ORACLE JAPAN Server Release 6.1

 

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クラスタに関する BIG-IP ハードウェアのコンフィグレーション

 

この節の内容は以下のとおりです。

 


概要

この節では、WebLogic Server クラスタで動作するように F5 BIG-IP コントローラをコンフィグレーションする方法について説明します。ここでは、読者が BIG-IP のコンフィグレーション作業を理解していることを前提にしています。

BIG-IP のコンフィグレーションを順を追って説明している部分もあります。設定および管理の詳細な手順については、F5 製品のマニュアルを参照してください。

 


ロード バランシングと URL 書き換えについて

場合によっては、URL の書き換えによるロード バランシングが必要になることがあります。たとえば、http://www.paradiso.com という URL のアプリケーションがあり、そのトラフィックを www.paradiso[0].com から www.paradiso[4].com までの 5 台のサーバにロード バランシングする必要があるような場合です。

一般に、URL の書き換えによるロード バランシングには、複数のソリューションがあります。ただし、ロード バランサとして BIG-IP を使用する場合は、URL を書き換えることはできません。

 


WebLogic Server クラスタに関するセッションの永続性のコンフィグレーション

クラスタがクライアント セッションのステート用にインメモリ レプリケーションを使用する場合、クッキーの挿入モードを使用するよう BIG-IP をコンフィグレーションしなければなりません。挿入モードを使用すると、元の WebLogic Server クッキーが上書きされることがなくなるので、クライアントがプライマリ WebLogic Server に接続できなかった場合にそのクッキーを使用できます。

BIG-IP クッキーの挿入モードをコンフィグレーションするには次の手順に従います。

  1. BIG-IP コンフィグレーション ユーティリティを開きます。

  2. ナビゲーション ペインで [Pools] オプションを選択します。

  3. コンフィグレーションするプールを選択します。

  4. [Persistence] タブを選択します。

  5. [Active HTTP Cookie] を選択して、クッキーのコンフィグレーションを開始します。

  6. 方法リストから [Insert mode] を選択します。

  7. クッキーのタイムアウト値を入力します。タイムアウト値は、挿入されたクッキーが有効期限切れになるまでクライアントに保存される時間を指定します。タイムアウト値は WebLogic Server セッションのクッキーには影響せず、挿入される BIG-IP クッキーについてのみ有効です。

  8. 変更を適用して、ユーティリティを終了します。

 

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