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Oracle XML Publisher Enterpriseユーザーズ・ガイド
リリース5.6.2
B31296-01
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管理

管理

管理インタフェースでは、次の設定が可能です。

この章では、次のトピックについても説明します。

データ・ソースの設定

XML Publisherでは、JDBCデータベース接続とJNDI接続の2種類のデータ・ソースがサポートされます。

JDBCデータ・ソースの追加

  1. 「管理」ページから「JDBC接続」を選択します。既存のJDBC接続のリストが表示されます。

  2. 「接続の追加」ボタンを選択します。

  3. 新規接続について次のフィールドを入力します。

  4. 接続をテストする場合は、「接続のテスト」を選択します。テストが成功した場合は、「接続は正常に確立されました。」という確認メッセージが表示されます。接続エラーが発生した場合は、「サーバーとの接続を確立できませんでした」というメッセージが表示されます。

  5. 「適用」を選択します。

JNDIデータ・ソースの追加

  1. 「管理」ページから「JNDI接続」を選択します。既存のJNDI接続のリストが表示されます。

  2. 「接続の追加」ボタンを選択します。

  3. 新規接続について次のフィールドを入力します。

  4. 「適用」を選択します。

データ・ソースの表示/更新

  1. 「管理」ページから、更新するデータ・ソースのタイプとして「JDBC接続」または「JNDI接続」を選択します。既存の接続のリストが表示されます。

  2. 表示または更新する接続の名前を選択します。すべてのフィールドが更新可能です。

  3. 「適用」を選択して変更を適用するか、または「取消」を選択して更新ページを終了します。

ユーザーおよびロールの理解

ユーザーには、1つまたは複数のロールが付与されます。ロールによって、フォルダおよび機能に対するユーザーのアクセス権限が定義されます。ロールは、アクセス権限が付与された1つまたは複数のフォルダに割り当てることができます。ロールを別のロールに割り当てることによって、ロールの階層を作成できます。この方法で、複数のロール権限を上位レベルのロールまでロールアップできます。次の図に、ユーザー、ロールおよびフォルダの階層構造の例を示します。

テキストで説明されている画像

機能ロール

XML Publisherには、アプリケーション内の特定のタスクに対してアクセス権限を付与するための機能ロールが5つ用意されています。ユーザーには、関連するタスクを実行する必要があるかどうかに基づいてロールを割り当てます。これらのロールは更新または削除できません。

次の表に、各機能ロールに付与されている権限を示します。

ロール 権限
割当てロールなし 表示(オンライン・レポートのみ)
XML PublisherExcelアナライザ 表示
Excelアナライザに対するアクセス権限の付与
XML Publisherオンライン・アナライザ 表示
アナライザに対するアクセス権限の付与
XML Publisherスケジューラ 表示
スケジュール
履歴
XML Publisherデベロッパ 表示
編集
フォルダとレポート・タスク
XML Publisher管理者 表示
編集
スケジュール
履歴
フォルダとレポート・タスク
Excelアナライザ
オンライン・アナライザ
「管理」タブおよびすべての管理タスク

ユーザーおよびロールの設定

ユーザーおよびロールを設定するには、次の2つのオプションがあります。

ユーザーの追加

  1. 「セキュリティ・センター」から、「ユーザー」を選択します。「セキュリティ・センター」の「ユーザー」ページが開きます。このページに、既存のユーザーのリストが表示されます。

  2. 「ユーザーの作成」を選択します。

  3. ユーザーの「ユーザー名」「パスワード」を追加します。

  4. 「適用」を選択します。

ユーザーの更新

  1. 「セキュリティ・センター」から、「ユーザー」を選択します。「セキュリティ・センター」の「ユーザー」ページが開きます。このページに、既存のユーザーのリストが表示されます。

  2. ユーザー名を選択します。ユーザー名とパスワードの両方を更新できます。

  3. 「適用」を選択します。

ユーザーへのロールの追加

  1. 「セキュリティ・センター」から、「ユーザー」を選択します。「セキュリティ・センター」の「ユーザー」ページが開きます。このページに、既存のユーザーのリストが表示されます。

  2. ユーザーに対応する「ロールの割当て」アイコンを選択します。

  3. 「ロールの割当て」ページで、「使用可能なロール」リストからロールを選択し、「移動」シャトル・ボタンを選択して「割当済ロール」リストに移動します。すべてのロールの割当て終了後、「適用」を選択します。

ロールの作成

  1. 「セキュリティ・センター」から、「ロールと権限」を選択します。「セキュリティ・センター」ページが開きます。このページに、既存のロールと権限のリストが表示されます。

  2. 「ロールの作成」を選択します。

  3. 「ロール名」「説明」を入力し、「適用」を選択します。

ロールへのフォルダの追加

  1. 「セキュリティ・センター」から、「ロールと権限」を選択します。「セキュリティ・センター」ページが開きます。このページに、既存のロールと権限のリストが表示されます。

  2. 「フォルダの追加」アイコンを選択します。

  3. 「使用可能なフォルダ」リストから必要なフォルダを選択し、「移動」シャトル・ボタンを選択して「許可フォルダ」リストに移動します。

    フォルダは、ディレクトリ構造をシステムに設定するときに使用されることに注意してください。上位レベルのフォルダを選択すると、すべてのサブフォルダに対してアクセス権限が付与されます。サブフォルダのエントリを選択すると、そのサブフォルダへのアクセスのみが許可されます。

  4. 終了後、「適用」を選択します。

ロールへのロールの追加

  1. 「セキュリティ・センター」から、「ロールと権限」を選択します。「セキュリティ・センター」ページが開きます。このページに、既存のロールと権限のリストが表示されます。

  2. ロールに対応する「ロールの追加」アイコンを選択します。

  3. 「使用可能なロール」リストから必要なロールを選択し、「移動」シャトル・ボタンを選択して「含有ロール」に移動します。

  4. 終了後、「適用」を選択します。

LDAPとの統合

XML Publisher Enterpriseは、ユーザーおよびレポート・アクセスを管理するためにLDAPサーバーと統合できます。LDAPサーバー内にユーザーとロールを作成し、LDAPサーバーにアクセスするようにXML Publisherサーバーを構成します。

XML Publisherのセキュリティ・センター・モジュールで、これらのロールにフォルダを割り当てます。サーバーにログインしたユーザーは、LDAPロールに割り当てられているフォルダおよびレポートにアクセスできます。

Oracle LDAPを使用するXML Publisherサーバーを設定するには、次に示す「Enterprise Security Managerログインを使用したLDAPサーバーへのアクセス」の手順を実行する必要があります。

ユーザーおよびロールの設定

  1. Enterprise Security Managerログインを使用してLDAPサーバーにアクセスします。

    次の図に、「ディレクトリ・サーバー・ログイン」画面の例を示します。

    テキストで説明されている画像

  2. ロールを作成します。

    OracleDefaultDomainノードの下にある「エンタープライズ・ロール」ノードにナビゲートします。

    次の図に、「Enterprise Security Manager」画面の例を示します。

    テキストで説明されている画像

  3. ロールを作成するには、「エンタープライズ・ロール」ノードを選択し、「操作」メニューから「エンタープライズ・ロールの作成」を選択します。

    XML Publisher Enterpriseと統合するには、次のロールを作成する必要があります。

    次の図に、「エンタープライズ・ロールの作成」ダイアログの例を示します。

    テキストで説明されている画像

  4. 実装内容に応じて、その他の機能ロール(例: HRマネージャ、倉庫担当者または営業マネージャ)を作成します。

    次の図に、複数のロールが定義された「Enterprise Security Manager」画面の例を示します。

    テキストで説明されている画像

  5. ロールをユーザーに割り当てます。

LDAPサーバーを認識するためのXML Publisherサーバーの構成

LDAPサーバーを認識するようにXML Publisherサーバーを構成するには、xmlp-server-config.xmlファイル内のLDAPプロパティを更新します。

サーバー構成ファイルの詳細は、「サーバー構成ファイルの設定」を参照してください。

重要: 構成ファイルの変更を有効にするには、サーバーをバウンスする必要があります。

例:

<property name="LDAP_PROVIDER_URL" value="ldap://ldap.server.com:389/"/>
<property name="LDAP_PROVIDER_ADMIN_USERNAME" value="orcladmin"/>
<property name="LDAP_PROVIDER_ADMIN_PASSWORD" value="welcome"/>
<property name="LDAP_PROVIDER_USER_DN" value="cn=Users,dc=server,dc=com"/>

ロールへのフォルダの割当て

  1. 管理者職責でログインします。

  2. 「管理」->「セキュリティ・センター」->「ロールと権限」にナビゲートします。

    セキュリティ・マネージャ・アプリケーションで作成し、割り当てたロールが表示されます。ただし、XMLP_Xロールは、LDAPインタフェースを介して制御されるため表示されません。

    次の図に、「ロールと権限」ページの例を示します。

    テキストで説明されている画像

  3. 「フォルダの追加」を選択し、ツリー・シャトルを使用してフォルダを特定のロールに追加します。

これで、ユーザーはLDAPのユーザー名/パスワードを使用してログインでき、LDAPで設定されたロールに割り当てられているフォルダ内のレポートにアクセスできます。

配信オプションの設定

配信構成オプションの設定

  1. 「管理」ページで「構成」を選択します。

  2. 次のプロパティを入力します。

プリント・サーバーまたはFAXサーバーの設定

印刷は、Internet Printing Protocol(IPP)を介してのみサポートされます。IPP用にCUPSまたはWindowsのプリント・サーバーを設定する必要があります。「プリント・サーバーの設定」を参照してください。

  1. 「管理」ページから「プリンタ」または「FAX」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。

  2. 新規サーバーの「名前」「ホスト」を入力します。

  3. (オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。

WebDAVサーバーの設定

  1. 「管理」ページから「WebDAV」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。

  2. 新規サーバーの「名前」「ホスト」を入力します。

  3. (オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。

電子メール・サーバーまたはFTPサーバーの設定

  1. 「管理」ページから「電子メール」または「FTP」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。

  2. 電子メール・サーバーまたはFTPサーバーの「名前」「ホスト」を入力します。

  3. (オプション)必要に応じて、次のフィールドを入力します。

Common Unix Printing System(CUPS)サーバーの設定

  1. 「管理」ページから「CUPSサーバー」を選択します。すでに追加されているサーバーのリストが表示されます。「サーバーの追加」を選択します。

  2. CUPSサーバーの「サーバー名」「ホスト」、および「ポート」を入力します。

    詳細は、「CUPSの設定」を参照してください。

サーバー構成ファイルの設定

XML Publisher Enterpriseをインストールすると、システムにデフォルトの構成ファイルがインストールされます。このサーバー構成ファイルは、リポジトリの場所、スケジューラの場所、LDAPサーバーの場所(使用される場合)および他のシステム・レベル・プロパティを定義するために使用されます。

重要: この構成ファイルのプロパティを変更した場合は、変更を有効にするためにサーバーを再起動する必要があります。

注意: XML Publisherでは、実行時の動作を設定するための別の構成ファイル(xdo.cfg)も使用されます。このファイルの詳細は、「ランタイム・プロパティの設定」を参照してください。

構成ファイルの名前と位置

構成ファイルの名前はxmlp-server-config.xmlで、WEB-INF\libディレクトリにあります。このディレクトリの位置は、XML Publisherアプリケーションをデプロイした場所によって異なります。OC4Jインストール環境では、OC4Jホームの下に配置されます。例: D:\OraHome_1111\oc4j\j2ee\home\applications\xmlpserver\xmlpserver\WEB-INF\lib。

ファイルのネームスペースは、http://xmlns.oracle.com/oxp/xmlpです。

構成ファイルの構造

このファイルは、XMLヘッダー、リソース、スケジューラおよび一般プロパティの各セクションで構成されます。

XMLヘッダー

このヘッダーは、XML宣言、およびネームスペース属性が含まれたルート要素で構成されます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xmlpConfig xmlns="http://xmlns.oracle.com/oxp/xmlp">

リソース・セクション

リソース・セクションにはリポジトリの場所を定義します。リソース・セクションは必須です。リソース要素は、<resource>タグと</resource>タグで囲まれます。

<resource>タグ内に、<file>要素または<xdb>要素のいずれかを定義して、レポート・リポジトリのパスを指定する必要があります。

<file>要素

レポート・リポジトリがファイル・システムに存在する場合は、次のようにファイル要素でパス属性を指定して絶対ファイル・パスを宣言します。

<file path=""/>

例: <file path="d:/reports"/>

<xdb>要素

レポート・リポジトリがデータベース上に設定されている場合は、次のようにxdb要素でパス属性を指定して絶対パスを宣言します。

<xdb path="">

例: <xdb path="/public/Reports">

xdb要素には<connection>要素が必要です。<connection>タグと</connection>タグの間に<connectionType>を定義します。<connectionType>の有効な値はjdbcまたはjndiです。

jdbc connectionType

<connectionType>がjdbcの場合は、次の要素が必要です。

<url>

<username>

<password>

<driver>

例:

<resource>
 <xdb path="/public/Reports">
   <connection>
     <connectionType>jdbc</connectionType>
     <url>jdbc:oracle:thin:@rpts.mycompany.com:1525:ora10g</url>
     <username>scott</username>
     <password>tiger</password>
     <driver>oracle.jdbc.driver.oracleDriver</driver>
   </connection>
  </xdb>
</resource>

jndi connectionType

接続タイプがjndiの場合は、次の要素が必要です。

<jndiName>

例:

<resource>
  <xdb path="/public/Reports">
   <connection>
     <connectionType>jndi</connectionType>
     <jndiName>jdbc/pool/mydb</jndiName>
   </connection>
  </xdb>
</resource>

スケジューラ・セクション

<scheduler>タグと</scheduler>タグの間にスケジューラ・サーバーの場所を定義します。スケジューラ・セクションは必須です。スケジューラ・セクションには<connection>要素が必要です。<connection>タグと</connection>タグの間に<connectionType>を定義します。<connectionType>の有効な値はjdbcまたはjndiです。これらは、<resource>セクション内の<xdb>要素の場合と同様に定義されます。

jdbc connectionTypeの例:

<scheduler>
   <connection>
     <connectionType>jdbc</connectionType>
     <url>jdbc:oracle:thin:@rpts.mycompany.com:1525:ora10g</url>
     <username>scott</username>
     <password>tiger</password>
     <driver>oracle.jdbc.driver.OracleDriver</driver>
   </connection>
 </scheduler>

jndi connectionTypeの例:

<scheduler>
   <connection>
     <connectionType>jndi</connectionType>
     <jndiName>jdbc/pool/mydb</jndiName>
   </connection>
 </scheduler>

一般プロパティ

次の表に、構成ファイルに指定できる一般プロパティを示します。プロパティは次の構文に従って指定します。

<property name = "PROPERTY_NAME" value="value"/>

例:

<property name = "CACHE_EXPIRATION" value="120"/>

ここにリストされているプロパティは必須ではありません。指定しない場合は、デフォルト値が使用されます。次の表に、各プロパティの名前、有効値、デフォルト値および説明を示します。

プロパティ名 説明
CACHE_EXPIRATION デフォルト: 30 データセット・キャッシュの有効期限を分単位で入力します。
SQL問合せを実行するレポートの場合は、問合せで戻されるデータセットをキャッシュするオプションがあります。戻されたデータセットは、このプロパティで指定された期間キャッシュに保持されます。このオプションの設定方法の詳細は、「新規レポートの作成」を参照してください。
CACHE_SIZE_LIMIT デフォルト: 1000 指定された時間キャッシュに保持されるデータセットの最大数を設定します。
CACHED_REPORT_LIMIT デフォルト: 50 指定された時間メモリーにキャッシュできるレポート数を指定します。
OUTPUT_FORMAT html、pdf、rtf、excel、xml デフォルトで、すべてのレポートが、このプロパティで指定された出力タイプでユーザーに表示されます(PDFテンプレートで出力できるのは、引き続きPDF出力のみです)。各出力タイプはカンマで区切って入力します。有効な値は、html、pdf、rtf、excel、xmlです。
この値は、レポート定義で選択される「出力フォーマット」タイプで上書きされます。「新規レポートの作成」を参照してください。
DEBUG_LEVEL exception(デフォルト)、debug システムで生成されるデバッグ情報の量を制御します。exceptionに設定すると、エラー情報のみが生成されます。debugに設定すると、すべてのシステム出力が生成されます。
GUEST_FOLDER true(デフォルト)、false 現在のインストール環境でゲスト・フォルダを使用可能にします。ゲスト・フォルダは、ログインURLを表示できるすべてのユーザーがアクセスできるパブリック・フォルダです。ゲスト・フォルダ内のレポートを表示するための資格証明は必要ありません。
GUEST_FOLDER_NAME デフォルト: Guest ゲスト・フォルダの名前を設定します。

XML Publisher EnterpriseでLDAPサーバーを使用する場合は、次のプロパティを指定する必要があります。LDAP統合の詳細は、「LDAPとの統合」を参照してください。

プロパティ名 説明
LDAP_PROVIDER_URL 例: ldap://myserver.mycompany.com:3060/ LDAPサーバーのURLを入力します。
LDAP_PROVIDER_ADMIN_USERNAME 例: Admin LDAPサーバーの管理者ユーザー名を入力します。
LDAP_PROVIDER_ADMIN_PASSWORD 例: welcome 入力したユーザー名の管理者パスワードを入力します。
LDAP_PROVIDER_USER_DN 例: cn=xdo,dc=myserver,dc=com XML Publisherにアクセス可能なユーザーのグループを識別するLDAP識別名のユーザーサフィックス。
LDAP_PROVIDER_FACTORY 例: com.sun.jndi.ldap.ctl.LdapCtxFactory このプロパティの値は、LDAPサービス・プロバイダの初期コンテキストを作成するファクトリ・クラスの完全修飾クラス名です。特定のLDAPサービス・プロバイダの選択に使用されます。プロバイダ自体では使用されません。このプロパティは、初期コンテキスト・メソッドに対する名前引数がURLである場合、設定する必要はありません。
LDAP_PROVIDER_GROUP_SEARCH 例: (&amp;(objectclass=groupofuniquenames)(cn=*)) 修飾グループを検索するための検索基準。LDAPサーバー・スキーマに基づきます。
LDAP_PROVIDER_GROUP_SEARCH_ROOT 例: cn=OracleDefaultDomain,cn=OracleDBSecurity,cn=Products,cn=OracleContext,dc=mypc11,dc=com グループ検索基準を適用するツリー構造内の場所を示します。
LDAP_PROVIDER_GROUP_ATTR_NAME 例:
cn
グループ名が含まれる属性を示します。
LDAP_PROVIDER_GROUP_ATTR_MEMBER 例:
uniquemember
グループのメンバー名が含まれる属性を示します。
LDAP_PROVIDER_GROUP_ATTR_DESCRIPTION 例:description グループの説明が含まれる属性を示します。

XML Publisher EnterpriseでOracle Single Sign-Onを使用している場合は、前述のプロパティに加え、次のプロパティを指定する必要があります。Single Sign-Onの設定方法の詳細は、「Oracle Single Sign-Onの設定」を参照してください。

プロパティ名 説明
SINGLE_SIGN_OFF_URL 例: http://server1.mycompany.com:7777/pls/orasso/orasso.wwsso_app_admin.ls_logout SSOパートナ・アプリケーション・ログイン・ページから取得したシングル・サインオフURLを入力します。

サンプル構成ファイル

次に、構成ファイルの例を示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xmlpConfig xmlns="http://xmlns.oracle.com/oxp/xmlp">
 <resource>
   <file path="d:/reports"/>
<! -     <xdb path="/public/Reports"> - >
<! -       <connection> - >
<! -         <connectionType>jndi</connectionType> - >
<! -         <jndiName>jdbc/pool/mydb</jndiName> - >
<! -       </connection> - >
<! -     </xdb> - >
 </resource>

 <scheduler>
   <connection>
     <connectionType>jdbc</connectionType>
     <url>jdbc:oracle:thin:@rpts.mycompany.com:1525:ora10g</url>
     <username>admin</username>
     <password>welcome</password>
     <driver>oracle.jdbc.driver.OracleDriver</driver>
   </connection>
 </scheduler>

<property name="CACHE_EXPIRATION" value="120"/>
<property name="CACHE_SIZE_LIMIT" value="1000"/>
<property name="OUTPUT_FORMAT" value="html, pdf, rtf, excel, xml"/>
<property name="DEBUG_LEVEL" value="debug"/>
<property name="CACHED_REPORT_LIMIT" value="10"/>
<property name="LDAP_PROVIDER_URL"
          value="ldap://myldapserver.com:3060/"/>
<property name="LDAP_PROVIDER_ADMIN_USERNAME" value="orcladmin"/>
<property name="LDAP_PROVIDER_ADMIN_PASSWORD" value="welcome1"/>
<property name="LDAP_PROVIDER_USER_DN"
          value="cn=xdo,dc=myserver,dc=com"/>
</xmlpConfig>

Oracle Single Sign-Onの設定

この項では、Oracle Application Server 10g(OracleAS)でOracle Single Sign-Onを設定する方法について説明します。これらのガイドラインは、Oracle Application Server 10g リリース2(10.1.2)に基づいて記述されています。

前提条件

設定手順

  1. SSOサーバーのホームページにナビゲートします。「SSO Server管理」を選択します。

  2. 「SSO Server管理」ページから、「パートナ・アプリケーション管理」を選択します。

  3. 「パートナ・アプリケーション管理」ページで「パートナ・アプリケーションの追加」を選択します。

  4. パートナ・アプリケーションの作成ページで、次の項目を入力し、「OK」を選択します。

  5. 処理が成功した場合は、「パートナ・アプリケーション管理」ページにエントリ「xmlpserver」が表示されます。「編集」アイコンを選択します。

  6. 「パートナ・アプリケーションの編集」ページの「シングル・サインオフURL」の値を書き留めてください。

    次の図に、「パートナ・アプリケーションの編集」ページの例を示します。

    テキストで説明されている画像

  7. アプリケーション・サーバー構成ファイルを変更して、xmlpserverを保護します。このファイルは$ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/mod_osso.confにあります。

    サーバーを保護するには、次のように新規のLocationディレクティブを追加します。

    LoadModule osso_module libexec/mod_osso.so
    <IfModule mod_osso.c>
        OssoIpCheck off
        OssoIdleTimeout off
        OssoConfigFile /......../Apache/Apache/conf/osso/osso.conf
    
    <!-- Protect xmlpserver -->
    <Location /xmlpserver>
          require valid-user
          AuthType Basic
    </Location>
    
    </IfModule>
    
  8. xmlpserver構成ファイルを変更して、前述の手順で書き留めた値でSINGLE_SIGN_OFF_URLプロパティを追加し、SSOを有効にします。

    xmlpserver構成ファイルは次の場所にあります。

    (.../applications/xmlpserver/xmlpserver/WEB-INF/xmlp-server-config.xml

    エントリの例は、次のとおりです。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <xmlpConfig xmlns="http://xmlns.oracle.com/oxp/xmlp">
           :
           :
    <property name="SINGLE_SIGN_OFF_URL" value="http://server1.mycompany.com:7777/pls/orasso/orasso.wwsso_app_admin.ls_logout"/>
    </xmlpConfig>

    xmlpserver構成ファイルの詳細は、「サーバー構成ファイルの設定」を参照してください。

  9. サーバーを再起動します。

     % opmnctl stopall
     % opmnctl startall
  10. XML Publisher Enterpriseアプリケーションにアクセスします。SSOログイン・ページにリダイレクトされます。

    次の図に、SSOログイン・ページの例を示します。

    テキストで説明されている画像