16.8 電子メール通知の詳細の構成

自動収集の完了後に、登録されている電子メール・アドレスに電子メールを送信するようにOracle Trace File Analyzerを構成します。

電子メールを送信するには、Oracle Trace Analyzerが実行されているシステムを構成します。通知が機能するように、ユーザーの電子メール・アドレスを使用して通知を構成する必要があります。

電子メール通知の詳細を構成するには:

  1. 特定のORACLE_HOMEに使用する通知電子メールを設定するには、コマンドにオペレーティング・システムの所有者を含めます。
    tfactl set notificationAddress=os_user:email
    次に例を示します。
    tfactl set notificationAddress=oracle:some.body@example.com
  2. すべてのORACLE_HOMEに使用する通知電子メールを設定するには、次のようにします。
    tfactl set notificationAddress=email
    次に例を示します。
    tfactl set notificationAddress=another.body@example.com
  3. tfactl set smtpを使用してSMTPサーバーを構成します。

    プロンプトが表示されたら、SMTPパラメータを設定します。

    表16-2 tfactl diagnosetfaコマンドのパラメータ

    パラメータ 説明

    smtp.host

    SMTPサーバーのホスト名を指定します。

    smtp.port

    SMTPサーバー・ポートを指定します。

    smtp.user

    SMTPユーザーを指定します。

    smtp.password

    SMTPユーザーのパスワードを指定します。

    smtp.auth

    認証フラグをtrueまたはfalseに設定します。

    smtp.ssl

    SSLフラグをtrueまたはfalseに設定します。

    smtp.from

    送信元メールIDを指定します。

    smtp.to

    受信者メールIDのカンマ区切りリストを指定します。

    smtp.cc

    CCメールIDのカンマ区切りリストを指定します。

    smtp.bcc

    BCCメールIDのカンマ区切りリストを指定します。

    smtp.debug

    デバッグ・フラグをtrueまたはfalseに設定します。

    注意:

    tfactl print smtpを使用して、現在のSMTP構成の詳細を表示できます。

  4. tfactl sendmail email_addressを使用してテスト電子メールを送信し、SMTP構成を検証します。

    重大なエラーが発生したことをOracle Trace File Analyzerが検出した場合は、次のように電子メール通知が送信されます。

    図16-1 電子メール通知

    図16-1の説明が続きます
    「図16-1 電子メール通知」の説明
  5. 通知電子メールを受信した後、次のようにします。
    1. 根本原因を特定するには、参照先の収集の詳細を調べます。
    2. 問題を修正できる場合は、問題の根本原因を解決します。
    3. 問題の根本原因がわからない場合は、Oracleサポートに対するSRを登録し、収集の詳細をアップロードします。