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BEA WebLogic Server トラップ MIB
WebLogic Server トラップ MIB は、WebLogic 管理サーバ SNMP サービスから返されるトラップ通知についての情報を記述します。この章の内容は以下のとおりです。
トラップの変数バインド
SNMP トラップ通知のデータ パケット(PDU)内にあるトラップについての追加情報が記述されている変数バインド フィールドには、一連の名前と値の組み合わせが含まれます。
この章では、WebLogic SNMP エージェントが生成するトラップの変数バインド内に含めることができる変数について説明します。
trapTime
構文
DisplayString SIZE(1..32)
説明
トラップ通知が生成された時刻を示す文字列。
trapServerName
構文
DisplayString SIZE(1..64)
説明
トラップを生成したサーバの名前。
trapMachineName
構文
DisplayString SIZE(1..64)
説明
トラップを生成したマシン。
trapLogThreadId
構文
DisplayString SIZE(1..16)
説明
ログ メッセージが生成されたスレッドの ID を示す整数。これは、ログ メッセージ属性から派生します。
trapLogTransactionId
構文
DisplayString SIZE(1..64)
説明
トラップが生成されるトランザクションの ID(必要な場合)。これは、ログ メッセージのトランザクション ID から派生します。
trapLogUserId
構文
DisplayString SIZE(1..32)
説明
トラップが生成されるユーザ ID。これは、トラップが生成されるログ メッセージのユーザ ID から派生します。
trapLogSubsystem
構文
DisplayString SIZE(1..32)
説明
トラップが生成されるサブシステム。これは、ログ メッセージのサブシステム属性から派生します。
trapLogMsgId
構文
DisplayString SIZE(1..16)
説明
トラップが派生するログ メッセージのメッセージ ID。
trapLogSeverity
構文
DisplayString SIZE(1..16)
説明
トラップが派生するログ メッセージの重要度。
trapLogMessage
構文
DisplayString SIZE(1..256)
説明
トラップが派生するログ メッセージの本文。
trapMonitorType
構文
DisplayString SIZE(1..16)
説明
この文字列は、CounterMonitor
、GaugeMonitor
、StringMonitor
のいずれかになります。これは、トラップを生成した JMX モニタのタイプを示します。
trapMonitorThreshold
構文
DisplayString SIZE(1..32)
説明
しきい値を定義するために使用された値の ASCII 文字列表記。この値から適切に変化したことを検出した値が、トラップをトリガする値になります。
trapMonitorValue
構文
DisplayString SIZE(1..32)
説明
これはモニタ用に定義されたしきい値に到達したことを検出した値です。
trapMBeanName
構文
DisplayString SIZE(1..256)
説明
属性変更トラップが生成される場合、属性の Mbean 名です。
trapMBeanType
構文
DisplayString SIZE(1..256)
説明
属性変更トラップが生成される場合、属性の Mbean タイプです。
trapAttributeName
構文
DisplayString SIZE(1..256)
説明
属性の名前。
trapAttributeType
構文
DisplayString SIZE(1..32)
説明
属性変更トラップが生成される場合、トラップをトリガした変更を持つ属性のタイプです。
trapAttributeChangeType
構文
DisplayString SIZE(1..32)
説明
属性変更トラップが生成される場合、発生した変更のタイプです。指定できる値は、ADD
または REMOVE
のいずれかです。
trapAttributeOldVal
構文
DisplayString SIZE(1..512)
説明
変更前の属性の値。
trapAttributeNewVal
構文
DisplayString SIZE(1..512)
説明
変更後の属性の値。
トラップ定義
この節では、WebLogic SNMP エージェントが生成できるすべてのトラップを定義します。
wlsAttributeChange
変数
変数バインドは、次の属性を持ちます。trapTime、trapServerName、trapMBeanName、trapMBeanType、trapAttributeName、trapAttributeType、trapAttributeChangeType、trapAttributeOldVal、trapAttributeNewVal。
説明
SNMP エージェントが指定された属性の変更を検出して、変更の通知を送信するようにコンフィグレーションされ、その指定された属性で変更が発生した場合、このトラップが発生します。
固有トラップ ID
80
wlsLogNotification
変数
変数バインドは、次の属性を持ちます。trapTime、trapServerName、trapMachineName、trapLogThreadId、trapLogTransactionId、trapLogUserId、trapLogSubsystem、trapLogMsgId、trapLogSeverity、trapLogMessage。
説明
SNMP エージェントが管理対象サーバにログ通知フィルタを登録し、そのフィルタに一致するログ メッセージが発生した場合、トラップが発生します。ログ メッセージの説明文と重要度によって適切なアクションが示されます。
固有トラップ ID
60
wlsMonitorNotification
変数
変数バインドは、次の属性を持ちます。trapTime、trapServerName、trapMonitorType、trapMonitorThreshold、trapMonitorValue、trapMBeanName、trapMBeanType、trapAttributeName。
説明
JMX モニタがコンフィグレーションされていて、しきい値に到達したモニタ対象のリソースの条件をモニタが検出した場合、またはモニタ用に定義した条件に一致した場合、このトラップが発生します。モニタされている属性は、trapAttributeName によって示されます。
固有トラップ ID
75
wlsServerShutDown
変数
変数バインドは、次の属性を持ちます。trapTime、trapServerName。
説明
trapServerName が示す管理対象のサーバは停止しています。
固有トラップ ID
70
wlsServerStart
変数
変数バインドは、次の属性を持ちます。trapTime、trapServerName。
説明
trapServerName が示す管理対象サーバは起動しています。
固有トラップ ID
65