4 クイック・スタート
Oracle Linux Virtualization Managerの使用を開始するために、次のサンプル・シナリオではホストの追加、記憶域の追加、ネットワークの設定、仮想マシンの作成、Managerのバックアップとリストアの手順について説明します。
始める前に
クイック・スタート・タスクを開始する前に、『Oracle Linux Virtualization Manager: アーキテクチャおよびプランニング・ガイド』に記載されている概念をよく理解し、次の前提条件が満たされていることを確認してください。
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この項の手順では、ご使用の環境にOracle Linux Virtualization Managerがインストール済で構成済であることを前提としています。 詳細は、「インストールおよび構成」を参照してください。
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Managerで実行する必要があるタスクの場合、この章の手順では、管理ポータルにログインしていることを前提としています。
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Oracle Linux Virtualization Managerは、インストール時にデフォルトのデータ・センターおよびクラスタを作成します。 このサンプル・シナリオでは、デフォルトのデータ・センターとクラスタが使用されます。 新しいデータ・センターまたは新しいクラスタを作成する手順は、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』のクラスタに関する項を参照してください。
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「マネージャへのKVMホストの追加」の場合、仮想化環境に追加できるホストにアクセスできる必要があり、適切に準備する必要があります。 「KVMホストの準備」を参照してください。
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記憶域の追加を行うために、サンプル・シナリオではiSCSI (Internet Small Computer System Interface)ストレージ・デバイスを使用します。 iSCSIデバイスにアクセスできない場合には、仮想化環境に他の記憶域タイプを追加する手順について、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』の記憶域に関する項を参照してください。
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「データ・ドメインへのイメージのアップロード」の場合、
ovirt-imageio-service
に接続するには、ブラウザでovirt-engine
証明書を有効なCAとして登録する必要があります。 -
新しい仮想マシンの作成を行うには、次の手順を実行します。
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Oracle Linux仮想マシンを作成する手順は、Oracle Linux 7ゲスト・オペレーティング・システムを使用していることを前提としています。
ノート:
サポートされているゲスト・オペレーティング・システムの詳細については、「Oracle® Linux: KVMユーザー・ガイド」を参照してください。
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Oracle LinuxおよびMicrosoft Windows仮想マシンの作成手順では、「記憶域の追加」で使用したストレージ・デバイス上のデータ・ドメインにISOイメージを追加していることを前提としています。
重要:
「Oracle Linux Virtualization Manager: リリース・ノート」の「既知の問題」セクションの「非推奨のゲスト・エージェントによるWindows仮想マシンの機能低下」を参照してください。 -
コンソールを使用して仮想マシンにアクセスするには、アクセス元のクライアントにリモート・ビューア・アプリケーションをインストールする必要があります。 このアプリケーションは、ユーザーが仮想マシンに接続するためのグラフィカル・コンソールを提供します。
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virt-viewer
パッケージをインストールします。# dnf install virt-viewer
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ブラウザを再起動して、Oracle Linux Virtualization Managerの変更を有効にします。
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記憶域の追加
このサンプル・シナリオでは、iSCSIストレージを仮想化環境にアタッチしてから、ISOイメージをデータ・ドメインにアップロードします。 iSCSIデバイスにアクセスできない場合には、仮想化環境に他の記憶域タイプを追加する手順について、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』の記憶域に関する項を参照してください。
iSCSIデータ・ドメインのアタッチ
iSCSIストレージの場合、記憶域ドメインは既存のLUNで構成されるボリューム・グループから作成されます。
iSCSIデータ・ドメインを仮想化環境にアタッチするには:
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「記憶域」に移動して、「ドメイン」をクリックします。
記憶域ドメインペインが開きます。
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「新規ドメイン」をクリックします。
「新規ドメイン」ダイアログ・ボックスが開きます。
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「データ・センター」ドロップダウン・リストから、データ・ドメインをアタッチするデータ・センターを選択します。
「デフォルト」データ・センターは、ドロップダウン・リストで事前に選択されています。 デフォルトのデータ・センターおよびクラスタがシナリオ例に使用されるため、ドロップダウン・リストから「デフォルト」を選択したままにします。
新しいデータ・センターまたは新しいクラスタを作成する手順は、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』のデータ・センターまたはクラスタのタスクに関する項を参照してください。
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「名前」フィールドに、新しいデータ・ドメインの名前を入力します。
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ドメイン機能ドロップダウン・リストから、ドメイン機能を選択します。 デフォルトでは、ドロップダウン・リストの「データ」オプションが選択されています。
この例ではデータ・ドメインを作成するため、このステップではドメイン機能として「データ」を選択したままにします。
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記憶域タイプドロップダウン・リストから、「iSCSI」を選択します。
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「ホスト」ドロップダウン・リストから、データ・ドメインをアタッチするホストを選択します。
このサンプル・シナリオでは、「ManagerへのKVMホストの追加」で追加されるホストを選択します。
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記憶域タイプに「iSCSI」を選択すると、「ターゲットの検出」ダイアログ・ボックスが開き、「新規ドメイン」ダイアログ・ボックスでは、「ターゲット名」列の下に未使用のLUNを含む既知のターゲットが自動的に表示されます。
記憶域の追加元のターゲットがリストされていない場合、「ターゲットの検出」ダイアログ・ボックスの次のフィールドに入力します。
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「アドレス」フィールドに、ストレージ・アレイのiSCSIホストの完全修飾ドメイン名またはIPアドレスを入力します。
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「ポート」フィールドに、ターゲットの参照時にホストに接続するポートを入力します。 デフォルトでは、このフィールドにはデフォルトのiSCSIポート3260が自動的に入力されています。
これらのフィールドに入力した後、「検出」をクリックします。
「ターゲット名」列が更新され、ストレージ・アレイで検出された使用可能なすべてのターゲットがリストされます。
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-
「ターゲット名」列で、目的のターゲットを選択し、黒い右矢印を選択してターゲットにログインします。
記憶域ドメインペインがリフレッシュされて、ログインしたターゲットのみがリスト表示されます。
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「+」をクリックして目的のターゲットを展開します。
ターゲットが展開され、未使用のLUNがすべて表示されます。
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ターゲットに接続する各LUN IDに対して「追加」をクリックします。
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(オプション)詳細パラメータを構成します。
ZFSストレージを使用している場合、削除後に破棄オプションの選択を解除する必要があります。
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「OK」をクリックします。
「タスク」をクリックして、iSCSIデータ・ドメインをデータ・センターにアタッチするために実行される様々な処理ステップを監視できます。
iSCSIデータ・ドメインを仮想化環境に追加したら、「新しい仮想マシンの作成」で仮想マシンの作成に使用するISOイメージをアップロードできます。
データ・ドメインへのイメージのアップロード
Managerを使用してイメージをデータ・ドメインにアップロードする前に、ManagerおよびKVMホストでイメージをアップロードするための前提条件を満たしていることを確認するために、次のステップを実行する必要があります。
始める前に
データ・ドメインへのイメージのアップロードの前提条件を満たしていることを確認するには:
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エンジン・ホストで、
ovirt-imageio
サービスが構成され、実行中であることを確認します。# systemctl status ovirt-imageio.service
サービスが実行中の場合、出力は次のように表示されます。
# systemctl status ovirt-imageio.service ovirt-imageio.service - oVirt ImageIO Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ovirt-imageio.service; enabled; vendor preset: disabled) Active: active (running) since Mon 2019-03-25 13:12:29 PDT; 2 weeks 0 days ago Main PID: 28708 (ovirt-imageio-p) CGroup: /system.slice/ovirt-imageio.service └─28708 /usr/bin/python2 /usr/bin/ovirt-imageio ...
このサービスは自動的に構成され、Managerのインストール時にengine-setupコマンドを実行すると起動されます。
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KVMホストで、
ovirt-imageio
サービスが構成され、実行されていることを確認します。 たとえば:# systemctl status ovirt-imageio-daemon ovirt-imageio-daemon.service - oVirt ImageIO Daemon Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ovirt-imageio-daemon.service; disabled; vendor preset: disabled) Active: active (running) since Wed 2019-03-27 18:38:36 EDT; 3 weeks 4 days ago Main PID: 366 (ovirt-imageio-d) Tasks: 4 CGroup: /system.slice/ovirt-imageio-daemon.service └─366 /usr/bin/python /usr/bin/ovirt-imageio-daemon Mar 27 18:38:36 myserver systemd[1]: Starting oVirt ImageIO Daemon... Mar 27 18:38:36 myserver systemd[1]: Started oVirt ImageIO Daemon.
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次のURLを参照し、信頼設定を有効にして、マネージャへのアクセスに使用するwebブラウザに認証局がインポートされていることを確認 :
https://engine_address/ovirt-engine/services/pki-resource?resource=ca-certificate&format=X509-PEM-CA
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管理ポータルにアクセスするためのブラウザ要件を満たすブラウザを使用していることを確認します。
詳細は、「管理ポータルへのログイン」を参照してください。
データ・ドメインへのISOイメージのアップロード
Managerを使用してデータ・ドメインにISOイメージをアップロードするには:
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環境にアップロードするISOイメージ・ファイルを、デスクトップ、ラップトップ、またはManagerがWebブラウザからアクセスできるシステム上の場所にダウンロードまたはコピーします。
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「記憶域」に移動して、「ディスク」をクリックします。
「ディスク」ペインが開きます。
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「アップロード」をクリックし、ドロップダウン・リストから「開始」を選択します。
「イメージのアップロード」ダイアログ・ボックスが開きます。
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「ファイルの選択」をクリックし、ISOイメージを保存した場所に移動します。
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ダイアログ・ボックスの「ディスク・オプション」セクションに入力します。
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「接続のテスト」をクリックして、前提条件が満たされていることを確認します。
テストから警告またはエラー・メッセージが返された場合は、「始める前に」を参照して前提条件を確認してください。
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「OK」をクリックして、ISOイメージのアップロードを開始します。
「ディスク」ペインのステータス・フィールドでは、アップロードの進行状況が追跡されます。
ISOイメージのアップロードが正常に完了した後は、イメージをCD-ROMとして仮想マシンにアタッチしたり、イメージを使用して仮想マシンを起動したりできます。
論理ネットワークの作成
このサンプル・シナリオでは、「ManagerへのKVMホストの追加」で追加するKVMホストに後で割り当てる仮想マシン・ネットワークを作成します。 このネットワークは、「新しい仮想マシンの作成」で作成された仮想マシンの仮想マシン・ネットワークとして使用されます。
ノート:
ボンディングされたインタフェース上でVLANを使用する予定の場合は、手順についてMy Oracle Support (MOS)の記事「NICで802.1 q VLANを構成する方法(ドキュメントID 1642456.1)」を参照してください。仮想マシン・ネットワークの作成
仮想マシン・ネットワークを作成するには:
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「ネットワーク」に移動して、「ネットワーク」をクリックします。
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「ネットワーク」ペインで、「新規」をクリックします。
新規論理ネットワークダイアログ・ボックスが開き、サイドバーで「一般」タブが選択されます。
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「データ・センター」ドロップダウン・リストから、ネットワークのデータ・センターを選択します。
デフォルトでは、ドロップダウン・リストの「デフォルト」オプションが選択されています。
このサンプル・シナリオではデフォルトのデータ・センターとクラスタが使用されるため、このステップではドロップダウン・リストの「デフォルト」を選択したままにします。
新しいデータ・センターまたは新しいクラスタを作成する手順は、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』のデータ・センターまたはクラスタのタスクに関する項を参照してください。
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「名前」フィールドに、新しいネットワークの名前を入力します。
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VMネットワークのチェック・ボックスは選択したままにします。
「ネットワーク・パラメータ」セクションでは、VMネットワークチェック・ボックスがデフォルトで選択されています。この例では仮想マシン・ネットワークが作成されるため、選択したままにします。
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(オプション)新規論理ネットワークサイドバーの他のタブから新しい論理ネットワークのその他の設定を構成します。
このサンプル・シナリオでは、デフォルト設定を使用しています。
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「OK」をクリックしてネットワークを作成します。
次のスクリーンショットは、この例で作成している新しい論理ネットワークについて入力される新規論理ネットワークダイアログ・ボックスの「一般」タブを示しています。
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「データ・センター」ドロップダウン・リストで、「デフォルト」オプションが選択されています。
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「名前」フィールドには、
vm_pub
が入力されています。 -
「ネットワーク・パラメータ」セクションで、VMネットワークチェック・ボックスが選択されています。
図4-1 「新規論理ネットワーク」ダイアログ・ボックス: 一般タブ
-
KVMホストへの仮想マシン・ネットワークの割当て
仮想マシン・ネットワークをKVMホストに割り当てるには:
-
「計算」に移動して、「ホスト」をクリックします。
「ホスト」ペインが開きます。
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「名前」列の下で、ネットワークを追加するホストの名前をクリックします。
次のスクリーンショットは、ホスト・ペインを示し、ホスト上のネットワークを設定する際にクリックする必要がある場所を強調するために、ホストの名前を赤い長方形のボックスで強調表示しています。
図4-2 ホスト・ペイン
ホスト名をクリックすると、ホストの詳細を示す「一般」タブが開きます。
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横のメニューで「ネットワーク・インタフェース」タブをクリックします。
「ネットワーク・インタフェース」タブが開き、使用可能なホスト上のネットワーク・インタフェースの詳細が表示されます。
-
追加するネットワークに使用するネットワーク・インタフェースを、対応するインタフェースの行をクリックして強調表示します。
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ホスト・ネットワークの設定をクリックします。
ホスト・ネットワークの設定ダイアログ・ボックスが開きます。 ホスト上の物理インタフェースは「インタフェース」列にリストされ、インタフェースに割り当てられているすべての論理ネットワークは割当て済論理ネットワーク列に表示されます。 未割当ての論理ネットワークは、未割当て論理ネットワーク列の下に表示されます。
次のスクリーンショットに示すように、「論理ネットワークの作成」で作成された
vm_pub
という名前の論理ネットワークは、未割当て論理ネットワーク列の下に表示されます。 次のステップで、このネットワークをeno2
というネットワーク・インタフェースに割り当てます。このネットワーク・インタフェースにはネットワークが現在割り当てられていません。図4-3 ホストの設定ダイアログ・ボックス: 未割当ての論理ネットワーク
-
追加するネットワークを未割当て論理ネットワーク列から選択します。ネットワークを左クリックし、マウスボタンを押したまま、ネットワークを追加する使用可能なネットワーク・インタフェースの右にあるボックスまでネットワークをドラッグします。
または、ネットワークを右クリックして、ドロップダウン・リストから使用可能なインタフェースを選択することもできます。
この例では、
vm_pub
という論理ネットワークは、eno2
という名前の使用可能なネットワーク・インタフェースに割り当てられます。 次のスクリーンショットに示すように、未割当て論理ネットワークからこのインタフェースにネットワークをドラッグすると、vm_pub
という名前のネットワークがeno2
という名前のネットワーク・インタフェースに割当て済として、割当て済論理ネットワーク列の下に表示されます。図4-4 ホストの設定ダイアログ・ボックス: 割り当てられた論理ネットワーク
-
ネットワーク設定を編集したら、「OK」をクリックして設定を保存します。
-
「OK」をクリックしてネットワークを追加します。
新しい仮想マシンの作成
仮想化環境で使用する新しい仮想マシンを作成する前に、このサンプル・シナリオの前提条件の詳細を示した「始める前に」を参照してください。
ノート:
仮想マシンの作成に加えて、オープン仮想アプライアンス(OVA)ファイルをデータ・センターの任意のホストから自分の環境にインポートできます。 詳細は、「oVirtドキュメント」のoVirt仮想マシン管理を参照してください。
クライアント・マシンへのリモート・ビューアのインストール
コンソールは、物理マシンに類似した仮想マシンを表示して操作できるUIです。 デフォルトのコンソールは、仮想マシンに接続するためのUIをユーザーに提供するリモート・ビューア・アプリケーションです。
LinuxまたはWindowsのインストールを開始する前に、Virtual Machine ManagerのWebサイトから適切なインストール・パッケージをダウンロードします。
ノート:
「Oracle Linux Virtualization Manager: リリース・ノート」の「既知の問題」セクションの「非推奨のゲスト・エージェントによるWindows仮想マシンの機能低下」を参照してください。詳細は、『Oracle Linux Virtualization Manager: アーキテクチャおよびプランニング・ガイド』のコンソールに関する項を参照してください。
Linuxにリモート・ビューアをインストールする手順は次のとおりです。
-
virt-viewer
インストール・パッケージがダウンロードされていることを確認します。 -
システムに応じて、次のいずれかのコマンドを使用して
virt-viewer
パッケージをインストールします。# yum install virt-viewer
# dnf install virt-viewer
-
ブラウザを再起動して、Oracle Linux Virtualization Managerの変更を有効にします。
これで、VNCプロトコルを使用して仮想マシンに接続できます。
Windowsにリモート・ビューアをインストールする手順は次のとおりです。
-
システムのアーキテクチャに応じて、32ビットまたは64ビットの
virt-viewer
インストーラがダウンロードされていることを確認します。 -
ファイルを保存したフォルダに移動し、ファイルをダブルクリックします。
-
セキュリティの警告を示すプロンプトが表示されたら、「実行」をクリックします。
-
ユーザー・アカウント制御のプロンプトが表示されたら、「はい」をクリックします。
インストールすると、「スタート」メニューから「すべてのプログラム」の「VirtViewer」フォルダにあるリモート・ビューアにアクセスできます。
新しいOracle Linux仮想マシンの作成
このサンプル・シナリオでは、新しいOracle Linux仮想マシンの作成、Oracle LinuxゲストOSのインストール、このOracle Linux仮想マシンのLinuxゲスト・エージェントのインストールなどを行います。
ノート:
サポートされているゲスト・オペレーティング・システムの詳細については、「Oracle® Linux: KVMユーザー・ガイド」を参照してください。
新しいOracle Linux仮想マシンを作成するには:
-
「計算」に移動して「仮想マシン」をクリックします。
「仮想マシン」ペインが開き、作成された仮想マシンのリストが表示されます。
-
「新規」をクリックします。
「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックスが開き、サイドバーの「一般」タブが選択されます。
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「クラスタ」ドロップダウン・リストから、新しいホストのデータ・センターおよびホスト・クラスタを選択します。
デフォルトでは、ドロップダウン・リストの「デフォルト」オプションが選択されています。
このサンプル・シナリオではデフォルトのデータ・センターとクラスタが使用されるため、このステップではドロップダウン・リストの「デフォルト」を選択したままにします。 新しいデータ・センターまたは新しいクラスタを作成する手順は、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』のデータ・センターまたはクラスタのタスクに関する項を参照してください。
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「オペレーティング・システム」ドロップダウン・リストから、仮想マシンのオペレーティング・システムを選択します。
-
「名前」フィールドに、新しい仮想マシンの名前を入力します。
-
インスタンスのイメージで、既存の仮想ディスクを使用するか新規仮想デスクを作成して、仮想マシンに記憶域を追加します。
-
既存の仮想ディスクを使用するには、アタッチをクリックして、仮想マシン記憶域に使用する仮想ディスクを選択します。 次に、「OK」をクリックします。
-
新しい仮想ディスクを作成するには、「作成」をクリックして仮想マシン記憶域のフィールドを更新するか、デフォルト設定を受け入れます。 次に、「OK」をクリックします。
このサンプル・シナリオでは、「サイズ(GiB)」フィールドが
4
に設定されることを除けば、作成される新規仮想ディスクのすべてのデフォルト設定が受け入れられます。 次のスクリーンショットは、このサンプル・シナリオで作成されたOracle Linux仮想マシンの「新規仮想ディスク」ダイアログ・ボックスを示しています。図4-5 「新規仮想ディスク」ダイアログ・ボックス
-
-
ネットワーク・インタフェースを追加して、仮想マシンをネットワークに接続します。 これを行うには、「論理ネットワークの作成」で作成されたvNICプロファイルを「nic1」ドロップダウン・リストから選択します。
vNICのカスタマイズの詳細は、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』の仮想マシンのvNICプロファイルのカスタマイズに関する項を参照してください。
次のスクリーンショットは、このサンプル・シナリオで作成された新しいOracle Linux仮想マシンの「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックスで開く「一般」タブを示しています。 ダイアログ・ボックスでは、次の重要なフィールドが入力されています。
-
「クラスタ」ドロップダウン・リストで、「デフォルト」オプションが選択されています。
-
「オペレーティング・システム」ドロップダウン・リストでは、Oracle Linux 7.x x64が選択されています。
-
「名前」フィールドには、
ol7-vm1
が入力されています。 -
インスタンスのイメージで、
ol7-vm1_Disk1
という名前の仮想ディスクが作成されます。これは4GB
のサイズに設定されています。 -
「nic1」ドロップダウン・リストでは、
vm_pub
という論理ネットワークが選択されています。
図4-6 「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックス
-
-
詳細オプションの表示をクリックして、新しい仮想マシンで使用できる追加の構成オプションを表示します。
-
(オプション)サイドバーの「システム」タブをクリックして、仮想マシンのCPUとメモリー・サイズをデフォルトから調整します。
このサンプル・シナリオでは、次のデフォルト値が使用されます。
-
「メモリー・サイズ」フィールドには、デフォルト値の
1024 MB
が使用されます。 -
「最大メモリー」フィールドでは、デフォルト値の
4096 MB
が使用されます。 -
合計仮想CPUフィールドには、デフォルト値の
1
が使用されます。
-
-
「OK」をクリックして、仮想マシンを作成します。
Oracle LinuxゲストOSのインストール
このサンプル・シナリオでOracle Linux 7ゲストOSをインストールするには:
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「仮想マシン」ペインから、「新しいOracle Linux仮想マシンの作成」で作成された仮想マシンを選択します。
-
「実行」の横にある下矢印を使用して、「1回実行」を選択します。
- OracleLinux-R7-U6-Server-x86_64-dvd.isoなどのISOファイルを添付し、OKをクリックします。
-
「コンソール」をクリックして、仮想マシンのコンソールを開きます。
リモート・ビューア・アプリケーションをインストールしていない場合は、「始める前に」を参照してください。
-
Oracle LinuxゲストOSをインストールします。
Oracle Linuxのインストール方法の詳細は、「Oracle® Linux 7: インストール・ガイド」を参照してください。
- インストールが完了したら、仮想マシンを再起動します。
-
(オプション)インターネット・アクセスにプロキシ・サーバーを使用する場合は、プロキシ・サーバー設定を使用してYumを構成します。
firewalld
の構成の詳細については、「Oracle® Linux 8: ファイアウォールの構成」のパケット・フィルタリング・ファイアウォールの構成を参照してください。 -
(オプション)yumを使用してホストを更新する場合は、ホストがモジュール化yumリポジトリ構成を使用していることを確認します。 詳細は、Oracle Linux Yumサーバーのスタート・ガイドを参照してください。
Oracle Linuxゲスト・エージェントのインストール
このサンプル・シナリオのOracle Linuxゲスト・エージェントをインストールするには、次のステップのOracle Linux 7部分に従います。
-
Oracle Linuxゲストのコンソール・セッションを開き、端末にログインします。
-
最新のゲスト・エージェント・パッケージをインストールします。
(サンプル・シナリオ) Oracle Linux 8ゲストの場合:
# dnf config-manager --enable ol8_appstream # dnf install qemu-guest-agent
Oracle Linux 7ゲストの場合:
# yum install yum-utils -y # yum-config-manager --enable ol7_latest # yum install qemu-guest-agent
Oracle Linux 6ゲストの場合:# yum install yum-utils -y # yum-config-manager --enable ol6_latest # yum install qemu-guest-agent
Oracle Linux 5ゲストの場合:# yum install yum-utils -y # yum install http://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL7/ovirt42/x86_64/getPackage/ \ ovirt-guest-agent-1.0.13-2.el5.noarch.rpm
-
Oracle Linuxゲストのゲスト・エージェント・サービスを起動します。
(サンプル・シナリオ) Oracle Linux 8およびOracle Linux 7ゲストの場合:
# systemctl start qemu-guest-agent.service
Oracle Linux 6ゲストの場合:# service qemu-ga enable # service qemu-ga start
Oracle Linux 5ゲストの場合:# service ovirt-guest-agent enable # service ovirt-guest-agent start
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(オプション)仮想マシンの再起動時のゲスト・エージェント・サービスの自動再起動を有効にします。
(サンプル・シナリオ) Oracle Linux 8およびOracle Linux 7ゲストの場合:
# systemctl enable qemu-guest-agent.service
Oracle Linux 6ゲストの場合:# chkconfig qemu-ga on
Oracle Linux 5ゲストの場合:# chkconfig ovirt-guest-agent on
新しいMicrosoft Windows仮想マシンの作成
この例では、新しいMicrosoft Windows仮想マシンを作成し、Microsoft WindowsゲストOSをインストールし、VirtIOドライバをインストールして、QEMUゲスト・エージェントをインストールします。
始める前に
Microsoft Windows仮想マシンを作成する前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。
Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsを取得します。
- Oracle Software Delivery CloudまたはMy Oracle Support (MOS)からManagerホストにOracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsをダウンロードします。 詳細は、「KVMで使用するためのOracle VirtIO Drivers for Microsoft Windows」を参照してください。
- Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windows ISOイメージをOracle Linux Virtualization Managerストレージ・ドメインにアップロードします。 詳細は、「データ・ドメインへのISOイメージのアップロード」を参照してください。
QEMUゲスト・エージェントをManagerホストにダウンロードします。
- 「ULN登録ホストの場合またはOracle Linux Managerを使用する場合」、「Oracle Linux 8 (x86_64)のoVirtリリース4.4 - 追加」チャネルから
qemu-ga-win
をダウンロードします。 - 「Oracle Linux yumサーバー構成済KVMホストの場合」、「Oracle Linux 8 (x86_64) oVirt 4.4追加」リポジトリから
qemu-ga-win
をダウンロードします。
新しいMicrosoft Windows仮想マシンの作成
新しいMicrosoft Windows仮想マシンを作成するには:
-
「計算」に移動して「仮想マシン」をクリックします。
「仮想マシン」ペインが開き、作成された仮想マシンのリストが表示されます。
-
「新規」をクリックします。
「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックスが開き、サイドバーの「一般」タブが選択されます。
-
「クラスタ」ドロップダウン・リストから、新しいホストのデータ・センターおよびホスト・クラスタを選択します。
デフォルトでは、ドロップダウン・リストの「デフォルト」オプションが選択されています。
このサンプル・シナリオではデフォルトのデータ・センターとクラスタが使用されるため、このステップではドロップダウン・リストの「デフォルト」を選択したままにします。 新しいデータ・センターまたは新しいクラスタを作成する手順は、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』のデータ・センターまたはクラスタのタスクに関する項を参照してください。
-
「オペレーティング・システム」ドロップダウン・リストから、仮想マシン用の適切なMicrosoft Windowsオペレーティング・システムを選択します。
-
「名前」フィールドに、新しい仮想マシンの名前を入力します。
-
インスタンスのイメージで、既存の仮想ディスクを使用するか新規仮想デスクを作成して、仮想マシンに記憶域を追加します。
-
既存の仮想ディスクを使用するには、アタッチをクリックして、仮想マシン記憶域に使用する仮想ディスクを選択します。 次に、「OK」をクリックします。
-
新しい仮想ディスクを作成するには、「作成」をクリックして仮想マシン記憶域のフィールドを更新するか、デフォルト設定を受け入れます。 次に、「OK」をクリックします。
次のスクリーンショットは、このサンプル・シナリオで作成されたOracle Linux仮想マシンの「新規仮想ディスク」ダイアログ・ボックスを示しています。 ダイアログ・ボックスでは、次の重要なフィールドが入力されています。
-
「サイズ(GiB)」フィールドでは、
12
の値が入力されます。 -
「インタフェース」ドロップダウン・リストから、SATAが選択されています。
-
「割当てポリシー」ドロップダウン・リストから「シン・プロビジョニング」が選択されています。
図4-7 「新規仮想ディスク」ダイアログ・ボックス
-
-
「論理ネットワークの作成」で作成されたvNICプロファイルを「nic1」ドロップダウン・リストから選択することによって、仮想マシンをネットワークに接続します。
vNICのカスタマイズの詳細は、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』の仮想マシンのvNICプロファイルのカスタマイズに関する項を参照してください。
次のスクリーンショットは、このサンプル・シナリオで作成される新しいMicrosoft Windows仮想マシンの「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックスで開く「一般」タブを示しています。 ダイアログ・ボックスでは、次の重要なフィールドが入力されています。
-
「クラスタ」ドロップダウン・リストで、「デフォルト」オプションが選択されています。
-
「オペレーティング・システム」ドロップダウン・リストでは、
Windows 10 x64
が選択されています。 -
「名前」フィールドには、
windows-10-vm
が入力されています。 -
インスタンスのイメージで、
windows-10-vm_Disk1
という名前の仮想ディスクが作成されます。これは12GB
のサイズに設定されています。 -
「nic1」ドロップダウン・リストでは、
vm_pub
という論理ネットワークが選択されています。
図4-8 「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックス - 一般タブ
-
-
サイドバーの「システム」タブをクリックして、仮想マシンのメモリー・サイズをデフォルトから調整します。
この例では、「メモリー・サイズ」フィールドを
4096 MB
に、合計仮想CPUフィールドを4
に変更します。次のスクリーンショットは、このサンプル・シナリオで作成される新しいMicrosoft Windows仮想マシンの「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックスで開く「システム」タブを示しています。 ダイアログ・ボックスでは、次の重要なフィールドが入力されています。
図4-9 「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックス - システム・タブ
-
「メモリー・サイズ」フィールドが
4096 MB
に変更されます。 -
「メモリー・サイズ」フィールドが
4096 MB
に変更されると、「最大メモリー」フィールドは自動的に16384 MB
に更新されます。 -
合計仮想CPUフィールドが
4
に変更されます。
-
-
「OK」をクリックして、仮想マシンを作成します。
Microsoft WindowsゲストOSのインストール
Microsoft WindowsゲストOSをインストールするには:
-
「仮想マシン」ペインから、「新しいMicrosoft Windows仮想マシンの作成」で作成された仮想マシンを選択します。
-
「実行」の横にある下矢印を使用して、「1回実行」を選択します。
- ISOファイルを添付し、OKをクリックします。
-
「コンソール」をクリックして、仮想マシンのコンソールを開きます。
リモート・ビューア・アプリケーションをインストールしていない場合は、「始める前に」を参照してください。
-
Microsoft WindowsゲストOSをインストールします。
オペレーティング・システムのインストール方法については、該当するMicrosoft Windowsのドキュメントを参照してください。
- インストールが完了したら、仮想マシンを再起動します。
-
「VirtIOドライバ」および「QEMUゲスト・エージェント」のインストールに進みます。
VirtIOドライバのインストール
新しいMicrosoft Windows仮想マシンにOracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsをインストールする前に、ドライバをManagerホストにダウンロードし、ISOイメージをOracle Linux Virtualization Manager記憶域ドメインにアップロードしていることを確認してください。 詳細については、「前提条件」を参照してください。
Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsをインストールするには:
-
Microsoft WindowsゲストOSのインストールが終了したら、「仮想マシン」ペインに戻り、この仮想マシンの行を強調表示して、「編集」をクリックします。
「仮想マシンの編集」ダイアログ・ボックスが開きます。
-
ダイアログ・ボックスのサイドバーでブート・オプションタブをクリックして仮想デバイスのブート順序を指定します。
-
最初のデバイスドロップダウン・リストで「CD-ROM」から「ハードディスク」に変更します。
-
2番目のデバイスドロップダウン・リストから「CD-ROM」を選択します。
-
「CDを添付」チェック・ボックスを選択し、ドロップダウン・リストからvirtioを選択します。
-
-
「OK」をクリックして、仮想マシン構成への変更を保存します。
-
仮想マシンの変更の保留ダイアログ・ボックスが表示されたら、「OK」をクリックします。
-
「仮想マシン」ペインから、仮想マシンを再起動します。
-
「コンソール」をクリックして、仮想マシンのコンソールを開き、CDROMにナビゲートします。
-
virtioフォルダをダブルクリックしてから「設定」をクリックし、Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsインストーラを起動します。
インストーラ・ウィンドウが表示されます。
-
「インストール」をクリックして、Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsインストーラを起動します。
インストーラは、Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsインストーラ・ファイルをコピーし、Microsoft Microsoft Windowsゲスト・オペレーティング・システムにドライバをインストールします。
-
「はい、今すぐコンピュータを再起動します」をクリックし、「終了」をクリックします。
仮想マシンが再起動されます。
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仮想マシンを停止します。
-
「計算」に移動して「仮想マシン」をクリックします。
「仮想マシン」ペインが開き、作成された仮想マシンのリストが表示されます。
-
「新しいMicrosoft Windows仮想マシンの作成」で作成したMicrosoft Windows仮想マシンを選択し、「編集」をクリックします。
-
仮想ディスクを編集します。 「インタフェース」ドロップダウン・リストから、SATAをVirtIO-SCSIに変更します。
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サイドバーのブート・オプションタブをクリックします。
-
最初のデバイスドロップダウン・リストを変更しないでください。 前のステップで「ハード・ディスク」オプションが選択されています。
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2番目のデバイスドロップダウン・リストから「なし」を選択します。
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「CDのアタッチ」チェック・ボックスの選択を解除します。
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「OK」をクリックして、仮想マシン構成への変更を保存します。
- 仮想マシンを再起動します。
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「QEMUゲスト・エージェントのインストール」に進みます。
QEMUゲスト・エージェントのインストール
QEMUゲスト・エージェントを新しいMicrosoft Windows仮想マシンにインストールする前に、ドライバをManagerホストにダウンロードしたことを確認してください。 詳細については、「前提条件」を参照してください。
- ManagerホストにQEMUゲスト・エージェントをインストールします。
# dnf install qemu-ga-win
- インストールを検証します。
# ls -alt /usr/i686-w64-dir/sys-root/username/bin total 9280 drwxr-xr-x. 2 root root 30 Nov 3 13:56 . -rw-r--r--. 1 root root 9499648 Nov 2 09:45 qemu-ga-i386.msi drwxr-xr-x. 3 root root 17 Sep 23 19:02 .. # ls -alt /usr/x86_64-w64-dir/sys-root/username/bin/ total 9472 drwxr-xr-x. 2 root root 32 Nov 3 13:56 . -rw-r--r--. 1 root root 9697280 Nov 2 09:45 qemu-ga-x86_64.msi
重要:
- 「仮想マシンにアクセスできる場合」では、適切なMSI (32ビットまたは64ビット)を仮想マシンにコピーしてから、インストーラを実行してQEMUゲスト・エージェントをインストールできます。
- 「仮想マシンへのアクセス権がない場合」は、次のステップを使用してISOを構築およびアップロードし、QEMUゲスト・エージェントをインストールします。
ISOを構築し、QEMUゲスト・エージェントを仮想マシンにインストールします。
- QEMUゲスト・エージェントISOを構築します。
# dnf install genisoimage -y # pwd /root # mkdir build-iso # cp /usr/x86_64-w64-dir/sys-root/username/bin/qemu-ga-x86_64.msi build-iso/ # cp /usr/i686-w64-dir/sys-root/username/bin/qemu-ga-i386.msi build-iso/ # mkisofs -R -J -o qemu-ga-windows.iso build-iso/* I: -input-charset not specified, using utf-8 (detected in locale settings) Using QEMU_000.MSI;1 for /qemu-ga-x86_64.msi (qemu-ga-i386.msi) 52.36% done, estimate finish Thu Nov 3 14:20:49 2022 Total translation table size: 0 Total rockridge attributes bytes: 347 Total directory bytes: 0 Path table size(bytes): 10 Max brk space used 0 9549 extents written (18 MB) # ll qemu-ga-windows.iso -rw-r--r--. 1 root root 19556352 Nov 3 14:20 qemu-ga-windows.iso
- QEMUゲスト・エージェントISOイメージをOracle Linux Virtualization Managerストレージ・ドメインにアップロードします。 詳細は、「データ・ドメインへのISOイメージのアップロード」を参照してください。
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「仮想マシン」ペインから、「新しいMicrosoft Windows仮想マシンの作成」で作成された仮想マシンを選択します。
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この仮想マシンの行を強調表示し、「編集」をクリックします。
「仮想マシンの編集」ダイアログ・ボックスが開きます。 -
ダイアログ・ボックスのサイドバーでブート・オプションタブをクリックして仮想デバイスのブート順序を指定します。
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最初のデバイスドロップダウン・リストで「CD-ROM」から「ハードディスク」に変更します。
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2番目のデバイスドロップダウン・リストから「CD-ROM」を選択します。
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「CDを添付」チェック・ボックスを選択し、ドロップダウン・リストからqemu実行可能ファイルを選択します。
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「OK」をクリックして、仮想マシン構成への変更を保存します。
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仮想マシンの変更の保留ダイアログ・ボックスが表示されたら、「OK」をクリックします。
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「仮想マシン」ペインから、仮想マシンを再起動します。
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「コンソール」をクリックして、仮想マシンのコンソールを開き、CDROMにナビゲートします。
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qemu実行可能ファイルをダブルクリックして、インストール・プログラムを起動します。
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インストールが完了したら、「はい、今すぐコンピュータを再起動」をクリックして「終了」をクリックします。
仮想マシンが再起動されます。
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仮想マシンを停止します。
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「計算」に移動して「仮想マシン」をクリックします。
「仮想マシン」ペインが開き、作成された仮想マシンのリストが表示されます。
-
「新しいMicrosoft Windows仮想マシンの作成」で作成したMicrosoft Windows仮想マシンを選択し、「編集」をクリックします。
-
サイドバーのブート・オプションタブをクリックします。
-
最初のデバイスドロップダウン・リストを変更しないでください。 前のステップで「ハード・ディスク」オプションが選択されています。
-
2番目のデバイスドロップダウン・リストから「なし」を選択します。
-
「CDのアタッチ」チェック・ボックスの選択を解除します。
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「OK」をクリックして、仮想マシン構成への変更を保存します。
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「仮想マシン」ペインから、仮想マシンを再起動します。
-
Microsoft Windows仮想マシンを実行します。
詳細は、「Oracle® Linux: KVMユーザー・ガイド」を参照してください
テンプレートの作成
このサンプル・シナリオでは、「新規仮想マシンの作成」で作成したOracle Linux仮想マシンをシールした後、その仮想マシンに基づいてOracle Linuxテンプレートを作成します。 次にそのテンプレートを、仮想マシンの初期設定を自動化するためのCloud-Init対応テンプレートのベースとして使用します。
テンプレートは仮想マシンのコピーであり、これを使用すると、後続の類似する仮想マシンを簡単に繰り返し作成できます。" テンプレートは、ソフトウェアの構成、ハードウェアの構成、およびテンプレートの基となる仮想マシンにインストールされたソフトウェア(ソース仮想マシンと呼ばれる)を取得します。
テンプレートに基づいて作成された仮想マシンは、元の仮想マシンと同じNICタイプおよびドライバを使用しますが、個別の一意のMACアドレスが割り当てられます。
重要:
Oracleには、プレインストールされた事前構成済のテンプレートが用意されており、これを使用して完全に構成されたソフトウェア・スタックをデプロイできます。 Oracle Linuxテンプレートを使用すると、インストールと構成の負担がなくなり、進行中のメンテナンスでの負担が減ります。 詳細は、Oracle Linux Virtualization Manager管理ガイドのOracle Linuxテンプレートのインポートを参照してください。
テンプレートとして使用するためのOracle Linux仮想マシンのシール
シールとは、仮想マシンに基づいてテンプレートを作成する前に、システム固有のすべての詳細を仮想マシンから削除するプロセスです。 同じテンプレートに基づいて作成された複数の仮想マシンに同じ詳細が表示されないようにするには、シールが必要です。 また、予測可能なvNICの順序などの他の機能を確認する必要もあります。
Oracle Linux仮想マシンをテンプレートとして使用するためにシールするには:
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Oracle Linux仮想マシンに
root
ユーザーとしてログインします。 -
システムに再構成のためのフラグ付けをします。
# touch /.unconfigured
-
SSHホスト・キーを削除します。
# rm -rf /etc/ssh/ssh_host_*
-
Oracle Linux 6の場合は
/etc/sysconfig/network
ファイルで、HOSTNAME=localhost.localdomain
のホスト名値を、Oracle Linux 7の場合は/etc/hostname
ファイルに設定します。 -
/
etc/udev/rules.d/70-*
を削除します。# rm -rf /etc/udev/rules.d/70-*
-
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth*
ファイルのHWADDR
およびUUID
行を削除します。 -
(オプション)
/var/log
からすべてのログを削除し、/root
からログを作成します。 -
コマンド履歴をクリーン・アップします。
# history -c
-
仮想マシンを停止します。
# poweroff
Oracle Linux仮想マシンがシールされ、テンプレートに変換できるようになります。
Oracle Linuxテンプレートの作成
仮想マシンに基づいてテンプレートを作成すると、仮想マシンのディスクの読取り専用コピーが作成されます。 この読取り専用ディスクは、新しいテンプレートのベース・ディスク・イメージとなり、テンプレートに基づいて作成される任意の仮想マシンのベース・ディスク・イメージになります。
Oracle Linuxテンプレートを作成するには:
-
「計算」に移動して「仮想マシン」をクリックします。
「仮想マシン」ペインが開き、作成された仮想マシンのリストが表示されます。
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「その他のアクション」をクリックしてドロップダウン・リストを展開し、ドロップダウン・リストからテンプレートの作成を選択します。
次のスクリーンショットは、テンプレートの作成オプションを表示するように展開された「その他のアクション」ドロップダウン・リストを示しています。 テンプレートの作成オプションが赤い四角形で強調表示されています。
図4-10 テンプレート作成オプション
-
「名前」フィールドに、新しい仮想マシン・テンプレートの名前を入力します。
-
ディスク割当て:セクションの別名列で、ディスク別名を「名前」フィールドに入力したテンプレート名と同じ名前に変更します。
-
シール・テンプレート(Linuxのみ)チェック・ボックスを選択します。
次のスクリーンショットは、このサンプル・シナリオで作成している
ol7-vm-template
という新しいテンプレート用に入力された「新規テンプレート」ダイアログ・ボックスを示しています。 ダイアログ・ボックスで、ディスク別名はol7-vm-template
に変更され、シール・テンプレート(Linuxのみ)チェック・ボックスが選択されています。図4-11 「新規テンプレート」ダイアログ・ボックス
-
「OK」ボタンをクリックして、テンプレートを作成します。
テンプレートの作成中は、仮想マシンのイメージのステータスは
Locked
と表示されます。 テンプレートの作成にかかる時間は、仮想ディスクのサイズおよびストレージ・ハードウェアの機能によって異なります。 テンプレート作成プロセスが完了すると、テンプレートは「テンプレート」ペインに表示されているテンプレートの一覧に追加されます。これで、このテンプレートに基づいた新しいOracle Linux仮想マシンを作成できるようになりました。
Cloud-Init対応テンプレートの作成
Oracle Linux 7 (およびそれ以降)の仮想マシンの場合、Cloud-Initツールを使用すると、仮想マシンの初期設定を自動化できます。 ホスト名、ネットワーク・インタフェース、認証されているキーの構成などの一般的なタスクは、このツールを使用して自動化できます。 1つのテンプレートに基づいてデプロイされている複数の仮想マシンをプロビジョニングする場合、Cloud-Initツールを使用して、ネットワーク上の競合を回避できます。
始める前に
Cloud-Init対応テンプレートを作成する前に、次の前提条件が満たされていることを確認してください。
-
Cloud-Initを使用するには、
cloud-init
パッケージを最初に仮想マシンにインストールする必要があります。 インストールされると、Cloud-Initサービスはブート・プロセス中に開始され、構成する対象についての手順を検索します。 「1回実行」ウィンドウを使用して、これらの指示を1回のみ指定します。 -
テンプレートとして使用するには、Oracle Linuxをシールしておく必要があります。 詳細は、「テンプレートとして使用するためのOracle Linux仮想マシンのシール」を参照してください。
-
テンプレートを作成する必要があります。 詳細は、「Oracle Linuxテンプレートの作成」を参照してください。
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Oracle Linux仮想マシンにログインします。
-
cloud-init
パッケージをリストします。# dnf list cloud-init
-
cloud-init
パッケージをインストールします。# dnf install cloud-init
-
次のコマンドを実行して、
cloud-init
サービスを有効にします。# systemctl enable cloud-init
-
次のコマンドを実行して、cloud-initサービスを起動します。
# systemctl start cloud-init
Cloud-Initの使用による仮想マシンの初期設定の自動化
Cloud-Initを使用して仮想マシンの初期設定を自動化するには:
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「計算」に移動して「テンプレート」をクリックします。
「テンプレート」ペインが開き、作成済のテンプレートのリストが表示されます。
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テンプレートを選択して、「編集」ボタンをクリックします。
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「拡張オプションの表示」をクリックします。
-
初期実行タブをクリックして、Cloud-Init/Sysprepを使用チェック・ボックスを選択します。
-
VMホスト名テキスト・フィールドにホスト名を入力します。
-
タイムゾーンの構成チェック・ボックスを選択し、「タイムゾーン」ドロップダウン・リストからタイムゾーンを選択します。
-
「認証」セクションを開きます。
-
すでに構成済のパスワードを使用チェック・ボックスを選択して既存の資格証明を使用するか、このチェック・ボックスをクリアして「パスワード」および「パスワードの確認」テキスト・フィールドに
root
パスワードを入力して新しいroot
パスワードを指定します。 -
仮想マシンの認可されたホスト・ファイルに追加するSSHキーをSSH認可キーテキスト領域に入力します。
-
仮想マシンのSSHキーを再生成するには、SSHキーの再生成チェック・ボックスを選択します。
-
-
「ネットワーク」セクションを開きます。
-
「DNSサーバー」テキスト・フィールドにDNSサーバーを入力します。
-
DNS検索ドメインテキスト・フィールドに、DNS検索ドメインを入力します。
-
ゲスト内ネットワーク・インタフェースチェック・ボックスを選択し、+新規追加および-選択項目の削除ボタンを使用して、仮想マシンに対するネットワーク・インタフェースの追加または削除を行います。
重要:
正しいネットワーク・インタフェース名および数値(たとえば、
eth0
、eno3
、enp0s
)を指定する必要があります。指定しない場合、仮想マシンのインタフェース接続は稼働しますが、Cloud-Initネットワーク構成は使用されません。
-
-
「カスタム・スクリプト」セクションを展開し、「カスタム・スクリプト」テキスト領域にカスタム・スクリプトを入力します。
テンプレートからの仮想マシンの作成
このサンプル・シナリオでは、「テンプレートの作成」で作成したテンプレートからOracle Linux仮想マシンを作成します。
テンプレートからのOracle Linux仮想マシンの作成
テンプレートからOracle Linux仮想マシンを作成するには:
-
「計算」に移動して「仮想マシン」をクリックします。
-
「新規VM」をクリックします。
-
「テンプレート」ドロップダウン・リストから、目的のテンプレートをドロップダウン・リストから選択します。
このサンプル・シナリオでは、「Oracle Linuxテンプレートの作成」で作成したテンプレートを選択します。
-
「クラスタ」ドロップダウン・リストで、新しいホストのデータ・センターおよびホスト・クラスタを選択します。
デフォルトでは、ドロップダウン・リストの「デフォルト」オプションが選択されています。
このサンプル・シナリオではデフォルトのデータ・センターとクラスタが使用されるため、このステップではドロップダウン・リストの「デフォルト」を選択したままにします。
新しいデータ・センターまたは新しいクラスタを作成する手順は、『Oracle Linux Virtualization Manager: 管理ガイド』のデータ・センターまたはクラスタのタスクに関する項を参照してください。
-
「名前」フィールドに、仮想マシンの名前を入力します。
次のスクリーンショットは、「Oracle Linuxテンプレートの作成」で作成したテンプレートに基づいて作成される新しいOracle Linux仮想マシンの「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックスを示しています。 ダイアログ・ボックスでは、次の重要なフィールドが入力されています。
-
「クラスタ」ドロップダウン・リストで、「デフォルト」オプションが選択されています。
-
「テンプレート」ドロップダウン・リストで、
ol7-vm-template
という名前のテンプレートが選択されています。 -
「オペレーティング・システム」ドロップダウン・リストでは、
Oracle Linux 7.x x64
が選択されています。 -
「名前」フィールドには、
ol7-vm2
が入力されています。 -
「nic1」ドロップダウン・リストでは、
vm_pub
という論理ネットワークが選択されています。
図4-12 テンプレートの「新規仮想マシン」ダイアログ・ボックス - 一般タブ
-
-
「OK」をクリックして、テンプレートから仮想マシンを作成します。
新しい仮想マシンが「仮想マシン」ペインに表示されます。
-
テンプレートから作成した仮想マシンを強調表示してから、「実行」をクリックして仮想マシンを起動します。
仮想マシンの左側にある赤い下向き矢印アイコンが緑色になり、仮想マシンがネットワーク上で稼働しているときは「ステータス」列に
UP
と表示されます。テンプレートによっては、仮想マシンを初めて実行するときにcloud-initオプションの構成が必要になる場合があります
- 「実行」の横にあるドロップダウン矢印から、「1回実行」を選択
- 「初期実行」を展開し、「Cloud-initの使用」を選択
- ホスト名は事前に入力されています。 新しいユーザーとパスワード、ネットワーク構成、タイムゾーンなどの他のオプションを入力します。
- cloud-initスクリプトを追加します。
Managerのバックアップおよびリストア
このサンプル・シナリオでは、engine-backupコマンド・ユーティリティを使用してOracle Linux Virtualization Managerをバックアップおよびリストアします。
Managerのバックアップ
Managerをバックアップするには:
-
Managerを実行しているホストにログインします。
ノート:
仮想マシン(スタンドアロン・エンジンまたは自己ホスト・エンジン)内でManagerを実行する場合は、エンジンを実行している仮想マシンにログインします。
-
Managerの完全バックアップを作成します。 バックアップを作成する前に、ovirt-engineサービスを停止する必要はありません。
# engine-backup --mode=backup --scope=all --file=path --log=path
次の例は、engine-backupコマンドを使用してManagerの完全バックアップを作成する方法を示しています。 Managerバックアップのバックアップ・ファイルおよびログ・ファイルは、指定したパスに作成されます。
# engine-backup --mode=backup --scope=all --file=backup/file/ovirt-engine-backup --log=backup/log/ovirt-engine-backup.log Backing up: Notifying engine - Files - Engine database 'engine' - DWH database 'ovirt_engine_history' Packing into file 'backup/file/ovirt-engine-backup' Notifying engine Done.
-
(オプション)定期バックアップを実行する
cron
ジョブを設定します。デフォルトでは、Managerは自動バックアップを実行しません。 Managerの定期バックアップを作成することをお薦めします。
次の例は、
crontab
形式のファイルで定義されたcron
ジョブのサンプルを示します。today=`date +'%Y%m%d-%H%M'` engine-backup --mode=backup --scope=all --file=/backup/file/ovirt-engine-backup-${today} --log=/backup/log/ovirt-engine-backup-${today}.log
Managerの完全バックアップのリストア
Managerの完全バックアップをリストアするには:
-
Managerを実行しているホストにログインします。
ノート:
仮想マシン(スタンドアロン・エンジンまたは自己ホスト・エンジン)内でManagerを実行する場合は、エンジンを実行している仮想マシンにログインします。
-
Managerに関連付けられたオブジェクトをクリーン・アップします。
# engine-cleanup
このengine-cleanupコマンドにより、構成ファイルが削除され、Managerに関連付けられているデータベースがクリーン・アップされます。
次の例は、engine-cleanupコマンドの出力を示しています。
# engine-cleanup [ INFO ] Stage: Initializing [ INFO ] Stage: Environment setup Configuration files: ... Log file: ... Version: otopi-1.7.8 (otopi-1.7.8-1.el7) [ INFO ] Stage: Environment packages setup [ INFO ] Stage: Programs detection [ INFO ] Stage: Environment customization Do you want to remove all components? (Yes, No) [Yes]: Yes The following files were changed since setup: /etc/ovirt-engine/engine.conf.d/11-setup-sso.conf Remove them anyway? (Yes, No) [Yes]: Yes --== PRODUCT OPTIONS ==-- [ INFO ] Stage: Setup validation During execution engine service will be stopped (OK, Cancel) [OK]: OK All the installed ovirt components are about to be removed ...(OK, Cancel) [Cancel]: OK [ INFO ] Stage: Transaction setup [ INFO ] Stopping engine service [ INFO ] Stopping ovirt-fence-kdump-listener service [ INFO ] Stopping dwh service [ INFO ] Stopping Image I/O Proxy service [ INFO ] Stopping vmconsole-proxy service [ INFO ] Stopping websocket-proxy service [ INFO ] Stage: Misc configuration [ INFO ] Stage: Package installation [ INFO ] Stage: Misc configuration [ INFO ] Backing up PKI configuration and keys ... [ INFO ] Clearing Engine database engine ... [ INFO ] Clearing DWH database ovirt_engine_history [ INFO ] Removing files [ INFO ] Reverting changes to files ... [ INFO ] Stage: Transaction commit [ INFO ] Stage: Closing up --== SUMMARY ==-- Engine setup successfully cleaned up A backup of PKI configuration and keys is available at ... ovirt-engine has been removed A backup of the Engine database is available at ... A backup of the DWH database is available at ... --== END OF SUMMARY ==-- [ INFO ] Stage: Clean up Log file is located at ... [ INFO ] Generating answer file ... [ INFO ] Stage: Pre-termination [ INFO ] Stage: Termination [ INFO ] Execution of cleanup completed successfully
-
Managerの完全バックアップをリストアします。
Managerの完全バックアップをリストアするには、次の形式のengine-backupコマンドが使用されます。
engine-backup --mode=restore --scope=all --file=path --log=path --restore-permissions
次の例は、engine-backupコマンドを使用してManagerの完全バックアップをリストアする方法を示しています。
# engine-backup --mode=restore --scope=all --file=backup/file/ovirt-engine-backup \ --log=backup/log/ovirt-engine-backup.log --restore-permissions Preparing to restore: - Unpacking file 'backup/file/ovirt-engine-backup' Restoring: - Files - Engine database 'engine' - Cleaning up temporary tables in engine database 'engine' - Updating DbJustRestored VdcOption in engine database - Resetting DwhCurrentlyRunning in dwh_history_timekeeping in engine database - Resetting HA VM status ------------------------------------------------------------------------------ Please note: The engine database was backed up at 2019-03-25 12:48:02.000000000 -0700 . Objects that were added, removed or changed after this date, such as virtual machines, disks, etc., are missing in the engine, and will probably require recovery or recreation. ------------------------------------------------------------------------------ - DWH database 'ovirt_engine_history' You should now run engine-setup. Done.
-
engine-setupコマンドを実行して、リストアされたManagerの設定を完了します。
# engine-setup
このコマンドによりファイアウォールが再構成され、Managerサービスが正しく構成されます。
-
Managerにログインし、バックアップに対してManagerがリストアされたことを確認します。