえば、Java ヒープ メモリを設定したり、任意の weblogic.Server オプションを指定したりできます。

引数はスペースで区切ります。

MBean 属性:
ServerStartMBean.Arguments

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

セキュリティ ポリシー ファイル

このサーバの起動時に使用するセキュリティ ポリシー ファイル (ノード マネージャを実行しているマシン上のディレクトリおよびファイル名)。

MBean 属性:
ServerStartMBean.SecurityPolicyFile

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

ユーザ名

このサーバを起動する際に使用されるユーザ名。

Administration Console は、指定したユーザ名をコンソールにログインしたときに挿入します。ドメイン コンフィグレーション ウィザードは、定義したユーザ名をドメイン作成時に挿入します。

MBean 属性:
ServerStartMBean.Username

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

パスワード

サーバの起動時およびサーバ状態モニタの実行時に使用するユーザ名のパスワード。

8.1 sp4 以降、この属性の値を取得する際、WebLogic Server は以下の処理を行います。

  1. PasswordEncrypted 属性の値を取得します。

  2. 値を復号化し、暗号化されていないパスワードを String 型で返します。

この属性の値を設定すると、WebLogic Server は次の処理を実行します。

  1. 値を暗号化します。

  2. PasswordEncrypted 属性の値を、暗号化した値に設定します。

この属性 (Password) を使用すると、暗号化されていないパスワードを格納する String 型のオブジェクトが、ガベージ コレクションによって削除され、メモリの再割り当てが行われるまで JVM のメモリ内に留まるため、潜在的なセキュリティ上のリスクにつながります。JVM 内でのメモリの割り当てられ方によっては、この暗号化されていないデータがメモリから削除されるまでに、著しく時間が経過してしまうおそれがあります。

この属性を使用する代わりに、PasswordEncrypted を使用します。

MBean 属性:
ServerStartMBean.Password

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバの再起動後に有効になります。

関連タスク

関連トピック

 

Skip navigation bar ページの先頭