3 データベース移行の準備
次のトピックでは、データベースの移行の準備方法について説明します。
3.1 Zero Downtime Migrationソフトウェアの設定
要件 | 説明 | コメント |
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Zero Downtime Migrationソフトウェアの設定 |
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インストールの最後に端末に表示される次のメッセージは無視します。これらのスクリプトを実行する必要はありません。
rootユーザーとして、次のスクリプトを実行します。
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親トピック: データベース移行の準備
3.2 Zero Downtime Migrationサービス・ホストからソースおよびターゲットのデータベース・サーバーへの接続の構成
要件 | 説明 | コメント |
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Zero Downtime Migrationサービスのホストからソースおよびターゲットのデータベース・サーバーへの接続の構成 |
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注意1: ソース・データベース・サーバーへのルート・アクセス権がある場合、ソース・データベース・サーバーに対してSSH鍵を介した接続を構成する必要はありません。 注意2: SSH鍵を介した接続を構成する場合、Zero Downtime Migrationサービスのホストは、パスワードの入力を求めずに、秘密鍵ファイルを使用してソースおよびターゲットのデータベース・サーバーに接続できる必要があります。 注意3: Zero Downtime Migrationサービスのホストが、ターゲット・サーバーに接続するためにプロキシ詳細を必要とする場合は、SSH鍵とともに
次に例を示します。
注意4:
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親トピック: データベース移行の準備
3.3 ソース・データベース・サーバーとターゲット・データベース・サーバー間の接続の構成
要件 | 説明 | コメント |
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ソース・データベース・サーバーとターゲット・データベース・サーバー間の接続の構成 |
2つのオプションのいずれかを使用して、ソース・データベース・サーバーとターゲット・データベース・サーバー間の接続を構成できます。 オプション1
両側から接続できると、どちらの側からでもソース・データベースとターゲット・データベース間で同期をとることができます。ソース・データベース・サーバーのSCANがターゲット・データベース・サーバーから解決できない場合は、レスポンス・ファイルで オプション1の接続をテストするには、次のようにします。
オプション2 ソース・データベース・サーバーとターゲット・データベース・サーバー間でSCANおよびSCANポートを使用した接続ができない場合は、次の手順に従ってソース・データベース・サーバーからターゲット・データベース・サーバーへのSSHトンネルを設定します。このオプションを使用すると、ターゲット・データベースとソース・データベース間で同期をとることができません。 rootユーザーに対してソース・データベース・サーバーでSSHトンネルを設定するには、次のようにします。
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パスワードを要求せずにソース・データベース・サーバーがターゲット・データベース・サーバーに接続できることを確認します。そうでない場合、ソースからターゲット側へのData Guard同期が発生しません。 |
親トピック: データベース移行の準備
3.4 レスポンス・ファイル・テンプレートの準備
移行をオンラインで実行するかオフラインで実行するかに従って、レスポンス・ファイルのテンプレートを準備します。
3.4.1 オンライン移行のためのレスポンス・ファイルの準備
要件 | 説明 | コメント |
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オンライン移行のためのレスポンス・ファイルの準備 |
レスポンス・ファイル・テンプレートを
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たとえば、次に示すように、レスポンス・ファイルを$ZDM_HOME/rhp/zdm/template/zdm_template_ZDM12201.rsp にコピーして、ソースとターゲットに基づいて設定値を追加します。
サンプル・レスポンス・ファイルは、 |
親トピック: レスポンス・ファイル・テンプレートの準備
3.4.2 オフライン移行(バックアップおよびリカバリ)のためのレスポンス・ファイルの準備
要件 | 説明 | コメント |
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オフライン移行のためのレスポンス・ファイルの準備(バックアップとリカバリを使用) |
レスポンス・ファイル・テンプレートを
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たとえば、次に示すように、レスポンス・ファイル・テンプレートを
サンプル・レスポンス・ファイルは、 |
親トピック: レスポンス・ファイル・テンプレートの準備
3.5 自動アプリケーション・スイッチオーバーの準備
要件 | 説明 | コメント |
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自動アプリケーション・スイッチオーバーの準備 | データベース移行およびスイッチオーバーの完了後にアプリケーションでのサービスの中断を最小限に抑えたり、なくすには、ソース・データベースからターゲット・データベースに接続を自動的に切り替えるようにアプリケーションを準備します。 |
次のサンプル接続文字列では、アプリケーションはソース・データベースに接続し、使用できない場合は、接続がターゲット・データベースに切り替わります。
この例では、ソース・データベースで、
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親トピック: データベース移行の準備
3.6 移行ジョブのカスタマイズ
要件 | 説明 | コメント |
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移行ジョブのカスタマイズ |
移行ジョブに含まれる操作フェーズの一環として実行するために、アクション・スクリプトまたはアクション・プラグインをアクション前またはアクション後として登録すると、Zero Downtime Migrationワークフローをカスタマイズできます。 次の各トピックでは、移行ジョブをカスタマイズする方法について説明します。 アクション・プラグインの登録 カスタム・プラグインは、特定の操作フェーズのためのカスタマイズとしてプラグインするために、Zero Downtime Migrationサービス・ホストに登録する必要があります。 特定のプラグインを関連付ける必要がある操作フェーズを決定し、 ユーザー・アクションでエラーが発生した場合の実行時の処理は、 Zero Downtime Migrationソフトウェアのインストール済ユーザー(たとえば、
前述のコマンドでは、スクリプト アクション・テンプレートの作成 ユーザー・アクション・プラグインを登録した後、移行ジョブに関連付けることができる一連のアクション・プラグインをまとめたアクション・テンプレートを作成します。 アクション・テンプレートは、 データベースの移行に必要なすべてのユーザー・アクション・プラグインを関連付けるイメージ・タイプを作成します。作成したイメージ・タイプは、同じプラグイン・セットを必要とするすべての移行操作で再利用できます。 ここで作成するイメージ・タイプの基本タイプは、次の例に示すように たとえば、前述の例で作成したユーザー・アクション
アクション・プラグインの更新 Zero Downtime Migrationサービス・ホストに登録されたアクション・プラグインを更新できます。 次の例では、ユーザー・アクション
この変更は、すべての関連するアクション・テンプレートに伝播されるため、アクション・テンプレートを更新する必要はありません。 移行ジョブとのアクション・テンプレートの関連付け 移行ジョブを実行する際、移行ジョブの一環として実行するプラグインを指定するイメージ・タイプを指定できます。 例として、前述の例( デフォルトでは、アクション・プラグインは、クラスタのすべてのノードの指定された操作フェーズで実行されます。移行コマンド・オプション node1およびnode2で構成される2クラスタ・ノード用の一般的な
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なし |
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