エンタープライズ JavaBean (EJB) コントロールを使用すると、デプロイされた既存のセッション EJB またはエンティティ EJB をアプリケーション内で簡単に使用できます。EJB コントロールを作成するには、まず EJB の (ローカルまたはリモート) ホーム インタフェースおよびビジネス インタフェースをアプリケーションで使用可能にする必要があります。
EJB コントロールを作成する前に、EJB のローカル インタフェースまたはリモート インタフェースをアプリケーションで認識する必要があります。EJB がアプリケーションの一部ではない場合は、EJB の JAR ファイルを Workshop アプリケーションに追加して EJB を使用可能にします。Workshop は、EJB JAR ファイルを使用することで、EJB のインタフェースにアクセスできるようになりますが、実際に必要なクラスは EJB のホーム インタフェース クラスおよびリモート インタフェース クラスと、メソッド パラメータやメソッドの戻り値の型として EJB が外部的に使用するクラスだけです。EJB コンパイラの ejbc は、この目的に合わせてクライアント JAR を生成できます。
新しい EJB コントロールを作成するには、次の手順に従います。
[アプリケーション EJB の参照] ボタンをクリックすると、現在のアプリケーションで既知の EJB すべてのリストが表示されます。これらは、アプリケーションで開発された EJB と、アプリケーションにモジュールとして追加された EJB JAR に定義されている EJB です。EJB のローカル インタフェースのみが定義されている場合、EJB は local ejb-link 参照とともにリストに表示されます。EJB のローカル インタフェースとローカル JNDI 名が定義されている場合、EJB は local jndi 参照とともに表示されます。同じことがリモート インタフェースにも当てはまります。
サーバが実行中の場合、[サーバ EJB の参照] ボタンをクリックすると、現在のアプリケーションで使用されるサーバ上の既知の EJB すべてのリストが表示されます。このリストには、リモート (ホームおよびビジネス) インタフェースが定義された EJB のみが表示されます。
EJB コントロールを Web サービス、Web アプリケーション、または他のコントロールに挿入するには、「EJB コントロールの使用」を参照してください。
エディタ ウィンドウで EJB コントロールを開くと、コントロールが EJB のインタフェースを単に拡張しただけであることがわかります。他の一部のコントロールとは異なり、EJB コントロールのクラス定義には EJB のメソッドを呼び出すメソッド宣言が含まれません。つまり、EJB コントロールは EJB への参照とそのメソッドのエクスポーズを提供するだけであり、これらのメソッドへのアクセスを制限する (変更する) ために使用することはできません。
EJB コントロールでエクスポーズされている EJB メソッドを参照するには、EJB コントロールを Web サービスまたはページ フローに挿入します。
EJB のメソッドを変更したり、EJB コントロールが参照するインタフェースにメソッドを追加したりする場合は、EJB コントロールを変更する必要はありません (ただし、EJB を再ビルドする必要があります)。使用されるインタフェースの名前、JNDI 名 (EJB コントロールが JNDI 名を使用する場合)、または Bean 名もしくは EJB JAR 名 (EJB コントロールが ejb-link を使用する場合) を変更する場合は、これらの変更を反映するように EJB コントロールを変更する必要があります。
詳細については、『EJB Control Developer's Guide』を参照してください。