ORACLE JAPAN Server Release 6.1

 

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jCOM.jar の Java プロパティ

 

次の表に、jcom.jar に対して設定可能なプロパティを示します。

jCOM プロパティ

説明

ENABLE_TCP_NODELAY

TCP/IP 接続は DCOM モードで動作するときに TCP_NODELAY を設定する。実際に行われる処理については、標準 Java API マニュアルを参照。

JCOM_DCOM_PORT

jCOM が DCOM 要求を受信するために使用する TCP/IP ポート(実際には 2 つのポートを使用)。

JCOM_COINIT_VALUE

WebLogic jCOM が CoInitializeEx を使って新しいスレッド用の COM を初期化するときに使用される COM モードを設定する。

JCOM_INCOMING_CONNECTION_TIMEOUT

指定されたミリ秒の間使用されていない受信時接続が切断される。

JCOM_OUTGOING_CONNECTION_TIMEOUT

指定されたミリ秒の間使用されていない送信時接続(WebLogic jCOM ランタイムによって開始された接続)が切断される。

com.bea.jcom.server

一般に、DCOM モードで動作中、WebLogic jCOM ランタイムは COM に渡す Java オブジェクトの DCOM オブジェクト参照にローカル マシンの IP アドレスをすべて組み込む。このプロパティを設定すると、それらの IP アドレスを特定のアドレスに限定できる(RMI_LOCAL_HOST も使用するが、com.bea.jcom. サーバはこれを上書きする)。

JCOM_MAX_REQUEST_HANDLERS

WebLogic jCOM マニュアルのマルチスレッディングの節を参照。

JCOM_NATIVE_MODE

WebLogic jCOM ランタイムに、ネイティブ モードで動作するよう指示する(このプロパティに関連する値は無視される)。

JCOM_NOGIT

WebLogic jCOM ランタイムに、ネイティブ モードで動作中に COM グローバル インタフェース テーブルを使用しないよう指示する。このプロパティを設定すると、WebLogic jCOM は GIT クッキーの代わりにオブジェクト参照ポインタを直接格納する。このため、スレッド間でオブジェクト参照を受け渡す際に問題が発生する場合がある。

JCOM_NTAUTH_HOST

このプロパティを、WebLogic jCOM が DCOM 呼び出しを認証するために対話する NT サーバ マシンの名前に設定する。WebLogic jCOM リファレンスのセキュリティの節を参照。

JCOM_LOCAL_PORT_START

WebLogic jCOM ランタイムに、COM サーバへの DCOM 接続をオープンするときに使用するローカル ポートを指示する。指定されたポートが既に使用されている場合、JCOM_LOCAL_PORT_END に達するまで次のポートの使用を試みる。

JCOM_LOCAL_PORT_END

WebLogic jCOM ランタイムに、COM サーバへの DCOM 接続をオープンするときに使用するローカル ポートの上限を指示する(JCOM_LOCAL_PORT_START を参照)。

JCOM_PROXY_PACKAGE

java2com によって生成されるプロキシが(ここで説明されていないメカニズムによって)特定のパッケージに置かれたときに使用される。

JCOM_SKIP_CLOSE

WebLogic jCOM は、DCOM モードで動作中にピアがソケットをクローズできるようにする。

JCOM_WS_NAME

AuthInfo.setDefault(...) または AuthInfo.setThreadDefault(...) を使用して、クライアントが DCOM モードで動作中に NT マシンがクライアントのワークステーション名として認識する名前を設定する。


 

 

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