274 WPG_DOCLOAD
WPG_DOCLOADパッケージは、ファイル、BLOBおよびBFILEをダウンロードするインタフェースを提供します。
参照:
このパッケージの実装の詳細は、次のマニュアルを参照してください。
この章の内容は次のとおりです。
274.1 WPG_DOCLOADの定数
WPG_DOCLOADは、パラメータ値の指定時に使用するいくつかの定数を定義します。
WPG_DOCLOADの定数は、次のとおりです。
-
NAME_COL_LEN
-
MIMET_COL_LEN
-
MAX_DOCTABLE_NAME_LEN
NAME_COL_LEN
文書表のNAME列には、name_col_lenと同じ値を設定する必要があります。
name_col_len CONSTANT pls_integer := 64;
MIMET_COL_LEN
文書表のMIME_TYPE列には、mimet_col_lenと同じ値を設定する必要があります。
mimet_col_len CONSTANT pls_integer := 48;
MAX_DOCTABLE_NAME_LEN
文書表の名前は、max_doctable_name_lenより短く指定する必要があります。
max_doctable_name_len CONSTANT pls_integer := 256;
274.2 WPG_DOCLOADサブプログラムの要約
WPG_DOCLOADパッケージは、1つのサブプログラム、DOWNLOAD_FILEプロシージャを使用します。
表274-1 WPG_DOCLOADパッケージのサブプログラム
| サブプログラム | 説明 |
|---|---|
|
ファイル、 |
274.2.1 DOWNLOAD_FILEプロシージャ
このダウンロード・ファイル・プロシージャには、3つのバージョンがあります。
-
最初のバージョンはファイルをダウンロードし、文書内のDOWNLOADプロシージャにより起動され、
p_filenameが文書表からクライアントのブラウザにダウンロードされようとしていることをPL/SQLゲートウェイに通知します。 -
2番目のバージョンは、どのプロシージャからも起動でき、
p_blobがクライアントのブラウザにダウンロードされようとしていることをPL/SQLゲートウェイに通知します。 -
3番目のバージョンは、どのプロシージャからも起動でき、
p_bfileがクライアントのブラウザにダウンロードされようとしていることをPL/SQLゲートウェイに通知します。
構文
WPG_DOCLOAD.DOWNLOAD_FILE( p_filename IN VARCHAR2, p_bcaching IN BOOLEAN DEFAULT TRUE);
WPG_DOCLOAD.DOWNLOAD_FILE( p_blob IN OUT NOCOPY BLOB); WPG_DOCLOAD.DOWNLOAD_FILE( p_bfile IN OUT BFILE);
パラメータ
使用上のノート
-
通常、ブラウザがキャッシュ内に要求された文書が保存されていることを示す'If-Modified-Since'ヘッダーをゲートウェイに送信しないかぎり、文書はブラウザにダウンロードされます。送信された場合は、ブラウザのキャッシュに保存されたコピーが最新のものであるかどうかをゲートウェイが判別し、最新のものであれば、このコピーを表示させることを指示するHTTP 304ステータス・メッセージをブラウザに送信します。ただし、文書URLおよび文書がPL/SQL Webゲートウェイにおいて必ずしも1対1の関係を構築しているとはかぎらないため、場合によっては、望んでいない文書のコピーが表示されることがあります。そのような場合には、
p_bcachingパラメータをFALSEに設定し、'If-Modified-Since'ヘッダーを無視し、文書をダウンロードするようゲートウェイに指示します。 -
ファイルにアクセスできるかどうか、存在しているかどうかをチェックするために最初にロケータが開かれるため、
p_bfileおよびp_blobはINOUTとして宣言されます。オープン操作は、ロケータが書込みおよび読取り可能である場合にのみ実行できます。