アド・ホック・グリッドでの属性関連付け処理の有効化
属性の関連付け処理を使用すると、属性に関連付けられた交差のEssbaseセルに、#Invalid/Meaninglessオプションに指定された値を表示できます。
「属性関連処理の有効化」を選択すると、コールアウトされる属性交差セルに基本ディメンションとの関連付けがありません。 場合によっては、これらのセルが異なる属性になることがあります。
デフォルトでは、「属性関連処理の有効化」オプションはクリアされています。 選択を解除すると、ベース・ディメンションに関連付けられていない属性セルのデータ値は、#Invalid/Meaninglessに指定された値を表示するかわりに、#Missing
として表示されます。
注意:
「属性関連処理の有効化」オプションを選択すると、アド・ホック問合せのパフォーマンスが低下することがあります。
たとえば、Productディメンションのすべての製品のボトルでの売上を示すアド・ホック・グリッドを作成するとします。 ColaとDiet Colaの場合、bottlesは使用できませんが、bottlesはProductディメンションの他のすべての製品で使用できます。 この場合、属性BottleとColaまたはDiet Colaは関連付けられていません。
「属性関連処理の有効化」オプションを選択すると、ColaとDiet Colaの売上のセルは、デフォルトで「図6-4」に示すように#Invalid
で表示されます。 これらのセルには独自のラベルを定義できます。
図6-4 属性関連付け処理の使用可能が選択されたアド・ホック・グリッド

「図6-5」に示すように、「属性関連処理の有効化」オプションをクリアし、同じ交差のセル(基本ディメンションと属性が関連付けられていない場合)が#Missing
として表示されます。 この場合、実際にデータが欠落している属性セルや、ベース・ディメンションと関連付けられていない属性セルが判明していないため、データが含まれません。
図6-5 属性関連付け処理の使用可能オプションがクリアされたアド・ホック・グリッド

ベース・ディメンションに関連付けられていない属性データ・セルを有効化して、#Invalid/Meaninglessに定義されたラベルを表示する手順は次のとおりです。
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Smart Viewリボンから、「オプション」を選択し、「データ・オプション」を選択します。
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「置換」セクションで、次の手順を実行します。
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「属性関連処理の有効化」を選択します。
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#Invalid/Meaninglessオプションでは、#Invalidを選択するか、ベース・ディメンションに関連付けられていない属性セルに表示するラベルを指定します。
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アド・ホック問合せを実行し、#Invalid/Meaninglessに指定した値を含むセルをメモします。これらは、ベース・ディメンションに関連付けられていない属性セルです。