220 OWA_IMAGE
OWA_IMAGE
パッケージは、ユーザーがイメージ上でクリックした座標にアクセスするためのインタフェースを提供します。
この章の内容は次のとおりです。
参照:
このパッケージの実装の詳細は、次のマニュアルを参照してください。
220.2 OWA_IMAGEのタイプ
このデータ・タイプ(point
)には座標のX
およびY
の値が含まれていて、イメージ・マップ上でユーザーがクリックした座標を提供します。
次のように定義されます。
TYPE POINT IS TABLE OF VARCHAR2(32767) INDEX BY BINARY_INTEGER
220.3 OWA_IMAGEの変数
このTYPE
POINT
のパッケージ変数(null_point
)は、デフォルトのポイント・パラメータとして使用されます。この変数のXおよびYフィールドはいずれもNULL
です。
220.4 OWA_IMAGEの例
この例では、OWA_IMAGE
の使用方法を示します。
CREATE OR REPLACE PROCEDURE process_image (my_img in OWA_IMAGE.POINT) AS x integer := OWA_IMAGE.GET_X(my_img); y integer := OWA_IMAGE.GET_Y(my_img); BEGIN /* process the coordinate */ END
220.5 OWA_IMAGEサブプログラムの要約
この表は、OWA_IMAGEサブプログラムを示し、簡単に説明しています。
表220-1 OWA_IMAGEパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
pointタイプのX値を取得します。 |
|
pointタイプのY値を取得します。 |
220.5.1 GET_Xファンクション
このファンクションは、ユーザーがイメージ・マップ上でクリックするポイントのX
座標を戻します。
構文
OWA_IMAGE.GET_X( p IN point) RETURN INTEGER; OWA_IMAGE.GET_X( p IN point) RETURN INTEGER PARALLEL_ENABLE DETERMINISTIC;
パラメータ
表220-2 GET_Xファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ユーザーがクリックしたポイント。 |
戻り値
整数としてのX座標。