13 DBMS_RAパッケージのリファレンス
この章では、DBMS_RA
PL/SQLパッケージについて詳しく説明します。リカバリ・アプライアンスの管理機能はすべて、DBMS_RA
サブプログラムを使用して実行します。
一時に1つのDBMS_RA
プロシージャを実行できます。ABORT_RECOVERY_APPLIANCE
を除いて、同時に異なるセッションで複数のDBMS_RA
プロシージャを実行しようとすると、該当するメッセージが表示されて失敗します。
次の表に、使用可能なDBMS_RA
サブプログラムをまとめます。
表13-1 DBMS_RSパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
ABORT
|
|
ABORT_RECOVERY_APPLIANCE
|
このプロシージャは、進行中の操作が完了するのを待機せずにリカバリ・アプライアンスを停止します。 |
ADD_DB
|
このプロシージャは、指定されたデータベースをリカバリ・アプライアンスに追加し、保護ポリシーをそのデータベースに割り当てます。このプロシージャを使用すると、保護されていないデータベースを保護されたデータベースの状態にすることができます。 |
ADD_REPLICATION_SERVER
|
このプロシージャは、指定されたレプリケーション・サーバー構成を指定された保護ポリシーに追加します。操作が成功すると、このポリシーで保護されるデータベースのバックアップがダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスにレプリケートされます。 |
CONFIG
|
このプロシージャは、 |
COPY_BACKUP
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスからユーザー指定のディスクまたはSBT宛先に1つ以上のバックアップ・ピースをコピーします。リカバリ・アプライアンスは、指定したタグと |
COPY_BACKUP_PIECE
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスからユーザー指定のディスクまたはSBT宛先に単一のバックアップ・ピースをコピーします。 |
CREATE_POLLING_POLICY
|
このプロシージャは、バックアップのポーリング・ポリシーを作成します。 |
CREATE_PROTECTION_POLICY
|
このプロシージャは、保護ポリシーを作成します。 |
CREATE_REPLICATION_SERVER
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスのレプリケーション・スキームの一部を形成するダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスの構成を定義します。 |
CREATE_SBT_ATTRIBUTE_SET
|
このプロシージャは、SBTジョブで使用できるSBT属性セットを作成します。 |
CREATE_SBT_JOB_TEMPLATE
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスがテープへのコピー対象となるバックアップを選択する方法を記述するSBTジョブを作成します。この過負荷プロシージャのこの形式は、指定された保護ポリシーに割り当てられた保護されたデータベースすべてに対するバックアップに適用されます。 |
CREATE_SBT_JOB_TEMPLATE
|
このプロシージャは、新しいSBTバックアップ・ジョブを作成します。ジョブでは、リカバリ・アプライアンスがテープ/クラウドへのコピー対象となるバックアップを選択する方法を記述します。この過負荷プロシージャのこの形式は、単一の保護されたデータベースに対するバックアップにのみ適用されますが、前述の形式は特定の保護ポリシーに割り当てられたデータベースすべてに対するバックアップに適用されます。この相違を除いて、このプロシージャとそのパラメータは、このプロシージャの代替形式とまったく同じです。 |
CREATE_SBT_LIBRARY
|
このプロシージャは、インストールされたメディア管理ソフトウェア・ライブラリを記述するメタデータを作成します。リカバリ・アプライアンスでは、指定されたライブラリを使用して、内部記憶域からテープまたはこのメディア・マネージャでサポートされる他の3次記憶域にバックアップがコピーされます。 |
CREATE_STORAGE_LOCATION
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスで使用される記憶域を記述するオブジェクトである、リカバリ・アプライアンスの記憶域の場所を作成します。リカバリ・アプライアンスは、名前が付けられた記憶域の場所にバックアップをすべて格納します。 |
DELETE_DB
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスから指定の保護されたデータベースを削除します。リカバリ・アプライアンスは、ディスクとSBTの両方から、このデータベースに関連するメタデータおよびバックアップをすべて削除します。テープ上のバックアップは影響を受けません。レプリケートおよびクラウドのピースに関して、メタ・データは削除を実行するリカバリ・アプライアンスから削除されますが、データはダウンストリームまたはクラウド・ストレージから削除されません。 |
DELETE_POLLING_POLICY
|
このプロシージャは、指定されたバックアップのポーリング・ポリシーを削除します。 |
DELETE_PROTECTION_POLICY
|
このプロシージャは、指定された保護ポリシーを削除します。 |
DELETE_REPLICATION_SERVER
|
このプロシージャは、レプリケーション・サーバー構成を削除します。ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスに関連するメタデータがすべて削除されます。 |
DELETE_SBT_ATTRIBUTE_SET
|
このプロシージャは、指定されたSBT属性セットを削除します。 |
DELETE_SBT_JOB_TEMPLATE
|
このプロシージャは、指定されたSBTジョブ・テンプレートを削除します。 |
DELETE_SBT_LIBRARY
|
このプロシージャは、指定されたSBTライブラリを記述しているメタデータを削除します。 |
DELETE_STORAGE_LOCATION
|
このプロシージャは、指定されたリカバリ・アプライアンスの記憶域の場所を削除します。 |
ESTIMATE_SPACE
|
このプロシージャは、指定されたデータベースのリカバリおよび望ましいリカバリ・ウィンドウに必要な記憶域容量をGB単位で予測します。 |
GRANT_DB_ACCESS
|
このプロシージャは、指定されたリカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントに必要な権限を付与し、そのアカウントが指定の保護されたデータベースに関するリカバリ・カタログ・メタデータのバックアップ、リストアおよびアクセスをできるようにします。 |
KEY_REKEY
|
このプロシージャは、すべてのデータベースの暗号化キーを既存の暗号化キーで更新します。 |
KEY_REKEY
|
このプロシージャは、指定したデータベースの暗号化キーを既存の暗号化キーで更新します。 |
KEY_REKEY
|
このプロシージャは、すべてのデータベースの暗号化キーを、指定したprotection_policy内の既存の暗号化キーで更新します。 |
MIGRATE_TAPE_BACKUP
|
このプロシージャは、指定されたSBTライブラリを介してリカバリ・アプライアンスで移行前のテープ・バックアップをアクセスできるようにします。先に、RMAN |
MOVE_BACKUP
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスからユーザー指定のディスクまたはSBT宛先に1つ以上の長期アーカイブ・バックアップ・ピースを移動します。 |
MOVE_BACKUP_PIECE
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスからユーザー指定のディスクまたはSBT宛先に単一の長期アーカイブ・バックアップ・ピースを移動します。 |
PAUSE_REPLICATION_SERVER
|
このプロシージャは、指定されたダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスへのレプリケーションを一時停止します。 |
PAUSE_SBT_LIBRARY
|
このプロシージャは、指定されたSBTライブラリを一時停止します。リカバリ・アプライアンスでは、進行中のバックアップ・ピースのコピーを完了できます。ただし、このSBTライブラリを介したコピー対象のバックアップ・ピースがキューに入れられて、まだコピーされていない場合は、リカバリ・アプライアンスは、このSBTライブラリを再開するまでそのバックアップ・ピースを保持します。このライブラリに対して実行される新しいSBTジョブは、ライブラリを再開( |
POPULATE_BACKUP_PIECE
|
このプロシージャは、指定されたバックアップ・ピースをデルタ・ストアにプッシュします。 |
QUEUE_SBT_BACKUP_TASK
|
このプロシージャは、指定されたSBTジョブ・テンプレートでテープへのコピー対象に選択されたバックアップ・ピースをキューに入れます。通常、このプロシージャはOracle Schedulerなどのスケジューリング・ユーティリティによってコールされます。 |
REMOVE_REPLICATION_SERVER
|
このプロシージャは、指定されたレプリケーション・サーバー構成を指定された保護ポリシーから削除します。操作が成功すると、このポリシーで保護されるデータベースのバックアップがダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスにレプリケートされなくなります。 |
RENAME_DB
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンス・メタデータで指定の保護されたデータベースの名前を変更します。 |
RESET_ERROR
|
このプロシージャは、指定された一連のインシデント・ログ・エントリのステータスを |
RESUME_REPLICATION_SERVER
|
このプロシージャは、前の |
RESUME_SBT_LIBRARY
|
このプロシージャは、一時停止しているSBTライブラリを再開します。 |
REVOKE_DB_ACCESS
|
このプロシージャは、指定されたリカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントから単一の保護されたデータベースに対する権限を取り消します。 |
SET_SYSTEM_DESCRIPTION
|
このプロシージャは、ユーザーがリカバリ・アプライアンスに適用するわかりやすい名前を設定します。ここで指定した名前は、RA_SERVERビューに表示されます。 |
SHUTDOWN
|
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SHUTDOWN_RECOVERY_APPLIANCE
|
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスの正しい停止を実行します。 |
STARTUP
|
|
STARTUP_RECOVERY_APPLIANCE
|
このプロシージャは、停止または終了した後のリカバリ・アプライアンスを起動します。 |
UPDATE_DB
|
このプロシージャは、指定の保護されたデータベースに割り当てられている属性を変更します。 |
UPDATE_POLLING_POLICY
|
このプロシージャは、既存のバックアップのポーリング・ポリシーのパラメータを変更します。 |
UPDATE_PROTECTION_POLICY
|
このプロシージャは、既存の保護ポリシーのパラメータを変更します。 |
UPDATE_REPLICATION_SERVER
|
このプロシージャは、レプリケーション・サーバー構成の設定を変更します。 |
UPDATE_SBT_ATTRIBUTE_SET
|
このプロシージャは、指定されたSBT属性セットのパラメータを更新します。 |
UPDATE_SBT_JOB_TEMPLATE
|
このプロシージャは、指定されたSBTジョブのパラメータを更新します。 |
UPDATE_SBT_LIBRARY
|
このプロシージャは、指定されたSBTライブラリのパラメータを変更します。 |
UPDATE_STORAGE_LOCATION
|
このプロシージャは、指定された記憶域の場所に追加領域を割り当てます。記憶域の場所で使用される領域の容量を減らすことはできません。 |
ABORT_RECOVERY_APPLIANCE
このプロシージャは、進行中の操作が完了するのを待機せずにリカバリ・アプライアンスを停止します。
このプロシージャを使用すると、リカバリ・アプライアンスにより、開始していて完了していないバックアップ操作、リストア操作およびバックグラウンド操作(検証ジョブ、データ移動ジョブ、テープへのコピー・ジョブなど)が終了します。リカバリ・アプライアンスを再起動すると、バックアップ操作は自動的に再開(再起動)されます。終了したバックアップ操作およびリストア操作は手動で再開する必要があります。正しい停止を実行するには、
を使用します。
SHUTDOWN_RECOVERY_APPLIANCE
構文
PROCEDURE abort_recovery_appliance;
ADD_DB
このプロシージャは、指定されたデータベースをリカバリ・アプライアンスに追加し、保護ポリシーをそのデータベースに割り当てます。このプロシージャを使用すると、保護されていないデータベースを保護されたデータベースの状態にすることができます。
データベースをリカバリ・アプライアンスに登録するには、次の操作を実行します。
ADD_DB
を使用して保護されたデータベースを追加します。
リカバリ・アプライアンスのユーザー・アカウントにこのデータベースへのアクセス権を付与します(
)。
GRANT_DB_ACCESS
このデータベースを仮想プライベート・カタログに登録します(RMANのREGISTER DATABASE
コマンド)。リカバリ・アプライアンスでバックアップ操作およびリストア操作を処理するには、保護されたデータベースを登録する必要があります。
このプロシージャは、フィジカル・スタンバイ構成でのデータベースの追加には使用できません。このようなデータベースは、リカバリ・カタログの再同期化を実行すると、自動的に認識されます。
構文
PROCEDURE add_db ( db_unique_name IN VARCHAR2, protection_policy_name IN VARCHAR2, reserved_space IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-2 ADD_DBのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
追加するデータベースの |
|
データベースに割り当てる保護ポリシーの名前。保護ポリシーは存在する必要があります。 |
|
保護されたデータベースに使用できることが保証されるディスク領域の容量。 この値の形式は、
単位を指定しないと、リカバリ・アプライアンスは、値をバイト数として解釈します。 |
ADD_REPLICATION_SERVER
このプロシージャは、指定されたレプリケーション・サーバー構成を指定された保護ポリシーに追加します。操作が成功すると、このポリシーで保護されるデータベースのバックアップがダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスにレプリケートされます。
を参照してください。
「CREATE_REPLICATION_SERVER」
構文
PROCEDURE add_replication_server ( replication_server_name IN VARCHAR2, protection_policy_name IN VARCHAR2 skip_initial_replication IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, read_only IN BOOLEAN DEFAULT FALSE, request_only IN BOOLEAN DEFAULT FALSE);
パラメータ
表13-3 ADD_REPLICATION_SERVERのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
保護ポリシーに関連付けるレプリケーション・サーバー構成の名前。 |
|
レプリケーション・サーバー構成に関連付ける保護ポリシーの名前。 |
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|
|
ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスに対するレプリケーション動作を制御する設定。
|
|
|
CONFIG
このプロシージャは、config
表の値を更新します。ZDLRAに関してOracleサポートの指示がないかぎり、パラメータの変更を実行しないでください。
構文
PROCEDURE config( p_name VARCHAR2, p_value VARCHAR2);
パラメータ
表13-4 CONFIGのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
更新するパラメータ。使用可能なパラメータは、次のとおりです。
リカバリ・アプライアンスがメタデータの一貫性チェックをバックグラウンドで実行する頻度。デフォルトの頻度は3日です。
Recovery Applianceがテープ・ライブラリまたはダウンストリームのリカバリ・アプライアンスにアクションを反映するためにリカバリ・カタログのクロスチェックを実行する頻度。デフォルトの頻度は1日です。
リカバリ・アプライアンスがリストア操作に必要なディスク読取り回数を削減するためにデルタ・ストア内のブロックの並替えをバックグラウンドで実行する頻度。デフォルトの頻度は7日です。
リカバリ・アプライアンスがバックアップ・ピースの検証をバックグラウンドで実行する頻度。デフォルトの頻度は7日です。
リカバリ・アプライアンスが不完全なバックグラウンド操作に関する警告を転送する割合のしきい値。たとえば、
リカバリ・アプライアンスがリカバリ・アプライアンス自体と保護されたデータベース間でのバックアップの転送に使用するメッセージ・サイズ。レプリケーションにも使用されます。デフォルトは128MBです。 この値は、バックアップを送信するか読み取る単位サイズを決定するために、保護されたデータベースすべてで使用されます。 たとえば、保護されたデータベースのバックアップが1TBである場合、SBTライブラリは、バックアップ・データを |
|
パラメータの新しい値。 |
COPY_BACKUP
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスからSBT宛先に1つ以上のバックアップ・ピースをコピーします。指定したタグとformat
パラメータおよびtemplate_name
パラメータで指定した場所が一致するバックアップ・ピースがすべてコピーされます。
構文
PROCEDURE copy_backup ( tag IN VARCHAR2, format IN VARCHAR2, template_name IN VARCHAR2, compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, encryption_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-5 COPY_BACKUPのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
コピーするバックアップのタグ。リカバリ・アプライアンスにより、このタグと一致するバックアップがすべてコピーされます。 |
|
作成するバックアップ・ピースのネーミング形式。このパラメータは、RMAN 指定しない場合、デフォルトの形式は |
|
SBTジョブ・ライブラリ・テンプレートの名前。 リカバリ・アプライアンスにより、SBTテンプレート名で参照されるメディア・プールをコピー先として使用して、バックアップ・ピースがテープ(またはクラウド)にコピーされます。 |
|
圧縮アルゴリズムを指定します。
|
|
暗号化アルゴリズムを指定します
有効な値は、'AES128'、'AES192'、'AES256'、'OFF'または定数に相当するENC_OFF、ENC_AES128、ENC_AES192、ENC_AES256です。 |
COPY_BACKUP_PIECE
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスからSBT宛先に単一のバックアップ・ピースをコピーします。
構文
PROCEDURE copy_backup_piece ( bp_key IN NUMBER, format IN VARCHAR2, template_name IN VARCHAR2, compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, encryption_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-6 COPY_BACKUP_PIECEのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
コピーするバックアップ・ピースの一意キー。このキーは |
|
作成するバックアップ・ピースのネーミング形式。このパラメータは、RMAN 指定しない場合、デフォルトの形式は |
|
SBTジョブ・ライブラリ・テンプレートの名前。 リカバリ・アプライアンスにより、SBTテンプレート名で参照されるメディア・プールをコピー先として使用して、バックアップ・ピースがテープにコピーされます。 |
|
圧縮アルゴリズムを指定します。
|
|
暗号化アルゴリズムを指定します
有効な値は、'AES128'、'AES192'、'AES256'、'OFF'または定数に相当するENC_OFF、ENC_AES128、ENC_AES192、ENC_AES256です |
CREATE_POLLING_POLICY
このプロシージャは、バックアップのポーリング・ポリシーを作成します。
バックアップのポーリング・ポリシーでは、保護されたデータベースによって受信バックアップ・ファイルまたはアーカイブREDOログ・ファイルが格納されるディレクトリを指定します。また、リカバリ・アプライアンスがポーリング位置でバックアップがないか調べる頻度も指定します。
ポーリングでファイルが検出されると、そのファイルは調査後に、その内容を使用してリカバリ・アプライアンスに登録されている保護されたデータベースに関連付けられます。登録済のどの保護されたデータベースにもファイルを関連付けられない場合は、リカバリ・アプライアンスは、警告メッセージをログに記録し、ファイルの処理を中止します。
構文
PROCEDURE create_polling_policy( polling_policy_name IN VARCHAR2, polling_location IN VARCHAR2, polling_frequency IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL, delete_input IN BOOLEAN DEFAULT FALSE);
パラメータ
表13-7 CREATE_POLLING_POLICYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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ポーリング・ポリシーのユーザーが割り当てた名前。 |
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新しいバックアップがないかリカバリ・アプライアンスが定期的に調べるディレクトリ。このディレクトリ名は、複数のポーリング・ポリシーに指定しないでください。 |
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新しいバックアップがないかリカバリ・アプライアンスが指定されたディレクトリを調べる頻度。システム・ロードにより、バックアップのポーリングがそれほど頻繁に発生しないことがあります。
|
|
削除動作を制御する設定。 |
CREATE_PROTECTION_POLICY
このプロシージャは、保護ポリシーを作成します。
構文
PROCEDURE create_protection_policy ( protection_policy_name IN VARCHAR2, description IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, storage_location_name IN VARCHAR2, polling_policy_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, recovery_window_goal IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED, max_retention_window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL, recovery_window_sbt IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL, unprotected_window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL, guaranteed_copy IN VARCHAR2 DEFAULT 'NO', allow_backup_deletion IN VARCHAR2 DEFAULT 'YES', store_and_forward IN VARCHAR2 DEFAULT 'NO', log_compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT 'BASIC');
パラメータ
表13-8 CREATE_PROTECTION_POLICYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
保護ポリシーのユーザーが割り当てた名前。 |
|
ポリシーの使用法の説明(オプション)。 |
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保管場所の名前。リカバリ・アプライアンスでは、アクティブに受信された受信バックアップと、この保護ポリシーを共有するすべてのデータベースに対して新たに作成されたバックアップ・ファイルに、この場所が使用されます。 |
|
バックアップのポーリング・ポリシーの名前。ポーリング・ポリシーでは、リカバリ・アプライアンスがこの保護ポリシーを使用する保護されたデータベースのバックアップをポーリングする方法のルールを指定します。nullの場合、この保護ポリシーを使用するデータベースに対してバックアップのポーリングが発生しません。 |
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この保護ポリシーを使用するデータベースのリカバリ・ウィンドウ目標。保護されたデータベースごとに、リカバリ・アプライアンスでは、現在の時間から遡って指定された間隔内の任意の時点までのポイント・イン・タイム・リカバリを、ディスクで最古のバックアップによってサポートできるようにしようとします。
|
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この保護ポリシーを使用するデータベースのバックアップをリカバリ・アプライアンスで保持する必要がある最長時間。リカバリ・アプライアンスは、バックアップを指定の期間より長く保持するのは、データベースのリカバリ・ウィンドウ目標の保存にそのバックアップが必要な場合のみです。nullの場合、リカバリ・アプライアンスは、明示的なユーザー・アクションまたは記憶域の場所内での領域不足によって引き起こされないかぎり、バックアップをパージしません。 |
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この保護ポリシーを使用するデータベースのSBTバックアップのリカバリ・ウィンドウ。保護されたデータベースごとに、リカバリ・アプライアンスでは、現在の時間から遡って指定された間隔内の任意の時点までリカバリが可能であることを保証するのに十分な期間、バックアップがテープ上に保持されます。 このパラメータがnullでない場合、この保護ポリシー用のSBTジョブを作成し、Oracle Schedulerなどのスケジューリング機能を使用してそのジョブをスケジュールする必要もあります。 このパラメータがNULLの場合、バックアップのパージは自動的には実行されず、バックアップは有効期限を過ぎても保存されます。
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この保護ポリシーを使用しているデータベースが許容できるデータ損失の最大量。保護されたデータベースが指定のデータ損失量を超えると、リカバリ・アプライアンスは、
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保証付きコピー機能の設定。
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これを
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バックアップおよびREDOフェイルオーバー機能の設定です。この設定は、このポリシーに関連付けられた保護されたデータベースが、プライマリ・リカバリ・アプライアンスの停止時にバックアップおよびREDOをリダイレクトする代替リカバリ・アプライアンスで定義されている保護ポリシーでのみ使用されます。
デフォルトは 詳細は、バックアップおよびREDOフェイルオーバー計画を使用した一時的な停止の管理を参照してください。 |
|
アーカイブ・ログ圧縮機能の設定。この設定は、NZDL/ポーリングされるアーカイブ・ログのバックアップの圧縮レベルを調整するために使用します。
LOW、MEDIUMおよびHIGHログ圧縮設定を使用するために、保護されたデータベースでAdvanced Compression Option (ACO)ライセンスは必要ありません。ログ圧縮の使用方法の詳細は、『ZDLRA: 保護ポリシー圧縮アルゴリズムの変更』(ドキュメントID 2654539.1)を参照してください。 |
CREATE_REPLICATION_SERVER
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスのレプリケーション・スキームの一部を形成するダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスの構成を定義します。
このプロシージャは、ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスのメタデータを作成しますが、バックアップをレプリケートしません。
プロシージャを使用してダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスと1つ以上の保護ポリシーをリンクするため、このようなポリシーに割り当てられた保護されたデータベースのバックアップはダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスに送信されます。
ADD_REPLICATION_SERVER
構文
PROCEDURE create_replication_server ( replication_server_name IN VARCHAR2, sbt_so_name IN VARCHAR2, sbt_parms IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, max_streams IN NUMBER DEFAULT NULL, catalog_user_name IN VARCHAR2, wallet_alias IN VARCHAR2, wallet_path IN VARCHAR2, proxy_url IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, proxy_port IN NUMBER DEFAULT NULL, http_timeout IN NUMBER DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-9 CREATE_REPLICATION_SERVERのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスのユーザーが割り当てた名前。この値は、格納する前に大文字に変換されます。 |
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リカバリ・アプライアンス・バックアップ・モジュールの名前およびパス。このモジュールは、SBTデバイスをシミュレートするOracle提供のメディア・ライブラリです。リカバリ・アプライアンスでは、このライブラリを使用してダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスと通信します。 |
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クライアント構成ファイルのサンプルの内容を次に示します。
|
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最大同時レプリケーション・タスク数。null (推奨設定)の場合、アップストリーム・リカバリ・アプライアンスにより、ノード数に基づいてレプリケーションに使用するストリーム数が決定されます。 |
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無視されます。リカバリ・アプライアンス・カタログ所有者が自動的に移入されます。 |
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アップストリーム・リカバリ・アプライアンスでダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスによる認証に使用するウォレット内の資格証明を特定する別名。 |
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ローカルOracleウォレットのパス(ウォレット・ファイル名を除く)。パスは |
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host形式の、必要なプロキシ・サーバーのURL。 |
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プロキシ・サーバーのポート番号。 |
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HTTPタイムアウト間隔(秒)。Oracleサポートによって別の値に設定するよう指示されないかぎり、システム・デフォルトのHTTPタイムアウトを受け入れるように、このパラメータは通常、nullに設定したままにします。 |
CREATE_SBT_ATTRIBUTE_SET
このプロシージャは、SBTジョブで使用できるSBT属性セットを作成します。
SBT属性セットとは、SBTジョブの実行を制御する属性のグループです。このような属性を使用すると、宛先メディア・プールやメディア・ファミリなど、メディア管理ライブラリの設定を指定できます。複数のSBT属性セットを定義できます。複数のジョブで単一の属性セットを参照できます。
構文
PROCEDURE create_sbt_attribute_set( lib_name IN VARCHAR2, attribute_set_name IN VARCHAR2, streams IN NUMBER DEFAULT NULL, poolid IN NUMBER DEFAULT NULL, parms IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, send IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-10 CREATE_SBT_ATTRIBUTE_SETのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
属性セットに関連付けるSBTライブラリの名前。 |
|
属性セットのユーザーが割り当てた名前。属性セット名は一意にする必要があります。 |
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自動化されたバックアップにリカバリ・アプライアンスが使用する最大同時ストリーム数。同時ストリーム数が、SBTライブラリの |
|
バックアップ・コピーの宛先として使用するメディア・プール番号。このパラメータは、RMAN |
|
バックアップ・コピー操作用のメディア管理ライブラリ固有のパラメータ文字列。この文字列の形式は、RMAN |
|
リカバリ・アプライアンスがバックアップ・コピー操作用のメディア管理ライブラリ固有のパラメータを追加送信するために使用する文字列。この文字列の形式は、RMAN |
CREATE_SBT_JOB_TEMPLATE
このプロシージャは、テープ/クラウドへのコピー対象となるバックアップの選択方法を記述するSBTジョブを作成します。この過負荷プロシージャのこの形式は、指定された保護ポリシーに割り当てられた保護されたデータベースすべてに対するバックアップに適用されます。
SBTバックアップ・ジョブを作成したら、Oracle Schedulerなどのスケジューリング機能を使用して、そのジョブをスケジュールする必要があります。
を参照してください。
「QUEUE_SBT_BACKUP_TASK」
構文
PROCEDURE create_sbt_job_template ( template_name IN VARCHAR2, protection_policy_name IN VARCHAR2, attribute_set_name IN VARCHAR2, backup_type IN VARCHAR2, full_template_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, from_tag IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, priority IN NUMBER DEFAULT SBT_PRIORITY_MEDIUM, copies IN NUMBER DEFAULT 1, window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL, compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, encryption_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-11 CREATE_SBT_JOB_TEMPLATEのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
SBTジョブ・テンプレートのユーザーが割り当てた名前。 |
|
このSBTジョブが適用される保護ポリシーの名前。この保護ポリシーに割り当てられたすべての保護されたデータベースに対するバックアップがコピーの対象となります。 |
|
このSBTジョブに使用するSBT属性セットの名前。 |
|
このSBTジョブでテープへのコピー対象として選択されるバックアップのタイプ。この文字列は、次のタイプのカンマ区切りのリストにする必要があります。
|
|
このSBTジョブ・テンプレートの完全名。これは、 |
|
タグ名。指定した場合、リカバリ・アプライアンスは、テープへのコピーにこのタグを使用しているバックアップのみと見なします。TAG文字列の正しい形式については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス』を参照してください。 |
|
テープ・リソースの使用に関するこのジョブの優先度。優先度の値が低いほど、高い値よりも優先されます。
デフォルトの優先度は |
|
このSBTジョブで作成される各バックアップの別個のコピー数。有効値は |
|
このジョブでバックアップをテープにコピーできる時間ウィンドウ。指定されたウィンドウ内で開始できないコピー・タスクは、次にスケジュールされているジョブの実行まで待機する必要があります。 |
|
圧縮アルゴリズムを指定します。
|
|
テープ・ジョブに使用する暗号化アルゴリズム。有効な値は、'AES128'、'AES192'、'AES256'、'OFF'または定数に相当するENC_OFF、ENC_AES128、ENC_AES192、ENC_AES256です |
CREATE_SBT_JOB_TEMPLATE
このプロシージャは、新しいSBTバックアップ・ジョブを作成します。ジョブでは、リカバリ・アプライアンスがテープ/クラウドへのコピー対象となるバックアップを選択する方法を記述します。この過負荷プロシージャのこの形式は、単一の保護されたデータベースに対するバックアップにのみ適用されますが、前述の形式は特定の保護ポリシーに割り当てられたデータベースすべてに対するバックアップに適用されます。この相違を除いて、このプロシージャとそのパラメータは、このプロシージャの代替形式とまったく同じです。
構文
PROCEDURE create_sbt_job_template ( template_name IN VARCHAR2, db_unique_name IN VARCHAR2, attribute_set_name IN VARCHAR2, backup_type IN VARCHAR2, full_template_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, from_tag IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, priority IN NUMBER DEFAULT SBT_PRIORITY_MEDIUM, copies IN NUMBER DEFAULT 1, window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL, compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, encryption_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-12 CREATE_SBT_JOB_TEMPLATEのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
このSBTジョブが適用される保護されたデータベースの |
CREATE_SBT_LIBRARY
このプロシージャは、インストールされたメディア管理ソフトウェア・ライブラリを記述するメタデータを作成します。リカバリ・アプライアンスでは、指定されたライブラリを使用して、内部記憶域からテープまたはこのメディア・マネージャでサポートされる他の3次記憶域にバックアップがコピーされます。
構文
PROCEDURE create_sbt_library ( lib_name IN VARCHAR2, drives IN NUMBER, restore_drives IN NUMBER DEFAULT 0, parms IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, send IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-13 CREATE_SBT_LIBRARYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
リカバリ・アプライアンスがこのSBTライブラリの参照に使用するユーザー指定の名前。 |
|
このSBTライブラリがアクセスできるテープ・ドライブの最大数。リカバリ・アプライアンスでは、このライブラリへのアクセス時に、指定された同時ストリーム数を超えて使用することはありません。 |
|
リストア操作用にリカバリ・アプライアンスが予約するテープ・ドライブの数。 指定した場合、リカバリ・アプライアンスでは、バックアップ操作に最大で 指定しない場合、リカバリ・アプライアンスでは、使用可能なドライブすべてをバックアップに使用できるため、リストア操作はドライブが解放されるまで待機することが必要になる場合があります。 |
|
このSBTライブラリへのアクセスにリカバリ・アプライアンスが使用するライブラリ固有のパラメータ文字列。この文字列の形式は、RMAN |
|
リカバリ・アプライアンスがこのSBTライブラリにライブラリ固有のパラメータを追加送信するために使用するパラメータ文字列。この文字列の形式は、RMAN |
CREATE_STORAGE_LOCATION
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスで使用される記憶域を記述するオブジェクトである、リカバリ・アプライアンスの記憶域の場所を作成します。リカバリ・アプライアンスは、名前が付けられた記憶域の場所にバックアップをすべて格納します。
リカバリ・アプライアンスでは、リカバリ・アプライアンスに存在するOracle ASMディスク・グループから記憶域の場所が割り当てられます。
新たに作成された記憶域の場所には、保護ポリシーを使用してその場所を保護されたデータベースに関連付けるまで、どのファイルも格納されません。
構文
PROCEDURE create_storage_location ( storage_location_name IN VARCHAR2, storage_location_dests IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-14 CREATE_STORAGE_LOCATIONのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
この記憶域の場所のユーザーが割り当てた名前。 |
|
この記憶域の場所への領域の割当て元となるOracle ASMディスク・グループのカンマ区切りのリスト。ディスク・グループは存在する必要があります。指定されたディスク・グループの割当て単位サイズは同一である必要があります。 このパラメータは、次の形式の文字列を受け入れます。 storage_location_spec 各storage_location_specの形式は次のとおりです。 storage_location_name storage_location_nameは、Oracle ASMディスク・グループの名前です。必要に応じて、ディスク・グループ名の後に、このディスク・グループからこの記憶域の場所に割り当てられる領域の容量を指定できます。サイズの指定がない場合、リカバリ・アプライアンスは、この記憶域の場所にディスク・グループ内のすべての空き領域を割り当てます。 |
DELETE_DB
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスから指定の保護されたデータベースを削除します。リカバリ・アプライアンスは、ディスクとSBTの両方から、このデータベースに関連するメタデータおよびバックアップをすべて削除します。テープ上のバックアップは影響を受けません。レプリケートおよびクラウドのピースに関して、メタ・データは削除を実行するリカバリ・アプライアンスから削除されますが、データはダウンストリームまたはクラウド・ストレージから削除されません。
リカバリ・アプライアンスがエラーのためこのデータベースが所有するSBTバックアップを削除できない場合、DELETE_DB
操作は失敗します。SBTエラーが発生した場合、指定されたデータベースはリカバリ・アプライアンスから完全には削除されません。リカバリ・アプライアンスは、DELETE_DB
プロシージャ中に発生したエラーをRA_INCIDENT_LOG
ビューに記録します。wait
パラメータをTRUE
と指定した場合、リカバリ・アプライアンスは、DELETE_DB
がコールされるセッションでもこのようなエラーを発生させます。SBTエラーを診断して問題を解決すれば、DELETE_DB
を再度実行できます。
構文
PROCEDURE delete_db ( db_unique_name IN VARCHAR2, wait IN BOOLEAN DEFAULT TRUE);
パラメータ
表13-15 DELETE_DBのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除するデータベースの |
|
プロシージャの待機動作。 |
DELETE_POLLING_POLICY
このプロシージャは、指定されたバックアップのポーリング・ポリシーを削除します。
構文
PROCEDURE delete_polling_policy ( polling_policy_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-16 DELETE_POLLING_POLICYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除するバックアップのポーリング・ポリシーの名前。 |
DELETE_PROTECTION_POLICY
このプロシージャは、指定された保護ポリシーを削除します。
指定されたポリシーは、データベースに関連付けられていない必要があります。
構文
PROCEDURE delete_protection_policy ( protection_policy_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-17 DELETE_PROTECTION_POLICYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除する保護ポリシーの名前。 |
DELETE_REPLICATION_SERVER
このプロシージャは、レプリケーション・サーバー構成を削除します。ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスに関連するメタデータがすべて削除されます。
構文
PROCEDURE delete_replication_server ( replication_server_name IN VARCHAR2, force IN BOOLEAN DEFAULT FALSE);
パラメータ
表13-18 DELETE_REPLICATION_SERVERのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除するレプリケーション・サーバー構成の名前。 |
|
保護ポリシーが構成に関連付けられている場合の削除動作。 |
DELETE_SBT_ATTRIBUTE_SET
このプロシージャは、指定されたSBT属性セットを削除します。
構文
PROCEDURE delete_sbt_attribute_set( attribute_set_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-19 DELETE_SBT_ATTRIBUTE_SETのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除するSBT属性セットの名前。 |
DELETE_SBT_JOB_TEMPLATE
このプロシージャは、指定されたSBTジョブ・テンプレートを削除します。
構文
PROCEDURE delete_sbt_job_template ( template_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-20 DELETE_SBT_JOB_TEMPLATEのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除するSBTジョブの名前。リカバリ・アプライアンスにより、このジョブに属するタスクがタスク・キューから削除されますが、実行中のタスクは終了しません。 |
DELETE_SBT_LIBRARY
このプロシージャは、指定されたSBTライブラリを記述しているメタデータを削除します。
リカバリ・アプライアンスは、SBTライブラリ・オブジェクトのみを削除し、メディア管理ソフトウェアはアンインストールしません。
このプロシージャは、このSBTライブラリ用に作成されたSBTジョブおよび属性をすべて削除します。
構文
PROCEDURE delete_sbt_library ( lib_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-21 DELETE_SBT_LIBRARYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除するSBTライブラリの名前。 |
DELETE_STORAGE_LOCATION
このプロシージャは、指定されたリカバリ・アプライアンスの記憶域の場所を削除します。
指定された記憶域の場所は空であり、保護ポリシーに関連付けられていない必要があります。この記憶域の場所について記憶域の移動が進行中でない必要があります。記憶域の移動が進行中の場合またはこの記憶域の場所にファイルが存在する場合、このプロシージャはエラーが表示されて失敗します。
構文
PROCEDURE delete_storage_location ( storage_location_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-22 DELETE_STORAGE_LOCATIONのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除するリカバリ・アプライアンスの記憶域の場所の名前。 |
ESTIMATE_SPACE
このプロシージャは、指定されたデータベースのリカバリおよび望ましいリカバリ・ウィンドウに必要な記憶域容量をGB単位で予測します。
構文
FUNCTION estimate_space ( db_unique_name IN VARCHAR2, target_window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED) RETURN NUMBER;
パラメータ
表13-23 ESTIMATE_SPACEのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
記憶域の予測が必要なデータベースの名前。 |
|
データベースの望ましいリカバリ・ウィンドウ。 |
GRANT_DB_ACCESS
このプロシージャは、指定されたリカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントに必要な権限を付与し、そのアカウントが指定の保護されたデータベースに関するリカバリ・カタログ・メタデータのバックアップ、リストアおよびアクセスをできるようにします。
構文
PROCEDURE grant_db_access ( username IN VARCHAR2, db_unique_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-24 GRANT_DB_ACCESSのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
リカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントの名前。 |
|
権限が付与されている保護されたデータベース。 |
KEY_REKEY
このプロシージャは、指定したデータベースの暗号化キーを既存の暗号化キーで更新します。
構文
PROCEDURE key_rekey ( db_unique_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-25 KEY_REKEYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
新しい暗号化キーを生成するデータベースの |
KEY_REKEY
このプロシージャは、すべてのデータベースの暗号化キーを、指定したprotection_policy内の既存の暗号化キーで更新します。
構文
PROCEDURE key_rekey ( protection_policy_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-26 KEY_REKEYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
この保護ポリシーの一部であるデータベースの新しい暗号化キーを生成します。 |
MIGRATE_TAPE_BACKUP
このプロシージャは、指定されたSBTライブラリを介してリカバリ・アプライアンスで移行前のテープ・バックアップをアクセスできるようにします。先に、RMAN IMPORT CATALOG
コマンドを使用してリカバリ・アプライアンス・カタログにテープ・バックアップに関するメタデータをインポートする必要があります。
このプロシージャは、既存のテープ・バックアップへのアクセスに必要なメタデータの調整を実行しますが、バックアップを物理的に移動しません。既存のバックアップは、指定されたSBTライブラリによってアクセスできている必要があります。
構文
PROCEDURE migrate_tape_backup( db_unique_name IN VARCHAR2, sbt_lib_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-27 MIGRATE_TAPE_BACKUPのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
バックアップを移行する保護されたデータベースのカンマ区切りのリスト。各 |
|
リカバリ・アプライアンスが指定の保護されたデータベースの既存のテープ・バックアップにアクセスするために使用するSBTライブラリ。 |
MOVE_BACKUP
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスからSBT宛先に1つ以上の長期アーカイブ・バックアップ・ピースを移動します。
リカバリ・アプライアンスは、指定したタグとformat
パラメータおよびtemplate_name
パラメータで指定した場所が一致するバックアップ・ピースをすべてコピーします。リカバリ・アプライアンスが各バックアップ・ピースを正常にコピーした後、リカバリ・アプライアンスはバックアップ・ピースを元の場所から削除します。
構文
PROCEDURE move_backup ( tag IN VARCHAR2, format IN VARCHAR2, template_name IN VARCHAR2, compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, encryption_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-28 MOVE_BACKUPのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
コピーするバックアップのタグ。リカバリ・アプライアンスは、このタグと一致するバックアップをすべて削除します。 |
|
作成するバックアップ・ピースのネーミング形式。このパラメータは、RMAN 指定しない場合、デフォルトの形式は |
|
SBTジョブ・ライブラリ・テンプレートの名前。 リカバリ・アプライアンスにより、SBTテンプレート名で参照されるメディア・プールをコピー先として使用して、バックアップ・ピースがテープ(またはクラウド)にコピーされます。 |
|
圧縮アルゴリズムを指定します
|
|
暗号化アルゴリズムを指定します
有効な値は、'AES128'、'AES192'、'AES256'、'OFF'または定数に相当するENC_OFF、ENC_AES128、ENC_AES192、ENC_AES256です |
MOVE_BACKUP_PIECE
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスからSBT宛先に単一の長期アーカイブ・バックアップ・ピースを移動します。
リカバリ・アプライアンスは、指定されたバックアップ・ピースを、format
パラメータとtemplate_name
パラメータで指定された場所にコピーします。リカバリ・アプライアンスがバックアップ・ピースを正常にコピーした後、リカバリ・アプライアンスはバックアップ・ピースを元の場所から削除します。
構文
PROCEDURE move_backup_piece ( bp_key IN NUMBER, format IN VARCHAR2, template_name IN VARCHAR2, compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, encryption_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-29 MOVE_BACKUP_PIECEのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
移動するバックアップ・ピースの一意キー。このキーは |
|
作成するバックアップ・ピースのネーミング形式。このパラメータは、RMAN 指定しない場合、デフォルトの形式は |
|
SBTジョブ・ライブラリ・テンプレートの名前。 リカバリ・アプライアンスにより、SBTテンプレート名で参照されるメディア・プールをコピー先として使用して、バックアップ・ピースがテープにコピーされます。 |
|
圧縮アルゴリズムを指定します。
|
|
暗号化アルゴリズムを指定します
有効な値は、'AES128'、'AES192'、'AES256'、'OFF'または定数に相当するENC_OFF、ENC_AES128、ENC_AES192、ENC_AES256です |
PAUSE_REPLICATION_SERVER
このプロシージャは、指定されたダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスへのレプリケーションを一時停止します。
リカバリ・アプライアンスでは、進行中のバックアップ・ピースのレプリケートを完了できます。リカバリ・アプライアンスがこのレプリケーション・サーバー構成を使用したレプリケート対象のバックアップ・ピースがキューに入れられて、レプリケートされなかった場合は、
をコールするまで、リカバリ・アプライアンスはそのバックアップ・ピースは保持します。このリカバリ・アプライアンスに対して実行されるレプリケーション・タスクは、ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスへのレプリケーションを再開するまで実行できません。
RESUME_REPLICATION_SERVER
構文
PROCEDURE pause_replication_server ( replication_server_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-30 PAUSE_REPLICATION_SERVERのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスの名前。 |
PAUSE_SBT_LIBRARY
このプロシージャは、指定されたSBTライブラリを一時停止します。リカバリ・アプライアンスでは、進行中のバックアップ・ピースのコピーを完了できます。ただし、このSBTライブラリを介したコピー対象のバックアップ・ピースがキューに入れられて、まだコピーされていない場合は、リカバリ・アプライアンスは、このSBTライブラリを再開するまでそのバックアップ・ピースを保持します。このライブラリに対して実行される新しいSBTジョブは、ライブラリを再開(
)するまで実行できません。
RESUME_SBT_LIBRARY
RA_SBT_LIBRARY
ビューに既存のSBTライブラリのリストを問い合せます。
構文
PROCEDURE pause_sbt_library( lib_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-31 PAUSE_SBT_LIBRARYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
一時停止するSBTライブラリの名前。 |
POPULATE_BACKUP_PIECE
このプロシージャは、指定されたバックアップ・ピースをデルタ・ストアにプッシュします。
このプロシージャを使用して、初めにデルタ・ストアを移入するか、デルタ・ストア内の破損を修正します。デルタ・ストアは、永久的増分バックアップ・ソリューションをサポートしているバックアップ・データです。増分バックアップ(KEEP
バックアップではなく)のみ、デルタ・ストアに組み込むことができます。
構文
PROCEDURE populate_backup_piece( backup_piece_key IN NUMBER);
パラメータ
表13-32 POPULATE_BACKUP_PIECEのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
破損の検出時にリカバリ・アプライアンスによって提供されるバックアップ・ピース・キー、またはデルタ・ストアに挿入するバックアップ・ピース。キーが仮想バックアップ・ピースである場合、リカバリ・アプライアンスは、デルタ・ストア内の破損を解決するためのバックアップ・ピースを検索します。キーが仮想バックアップ・ピースでない場合、リカバリ・アプライアンスは、そのバックアップ・ピースをデルタ・ストアに挿入します。このバックアップは、 |
QUEUE_SBT_BACKUP_TASK
このプロシージャは、指定されたSBTジョブ・テンプレートでテープへのコピー対象に選択されたバックアップ・ピースをキューに入れます。通常、このプロシージャはOracle Schedulerなどのスケジューリング・ユーティリティによってコールされます。
構文
PROCEDURE queue_sbt_backup_task( template_name IN VARCHAR2, format IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, autobackup_prefix IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, tag IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-33 QUEUE_SBT_BACKUP_TASKのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
テープにコピーするバックアップ・ピースを指定するSBTジョブ・テンプレートの名前。 |
|
作成するバックアップ・ピースのネーミング形式。このパラメータは、RMAN 指定しない場合、デフォルトの形式は |
|
元の自動バックアップ名にはこのautobackup_prefixが接頭辞として付けられます。 |
|
コピーされるバックアップにユーザーが指定したタグ。 |
REMOVE_REPLICATION_SERVER
このプロシージャは、指定されたレプリケーション・サーバー構成を指定された保護ポリシーから削除します。操作が成功すると、このポリシーで保護されるデータベースのバックアップがダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスにレプリケートされなくなります。
構文
PROCEDURE remove_replication_server ( replication_server_name IN VARCHAR2, protection_policy_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-34 REMOVE_REPLICATION_SERVERのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
削除するレプリケーション・サーバー構成の名前。 |
|
指定されたレプリケーション・サーバー構成を削除する保護ポリシーの名前。 |
RENAME_DB
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンス・メタデータで指定の保護されたデータベースの名前を変更します。
保護されたデータベースのDB_UNIQUE_NAME
が変わった場合はこのプロシージャを使用して、リカバリ・アプライアンス・メタデータに正しい名前を反映します。
構文
PROCEDURE rename_db ( db_unique_name_old IN VARCHAR2, db_unique_name_new IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-35 RENAME_DBのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
変更する |
|
新しい |
RESET_ERROR
このプロシージャは、指定された一連のインシデント・ログ・エントリのステータスをRESET
に変更します。エラーを一括リセットできるように、オプションの複数の入力パラメータを受け取ります。単一のRESET_ERRORコールに2つ以上の入力パラメータが指定されている場合、一緒に指定されたすべての入力パラメータに一致するレコードのみがRESETになります。この方式でマークされたエラーによってOracle Enterprise Managerでアラートが発生することはありません。リカバリ・アプライアンスによって問題が依然として発生していると判断されると、リセットされたエラーがACTIVE
ステータスに変ります。このAPIの主な用途は、一時的なメディア障害などの繰り返し発生しないエラーに対するエラー・ステータスをリセットすることです。
構文
PROCEDURE reset_error( incident# NUMBER DEFAULT NULL, error_code NUMBER DEFAULT NULL, error_text VARCHAR2 DEFAULT NULL, task_id NUMBER DEFAULT NULL, component VARCHAR2 DEFAULT NULL, low_time TIMESTAMP WITH TIME ZONE DEFAULT NULL, high_time TIMESTAMP WITH TIME ZONE DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-36 RESET_ERRORのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
リセットするインシデント・ログ・エントリの一意の識別子。 |
|
リセットするインシデント・ログ・エントリのエラー・コード。 |
|
リセットするインシデント・ログ・エントリの全部または一部と一致するエラー・メッセージのテキスト。 |
|
リセットするインシデント・ログ・エントリのタスクのID。 |
|
リセットするインシデント・ログ・エントリのコンポーネント。 |
|
|
|
リセットするインシデント・ログ・エントリのlast_seen列に対応する開始日時と終了日時。これらのいずれかのみが指定されている場合、またはどちらも指定されていない場合は、デフォルト値が使用されます。low_timeのデフォルト値は2000年です。high_timeのデフォルト値はSYSTIMESTAMPです。 識別子は、 |
RESUME_REPLICATION_SERVER
このプロシージャは、前の
のコール後に、指定されたダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスへのレプリケーションを再開します。
PAUSE_REPLICATION_SERVER
構文
PROCEDURE resume_replication_server ( replication_server_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-37 RESUME_REPLICATION_SERVERのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ダウンストリーム・リカバリ・アプライアンスの名前。 |
RESUME_SBT_LIBRARY
このプロシージャは、一時停止しているSBTライブラリを再開します。
RA_SBT_LIBRARY
を問い合せ、どのSBTライブラリが一時停止している(
を参照)かを判別します。
「PAUSE_SBT_LIBRARY」
構文
PROCEDURE resume_sbt_library( lib_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-38 RESUME_SBT_LIBRARYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
再開するSBTライブラリの名前。 |
REVOKE_DB_ACCESS
このプロシージャは、指定されたリカバリ・アプライアンス・ユーザー・アカウントから単一の保護されたデータベースに対する権限を取り消します。
構文
PROCEDURE revoke_db_access ( username IN VARCHAR2, db_unique_name IN VARCHAR2);
パラメータ
表13-39 REVOKE_DB_ACCESSのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
権限を取り消すユーザー・アカウントの名前。 |
|
権限を取り消す保護されたデータベース。 |
SET_SYSTEM_DESCRIPTION
このプロシージャは、ユーザーがリカバリ・アプライアンスに適用するわかりやすい名前を設定します。ここで指定した名前は、RA_SERVERビューに表示されます。
構文
PROCEDURE set_system_description( sys_desc VARCHAR2);
パラメータ
表13-40 SET_SYSTEM_DESCRIPTIONのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
このリカバリ・アプリケーションのわかりやすい名前。 |
SHUTDOWN_RECOVERY_APPLIANCE
このプロシージャは、リカバリ・アプライアンスの正しい停止を実行します。
このプロシージャを使用すると、停止前に進行中の操作を完了できます。停止には、時間がかかることがあります。即時停止が必要な場合は、
を使用します。
ABORT_RECOVERY_APPLIANCE
構文
PROCEDURE shutdown_recovery_appliance;
STARTUP_RECOVERY_APPLIANCE
このプロシージャは、停止または終了した後のリカバリ・アプライアンスを起動します。
リカバリ・アプライアンスの起動時には、バックアップ・リクエストとリストア・リクエストのみを処理できます。
を使用してリカバリ・アプライアンスを起動した場合、およびリカバリ・アプライアンス・メタデータ・データベースのインスタンスを再起動した場合、データベース起動トリガーによってリカバリ・アプライアンスは自動的に再起動されます。唯一の例外は、STARTUP_RECOVERY_APPLIANCE
RESETLOGS
オプションを使用してメタデータ・データベースを再起動した場合で、これにはstartup_recovery_appliance
プロシージャを実行して破損したメタデータを修復する必要があります。
構文
PROCEDURE startup_recovery_appliance;
UPDATE_DB
このプロシージャは、指定の保護されたデータベースに割り当てられている属性を変更します。
構文
PROCEDURE update_db ( db_unique_name IN VARCHAR2, protection_policy_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, reserved_space IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, db_timezone IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, incarnations IN VARCHAR2 DEFAULT 'CURRENT');
パラメータ
表13-41 UPDATE_DBのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
データベースの |
|
データベースに割り当てる保護ポリシーの名前。保護ポリシーは存在する必要があります。 新しい保護ポリシーによって新しいストレージ操作が制御されます。新旧の保護ポリシーで異なる記憶域の場所を指定している場合、リカバリ・アプライアンスでは、バックグラウンド・タスクを起動して古い記憶域の場所から新しい場所にデータが移動されます。リカバリ・アプライアンスは、不要になっていないバックアップのみを移動します。 記憶域の場所の間を移動する必要がある場合、移動が開始されるまで、 リカバリ・アプライアンスでは、より高い優先度の作業を実行する必要がある場合、移動の開始までに数時間かかることもあります。 |
|
|
|
このデータベースが位置するタイムゾーン。デフォルトでは、保護されたデータベースはリカバリ・アプライアンスと同じタイムゾーンに割り当てられます。保護されたデータベースが異なるタイムゾーンにある場合、このプロシージャを使用してデータベースを正しいタイムゾーンに割り当てます。 |
|
更新対象となるすべての前のデータベース・インカネーションに対するキーのカンマ区切りのリスト。デフォルトでは、このプロシージャは、現在のインカネーションを更新します。このリストに現在のインカネーション・キーが含まれている場合、保護されたデータベースの管理者がパラメータ・ファイルでタイムゾーンを指定していなければ、このプロシージャは |
UPDATE_POLLING_POLICY
このプロシージャは、既存のバックアップのポーリング・ポリシーのパラメータを変更します。
NULLのパラメータでは、既存の値が維持されます。
構文
PROCEDURE update_polling_policy ( polling_policy_name IN VARCHAR2, polling_location IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, polling_frequency IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL, delete_input IN BOOLEAN DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-42 UPDATE_POLLING_POLICYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
更新するバックアップのポーリング・ポリシーの名前。 |
|
|
|
|
|
|
UPDATE_PROTECTION_POLICY
このプロシージャは、既存の保護ポリシーのパラメータを変更します。
パラメータがNULLの場合、次に記載されている場合を除き、値は変更されないままです。
構文
PROCEDURE update_protection_policy ( protection_policy_name IN VARCHAR2, description IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, storage_location_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, polling_policy_name IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p1'), recovery_window_goal IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT NULL, max_retention_window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.intervalnull('p3'), recovery_window_sbt IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.intervalnull('p2'), unprotected_window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.intervalnull('p4'), guaranteed_copy IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, allow_backup_deletion IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, store_and_forward IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, log_compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-43 UPDATE_PROTECTION_POLICYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
更新する保護ポリシーの名前。 |
|
|
|
この保護ポリシーの記憶域の場所を変更した場合、リカバリ・アプライアンスでは、バックグラウンド・ジョブを起動して古い記憶域の場所から新しい記憶域の場所にデータが移動されます。 |
|
このパラメータを指定しない場合、ポリシーでは既存の値が維持されます。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
|
|
|
このパラメータを指定しない場合、古い値が維持されます。指定した場合(NULLと指定した場合も含む)、新しい値が設定されます。 |
|
このパラメータを指定しない場合、ポリシーでは既存の値が維持されます。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
|
このパラメータを指定しない場合、ポリシーでは既存の値が維持されます。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
UPDATE_REPLICATION_SERVER
このプロシージャは、レプリケーション・サーバー構成の設定を変更します。
レプリケーション・サーバーのパラメータの変更に関して、次の制約に注意してください。
構成では、元の
コールのCREATE_REPLICATION_SERVER
sbt_parms
文字列が維持されません。max_streams
以外のパラメータを変更する場合、この値を渡す必要があります。
max_streams
以外の設定を変更するには、
をコールして、レプリケーションを一時停止する必要があります。
PAUSE_REPLICATION_SERVER
次のパラメータの説明に記載されている場合を除き、値がnullのsbt_parms
以外のパラメータは変更されないままです。
構文
PROCEDURE update_replication_server ( replication_server_name IN VARCHAR2, sbt_so_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, sbt_parms IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, max_streams IN NUMBER DEFAULT dbms_ra_misc.number2null('p4'), catalog_user_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, wallet_alias IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, wallet_path IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p1'), proxy_url IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p2'), proxy_port IN NUMBER DEFAULT dbms_ra_misc.number2null('p3'), http_timeout IN NUMBER DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-44 UPDATE_REPLICATION_SERVERのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
更新するレプリケーション・サーバー構成の名前。この値は、格納する前に大文字に変換されます。 |
|
|
|
|
|
このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
|
|
|
|
|
このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。パスは |
|
このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
|
このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
|
|
UPDATE_SBT_ATTRIBUTE_SET
このプロシージャは、指定されたSBT属性セットのパラメータを更新します。
パラメータがnullの場合、次のパラメータの説明に記載されている場合を除き、値は変更されないままです。
構文
PROCEDURE update_sbt_attribute_set( attribute_set_name IN VARCHAR2, streams IN NUMBER DEFAULT dbms_ra_misc.number2null('p1'), poolid IN NUMBER DEFAULT NULL, parms IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p2'), send IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p3'));
パラメータ
表13-45 UPDATE_SBT_ATTRIBUTE_SETのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
更新するSBT属性セットの名前。 |
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このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
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このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
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このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
UPDATE_SBT_JOB_TEMPLATE
このプロシージャは、指定されたSBTジョブのパラメータを更新します。
パラメータがnullの場合、次のパラメータの説明に記載されている場合を除き、値は変更されないままです。
構文
PROCEDURE update_sbt_job_template ( template_name IN VARCHAR2, attribute_set_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, backup_type IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, from_tag IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p1'), priority IN NUMBER DEFAULT NULL, copies IN NUMBER DEFAULT NULL, window IN DSINTERVAL_UNCONSTRAINED DEFAULT dbms_ra_misc.intervalnull('p2'), compression_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, encryption_algorithm IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-46 UPDATE_SBT_JOB_TEMPLATEのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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更新するSBTジョブ・テンプレートの名前。 |
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このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
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このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
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値を指定した場合は、新しい設定になります。 このテンプレートから圧縮アルゴリズムを削除するには、 このパラメータを指定しない場合、または |
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UPDATE_SBT_LIBRARY
このプロシージャは、指定されたSBTライブラリのパラメータを変更します。
パラメータがnullの場合、parms
およびsend
の説明での記載を除き、値は変更されないままです。
構文
PROCEDURE update_sbt_library ( lib_name IN VARCHAR2, drives IN NUMBER DEFAULT NULL, restore_drives IN NUMBER DEFAULT NULL, parms IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p1'), send IN VARCHAR2 DEFAULT dbms_ra_misc.varchar2null('p2'));
パラメータ
表13-47 UPDATE_SBT_LIBRARYのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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パラメータを変更するSBTライブラリの名前。 |
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このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
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このパラメータを指定しない場合、リカバリ・アプライアンスは既存の値を維持します。値(nullを含む)を指定すると、リカバリ・アプライアンスは新しい値を設定します。 |
UPDATE_STORAGE_LOCATION
このプロシージャは、指定された記憶域の場所に追加領域を割り当てます。記憶域の場所で使用される領域の容量を減らすことはできません。
構文
PROCEDURE update_storage_location ( storage_location_name IN VARCHAR2, storage_location_dests IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
パラメータ
表13-48 UPDATE_STORAGE_LOCATIONのパラメータ
パラメータ | 説明 |
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更新する記憶域の場所の名前。 |
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このパラメータは、 このプロシージャは、 この記憶域の場所に追加する新しいディスク・グループの割当て単位サイズは、この記憶域の場所にすでに割り当てられているディスク・グループと同じである必要があります。 この記憶域の場所にすでに追加されている既存のディスク・グループはすべて、このプロシージャの実行中に明示的に指定していない場合でも、この場所に割り当てられたままです。 このプロシージャは、記憶域の宛先に対する変更の処理に加えて、記憶域の場所が以前に作成または更新されたときに明示的なサイズなしに指定されたディスク・グループを再調査します。再調査されたディスク・グループのいずれかで追加の空き領域が使用できる場合、リカバリ・アプライアンスは、この領域を記憶域の場所に割り当てます。 |