ORACLE JAPAN Server Release 6.1

 

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config.xml の概要

 

以降の節では、WebLogic Server コンフィグレーション ファイル(config.xml)の概要について説明します。

 


config.xml ファイルとは

config.xml ファイルは、WebLogic Server ドメイン全体のコンフィグレーションを記述する XML ドキュメントです。config.dtd 文書型定義(DTD)が、config.xml ファイルの内容と構造を記述しています。この DTD には、有効な XML タグ、タグの順序、タグが省略可能かどうか、タグ内に含まれるデータの型、タグ属性、属性の値などが記述されています。

config.xml ファイルは XML 要素群で構成されています。Domain 要素はトップレベルの要素であり、Domain 内のすべての要素は Domain 要素の子です。Domain 要素には、Server 要素、Cluster 要素、Application 要素などの子要素があります。子要素の中にさらに子要素がある場合もあります。

たとえば、Server 要素には、子要素として WebServer、SSL、および Log があります。Application 要素には EJBComponent と WebAppComponent という子要素があります。要素の親子関係の図については、 図 3-1 を参照してください。

各要素には任意の数のコンフィグレーションできる属性があります。config.dtd に定義されている属性には、コンフィグレーション API に対応する属性があります。たとえば、Server 要素には ListenPort 属性があり、同様に、weblogic.management.configuration.ServerMBean にも ListenPort 属性があります。コンフィグレーションできる属性は読み書きが可能です。たとえば、ServerMBean には getListenPort メソッドと setListenPort メソッドがあります。

Server の SSL 属性などのように、属性が別の要素である場合、参照は名前で定義されます。すべての要素には Name 属性があります。

config.dtd ファイルの詳細については、 Config.dtdを参照してください。

 


config.xml ファイルの編集

ドメイン コンフィグレーションの変更やモニタには、Administration Console を使用することをお勧めします。また、次の方法でも config.xml ファイルを変更できます。

警告: コンフィグレーション ファイルを手動で編集する場合、あらかじめ次の点に注意してください。

config.xml ファイルを編集するときは、常に編集前に保存しておきます。

ドメインがアクティブなときには、ドメイン用の config.xml ファイルを編集しないでください。ドメインがアクティブなときにコンフィグレーション ファイルを手動で変更した場合、行った変更がシステムによって上書きされるおそれがあります。さらに、ドメインがアクティブなときに手動で行ったすべての変更は、システムの実行時には無視されます。

コマンドライン ユーティリティで config.xml を編集しているとき、またはその編集後には検証や値のチェックが行われないので、編集したコンフィグレーション ファイルを初めてロードしたとき、つまり、ドメインのサーバを再起動したときに型チェックが行われます。その時点で無効な XML または無効な属性値が検出された場合、ドメインは起動できません。

BEA XML エディタ

BEA XML エディタは、XML ファイルを作成および編集するためのシンプルでユーザフレンドリなツールです。このツールを使うと、指定した DTD または XML スキーマに従って XML コードの有効性を検証できます。BEA dev2dev の「BEA XML Editor」を参照してください。

 

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