新しいタイマー コントロールを作成する

このトピックでは、新しいタイマー コントロールを作成する方法について説明します。タイマー コントロールは Web サービスの JWS ファイルでローカルに宣言するので、タイマー コントロールを定義するために CTRL ファイルを作成する必要はありません。

タイマー コントロールの詳細については、タイマー コントロール : Web サービスでタイマーを使用するを参照してください。

WebLogic Workshop のコントロールの詳細については、コントロール : Web サービスからリソースを使用するを参照してください。

新しいタイマー コントロールを作成する

  1. デザイン ビューが表示されていない場合、[デザイン ビュー] タブをクリックします。

  2. デザイン ビューの右上隅にある [コントロールの追加] ドロップダウン リストから [タイマー コントロールの追加] を選択します。次のような [タイマー コントロールの追加] ダイアログが表示されます。

  1. [このコントロールの変数名] フィールドに新しいコントロールの名前を入力します。有効な Java 識別子を名前として入力する必要があります。

  2. [タイムアウト] フィールドに、タイマーが初めて発動するまでの時間を指定します。

  3. [繰り返し間隔] フィールドに、タイマーが初めて発動してから次に発動するまでの間隔を指定します。

  4. [これを実行時に複数のインスタンスを作成できるコントロール ファクトリにする] チェックボックスをオンまたはオフにして、コントロールをコントロール ファクトリにするかどうかを選択します。コントロール ファクトリの詳細については、コントロール ファクトリ : コントロールをまとめて管理するを参照してください。

  5. [作成] をクリックします。

コントロールの種類に関わらず、コントロールを Web サービスに追加すると、コントロール クラスのインスタンスの宣言が WebLogic Workshop によって JWS ファイルに追加されます。タイマー コントロールの場合、コントロールは常に weblogic.jws.control.TimerControl クラスとなります。

[タイマー コントロールの追加] ダイアログの詳細については、[タイマー コントロールの追加] ダイアログを参照してください。

タイマー コントロールの宣言

JWS ファイルでは、宣言は次のようになります。

import weblogic.jws.control.TimerControl;
...
/**
 * @jws:control
 * @jws:timer timeout="5 seconds" repeats-every="5 seconds"
 */
TimerControl delayTimer;

@jws:timer タグに示される実際の属性は、[タイマー コントロールの追加] ダイアログで入力した値によって異なります。[タイマー コントロールの追加] ダイアログの詳細については、[タイマー コントロールの追加] ダイアログを参照してください。

@jws:control タグは、関連付けられた宣言がコントロールであることを WebLogic Workshop に通知します。このタグがないと、コントロールはサポート コードと正しく結び付けられないので機能しません。

@jws:control タグの詳細については、@jws:control タグを参照してください。

@jws:timer タグは、タイマー コントロールの動作を制御します。@jws:timer タグのすべての属性は省略可能で、それぞれにデフォルト値があります。

@jws:timer タグの詳細については、@jws:timer タグを参照してください。

上の例の myTimer というタイマー コントロールは、TimerControl のインスタンスとして宣言されています。コントロールのクラスを直接インスタンス化できるという点で、タイマー コントロールは他のコントロールと異なります。その他のコントロールの場合、基本クラスのサブクラスを CTRL ファイルで宣言してから新しいクラスをインスタンス化する必要があります。

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