アプリケーション バージョン - デプロイされたアプリケーションのバージョンを識別する文字列値。バージョン文字列を使用する互換性のあるアプリケーションでは、WebLogic Server プロダクション再デプロイメント方式を使用できます。
デプロイメント コンフィグレーション - 特定の WebLogic Server ドメインにアプリケーションをデプロイするために必要となるデプロイメント記述子の値を定義するプロセス。アプリケーションまたはモジュールに関するデプロイメント コンフィグレーションは、J2EE デプロイメント記述子、WebLogic Server 記述子、および WebLogic Server デプロイメント プランという、3 種類の XML ドキュメントに格納されます。
デプロイメント記述子 - デプロイメント時にアプリケーションまたはモジュールの J2EE 動作または WebLogic Server コンフィグレーションを定義するのに使用される、XML ドキュメント。
デプロイメント プラン - 特定の WebLogic Server 環境 (開発環境、テスト環境、プロダクション環境など) 用に、アプリケーションの WebLogic Server デプロイメント コンフィグレーションを定義するために使用する XML ドキュメント。デプロイメント プランは、アプリケーションのアーカイブ ファイルの外部にあり、アプリケーションの既存の WebLogic Server デプロイメント記述子をオーバーライドするデプロイメント プロパティを格納します。デプロイメント プランを使用すると、既存のデプロイメント記述子を修正することなく、特定の環境についてのアプリケーションの WebLogic Server コンフィグレーションを簡単に変更できます。複数のデプロイメント プランを使用すると、単一のアプリケーションを、複数のさまざまな WebLogic Server 環境にデプロイされるように再コンフィグレーションできます。
分散 - WebLogic Server が、デプロイメント ソース ファイルをデプロイのための対象サーバにコピーするプロセス。
プロダクション再デプロイメント - 新しいバージョンのプロダクション アプリケーションを、それより前のバージョンと一緒にデプロイする一方で、HTTP 接続を自動的に管理してクライアント アクセスが中断しないようにする、WebLogic Server 再デプロイメント方式。
ステージング モード - デプロイメント ファイルを、ドメイン内の対象サーバで使用できるようにするために、WebLogic Server で使用される方法。ステージング モードにより、ファイルをデプロイ前に対象サーバに分散 (コピー) するかどうかが判断されます。
関連ドキュメント
アプリケーションおよびモジュールの WebLogic Server へのデプロイの詳細については、次のドキュメントを参照してください。
『WebLogic デプロイメント プログラマーズ ガイド』では、J2EE 1.4 仕様を実装および拡張した WebLogic Server デプロイメント API について説明します。この API は、すべての WebLogic Server デプロイメント ツールで使用します。
『WebLogic Server アプリケーションの開発』では、wldeploy Ant タスクを使用して開発中にアプリケーションをデプロイする方法を説明し、エンタープライズ アプリケーションのための WebLogic Server デプロイメント記述子に関する情報を提供します。
WebLogic Server J2EE プログラミングに関するガイド群。各 J2EE アプリケーションおよびモジュールで使用される J2EE および WebLogic Server デプロイメント記述子について説明します。
WebLogic Server はバージョン 9.0 で大幅に変更されています。これらの変更点は、以降のリリースにも適用されます。WebLogic Server 9.0 で導入された機能の詳細については、「WebLogic Server 9.0 の新機能」を参照してください。その後のリリースでの新機能および変更点については、各リリースの WebLogic Server の新機能に関するドキュメントを参照してください。