17.1 自動診断リポジトリのログおよびトレース・ファイルの管理

managelogsコマンドを使用して、自動診断リポジトリのログおよびトレース・ファイルを管理します。

-purgeコマンド・オプションにより、自動診断リポジトリで管理されているファイルを削除します。このコマンドは、診断先の「ALERT」、「INCIDENT」、「TRACE」、「CDUMP」、「HM」、「UTSCDMP」、「LOG」からファイルを消去します。-purgeコマンドは、ファイル・システムの領域での変更の詳細も示します。

診断先に多数のファイルが含まれていると、コマンドの実行に時間がかかります。対応するディレクトリから、進行中のファイルの削除を確認します。

ファイルを削除するには、対応する診断先に対するオペレーティング・システム権限を持っている必要があります。

自動診断リポジトリのログおよびトレース・ファイルを管理するには:

  1. 特定の時間よりも古いファイルのみに消去操作また表示操作を制限するには:
    $ tfactl managelogs -older nm|h|d Files from past 'n' [d]ays or 'n' [h]ours or 'n' [m]inutes
    次に例を示します。
    $ tfactl managelogs -purge -older 30d -dryrun 
    
    $ tfactl managelogs -purge -older 30d
  2. 削除されるファイルの数と解放される領域の量を推定するには、–dryrunオプションを使用します。
    次に例を示します。
    $ tfactl managelogs -purge -older 30d -dryrun
  3. ファイルを削除してディスク領域をクリーン・アップするには、次のようにします。
    次に例を示します。
    $ tfactl managelogs -purge -older 30d 
    
    $ tfactl managelogs -purge -older 30d –gi
    
    $ tfactl managelogs -purge -older 30d -database
    
  4. 個々の診断先の領域の使用状況を表示するには、次のようにします。
    次に例を示します。
    $ tfactl managelogs -show usage
    
    $ tfactl managelogs -show usage –gi
    
    $ tfactl managelogs -show usage -database
    

関連項目