ORACLE JAPAN Server Release 6.1

 

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WebLogic jDriver for Informix のインストール

 

この章では、BEA の Informix 用 Type 4 JDBC ドライバである WebLogic jDriver for Informix のインストール方法について説明します。

内容は以下のとおりです。

 


概要

WebLogic jDriver for Informix は、Java クライアントからリレーショナル データベースにアクセスするための業界標準である Java Database Connectivity(JDBC)API の Java 実装です。この実装を使用すると、Java クライアントから Informix データベース管理システム(DBMS)に直接アクセスできます。

 


始める前に

この節では、WebLogic Server バージョン 6.1 用のソフトウェアのアップグレードが必要な場合とその方法を説明します。

評価ライセンス

WebLogic jDriver のライセンス機能は、このバージョンの WebLogic jDriver for Informix をインストールしたディレクトリのライセンス ファイルに含まれています。次に例を示します。

c:\bea\license.bea

 


インストール手順

以下の手順は、WebLogic jDriver for Informix をインストールする方法です。

WebLogic Server のインストール

WebLogic jDriver for Informix は、WebLogic Server に付属して配布され、WebLogic Server のインストール時にインストールされます。weblogic.jar ファイルには、Informix クラスが入っています。インストールに特別な手順は必要ありません。

スタンドアロン WebLogic jDriver for Informix のインストール

スタンドアロンのWebLogic jDriver for Informix は、まもなく提供されます。

 


接続プールの使い方

WebLogic Server または WebLogic Express で WebLogic jDriver for Informix を使用している場合、WebLogic Server の起動時に Informix DBMS との接続を確立する接続プールを設定できます。接続はユーザ間で共有されるので、接続プールを使用すると、ユーザごとに新規のデータベース接続を開くオーバーヘッドをなくすことができます。

アプリケーションは、WebLogic Pool、JTS、または RMI ドライバなどの多層(Type 3)JDBC ドライバを使用して、WebLogic Server に接続します。WebLogic Server は、WebLogic jDriver for Informix とプールの中の 1 つの接続を使用して、アプリケーションの代わりに Informix データベースに接続します。

WebLogic Server での接続プールのコンフィグレーション

  1. WebLogic jDriver for Informix クラスを、WebLogic Server の起動に使われる WebLogic クラスパスに入れます。詳細については、『管理者ガイド』の「WebLogic Server の起動と停止」を参照してください。

  2. Administration Console を使用して、接続プールを設定します。接続プールの詳細については、『管理者ガイド』の「接 続プール」、またはオンライン ヘルプの「JDBC 接続プールのコンフィグレーション」の手順を参照してください。

  3. WebLogic Server を起動します。

アプリケーションでの接続プールの使い方

接続プールを使用するには、まずデータベース接続を確立する必要があります。接続を確立する方法は、接続プールを使用するアプリケーションがクライアントサイド アプリケーションかサーバサイド アプリケーションかによって決まります。

クライアントサイド アプリケーション

クライアントサイド アプリケーションで接続プールを使用するには、WebLogic RMI ドライバを使用してデータベース接続を確立します。RMI ドライバの詳細については、『WebLogic JDBC プログラミング ガイド』の「WebLogic 多層 JDBC ドライバの使い方」を参照してください。

サーバサイド アプリケーション

サーバサイド アプリケーション(サーブレットなど)で接続プールを使用するには、WebLogic pool または jts ドライバを使用してデータベース接続を確立します。詳細については、『WebLogic HTTP サーブレット プログラマーズ ガイド』の「プログラミング タスク」を参照してください。

 


Informix データベースへの接続の確認

Informix データベースへの接続をチェックします。以下の情報が必要です。

データベースに関して必要な情報がわからない場合は、次の節の「 データベース、ホスト名、およびポートの調べ方」を参照してください。

必要な情報を集めたら、接続をテストできます。コマンド ラインで次のように入力します。

java utils.dbping INFORMIX4 user password db@host:port

このコマンド ラインの引数の定義は次のとおり。

DBMS との接続を確認する手順については、『WebLogic JDBC プログラミング ガイド』の「JDBC 接続のテストとトラブルシューティング」の「接続テスト」を参照してください。

 


データベース、ホスト名、およびポートの調べ方

インストールされている Informix サーバに接続する前に、次の情報を集めておく必要があります。

混乱を避けるために、サーバという言葉を、データベースが動作しているマシンを表す場合と、データベース インスタンス自体を表す場合の両方で使用しないでください。このドキュメントでは、以下の用語を使うことでこの問題を解決しています。

接続先の Informix サーバの情報を取得するには、$INFORMIXDIR/etc/sqlhosts の中で、SERVER カラムの下の該当するエントリを見つけます。このファイルのエントリによって、ホスト名と接続のサービス名(右端近くのカラム)がわかります。サービス名がわかれば、ポート番号がわかります。

/etc/services ファイル(Windows NT プラットフォームでは \Winnt\system32\drivers\etc\services)の中で、サービス名に関連付けられているポート番号を見つけます。

 


参考資料

この節では、参考となるドキュメントおよびサンプル コードを示します。

ドキュメント

サンプル コード

WebLogic Server では、サンプル コードを用意しています。サンプル コードの場所は、WebLogic Server 配布キットの samples\examples\jdbc\informix4 ディレクトリです。

 

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