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XML リファレンス
以下の節では、WebLogic Server でサポートされる XML 仕様、アプリケーション プログラミング インタフェース(API)、およびツールについて説明します。
Extensible Markup Language (XML) 1.0 仕様
W3C の XML 勧告では以下の抜粋のとおりに規定されています。
「Extensible Markup Language(XML)は SGML のサブセットであり、このドキュメントで完全に規定されています。XML の目的は、現在 HTML で実現されているように、汎用的な SGML を Web 上で配信、受信、および処理できるようにすることです。XML は実装が容易で、SGML および HTML との相互運用性を持つように設計されています。」
完全な XML 仕様は、http://www.w3.org/TR/REC-xml.html で公開されています。
SAX API は、プラットフォームと言語に依存しない API です。SAX API は、XML-DEV メーリング リストのメンバーによって共同開発された、イベント ベースの XML 解析用の標準インタフェースです。
SAX アプリケーションは、パーサ オブジェクトを作成し、ハンドラを XML イベントに関連付けることによって XML ドキュメントを処理します。これらのタスクが完了すると、パーサはイベントの発生時にドキュメントを読み取り、それらをハンドラに渡します。イベントはドキュメント内部のエンティティを表します。たとえば、ドキュメントの開始、ドキュメントの終了、要素の開始、要素の終了などです。SAX インタフェースは単純なコーディング モデルを提供し、比較的単純な階層構造を持つ XML ドキュメントを処理するのに役立ちます。このため、SAX インタフェースは組み込みパーサで XML ドキュメントを解析するために必要なものを備えています。
SAX の詳細については、http://www.megginson.com/SAX/index.html を参照してください。Javadoc のドキュメントについては、SAX(Simple API for XML) を参照してください。
Document Object Model (DOM) Level 2 API
DOM API は、プラットフォームと言語に依存しないインタフェースです。DOM API を使用すると、プログラムとスクリプトは XML ドキュメントのコンテンツ、構造、およびスタイルに動的にアクセスしてそれらを更新できます。DOM を使用すると、XML ドキュメントに階層オブジェクト モデルとして格納される情報にアクセスできます。このモデルは、ドキュメントのルート要素をルート ノードとするツリーによく似ています。DOM インタフェースを使用すると、XML ドキュメントのさまざまな部分にアクセスし、それらを参照して変更や追加を行うことができます。
アプリケーションが DOM パーサを呼び出すと、パーサはドキュメント全体を処理し、インメモリ オブジェクト モデルを作成します。アプリケーションは、このモデルを任意の方法で処理できます。DOM 方式は、より複雑なドキュメントを扱うのに最も役立ちます。開発者が各要素を解釈する必要がないからです。
DOM の詳細については、DOM(Document Object Model)Level 2 仕様を参照してください。Javadoc のドキュメントについては、DOM(Document Object Model)を参照してください。
以下に W3C XML ネームスペース勧告からの抜粋を示します。
「XML ネームスペースは、Extensible Markup Language(XML)ドキュメントで使用される要素および属性の名前を、Universal Resource Identifier (URI)参照で識別するネームスペースに関連付け、これによりそれらの要素名および属性名を修飾する単純な方法を提供します。」
XML ネームスペース 1.0 勧告は、インターネット上(http://www.w3.org/TR/REC-xml-names/)で公開されています。
Java API for XML Processing (JAXP) 1.1.1
JAXP は、Sun の XML 解析および変換用 Java API です。JAXP は、標準化された Java プラットフォーム API セットを介して XML ドキュメントの解析、操作、および変換の基本的なサポートを提供します。このため、JAXP を使用して XML ドキュメントを処理するアプリケーションはプラットフォーム間で移植できます。
JAXP は、SAX API または DOM API に取って代わるものではありません。その代わり、SAX API と DOM API を使用するアプリケーションを移植可能にするための便利なメソッドを追加します。
JAXP 1.1 は、XML データ解析および変換用のインタフェース、クラス、メソッドを含む javax.xml.parsers
と javax.xml.transform
パッケージで構成されています。
JAXP 仕様は、インターネット上(http://java.sun.com/xml/)で公開されています。JAXP Javadoc は、http://java.sun.com/xml/jaxp/dist/1.1/docs/api/index.html で公開されています。
Apache Xerces Java パーサ パッケージには、最も一般的な XML プログラミング インタフェースである SAX と DOM 用の API ドキュメントが収められています。また、このパーサには、SAX API と DOM API の一部ではないが、パーサ プログラムの作成に役立つクラスのドキュメントも付属しています。
Apache Xerces Java パーサの詳細については、http://xml.apache.org/xerces-j/index.html を参照してください。Javadoc のドキュメントについては、Apache Xerces Java Parser を参照してください。
Apache Xalan XML Stylesheet Language Transformer (XSLT) API
Apache Xalan-Java XSLT トランスフォーマは、XML ドキュメントの変換に使用されます。このプロセッサは、1999 年 11 月 16 日付 W3C 勧告「XSL Transformations (XSLT) Version 1.0」を実装しています。XSLT は、XML ドキュメントを別の XML ドキュメント、HTML ドキュメント、または他のドキュメント タイプに変換するためのスタイルシート言語です。この言語では、XSL 変換ボキャブラリと XPath (XML ドキュメントの一部を処理するための言語)が使用されます。XSL スタイルシートには、XML 入力のノード ツリーを別のノード ツリーに変換する方法が定義されます。
Apache Xalan XSLT トランスフォーマの詳細については、http://xml.apache.org/xalan-j/index.html を参照してください。Javadoc のドキュメントについては、Apache Xalan XSLT Transformer を参照してください。
この節では、WebLogic XML を使ったプログラミングの学習に役立つさまざまなオンライン情報源を示します。
XML サンプル コードとサポート ドキュメントは、BEA
Home
\wlserver6.1
\samples
\examples
\xml
にある WebLogic Server 配布キットに収められています。BEA Home
は、WebLogic Server ソフトウェアがインストールされているディレクトリです。
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