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WLST では、実行中の WebLogic Server に接続しないで (つまり、WLST オフラインを使用して)、コンフィグレーション ウィザードと同じ機能をサポートしながら、新しいドメインを作成し、既存のドメインを更新できます。
新しいコンフィグレーション情報を作成して、ドメイン コンフィグレーション ファイル (config
ディレクトリ内にある、たとえば config.xml
) または Template Builder を使用して作成されるドメイン テンプレート JAR に永続化される、既存のコンフィグレーション情報を取得および変更できます。
以下の節では、WLST オフラインを使用して WebLogic ドメインを作成およびコンフィグレーションする方法について説明します。以下のトピックがあります。
コンフィグレーション ウィザードの詳細については、『コンフィグレーション ウィザードを使用した WebLogic ドメインの作成』を参照してください。
注意 : | ドメインを作成または更新する前に、「WLST の使用の主な手順」で説明したとおり、環境を設定して WLST を呼び出す必要があります。exit コマンドを exit() のように使用して、WLST をいつでも終了することができます。 |
注意 : | コンフィグレーション ウィザードまたは WLST オフラインで、アプリケーション スコープの JDBC や JMS リソースが含まれるアプリケーションを備えたテンプレートを使用してクラスタ ドメインを作成または拡張した場合、ドメインの作成または拡張後に、アプリケーションとそのアプリケーション スコープのリソースの対象指定とクラスタ環境へのデプロイを適切に実行するための追加の手順が必要になります。アプリケーション スコープのモジュールの対象指定とデプロイメントの詳細については、『WebLogic Server アプリケーションのデプロイメント』の「weblogic.deployer によるアプリケーションおよびモジュールのデプロイ」を参照してください。 |
WLST オフラインを使用してドメインを作成するには、以下の表で説明されているオプションのいずれかを実行します。1 つ目のオプションを使用すると、迅速かつ簡単にテンプレートからドメインを作成できますが、テンプレートで定義されているコンフィグレーションの設定を、作成時に変更することはできません。2 つ目のオプションを使用すると、ドメイン作成時にコンフィグレーションの設定を変更できます。
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WLST オフラインを使用して既存のドメインを更新するには、以下の表で定義されている手順を実行します。
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WLST オフラインでコンフィグレーション Bean 階層に関する情報に対する参照とアクセスを行うには、次の表で定義されているタスクのいずれかを実行します。
注意 : | WLST オフラインでアクセスおよび更新できるのは、コンフィグレーション ファイル内にあるコンフィグレーション オブジェクトのみなので、XML 要素としてコンフィグレーション ファイル内に既に永続化されていないコンフィグレーション オブジェクトの属性値を表示したり変更したりするには、まずコンフィグレーション オブジェクトを作成する必要があります。 |
WLST オフラインを使用してドメインを編集するには、以下の表で定義されているタスクのいずれかを実行します。
注意 : | WLST オフラインでアクセスおよび更新できるのは、コンフィグレーション ファイル内にあるコンフィグレーション オブジェクトのみなので、XML 要素としてコンフィグレーション ファイル内に既に永続化されていないコンフィグレーション オブジェクトの属性値を表示したり変更したりするには、まずコンフィグレーション オブジェクトを作成する必要があります。 |
WLST オフラインを使用してドメイン テンプレートを作成するには、以下の表で説明されている手順を実行します。
注意 : | また、pack コマンドを使用すると、ドメイン テンプレートを迅速かつ簡単に作成できます。詳細については、「pack および unpack コマンドを使用したテンプレートとドメインの作成」を参照してください。 |
WLST オフラインを使用して診断情報をエクスポートするには、次の表で定義されている exportDiagnosticData
コマンドを使用します。
結果は XML ファイルとして保存されます。WebLogic Server 診断サービスの詳細については、『WebLogic 診断フレームワークのコンフィグレーションと使い方』を参照してください。
以下の例では、Basic WebLogic Server Domain テンプレートを使用して WebLogic ドメインを作成するサンプル スクリプトの各手順を実行します。このサンプル スクリプトでは、ドメイン テンプレートを開き、コンフィグレーション オブジェクトを作成および編集し、指定したディレクトリにドメイン コンフィグレーション情報を書き込み、ドメイン テンプレートを閉じる方法を示します。
ここに示すスクリプトは、製品と一緒に WL_HOME
\common\templates\scripts\wlst\basicWLSDomain.py
にインストールされています。WL_HOME
は、WebLogic Server の最上位インストール ディレクトリを表します。製品と一緒にインストールされた全サンプル スクリプトについては、「WLST オフライン サンプル スクリプト」も参照してください。
Basic WebLogic Server Domain テンプレートを使用して WebLogic ドメインを作成するには、以下の手順に従います。
c:/bea/weblogic92
にインストールされているものと仮定)。この例では、Basic WebLogic Server Domain テンプレートを開きます。readTemplate('c:/bea/weblogic92/common/templates/domains/wls.jar')
注意 : | テンプレートまたはドメインを開くと、WLST はそのドメインのコンフィグレーション Bean 階層に入り、プロンプトはそのコンフィグレーション階層での現在の場所を示すように更新されます。次に例を示します。 |
注意 : | wls:/offline/base_domain> |
注意 : | WebLogic Server コンフィグレーション Bean は階層構造の中に存在します。ファイル システムと同様に、階層はドライブに、タイプとインスタンスはディレクトリに、属性とオペレーションはファイルに相当します。UNIX または Windows コマンド シェルでファイル システムを移動するときと同じように、WLST は cd 、ls 、および pwd などのコマンドを使用して、コンフィグレーション Bean の階層構造を移動します。コンフィグレーション Bean インスタンスに移動したら、WLST コマンドを使用して Bean と対話します。詳細については、「MBean の移動と照会」を参照してください。 |
cd('Servers/AdminServer')
set('ListenAddress','')
set('ListenPort', 7001)
create('AdminServer','SSL')
cd('SSL/AdminServer')
set('Enabled', 'True')
set('ListenPort', 7002)
cd('/')
cd('Security/base_domain/User/weblogic')
cmo.setPassword('weblogic')
cd('/')
create('myJMSServer', 'JMSServer')
cd('/')
create('myJmsSystemResource', 'JMSSystemResource')
cd('JMSSystemResource/myJmsSystemResource/JmsResource/NO_NAME_0')
注意 : | WLST は、WebLogic Server MBean サーバの MBean のディレクトリ階層を公開します。この階層の形式は attribute name/instance name です。cd コマンドを使用すると、属性内の他の MBean に移動できます。たとえば、属性名が Servers で、インスタンス名が myserver である場合、次のコマンドを使用できます。 |
注意 : | cd("Servers/myserver") |
注意 : | WebLogic Server MBean サーバの MBean の多くは、Name 属性を持ちます。MBean が Name 属性を持つ場合、その名前がインスタンス名として使用されます。しかし、MBean で Name 属性が使用できない場合、WLST は、NO_NAME_x の形式でインスタンス名を構築します。x の初期値は 0 で、この値は 1 でインクリメントされます。 |
myq=create('myQueue','Queue')
myq.setJNDIName('jms/myqueue')
myq.setSubDeploymentName('myQueueSubDeployment')
cd('/')
cd('JMSSystemResource/myJmsSystemResource')
create('myQueueSubDeployment', 'SubDeployment')
cd('/')
create('myDataSource', 'JDBCSystemResource')
cd('JDBCSystemResource/myDataSource/JdbcResource/myDataSource')
create('myJdbcDriverParams','JDBCDriverParams')
cd('JDBCDriverParams/NO_NAME_0')
set('DriverName','com.pointbase.jdbc.jdbcUniversalDriver')
set('URL','jdbc:pointbase:server://localhost/demo')
set('PasswordEncrypted', 'PBPUBLIC')
set('UseXADataSourceInterface', 'false')
create('myProps','Properties')
cd('Properties/NO_NAME_0')
create('user', 'Property')
cd('Property/user')
cmo.setValue('PBPUBLIC')
cd('/JDBCSystemResource/myDataSource/JdbcResource/myDataSource')
create('myJdbcDataSourceParams','JDBCDataSourceParams')
cd('JDBCDataSourceParams/NO_NAME_0')
set('JNDIName', java.lang.String("myDataSource_jndi"))
cd('/JDBCSystemResource/myDataSource/JdbcResource/myDataSource')
create('myJdbcConnectionPoolParams','JDBCConnectionPoolParams')
cd('JDBCConnectionPoolParams/NO_NAME_0')
set('TestTableName','SYSTABLES')
cd('/')
assign('JMSServer', 'myJMSServer', 'Target', 'AdminServer')
assign('JMSSystemResource.SubDeployment', 'myJmsSystemResource.myQueueSubDeployment', 'Target', 'myJMSServer')
assign('JDBCSystemResource', 'myDataSource', 'Target', 'AdminServer')
setOption('OverwriteDomain', 'true')
writeDomain('c:/bea/user_projects/domains/wls_testscript')
closeTemplate()
exit()
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