217 OWA_CACHE
OWA_CACHE
パッケージは、PL/SQL Gateway
キャッシュでPL/SQL Webアプリケーションの性能を向上できるようにするためのインタフェースを提供します。
参照:
このパッケージの実装の詳細は、次のマニュアルを参照してください。
この章の内容は次のとおりです。
217.1 OWA_CACHEの定数
OWA_CACHE
は、パラメータ値の指定時に使用するいくつかの定数を定義します。
-
system_level
CONSTANT
VARCHAR(6)
:=
'SYSTEM';
-
user_level
CONSTANT
VARCHAR(4)
:=
'USER';
217.2 OWA_CACHEサブプログラムの要約
この表は、OWA_CACHEサブプログラムを示し、簡単に説明しています。
表217-1 OWA_CACHEパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
指定した特定の要求に対するキャッシュを使用禁止にします。 |
|
キャッシュされた内容に関連するタグを戻します(検証テクニック・モデルのみで使用)。 |
|
キャッシュ・レベルを戻します(検証テクニック・モデルのみで使用)。 |
|
検証モデル・キャッシュ・タイプのキャッシュ・ヘッダーを設定します。 |
|
期限切れモデル・キャッシュ・タイプのキャッシュ・ヘッダーを設定します。 |
|
変更なしキャッシュ・ヒットのヘッダーを設定します(検証テクニック・モデルのみで使用)。 |
|
Webキャッシュのサロゲート制御ヘッダーに使用するヘッダーを設定します。 |
217.2.2 GET_ETAGファンクション
キャッシュされた内容に関連するタグを戻します。検証方式でのみ使用します。
構文
OWA_CACHE.GET_ETAG RETURN VARCHAR2;
戻り値
キャッシュ・ヒットのタグ。それ以外はNULL
が戻されます。
217.2.3 GET_LEVELファンクション
キャッシュ・レベルを返します。検証方式モデルでのみ使用します。
構文
OWA_CACHE.GET_LEVEL RETURN VARCHAR2;
戻り値
キャッシュ・ヒットのキャッシュ・レベル文字列('USER
'または'SYSTEM
')。それ以外はNULL
が戻されます。
217.2.4 SET_CACHEプロシージャ
この-実行は、検証モデル・キャッシュ・タイプのキャッシュ・ヘッダーを設定します。
構文
OWA_CACHE.SET_CACHE( p_etag IN VARCHAR2, p_level IN VARCHAR2);
パラメータ
表217-2 SET_CACHEプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
指定した内容に関連する |
|
キャッシュ・レベル(' |
例外
次の場合はVALUE_ERROR
がスローされます。
-
p_etag
が55より大きい場合 -
p_level
が'USER
'または'SYSTEM
'ではない場合
217.2.5 SET_EXPIRESプロシージャ
このプロシージャは、期限切れモデル・キャッシュ・タイプのキャッシュ・ヘッダーを設定します。
構文
OWA_CACHE.SET_EXPIRES( p_expires IN NUMBER, p_level IN VARCHAR2);
パラメータ
表217-3 SET_EXPIRESプロシージャのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
指定した内容の有効期間(分)。 |
|
キャッシュ・レベル(' |
例外
次の場合はVALUE_ERROR
がスローされます。
-
p_expires
が負の値または0の場合 -
p_level
が'USER
'または'SYSTEM
'ではない場合 -
p_expires
が525600(1年)より大きい場合
217.2.6 SET_NOT_MODIFIEDプロシージャ
変更なしキャッシュ・ヒットのヘッダーを設定します。検証方式でのみ使用します。
構文
OWA_CACHE.SET_NOT_MODIFIED;
例外
etag
が渡されていない場合は、VALUE_ERROR
がスローされます。